JIS S 4802:2018 多目的ライター―安全仕様 | ページ 4

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S 4802 : 2018 (ISO/DIS 22702 : 2016)
又は4.2に規定する最大値を超える火炎の高さがあった場合は,不合格とする。
図8−スピッティング及びフレアリング試験のための試料の位置(8.3.3.5参照)

8.4 消火試験

8.4.1  一般
この試験の目的は,多目的ライターが安全に消火することを確認することである。
8.4.2 試料
試料は,製造業者の仕様に従って燃料を入れた多目的ライターとする。
8.4.3 装置
装置は,8.2.2による,火炎の高さ測定のためのものと同一の装置を使用する。
8.4.4 手順
8.4.4.1 試料を,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。試験は,薄暗い条件の下で行うこ
とが望ましい。
8.4.4.2 多目的ライターを火炎の高さを測定する装置に置き,火炎を上方に垂直に向け点火し,適宜,4.5.1
4.5.3で規定している火炎の高さに調整し,続いて,消火して少なくとも1分間置く。次に,多目的ライ
ターを水平の姿勢から下方へ45°±5°の角度に向け,4.5.14.5.3に規定する時間だけ点火し,その後,
通常の方法で消火する。消火後に発生する燃焼があれば,その時間を測定して記録する。4.5.14.5.3に規
定する時間を超えてのアフターバーンは不合格とする。
8.4.4.3 消火試験を同一の試料で繰り返す必要がある場合,23 ℃±2 ℃の温度で少なくとも10時間置き,
再び安定させる。

8.5 耐落下性試験

8.5.1  一般
この試験の目的は,多目的ライターの硬質面への落下が燃料タンクの破損,自然点火の継続又は毎分15
mgを超える燃料漏れをもたらすかどうか,及びその後の安全な方法での操作を損なうかどうかを確認す
ることである。
8.5.2 耐落下性試験の意義
耐落下性試験は,多目的ライターの使用中に起こり得る落下に安全に耐える,多目的ライターの能力に
関する情報を提供する。

――――― [JIS S 4802 pdf 16] ―――――

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S 4802 : 2018 (ISO/DIS 22702 : 2016)
8.5.3 装置
8.5.3.1 コンクリート表面
8.5.3.2 高さ表示装置 コンクリート面から1.5 m±0.1 mの高さまで目盛が付いた測定器。
8.5.3.3 はかり 0.1 mgまで読み取ることができるもの。
8.5.4 試料
8.5.4.1 一般
試料は,未使用で完全な,正常に燃料を入れた多目的ライターとし,初めから構造的な損傷があっては
ならない。これらの耐落下性試験には,4.14.5に規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.5.4.2 試料1
試料は23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。また,火炎調整式多目的ライターの場合は,
火炎を最大の高さに調整する。
8.5.4.3 試料2
試料は−10 ℃±2 ℃で24時間置き,その後23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。火炎
調整式多目的ライターについては,火炎の高さを最高75 mmに調整する。
8.5.5 手順
8.5.5.1 試料を手放すときに,ノズルが上向き,下向き及び水平になるような三つの状態で,1.5 m±0.1 m
の高さからコンクリート面に自由落下させる。
8.5.5.2 各落下中,危険をもたらすような燃料タンクの破損,又は自然点火の継続に関し試料を観察する。
8.5.5.3 3回の落下の後,5分間以内に,漏れ速度が毎分15 mgを超えるかどうかを1分間にわたって測
定する。この量を超える燃料漏れは不合格とする。
8.5.5.4 8.5.5.18.5.5.3の試験に合格し,点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。
8.5.5.5 点火しない多目的ライターは,不合格としない。

8.6 耐熱性試験

8.6.1  一般
この試験の目的は,閉鎖部材を含む燃料タンクが高温に耐えられるかどうかを確認することである。
8.6.2 試験の意義
この試験は,閉鎖部材を含む燃料タンクが,毎分15 mgを超える燃料漏れ,及び燃料タンクの破損がな
く,また,多目的ライターがその後の安全な方法での操作が損なわれることなく,高温に耐える能力に関
する情報を提供する。試験後に液化燃料が空となった多目的ライターは,不合格とする。
8.6.3 装置
8.6.3.1 恒温槽 65 ℃±2 ℃の温度を維持することができ,ガス又は蒸気が滞留しないように換気装置
を備えた恒温槽。
8.6.3.2 温度計 ±2 ℃の精度で温度を計測できる測定装置。
8.6.3.3 はかり 0.1 mgまで読み取れるはかり。
8.6.4 試料
試料は,未使用で完全な,正常に燃料を入れた多目的ライターとし,初めから構造的な損傷があっては
ならない。この耐熱性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.6.5 手順
8.6.5.1 65 ℃±2 ℃で恒温槽を安定させる。
8.6.5.2 試料を点火して燃料が空でないことを確認した後,消火する。

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8.6.5.3 試料を,少なくとも4時間恒温槽の中に入れておく。
8.6.5.4 4時間後に試料を取り出し,23 ℃±2 ℃で最低10時間置き安定させる。ただし,24時間を超え
ない。
8.6.5.5 温度を安定させた後,質量を1分間測定して,燃料漏れが毎分15 mgを超えるかどうかを判定す
る。毎分15 mgを超える漏れは不合格とする。
8.6.5.6 燃料タンクの全て又は一部が透明の場合は,タンク内の液化燃料の確認を目視で行う。液化燃料
が残っていない場合は,試料が空であり不合格とする。
8.6.5.7 燃料タンクが不透明な場合は,試料を点火する。点火できる場合は,8.6.5.8によって試験する。
点火できない場合は,次による。
a) 0.1 mgまで読み取ることのできるはかりで,試料の質量を測定する。
b) 燃料タンクを開放する(注入式でない試料の場合は,シーリングボールを押し込むか,又はバーナー
弁を開放し,注入式の試料の場合は,注入バルブを開放する。)。
c) 全ての構成部品を装着して,試料の質量を再度測定する。
質量差が10 mg以内であれば,試料は空であり,不合格とする。
8.6.5.8 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。
8.6.5.9 点火しない,かつ,燃料が空でない試料は,不合格としない。

8.7 耐連続燃焼性試験

8.7.1  一般
この試験の目的は,多目的ライターが,火炎の有無にかかわらず,構成部品の持続的燃焼又は燃料タン
クの破損なしに2分間の連続燃焼に耐えられるかどうかを確認することである。
8.7.2 試料
試料は,未使用で完全な,正常に燃料を入れた多目的ライターとし,初めから構造的な損傷があっては
ならない。この耐連続燃焼性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた試料を用いてもよい。
8.7.3 装置
適切な不燃材で構成し,風の影響を与えない装置。
8.7.4 手順
8.7.4.1 火炎の高さを75 mm(又は75 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式
ポストミキシングバーナー多目的ライター,60 mm(又は60 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高
さ)に設定した調整式プリミキシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さを設定した非調
整式多目的ライターを試験する。
8.7.4.2 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
8.7.4.3 試料をノズルが水平から下方へ45°±5°の角度方向に向けて,点火し,2分間燃焼させる。
8.7.4.4 2分間の燃焼中に,8.7.1に規定する状態が一つでも出現した場合は不合格とする。
8.7.4.5 デュアルフレーム式の試料は,それぞれの種類の火炎において試験を実施する。
8.7.4.6 マルチフレーム式の試料は,それぞれの火炎において試験を実施する。

8.8 耐繰返し燃焼性試験

8.8.1  一般
この試験の目的は,多目的ライターが,各燃焼ごとに5分間の休止時間をおいて,20秒の燃焼時間を10
回繰り返し,これに耐えることができるかどうかを確認することである。

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8.8.2 耐繰返し燃焼性試験の意義
多目的ライターが,その後安全な方法での操作が損なわれることなく,この試験に耐えることができる
ことが重要である。
8.8.3 試料
試料は未使用で完全な,通常どおりに燃料を入れた多目的ライターとし,初めから構造的な損傷があっ
てはならない。この耐繰返し燃焼性試験には,4.14.5で規定する試験に用いた試料を用いてもよい。
8.8.4 手順
8.8.4.1 火炎の高さを75 mm(又は75 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高さ)に設定した調整式
ポストミキシングバーナー多目的ライター,60 mm(又は60 mmよりも低い場合は,調整できる最高の高
さ)に設定した調整式プリミキシングバーナー多目的ライター,又は恒久的に火炎の高さを設定した非調
整式多目的ライターを試験する。
8.8.4.2 試料を23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
8.8.4.3 試料を,ノズルが水平から下方へ45°±5°の角度の方向に向け,点火し,20秒間燃焼させる。
8.8.4.4 試料を消火して5分間放置する。
8.8.4.5 8.8.4.3及び8.8.4.4の操作を,更に,9回繰返し,合計10回試験する。
8.8.4.6 試料を23 ℃±2 ℃の温度で少なくとも10時間置き,安定させる。
8.8.4.7 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。
8.8.4.8 点火しない試料は,不合格としない。
8.8.4.9 デュアルフレーム式の試料は,それぞれの種類の火炎において試験を実施する。
8.8.4.10 マルチフレーム式の試料は,それぞれの火炎において試験を実施する。

8.9 燃料適性試験

8.9.1  一般
この試験の目的は,多目的ライターの構成部品が,製造業者が推奨する燃料に触れることによって劣化
して多目的ライターが空になるか,又は漏れ速度が毎分15 mgを超えるかどうかを確認することである。
8.9.2 試料
試料は未使用で完全な,通常どおりに燃料を入れた多目的ライターとし,初めから構造的な損傷があっ
てはならない。この燃料適性試験には4.14.5で規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.9.3 装置
8.9.3.1 恒温槽 40 ℃±2 ℃を維持することができ,ガス又は蒸気が滞留しないように換気装置を備え
た恒温槽。
8.9.3.2 温度計 35 ℃45 ℃の範囲で±1 ℃まで測定できるもの。
8.9.3.3 はかり 0.1 mgまで読み取ることができるもの。
8.9.4 手順
8.9.4.1 40 ℃±2 ℃の恒温槽で安定させる。
8.9.4.2 多目的ライターの燃料が空でないことを確認するために,各試料を点火してその後,消火する。
8.9.4.3 試料を,恒温槽の中に28日間置く。
8.9.4.4 試料を取り出して,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,安定させる。
8.9.4.5 温度を安定させた後1分間にわたって質量を測定して,燃料漏れが毎分15 mgを超えないかどう
か判定する。毎分15 mgを超える漏れは不合格とする。
8.9.4.6 燃料タンクの全て又は一部が透明の場合は,燃料タンク内の液化燃料の存在を目視で観察する。

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液化燃料が残っていない場合は,ライターが空であり不合格であることを示す。
8.9.4.7 燃料タンクが不透明な場合は,試料を点火する。点火可能な場合は,8.9.4.8で規定する試験を行
う。点火しない場合は,次による。
a) 0.1 mgまで読み取ることのできるはかりで,試料の質量を測定する。
b) 燃料タンクを開放する(注入式でない試料の場合はシーリングボールを押し込むか,又はバーナーバ
ルブを開放し,注入式の試料の場合は注入バルブを開放する。)。
c) 全ての構成部品を装着して,試料の質量を再度測定する。
質量差が±10 mg以内であれば,試料は空であり不合格とする。
8.9.4.8 点火できる試料は,4.14.5への適合を確認する。
8.9.4.9 点火しない,かつ,燃料が空でない試料は,不合格としない。

8.10 耐内圧性試験

8.10.1 一般
この試験の目的は,閉鎖部材を含む燃料タンクが異常に高い内圧に安全に耐えられるかどうかを確認す
ることである。
8.10.2 耐内圧性試験の意義
この試験は,閉鎖部材を含む燃料タンクが,55 ℃で発生する蒸気圧の2倍の内圧に耐える能力に関する
情報を提供する。
8.10.3 装置
3 MPaのゲージ圧を負荷することができる装置。
8.10.4 試料
試料は,燃料を全部抜き,構造的に損傷のない未使用の多目的ライターとする。この耐内圧性試験には,
4.14.5で規定する試験に用いた多目的ライターを用いてもよい。
8.10.5 手順
8.10.5.1 試験は,23 ℃±2 ℃で実施する。
8.10.5.2 燃料の種類及び化学成分が明らかな場合,試料に毎秒69 kPaを超えないように内圧を上昇させ,
55 ℃で発生する蒸気圧の2倍の内圧まで加える。試験中に圧力の急激な低下があるかどうかを観察する。
試験中に圧力の急激な低下がない場合,多目的ライター燃料のタンク及び閉鎖部材は合格とする。
8.10.5.3 燃料の種類及び化学成分が明らかでない場合,試料に毎秒69 kPaを超えないように内圧を上昇さ
せ,1.93 MPaに等しい内圧を試料に加える。試験中に圧力の急激な低下があるかどうかを観察する。
不合格 : 圧力の急激な低下があった場合,最大圧力を記録し,8.10.5.4によって試験する。
8.10.5.4 55 ℃における燃料の蒸気圧を決定するため,燃料の種類及び化学成分を明らかにするJIS K 2240
に従って,ガスクロマトグラフ分析を実施する。
不合格 : 8.10.5.3で記録された最大圧力が,ガスクロマトグラフ分析による55 ℃における2倍の蒸気
圧より低い場合は不合格とする。

8.11 燃料漏れ試験

8.11.1 一般
この試験の目的は,試料の注入バルブから危険な燃料漏れがないことを確認することである。
8.11.2 手順
注入式多目的ライターを空にして,製造業者が推奨する方法で,製造業者が推奨する燃料を注入する。
15分間以内に質量を測定して,漏れが毎分15 mgを超えないかどうかを判定する。この値を超える漏れは

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JIS S 4802:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/DIS 22702:2016(IDT)

JIS S 4802:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 4802:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK2240:2013
液化石油ガス(LPガス)