JIS T 1501:2022 パルス反射法超音波診断装置の性能試験方法通則

JIS T 1501:2022 規格概要

この規格 T1501は、超音波パルス反射法によるリアルタイム医用超音波画像診断装置の性能試験方法に関する基本的事項について規定。

JIST1501 規格全文情報

規格番号
JIS T1501 
規格名称
パルス反射法超音波診断装置の性能試験方法通則
規格名称英語訳
General methods of measuring the performance of ultrasonic pulse-echo diagnostic equipment
制定年月日
1984年7月1日
最新改正日
2022年2月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

11.040.55
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1984-07-01 制定日, 1989-10-15 確認日, 1995-05-15 確認日, 2005-03-25 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認日, 2022-02-25 改正
ページ
JIS T 1501:2022 PDF [14]
                                                                                   T 1501 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験に用いる測定機器及び測定用具・・・・[3]
  •  5 試験方法・・・・[4]
  •  5.1 測定の条件・・・・[4]
  •  5.2 測定方法・・・・[4]
  •  参考文献・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS T 1501 pdf 1] ―――――

           T 1501 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
電子情報技術産業協会(JEITA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,
日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これ
によって,JIS T 1501:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS T 1501 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
T 1501 : 2022

パルス反射法超音波診断装置の性能試験方法通則

General methods of measuring the performance of ultrasonic pulse-echo diagnostic equipment

1 適用範囲

  この規格は,超音波パルス反射法によるリアルタイム医用超音波画像診断装置(以下,超音波診断装置
という。)の性能試験方法に関する基本的事項について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。この引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS T 0601-2-37:2018 医用電気機器−第2-37部 : 医用超音波診断装置及びモニタ機器の基礎安全及び
基本性能に関する個別要求事項

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS T 0601-2-37:2018の箇条201.3(用語及び定
義)による。
なお,この規格の本文中で用いた太字は,この規格及びJIS T 0601-2-37:2018の箇条201.3(用語及び定
義)で定義した用語であることを示す。
3.1
エコー
被検体の音響的不連続部分又は音響的不均質部分から反射した超音波パルス
3.2
センシティビティタイムコントロール,STC(sensitivity time control)
深度の増加に伴うエコー信号の減衰を補正するため,増幅器の利得を送受信サイクルに同期して時間的
に変化させる手段
注釈1 タイムゲインコンペンセーション(TGC: time gain compensation)ともいう。
3.3
Mモード
走査面上の任意の線上の構造体の動きを,そのエコー信号強度の時間変化として表示する方法

――――― [JIS T 1501 pdf 3] ―――――

           2
T 1501 : 2022
3.4
音響作動周波数
空間ピーク及び時間ピーク音圧を示す位置の音圧スペクトラムにおいて,算出される主たる周波数
3.5
音響作動周波数帯域幅
音圧スペクトラムが,振幅の最大値から−3 dBになったときの周波数f1とf2との差
3.6
音響走査線
超音波断層像を形成するために行うエコー収集の直線状の基本単位
3.7
距離分解能
超音波断層面上で異なる深度にある二つのターゲットを,分離表示できる最小の距離
3.8
サンプルボリューム
超音波ビーム内で測定対象のドプラ信号に感度をもつ領域
3.9
視野
超音波断層像の表示領域
3.10
スペックルパターン
散乱エコーの干渉によって生じる画像パターン
3.11
スライス厚さ
超音波断層像に垂直な方向の超音波ビームの幅
3.12
生体組織近似材料
超音波の伝搬速度(音速),反射,散乱及び減衰の特性が,生体軟部組織の特性と同様な材料
3.13
走査面
音響走査線が平面上に配列される場合,その平面
3.14
超音波
人間の可聴域を超えた周波数(一般に,20 kHz以上)の音波
3.15
超音波断層像
超音波を用いて,被検体の断面を視覚化した像

――――― [JIS T 1501 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
T 1501 : 2022
3.16
超音波プローブ
超音波振動子及び/又は超音波振動子群で構成し,音響レンズ又は一体型スタンドオフのようなあらゆ
る不可欠な要素を含む,超音波診断装置の一部
注釈1 超音波プローブは,通常,超音波診断装置本体から分離することが可能である。
3.17
超音波プローブの公称周波数
製造業者が指定する超音波プローブの作動周波数
3.18
超音波ビーム
超音波プローブから放射された音響エネルギーが,指向性をもって空間を伝搬している様子
3.19
Bモード
エコー信号の強度分布に応じて輝度によって超音波断層像を表示する方法
3.20
パルス反射法
超音波パルスを被検体に放射し,エコー信号を得る方法
3.21
表示精度
被検体の真の位置に対する表示位置の精度
3.22
ファントム
装置の性能を測定するために使用する試験体
3.23
ファントム走査表面
試験時に超音波プローブで走査できるファントムの表面
3.24
ペネトレーション深度
超音波診断装置が画像化できる対象物の最大深度
3.25
方位分解能
超音波断層面上で深度方向に直交する方向にある二つのターゲットを,分離表示できる最小の距離

4 試験に用いる測定機器及び測定用具

  試験に用いる測定機器及び測定用具は,次による。
a) ハイドロホン 測定する周波数の範囲で平たんな周波数応答をもつハイドロホン
b) データ取得装置 測定する周波数を観測するのに適切な装置。例えば,オシロスコープ,スペクトラ

――――― [JIS T 1501 pdf 5] ―――――

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JIS T 1501:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 1501:2022の関連規格と引用規格一覧

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