この規格ページの目次
JIS R 9301-2-1:1999 規格概要
この規格 R9301-2-1は、アルミナ粉末の真密度の測定のためのピクノメーター法について規定。
JISR9301-2-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R9301-2-1
- 規格名称
- アルミナ粉末―第2部 : 物性測定方法―1 : ピクノメーター法による真密度
- 規格名称英語訳
- Alumina powder -- Part 2:Determination of physical properties -- 1:Absolute density by pyknometer method
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 901:1976(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 71.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS R 9301-2-1:1999 PDF [6]
R 9301-2-1 : 1999 (ISO 901 : 1976)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS R 9301は,次に示す部編成となっている。
第1部 : 試料−1 : サンプリング
第1部 : 試料−2 : 調製及び保存
第2部 : 物性測定方法−1 : ピクノメーター法による真密度
第2部 : 物性測定方法−2 : 安息角
第2部 : 物性測定方法−3 : 軽装かさ密度及び重装かさ密度
第3部 : 化学分析方法−1 : 乾燥減量の定量
第3部 : 化学分析方法−2 : 強熱減量の定量
第3部 : 化学分析方法−3 : アルカリ融解
第3部 : 化学分析方法−4 : 加圧酸分解
第3部 : 化学分析方法−5 : 酸化けい素 (IV) の定量
第3部 : 化学分析方法−6 : 酸化鉄 (III) の定量
第3部 : 化学分析方法−7 : 酸化チタン (IV) の定量
第3部 : 化学分析方法−8 : 酸化カルシウムの定量
第3部 : 化学分析方法−9 : 酸化ナトリウムの定量
第3部 : 化学分析方法−10 : 酸化ほう素の定量
第3部 : 化学分析方法−11 : ふっ素の定量
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS R 9301-2-1 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 9301-2-1 : 1999
(ISO 901 : 1976)
アルミナ粉末−第2部 : 物性測定方法−1 : ピクノメーター法による真密度
Alumina powder−Part 2 : Determination of physical properties-1 : Absolute density by pyknometer method
序文 この規格は,1976年に第1版として発行されたISO 901, Aluminium oxide primarily used for the
production of aluminium−Determination of absolute density−Pyknometer methodを基に,対応する部分につい
ては技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格の適用範囲に規定され
ていない内容を追加した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,アルミナ粉末の真密度の測定のためのピクノメーター法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を次に示す。
ISO 901 : 1976 Aluminium oxide primarily used for the production of aluminium−Determination of
absolute density−Pyknometer method
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8103 ジエチルエーテル(試薬)
JIS K 8271 キシレン(試薬)
JIS R 9301-1-2 アルミナ粉末−第1部 : 試料−2 : 調製及び保存
備考 ISO 802 : Aluminium oxide primarily used for the production of aluminium−Preparation and
storage of test samplesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 原理 アルミナ粉末を完全に脱ガスした後,ピクノメーター法によって真密度を測定する。
4. 試薬 この測定では,使用する試薬は次による。また,水は,JIS K 0557に規定するA3とする。
4.1 キシレン JIS K 8271に規定するキシレン
――――― [JIS R 9301-2-1 pdf 2] ―――――
2
R 9301-2-1 : 1999 (ISO 901 : 1976)
4.2 エタノール JIS K 8102に規定するエタノール(95)
4.3 ジエチルエーテル JIS K 8103に規定するジエチルエーテル(1)
注(1) 揮発分のないことを確実にするために,キシレンは定められた温度範囲内で蒸留する。
5. 装置 装置は通常の実験器具及び次のものを用いる。
5.1 ピクノメーター(付図1参照) 以下の構成のものを使う。
5.1.1 フラスコ1 すり合せガラスふた付き枝管6のあるもので,容量25mlのもの。
5.1.2 温度計2 すり合せガラス部でフラスコに取り付けることができるもので,温度表示範囲は15
25℃で0.1 ℃刻みの目盛付きのもの。
5.2 脱ガス及び充てん()器具(付図1参照) 容量50mlの枝管付き滴下形漏斗3で構成され,枝管
は,コック4を通して真空ポンプ(5.4)につながっている。この部分は,すり合せガラス部5によってフラ
スコ1にはめ込みできる。
5.3 恒温水槽 20℃±0.1℃に調節可能のもの。
5.4 真空ポンプ 1.33kPa以下の真空条件を保持できるもの。
5.5 水銀圧力計
6. 操作
6.1 総則
6.1.1 温度計と枝管のふたを付けたままピクノメーターをひょう(秤)量する。
6.1.2 常に0.000 1gのけた(桁)までひょう量する。
6.1.3 ピクノメーターに液を入れてあるときは,その温度を20℃±0.1℃に安定させる。
6.2 測定
6.2.1 ピクノメーターの質量の測定 ピクノメーター(5.1)をその付属品とともに,生ぬるいクロム硫酸で
注意して洗浄する。最初は水道水で,次に蒸留水とエタノール(4.2)で,最後にジエチルエーテル(4.3)で完
全に洗い流す。
装置を完全に乾燥した後,ひょう量する。m0は乾燥ピクノメーターの質量である。
6.2.2 ピクノメーターの体積の測定 ピクノメーター(5.1)を水で満たす。そして脱ガス装置(5.2)を通して,
真空制御の水銀圧力計(5.5)を挿入し,真空ポンプ(5.4)につなげる。ピクノメーターの枝管にふた6をかぶ
せ,コック4をゆっくりと開け,約15分間真空引きする。ピクノメーターの内壁から空気泡を離れさせる
ように,時折ピクノメーターの壁をたたく。ピクノメーターを大気圧に戻し,脱ガス装置(5.2)から外し,
温度計2を所定の場所に取り付ける。
ピクノメーターの温度をあらかじめ20℃±0.1℃に調節した恒温水槽中で安定させる。細く長いガラス管
を用いて側管に水を完全に満たす。ピクノメーターを恒温水槽から取り出し,流水で冷却する。次に側管
を共ずりのふた6で閉じる。そのピクノメーターを注意して乾かし,ひょう量する。
ピクノメーターの容積Vは,次の式による。
(m1m0 )
V
.0998 2
ここに, V : ピクノメーターの容積 (ml)
m0 : 乾燥ピクノメーターの質量 (g)
m1 : 脱ガス蒸留水で満たされたピクノメーターの質量 (g)
――――― [JIS R 9301-2-1 pdf 3] ―――――
3
R 9301-2-1 : 1999 (ISO 901 : 1976)
0.998 2 : 20℃の水の真密度 (g/ml)
6.2.3 キシレンの真密度測定 ピクノメーター(5.1)の質量を6.2.1によって測定した後,キシレン(4.1)を
入れる。6.2.2による脱ガス操作を行い,恒温水槽(5.3)中で温度を20℃±0.1℃に安定化させ,キシレンを
満たし,冷却後ひょう量を行う。
ひょう量はキシレンの蒸発を避けて,手早く行う。
ピクノメーターの体積Vに相当するキシレンの質量mxは,次の式による。
mx=m2−m0
ここに, mx : ピクノメーターの体積Vに相当するキシレンの質量 (g)
m0 : 乾燥ピクノメーターの質量 (g)
m2 : キシレンを満たしたピクノメーターの質量 (g)
キシレンの真密度 堰 次の式による。
mx/V
ここに, キシレンの真密度 (g/ml)
mx : ピクノメーターの体積Vに相当するキシレンの質量 (g)
V : ピクノメーターの体積 (ml)
6.2.4 試料のはかり取り量 JIS R 9301-1-2に規定する300℃±10℃で乾燥した測定用試料(乾燥試料)
の約10gを6.2.1によって質量をはかったピクノメーター(5.1)のフラスコ中に移す。次に全体をひょう量す
る。測定試料の質量meは,次の式による。
me=m3−m0
ここに, me : 測定試料の質量 (g)
m0 : 乾燥ピクノメーターの質量 (g)
m3 : ピクノメーターと試料の合計質量 (g)
6.2.5 アルミナ粉末の真密度の測定 測定試料(6.2.4)を入れたピクノメーターのすり合せを少量のキシ
レン(4.1)でぬらす。次に脱ガス装置(5.2)を挿入する。脱ガス装置を真空ポンプ(5.4)につなげ,真空に引き,
水銀圧力計で調節する。側管をふた6で閉め,コック4を丁寧に開ける。次に15分間真空引きする。コッ
ク4を閉め,試料がちょうど覆われるように,キシレンを滴下形漏斗3からゆっくり流し込む。真空ポン
プにまだつながっているコックを注意深く再開する。次にピクノメーターの壁面に付着した空気泡を離す
ため,時折壁をたたく(2)。
注(2) ピクノメーター中のキシレンと測定試料を共に入れたときは,超音波振動を使うと,キシレンに
つけたアルミナ粉末に含まれている空気を容易に放出できる。
次にピクノメーターのすり合せガラス栓までキシレン(4.1)を満たし,温度計2を挿入する。
あらかじめ20℃±0.1℃に調節した恒温水槽(5.3)中でピクノメーターの温度を安定させる。細長のガラス
管を用いて側管にキシレンを完全に満たす。ピクノメーターを恒温水槽から取り出し,流水でやや冷却す
る。次に側管を共ずりのふた6で閉じる。そのピクノメーターの外側を完全に乾かし,キシレンが蒸発し
やすいためすばやくひょう量する。
ピクノメーターに入れた測定試料とキシレンの質量の合計me+xは,次の式による。
me+x=m4−m0
ここで, me+x : ピクノメーター中の測定試料とキシレンの質量の合計 (g)
m0 : 乾燥ピクノメーターの質量 (g)
m4 : 試験試料を含み,キシレンで満たされたピクノメーターの質量 (g)
7. 計算 アルミナ粉末の単位ml当たりのグラム数で表した真密度 爰 次の式による。
――――― [JIS R 9301-2-1 pdf 4] ―――――
4
R 9301-2-1 : 1999 (ISO 901 : 1976)
me
x
(me mx) me x
ここで, アルミナ粉末の真密度 (g/ml)
me : 測定試料(6.2.4)の質量 (g)
mx : 体積Vのピクノメーターを満たすのに必要なキシレンの質量 (g)
me+x : ピクノメーターに入れた測定試料とキシレンの全質量 (g)
キシレンの真密度 (g/ml)
計算結果は,JIS Z 8401の規定によって小数点以下第2位に丸める。
8. 試験報告 試験報告書には,次の事項を含む。
a) 使用した規格
b) 結果及び計算方法
c) 定量中の特記事項
d) この規格又は引用規格に規定していない操作
付図1 ピクノメーター及び付属器具例
――――― [JIS R 9301-2-1 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS R 9301-2-1:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 901:1976(MOD)
JIS R 9301-2-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 71 : 化学技術 > 71.100 : 化学工業製品 > 71.100.10 : アルミニウム生産材料
JIS R 9301-2-1:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8103:2013
- ジエチルエーテル(試薬)
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISR9301-1-2:1999
- アルミナ粉末―第1部:試料―2:調製及び保存
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方