14
S 0023-2 : 2007
6 6 6 6 6 6
5 5 5 5 5
6064歳 5
4 4 4 4 4 4
官能量
3 3 3 3 3 3
2 2 2 2 2 2
1 1 1 1 1 1
0 0 0 0 0 0
1.15
0.9 1.8
1.5 2 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82 1.8
2
0.91.151.5 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82
6 6 6 6 6 6
5 5 5 5 5 5
6569歳
4 4 4 4 4 4
官能量
3 3 3 3 3 3
2 2 2 2 2 2
1 1 1 1 1 1
0 0 0 0 0 0
1.15
0.9 1.8
1.5 2 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82 1.8
2
0.91.151.5 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82
6 6 6 6 6 6
5 5 5 5 5
7074歳 5
4 4 4 4 4 4
官能量
3 3 3 3 3 3
2 2 2 2 2 2
1 1 1 1 1 1
0 0 0 0 0 0
1.15
0.9 1.8
1.5 2 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82 1.8
2
0.91.151.5 1.15
0.9 1.51.8 1.5
1.15 1.82
6 6 6 6 6 6
5 5 5 5 5 5
7579歳
4 4 4 4 4 4
官能量
3 3 3 3 3 3
2 2 2 2 2 2
1 1 1 1 1 1
0 0 0 0 0 0
1.15
0.9 1.8
1.5 2 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82 1.8
2
0.91.151.5 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82
6 6 6 6 6 6
80歳 5 5 5 5 5 5
4 4 4 4 4 4
官能量
3 3 3 3 3 3
2 2 2 2 2 2
1 1 1 1 1 1
0 0 0 0 0 0
1.15
0.9 1.8
1.5 2 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82 1.8
2
0.91.151.5 0.9
1.15
1.51.8 1.5
1.15 1.82
糸足なし・横 糸足あり・横 糸足なし・縦 糸足なし・横 糸足あり・横 糸足なし・縦
ボタンの外径(cm)
留める はずす
附属書1図 12 年齢層別及び要因別ボタンの大きさによる官能評価値の変化(男子)
――――― [JIS S 0023-2 pdf 16] ―――――
15
S 0023-2 : 2007
2.5.1 ボタンの大きさと官能評価
a) 留める 附属書1図10及び図11に示すように,0.9ボタンでは年齢一括でも,また,どの年齢層でも
評価点が1点から3点までの中にあり,留めにくいことが分かる。1.15ボタンの糸足なしでは年齢一
括で4点とやや高い評価であるが,糸足ありは評価が低い。1.5ボタンはどの要因も,どの年齢層も,
5点に近い高い評価となっており,5種のボタンのうち最も高い評価となっている。1.8及び2.0ボタ
ンでは要因によっては1.5ボタンよりやや高い評価もあるが,全体的には1.5ボタンより評価が下がる。
2.0ボタンでは,更に評価が下がっている。
b) はずす “はずす”も“留める”と同様に全体的には1.5ボタンの評価が高く,それより小さいボタ
ン,又は大きいボタンも評価が下がっている。また,1.5ボタン以上の大きいボタンでは,糸足ありの
方が“留める”より,“はずす”において評価が高い。
2.5.2 糸足の有無と官能評価 0.9ボタンから1.5ボタンまでは糸足なしの評価が高い。しかし,1.8ボタ
ンになると糸足ありの評価の方が糸足なしを上まわる。これは女子の場合と同様に,外径の大きいボタン
では,“留める”及び“はずす”において,ボタンの外径がボタンホールにそろ(揃)うまで身頃を引き寄
せる必要があり,その動作が加わることによって糸足なしではその評価が下がり,糸足ありでは糸足が助
けになって身頃の引き寄せ量が少なくなることから評価が高くなる。
全般に時間計測では,糸足なしより糸足ありが早く留められ(又は,はずされ)ているにもかかわらず,
官能評価では必ずしも高く評価されないのは,日常の自分のボタン留めはずしの時間のペースで,留めや
すさ,はずしやすさを判断していることによる。このことから,時間と官能評価との変化が連動しない現
象が必然的に生じている。
2.5.3 ボタンホールの方向と官能評価 縦穴は,1.15,1.5,1.8及び2.0ボタンの実験服にあけられてお
り,ボタンは糸足なしの付け方としている。したがって,糸足なしの4種類のボタンの横穴と比較すると,
“留める”及び“はずす”のいずれも横穴より縦穴の評価が低い。縦穴は意図しないでボタンがはずれる
可能性も高くなる。
2.5.4 年齢層別にみた官能評価 ボタンの大きさ別にみると,男子は加齢による官能評価の漸増,漸減の
傾向は弱い。年齢層別の附属書1図12をみると“留める”ではボタンの大きさによる官能評価の変化の
様相は,各年齢層ともほぼ同じ山形のパターンを示しており,1.5ボタンでは5点に近い高い評価となって
おり,それより小さいボタン,又は大きいボタンでは評価が下がっている。ただし,縦穴では年齢層でパ
ターンが異なり,70歳代前半で0.9ボタン,それ以外の年代層で1.15ボタンが4点に近い評価点で最も高
くなっている。日常ワイシャツなどで慣れている大きさであるためと推測する。
2.6 ボタンの留めにくい位置の調査結果 附属書1図13は,実験服ごとに留めにくい位置及びはずしに
くい位置を質問した結果のグラフである。圧倒的に袖口のボタンが留めにくいという回答であった。時間
計測でも多くの時間を要した位置である。対応としては,カフスの大きさの検討,糸足を付けるなどの工
夫が必要である。
前中心の第5ボタンにも9 %の“留めにくい”の回答があった。これは被験者の疲労を軽減するために
い(椅)座の状態で着衣実験を行ったため,位置の低い第5ボタンは腹部に当たって留めにくい状態にな
った被験者がいたことによる。
――――― [JIS S 0023-2 pdf 17] ―――――
16
S 0023-2 : 2007
第3ボタン 無回答
第1ボタン 2% 4%
2%
なし
4%第5ボタン
両袖
9%
第5ボタン
なし
両袖 第1ボタン
79% 第3ボタン
無回答
附属書1図 13 ボタンの留めにくい位置(男子)
2.7 お気に入りボタンの調査結果 官能検査の最後に,5種類のボタンのうちどれが一番気に入ったかを
質問した結果を,附属書1図14に示す。最も気に入ったボタンは,1.5ボタンで53 %である。しかし,
女子の70 %以上の集中には及ばない(附属書2図15参照)。1.15ボタンが24 %,1.8ボタンが17 %と
分散している。1.15ボタンは,日常着用のシャツボタンとして扱い慣れていることから,使いやすい大き
さと感じたものと分かる。
附属書1図 14 お気に入りボタンの大きさ(男子)
3. まとめ この実験から,男子高齢者の衣服の着用性を向上させるためのボタンの選択及び取付け方に
ついて,次に示すような結果と示唆が得られた。
− ペグボードテストでは,女子において明らかに表れた加齢に伴う所要時間の増加傾向が,男子の年齢
層別平均値ではごくわずかの漸増傾向はみられるものの顕著にはみられなかった。
− ボタンの大きさでは,女子と同じく“留める”及び“はずす”ともに1.5ボタンの所要時間が早く,
かつ官能評価が最も高い。また,1.5ボタンでは,各要因ともに同レベルの高い評価であった。
− 糸足の有無では,“留める”及び“はずす”ともに糸足ありが早い。官能評価では0.9ボタン及び1.15
ボタンの評価そのものは低いが,糸足なしの方が少し評価は高い。1.5以上のボタンの官能評価は全体
的に高く,糸足の有無はほぼ同じ評価値となっている。
− ボタンホールの方向では,全般的には縦穴の方が時間を要しており,その官能量も他の要因と比較す
ると低い。
――――― [JIS S 0023-2 pdf 18] ―――――
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S 0023-2 : 2007
− 加齢による変化は,留める時間及びはずす時間とともに加齢による増加傾向はみられるが,官能評価
では加齢による変化は明らかにはみられない。
− 留めにくい位置は,女子と同様に袖口が最も多い。
− 最も好ましいボタンは女子と同様に1.5ボタンであるが,女子ではごく少なかった1.15ボタンも24 %
を占めていた。
――――― [JIS S 0023-2 pdf 19] ―――――
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S 0023-2 : 2007
附属書1付表 1 フェースシート(男子)
実験日 年 月 日 チェックリスト
フェースシート 受付 *
被験者No. フェースシート *
名前 スナップ写真 *
生年月日 年 月 日 年齢 歳 計測点付け
現住所 基本人体計測
〒 体型写真
TEL ペグボードテスト *
スポーツ歴 過去 現在 留め具実験官能検査 *
上衣 S.M.L.LL.3L 三次元マーク点付け
購入既製服サイズ
下衣 S.M.L.LL.3L 三次元計測
備考 受付 *
* : チェック項目
人体基本計測 スナップ写真
No. 項目 計測値
1 チェスト * cm
2 バスト * cm
3 ウエスト(水平) * cm
4 ウエスト(ナチュラル) cm
5 ヒップ(セルロイド板) * cm
6 臀囲 * cm
7 上腕最大囲 cm
8 腕付け根囲 cm
9 前丈 cm
10 背丈 cm
11 後ろ丈 cm
12 袖丈 cm
13 身長 * cm
14 体重 * kg
* : 実施項目
――――― [JIS S 0023-2 pdf 20] ―――――
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JIS S 0023-2:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 61 : 被服工業 > 61.040 : かぶりもの.衣服の付属品.衣服の止め具
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具
JIS S 0023-2:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISL0110:2001
- 衣料パターンの表示記号
- JISL0112:2003
- 衣料の部分・寸法用語
- JISS0023:2002
- 高齢者配慮設計指針―衣料品