JIS K 8121:2007 塩化カリウム(試薬)

JIS K 8121:2007 規格概要

この規格 K8121は、試薬として用いる塩化カリウムについて規定。

JISK8121 規格全文情報

規格番号
JIS K8121 
規格名称
塩化カリウム(試薬)
規格名称英語訳
Potassium chloride (Reagent)
制定年月日
1950年3月31日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6353-3:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1950-03-31 制定日, 1953-03-31 確認日, 1956-03-28 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-02-01 改正日, 1978-02-01 確認日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1995-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2007-01-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 8121:2007 PDF [12]
                                                                                   K 8121 : 2007

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 一般事項・・・・[1]
  •  4 種類・・・・[1]
  •  5 性質・・・・[1]
  •  5.1 性状・・・・[1]
  •  5.2 定性方法・・・・[2]
  •  6 品質・・・・[2]
  •  7 試験及び検査方法・・・・[2]
  •  7.1 特級・・・・[2]
  •  7.2 電気伝導率測定用・・・・[5]
  •  8 記録・・・・[5]
  •  9 容器・・・・[5]
  •  10 表示・・・・[5]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8121 pdf 1] ―――――

K 8121 : 2007

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申
出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
これによって,JIS K 8121:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8121 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8121 : 2007

塩化カリウム(試薬)

Potassium chloride (Reagent)

                                     KCl    FW : 74.55

序文

  この規格は,1987年に第1版として発行されたISO 6353-3,Reagents for chemical analysis−Part
3:Specifications−Second seriesを基に作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格の規定の一部に市場の
実態を反映していない部分があるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる塩化カリウムについて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)

3 一般事項

  試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。

4 種類

  種類は,特級及び電気伝導率測定用とする。

5 性質

5.1 性状

――――― [JIS K 8121 pdf 3] ―――――

2
K 8121 : 2007
塩化カリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノールに溶けにくい。

5.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料1 gに水200 mlを加えて溶かす(A液)。A液10 mlに硝酸(1+2)0.05 mlを加え,更に硝酸銀
溶液(20 g/l)1 mlを加えると白い沈殿が生じる。
b) 液を用いてJIS K 8001の5.29(炎色試験)(1)(アルカリ金属及びアルカリ土類金属試験法)によ
ると,紫が現れる。

6 品質

  品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値
特級 電気伝導率測定用
純度(KCl) 質量分率 % 99.5以上 −
純度(KCl)(500 ℃乾燥後) 質量分率 % − 99.9以上
水溶状 試験適合 試験適合
乾燥減量(110 ℃) 質量分率 % 0.1以下 0.1以下
pH(50 g/l,25 ℃) 5.08.0 5.08.0
臭化物 試験適合 試験適合
よう化物 試験適合 試験適合
りん酸塩(PO4) 質量分率 ppm 5以下 5以下
硫酸塩(SO4) 質量分率 % 0.002以下 0.002以下
窒素化合物(Nとして) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
ナトリウム(Na) 質量分率 % 0.02以下 0.02以下
銅(Cu) 質量分率 ppm 2以下 2以下
マグネシウム(Mg) 質量分率 % 0.002以下 0.002以下
カルシウム(Ca) 質量分率 % 0.002以下 0.002以下
バリウム(Ba) 質量分率 % 0.001以下 0.001以下
鉛(Pb) 質量分率 ppm 2以下 2以下
鉄(Fe) 質量分率 ppm 2以下 2以下

7 試験及び検査方法

7.1 特級

7.1.1  試験及び検査方法の条件並びに結果
試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,
必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法に
よって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
7.1.2 純度(KCl)
試料0.2 gを0.1 mgのけたまではかり,水50 mlを加えて溶かして,0.1 mol/l硝酸銀溶液で滴定する。指
示薬はウラニン溶液を用い,終点は,液の色が赤みを帯びる点とする。この場合,0.1 mol/l硝酸銀溶液1 ml
は,0.007 455 g KClに相当する。
7.1.3 水溶状

――――― [JIS K 8121 pdf 4] ―――――

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水溶状は,JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料2 gを用い,濁りの程度の適合限度標準は
JIS K 8001の5.2(1)(濁りの程度の適合限度標準)の(a)(澄明)を用いる。
7.1.4 乾燥減量(110 ℃)
乾燥減量は,JIS K 0067の4.1.4(操作)(1)(第1法 大気圧下で加熱乾燥する方法)による。この場
合,試料2 gを0.1 mgのけたまではかりとり,110 ℃で2時間乾燥する。
7.1.5 pH(50 g/l,25 ℃)
pHは,溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料溶液 試料5.0 gに二酸化炭素を含まない水を加えて溶かして100 mlにする。
b) 操作 JIS K 8001の5.5(pH)(2)(操作)による。
7.1.6 臭化物
操作及び判定は,次による。
a) 操作 試料1.0 gを共通すり合わせ試験管にとり,水5 mlを加えて溶かし,塩酸(2+1)3滴及びJIS
K 8848に規定するヘキサン1 mlを加え,p-トルエンスルホンクロロアミドナトリウム溶液3滴を振り
混ぜながら滴下する。
b) 判定 ヘキサン層に黄黄赤が現れない。Brとして約質量分率0.01 %以下である。
7.1.7 よう化物
操作及び判定は,次による。
a) 操作 試料2.0 gを共通すり合わせ試験管にとり,水10 mlを加えて溶かし,塩化鉄(III)溶液3滴及
びJIS K 8848に規定するヘキサン1 mlを加えて振り混ぜ,30分間放置し,再び振り混ぜる。
b) 判定 ヘキサン層に赤紫紫が現れない。Iとして約質量分率0.002 %以下である。
7.1.8 りん酸塩(PO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて溶かして20 mlにする。
b) 標準側溶液 りん酸塩標準液(PO4 : 0.01 mg/ml)1.0 mlに水を加えて20 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.13[りん酸塩(PO4)](1)(比色法)による。
7.1.9 硫酸塩(SO4)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに塩酸(2+1)0.3 ml及び水を加えて溶かして25 mlにする。
b) 標準側溶液 硫酸塩標準液(SO4 : 0.01 mg/ml)4.0 mlに塩酸(2+1)0.3 mlを加え,更に水を加えて
25 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.15[硫酸塩(SO4)](1)(比濁法)による。
7.1.10 窒素化合物(Nとして)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かして140 mlにする。
b) 標準側溶液 窒素標準液(N : 0.01 mg/ml)1.0 mlに水を加えて140 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.12[窒素化合物(Nとして)](4)(蒸留−インドフェノール青法)による。
7.1.11 ナトリウム(Na)
溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gを全量フラスコ100 mlにとり,水50 mlを加えて溶かした後,更に水を標線
まで加える(S液)。S液10 ml(試料量0.1 g)に水を加えて100 mlにする(X液)。

――――― [JIS K 8121 pdf 5] ―――――

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JIS K 8121:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

JIS K 8121:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8121:2007の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0067:1992
化学製品の減量及び残分試験方法
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8848:2012
ヘキサン(試薬)