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S 4801 : 2018 (ISO/DIS 9994 : 2016)
5.2.3 5.2.1及び5.2.2の規定に適合した点火できるライターは,4.14.5に適合しなければならない。点
火しないライターは不合格としない。
5.3 燃料タンクの漏れ性
5.3.1 密閉したタンクをもつ注入式液体ライターは,6.6によって試験したとき,閉鎖部材を取り付ける
構造のものは,タンク及びその閉鎖部材から燃料の漏れがあってはならない。
5.3.2 注入式ガスライターは,6.6によって試験したとき,燃料タンクから1分間で15 mgを超えるガス
漏れが生じてはならない。
5.4 耐落下性
5.4.1 ライターは,6.8によって試験したとき,次による。
a) 燃料タンクの破砕・破裂があってはならない。
b) 自然点火が持続してはならない。
さらに,ガスライターについては,ガス漏れが1分間で15 mgを超えてはならない。
5.4.2 5.4.1の規定に適合した点火できるライターは,4.14.5に適合しなければならない。点火しないラ
イターは不合格としない。
耐落下性試験中にシールドが外れた場合は,それが使用できる状態であり,また,試験が続けられるよ
うであれば,再度取り付けて試験を継続してもよい。
5.5 耐熱性
5.5.1 ガスライター及び非吸収燃料が注入される密閉タンクをもつ液体ライターは,6.9によって試験し
たとき,破砕・破裂があってはならない。
注記 非吸収燃料が注入される密閉タンクをもつ液体ライターとは,通常,燃料が綿などの燃料吸収
材に吸収されることなく,液体状態で密閉タンクに貯蔵される液体ライターをいう。
5.5.2 この要求事項に適合した,点火できるライターは,23 ℃±2 ℃に安定させた後,4.14.5に適合
しなければならない。点火しないライターは不合格としない。
5.6 耐内圧性
ガスライターは,6.10によって試験したとき,試験中に圧力の急激な低下があってはならない。この細
分箇条は,液体ライターには適用しない。
5.7 耐火炎性
5.7.1 火炎の高さを最高に設定した調整式ガスライターは,芯の先端又はバーナーバルブ孔を水平から下
方に45°±5°の角度(図4参照)にした状態で支えたとき,危険な状態を引き起こすようないかなる燃
焼も起こさず,また,ライター部品の変形を起こすことなく,5秒間の燃焼に耐えなければならない。
5.7.2 次の種類のライターは,芯の先端又はバーナーバルブ孔を水平から下方に45°±5°の角度(図4
参照)にした状態で支えたとき,危険な状態を引き起こすような,いかなる燃焼も起こさず,更にライタ
ー部品の変形を起こすことなく10秒間の燃焼に耐えなければならない。
a) 液体ライター
b) 恒久的に火炎の高さを設定した非調整式ガスライター
c) 火炎の高さを50 mmに調整するか,又は50 mmより低い高さで最高の位置に調整されている調整式
ガスライター
全ての規定に適合した点火できるライターは,4.14.5に適合しなければならない。点火しないライタ
ーは不合格としない。
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図4−耐火炎性試験の試料の位置
5.8 耐繰返し燃焼性
次の種類のライターは,6.11によって試験したとき,これに耐えなければならない。
a) 液体ライター
b) 恒久的に火炎の高さを設定した非調整式ガスライター
c) 火炎の高さを50 mmに調整するか,又は50 mmより低い高さで最高の位置に調整されている調整式
ガスライター
全ての規定に適合した点火できるライターは,4.14.5に適合しなければならない。点火しないライタ
ーは不合格としない。
5.9 耐連続燃焼性
次の種類のライターは,6.12によって試験したとき,危険な状態を引き起こすことなくこれに耐えなけ
ればならない。
a) 液体ライター
b) 恒久的に火炎の高さを設定した非調整式ガスライター
c) 火炎の高さを50 mmに調整するか,又は50 mmより低い高さで最高の位置に調整されている調整式
ガスライター
6 試験方法
6.1 試料及び試験手順
6.1.1 試料
この試験に用いる試料は,特に規定がない限り新品の完成品で,正常に燃料を充したライターとし,
最初から構造上損傷がないものとする。
6.1.2 試験手順
試験手順は,附属書Aに規定する選択1又は選択2によって実施する。
6.2 火炎の高さの測定
6.2.1 装置
6.2.1.1 5 mm間隔で水平に目盛を付けた垂直に立つ不燃性の板。その板から少なくとも25 mm離れた所
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にライターを置き,基盤に支柱で取り付ける。
6.2.1.2 適切な不燃性材料で作られた,風の影響を受けない囲い。
6.2.2 手順
6.2.2.1 試験は,風の影響を受けない装置の中で行う。プリミキシングバーナーライターの場合,薄暗い
条件下で試験するのがよい。
6.2.2.2 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
6.2.2.3 火炎が上向きに垂直になるように支柱に試料を置く。
6.2.2.4 試料に点火して約1秒間置き,次に5秒間の燃焼の間に,ライターの後ろにある板の5 mm間隔
の目盛に最も近いところの火炎の高さを求める。
6.3 スピッティング及びフレアリング試験
6.3.1 一般
液体ライターは,この試験から除外する。
6.3.2 手順
6.3.2.1 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
6.3.2.2 調整式ライターの場合は,その最高の高さに火炎を調整する。
6.3.2.3 試料を点火し,5秒間スピッティングが生じないかを観察する。この場合,どのような状態で支
えてもよい。
6.3.2.4 その試料が不合格でない場合には,6.3.2.7の試験の前に23 ℃±2 ℃で最低5分間安定させる。
6.3.2.5 異なる試料を6.3.2.7に用いる場合,試料は,6.3.2.1によって安定させる。
6.3.2.6 自動調整式パイプライターは,6.3.2.76.3.2.12の手順を除外する。
6.3.2.7 垂直で上向きに火炎が出るようにライターを点火する。火炎の高さを測定し,更に手に持って水
平から下方に45°±5°の角度の状態(図5参照)にし,その間,平均又は安定した火炎の高さを測定す
る。次に,ライターの火を消し垂直の状態に戻す。
不合格 : 5秒間で安定した火炎の高さからの増加が50 mmを超える場合,又は4.2に規定する最高値
を超える火炎の高さがあった場合は,不合格とする。
6.3.2.8 6.3.2.7で試料が不合格でない場合には,6.3.2.106.3.2.12の試験の前に23 ℃±2 ℃で5分間安
定させる。
6.3.2.9 異なる試料を6.3.2.106.3.2.12の試験に用いる場合,試料は,6.3.2.1によって安定させる。
6.3.2.10 10秒間試料を逆さまに保持する。
6.3.2.11 火炎が垂直上方向に出るように試料を元の方向に戻し,試料を点火する。
6.3.2.12 5秒間の燃焼の間,火炎の高さを測定する。
不合格 : 安定した火炎の高さの変動が50 mmを超える場合,又は高さが4.2に規定する最高値を超え
る場合は不合格とする。
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火炎の高さは,l1とl2との和とする。
図5−フレアリング試験における火炎の高さ測定法
6.4 消火試験
6.4.1 装置
装置は,6.2.1による。
6.4.2 手順
6.4.2.1 試料を,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。試験は,薄暗い条件下で行うこと
が望ましい。
6.4.2.2 試料は,火炎が上向きに垂直に出るように,火炎の高さを測定する装置に置く。
6.4.2.3 点火後,調整式の試料は,4.5のb)又はe) に規定する火炎の高さに調整する。
6.4.2.4 火を消した後,少なくとも1分間放置する。
6.4.2.5 4.5のa),b),d) 又はe) に規定する時間点火し,その後,通常の方法で消火する。
6.4.2.6 消火後に発生する燃焼があれば,その時間を測定して記録する。
6.5 燃料適性試験
6.5.1 一般
この試験の目的は,ライターの構成部分が,製造業者が推奨する燃料に触れることによって劣化するか
どうか,又はこの試験に規定する燃料漏れを引き起こすかどうかを確認することである。
4.14.5の試験に用いたライターは,この燃料適性試験に用いてもよい。
6.5.2 装置
6.5.2.1 液体ライター用装置
6.5.2.1.1 容器 密閉可能な容器。
6.5.2.1.2 恒温槽 40 ℃±2 ℃を維持することができ,ガス又は蒸気が滞留しないように換気装置を備え
た恒温槽。
6.5.2.2 ガスライター用装置
6.5.2.2.1 恒温槽 40 ℃±2 ℃を維持することができ,ガス又は蒸気が滞留しないように換気装置を備え
た恒温槽。
――――― [JIS S 4801 pdf 14] ―――――
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6.5.2.2.2 温度計 35 ℃45 ℃の範囲で±1 ℃まで測定できるもの。
6.5.2.2.3 はかり 0.1 mgまで読み取ることができるもの。
6.5.3 手順
6.5.3.1 液体ライター
6.5.3.1.1 手順に従い,製造業者が推奨する燃料を試料に入れる。
6.5.3.1.2 試料が操作可能かどうかを確認するために,試料を点火する。
6.5.3.1.3 消火した試料を閉鎖部材及びカバーを開けたままで,密閉容器に入れる。
6.5.3.1.4 試料が燃料に浸せき(漬)するように製造業者の推奨する燃料を密閉容器に入れ,密閉する。
6.5.3.1.5 40 ℃±2 ℃の恒温槽で安定させる。
6.5.3.1.6 28日間密閉容器を恒温槽の中に入れる。
6.5.3.1.7 28日経過後,恒温槽から密閉容器を取り出し,更に密閉容器から試料を取り出す。
6.5.3.1.8 試料を完全に乾かす。
6.5.3.1.9 製造業者が推奨する燃料を試料に入れる。
6.5.3.1.10 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
6.5.3.1.11 あらゆる方向・位置において液体燃料の漏れを目視で確認する。
不合格 : いかなる漏れも不合格とする。
6.5.3.1.12 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。
6.5.3.1.13 点火しない試料は不合格としない。
6.5.3.1.14 この試験の再現性は試料の経年によるので,試料は新品のライターで行うのがよい。
6.5.3.2 ガスライター
6.5.3.2.1 40 ℃±2 ℃で恒温槽を安定させる。
6.5.3.2.2 試料を点火して燃料が空でないことを確認した後,28日間40 ℃±2 ℃に保持した恒温槽の中
に消火した試料を入れておく。
6.5.3.2.3 28日経過後,恒温槽から試料を取り出す。
6.5.3.2.4 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
6.5.3.2.5 試料が1分間で15 mgを超えるガス漏れをしているかどうかを,質量を測定し,判定する。
不合格 : 1分間で15 mgを超えるガス漏れは,不合格とする。液化燃料の入っていないライターも不
合格とする。
燃料タンクが全体又は部分的に透明なライターの場合,燃料タンク内の液化燃料が空かどうかは目視で
確認する。
6.5.3.2.6 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。点火しない試料は不合格としない。
燃料タンクが不透明な試料の場合は,6.5.3.2.7によって空かどうかの試験をする。
6.5.3.2.7 点火しない不透明な試料が空かどうかを決定するために,次の試験を行う。
a) 0.1 mgまで読み取ることのできるはかりで,試料の質量を測定する。
b) 燃料タンクを開放する(注入式でない試料の場合は,シーリングボールを押し込むか,又はバーナー
バルブを開放し,注入式ライターの場合は注入バルブを開放する。)。
c) 部品を付けて,試料の質量を再度測定する。
質量差が10 mg以内であれば試料は空である。
6.5.3.2.8 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。点火しない試料は不合格としない。
6.5.3.2.9 この試験の再現性は,試料の経年によるので,試料は新品の試料で行うのがよい。
――――― [JIS S 4801 pdf 15] ―――――
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JIS S 4801:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 9994:2016(IDT)
JIS S 4801:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.180 : 種々の家庭用及び商業用設備
JIS S 4801:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)