JIS T 4203:2012 非観血式機械血圧計 | ページ 5

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T 4203 : 2012
附属書JD
(参考)
水銀柱式血圧計に添付する説明書に記載する事項(情報用)
JD.1 取扱説明及び注意事項
水銀柱式血圧計は,注意深く取り扱うものである。特に,計器を落としたり,水銀柱部分を損傷し得る
ような取扱いをすることを避けるように注意する。空気圧系に空気に漏れがないことを確認したり,また
水銀だめ及び水銀柱部分に,水銀を紛失する原因となるような損傷がないことを確認するために,定期的
な確認を行う。
JD.2 水銀を取り扱うときの健康及び安全性
水銀に触れると,重大な毒性の影響を受けることがある。水銀を吸収すると,神経精神病的な障害を起
こしたり,また極端な場合には,ネフローゼになることがある。それゆえ,水銀柱式血圧計の保守を行う
場合には,予防処置を講じる。
この計器を洗浄又は修理する場合には,水平に対して約10°で操作者から離れていくように傾斜してい
る滑らかで不浸透性の表面を備えた容器に計器を入れ,後方から水を満たす。皮膚に直接触れることを避
けるために,適切な手袋(例えば,ゴム製)を着用する。作業は換気のよい室で行い,蒸気の摂取及び吸
入を避ける。
修理は,計器を適切な詰め物とともにこん(梱)包し,堅ろう(牢)な容器に入れて封印し,専門家の
修理業者に返送する。水銀を含有する計器を修理する部署では,高い規格の職業的衛生状態を維持するこ
とが重要である。血圧計を修理している個人には,長期にわたる水銀の吸収が発生することが知られてい
る。
JD.3 水銀のこぼれ
こぼれた水銀を処理する場合には,ゴム製の手袋を着用する。長期にわたる水銀の蒸気の吸入を避ける。
収集するのを助けるために放出式の真空システムを使用してはならない。
こぼれた水銀の小滴を全て集めて小さな球にし,全ての水銀を直ちに容器に移す。それからその容器に
封をする。回収した水銀は,廃棄物として各自治体の指示によって処分する。実行可能な範囲でできるだ
け多くの水銀を除去した後,汚染された表面を,薄いのり(糊)になるように,等量の水酸化カルシウム
と粉末硫黄とを混合したもので作られている洗剤で処理する。汚染された表面全体にこののり(糊)を適
用して,乾燥させる。24時間後に,清浄な水で表面を洗う。その区域を乾燥させて換気する。
JD.4 水銀柱式血圧計の管の洗浄
水銀柱式血圧計から最良の結果を得るためには,水銀柱式血圧計の管を規則正しい間隔で洗浄する(例
えば,推奨されている保守計画)。これによって,水銀が管を自由に上下に移動でき,カフ内圧力に変化に
対して迅速に応答することが保証できる。
洗浄中は,衣服の汚染を避けるために注意を払う。水銀で汚染された材料は,廃棄物容器に捨てる前に,
密封できる袋に入れて封をする。

――――― [JIS T 4203 pdf 21] ―――――

                                                                  附属書JE
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS T 4203:2012 非観血式機械血圧計 OIML R 16-1:2002 Non-invasive mechanical sphygmomanometers
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異
国際規格 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 非観血式血圧測定 1 非観血式血圧測定に用 変更 四肢に限定。
対応国際規格では,“四肢で測
囲 に用いる機械式血 いる機械式血圧計及び 定する装置に限らない。”とし
圧計及び附属品。四 附属品。四肢で測定する ているが,この規格では,四
肢で測定する装置 装置に限らない。 肢への適用に限定した。
に適用。
3 用語及 血圧計の要素及び 2 血圧計の要素及び特定 削除 この規格で引用しない語句を この規格で引用しない語句を削除し
び定義 特定な医療用語な な医療用語などの定義。 削除した。 た。
どの定義。 実質的な差異なし。
6 最大許 圧力表示の許容誤 5.1.1 アネロイド式血圧計の 変更 現行特定計量器検定検査規則 アネロイド式血圧計の目量2 mmHg
容誤差及 差 最大許容誤差は±0.4 の検定公差±0.5 kPa(±4 において,器差検定における視認誤
び定格動 kPa(±3 mmHg) mmHg)に合致させた。 差によるばらつきを考慮した。
作条件
6.1 最大
許容誤差
7 計量範 測定範囲 6.3.1 測定範囲 変更 対応国際規格は,0から少な 国内生産現状に合わせた。次回見直
囲及び目 くとも35 kPa(260 mmHg)ま し時に提案などを検討する。
盛 で広がっていることに対し
7.1 計量 て,335 kPa(20260 mm
範囲 Hg)を含む。水銀柱式血圧計
T4
にあっては,333 kPa(20
20
250 mmHg)を含むこととし
3 : 2
た。
0 1
1
2
0

――――― [JIS T 4203 pdf 22] ―――――

                                                                                                                                              T4
1
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差異
0
2
国際規格 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
03
番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 の評価
12
7.3 目盛 目盛,目幅,目盛線 6.3.2.4 目盛間隔は1.0 mm以上 変更 目幅は,0.7 mm以上 国内生産現状に合わせた。JISの7.3
に図1を作成した。
8 性能 保管環境許容差 5.1.2 許容差は最大許容誤差 変更 6.1の最大許容誤差に整合さ 目量2 mmHgにおいて,視認誤差に
8.3 アネロ と同じ±0.4 kPa(±3 せ,器差は±0.5 kPa(±4 よるばらつきを考慮した。
イド式血 mmHg) mmHg)
圧計
8.3.2 保管
環境
9 構造 水銀柱の内径,携帯 6.4 水銀柱の内径は,3.5 mm変更 水銀柱の内径は,3.0 mm以上 国内生産現状に合わせた。次回見直
9.2 水銀柱性,水銀の品質,目 以上。 し時に提案などを検討する。
式血圧計 盛板 前記以外はJISの9.2と
9.2.1 水銀 同じ。
柱の内径
9.3 アネロ − − 追加 国内生産現状に合わせた。次回見直
イド式血 し時に提案などを検討する。
圧計
9.3.1 指針
の始点
9.3.3 指針 アナログ指示機構 6.5.3 針と目盛板との距離は2 変更 指針先端と目盛板との距離 国内生産現状に合わせた。次回見直
mm以下 は,回転中心から指針先端ま し時に提案などを検討する。
での距離が,40 mm以下のも
のは2 mm以下。
40 mmを超えるものは1/20。
1/20の数値が10 mm以上のも
のは10 mm以下とした。

――――― [JIS T 4203 pdf 23] ―――――

     (I)   JISの規定                (II)     (III)国際規格の規定            (IV)   JISと国際規格との技術的差異の箇条(V)   JISと国際規格との技術的差異
国際規格 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
附属書JA 計量法によるアネ − − 追加 計量法の引用規定 現行計量法に合わせた。次回見直し
(規定) ロイド型血圧計 時に検討する。
附属書JB 検定 − − 追加
(規定)
附属書JC 使用中検査 − − 追加
(規定)
附属書JD
(参考)
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : OIML R 16-1:2002,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
T4 203 : 2
0 1
1
2
0

JIS T 4203:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R16-1:2002(MOD)

JIS T 4203:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 4203:2012の関連規格と引用規格一覧