JIS T 8108:2020 作業靴 | ページ 4

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T 8108 : 2020
を取扱説明書に明記し,作業靴は中敷を入れた状態で使用されなければならず,中敷の交換は,当該作業
靴と同じ靴メーカが供給する同等のものに限られることを,警告しなければならない。
作業靴が中敷なしで供給された場合には,試験が中敷を入れない状態で実施されたことを取扱説明書に
明記し,中敷を装着した場合は,導電靴,静電気帯電防止靴などの電気特性に影響を与えるおそれがある
ことを,警告しなければならない。

――――― [JIS T 8108 pdf 16] ―――――

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附属書A
(規定)
ハイブリッド作業靴
A.1 一般
ハイブリッド作業靴は,A.2A.4に示す要件を満たさなければならない。
A.2 領域A
ハイブリッド作業靴の下側部分である領域Aに関しては,漏れ防止性(5.3.8参照)を除いて,クラス
IIに関する要件(表4参照)を満たさなければならない。
A.3 領域B
足首より上の部分に当たる領域Bで甲被部分を拡張する素材は,該当する甲被材に応じて5.4.3,5.4.4
及び5.4.5の要件を満たさなければならない。
A.4 耐水性
ハイブリッド作業靴の耐水性は,6.2.2の要件を満たさなければならない。図A.1の水の深さHは,80 mm
以上でなければならない。
1 地面
2 高分子材料(又はゴム)の上端の最も低い箇所
3 領域A
4 領域B
H 水の深さ
図A.1−ハイブリッド作業靴のデザイン

――――― [JIS T 8108 pdf 17] ―――――

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附属書JA
(参考)
作業内容に対応する作業靴の選択方法について
JA.1 一般
この規格では,作業用途による種類として耐踏抜き作業用,耐滑作業用,耐切創作業用,電気絶縁作業
用又は耐熱作業用のうちの一つ以上を選択することを条件に基本要件として規定している。また,付加的
要件として,かかと部の衝撃エネルギー吸収性,耐水性(クラスIの場合),甲被の耐燃料油性,表底の耐
高熱接触性及び表底の耐燃料油性を規定している。これらの特殊要件を必要とする作業について,その特
殊作業用途に対する必要な要件を参考として表JA.1に示す。
表JA.1−特殊作業用途に対応する作業靴の選択
特殊作業用途 推奨される作業靴の要件 選択時の留意事項
作業場所の床面に突起物がある場合耐踏抜き性 耐踏抜き性には限界があるため,飛び降りな
どはしてはならない。
長時間の立作業又は歩行作業があるかかと部の衝撃エネルギーかかと部の衝撃エネルギー吸収性は,疲労防
場合 吸収性 止に有効である。
作業場所の床面が滑りやすい場合 耐滑性 耐滑性の程度は動摩擦係数で規定されてお
り,水,油場の滑りには参考となるが,氷,
粉のある床面では動摩擦係数が高い作業靴で
あっても滑る危険があるため,使用する場合
には耐滑性の効果を確認してから使用するこ
とが望ましい。
作業場所で水を使用する場合,又は耐水性 クラスIの革製作業靴には限界があり,完全な
水場若しくは雨天作業の場合 耐水性を望む場合は,クラスIIの総ゴム製又
は総高分子製作業靴の着用を推奨するが,近
年透湿フィルムを靴内部に貼って耐水性を向
上させたクラスIの革製作業靴もあり,用途に
応じて選択することが望ましい。
作業で刃物を使用する場合,又は鋭耐切創性a) 一般的にゴムよりも繊維層をもつ革の方が耐
利な突起物のある場所で作業する場 切創性は良いので,クラスIの革製作業靴を選
合 択することが望ましい。
変電所,高圧鉄塔の下などの強電界導電性 導電靴は,強電界下の人体帯電を防止する用
において作業する場合 途で使用する靴であり,感電のおそれのある
作業には使用してはならない。
有機溶剤,ガスの取扱い,半導体の静電気帯電防止性b) 作業場所の環境で取り扱う物質の最小着火エ
取扱いなど,体に静電気がたまるこ ネルギーに応じて,特種静電靴及び一般静電
とによって爆発又は電子素子の破壊 靴を選択する。
が生じる危険性がある場合 また,特に電子部品の取扱いでは作業場所の
湿度環境に応じて,C1,C2又はC3を選択す
ることが望ましい。
低中電圧での作業で,感電の危険 絶縁性 電気的等級によってI-0及びI-00があるため,
性がある場合 用途による使用電圧の確認が必要である。
炉前作業などの床面の温度が150 ℃靴底の高温熱伝導性(耐熱靴内部の足の下の温度が40 ℃を超えると,作
以上の高温となる場所で作業する場靴の選定) 業を続けることで低温やけどの危険性がある
合 ので,一定時間で作業を止め,靴内部を冷や
さなければならない。

――――― [JIS T 8108 pdf 18] ―――――

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表JA.1−特殊作業用途に対応する作業靴の選択(続き)
特殊作業用途 推奨される作業靴の要件 選択時の留意事項
冷蔵庫,冷凍庫内の作業などの床面靴底の低温熱伝導性(防寒長時間足が低温状態で作業していると,霜焼
の温度が極めて低温な場所で作業す靴の選定) けなどの症状が生じる場合があるので,一定
る場合 時間で作業を止めなければならない。
床面の温度が80 ℃以上の高温とな 表底の耐高熱接触性(ポリ表底にポリウレタンを使用した作業靴では熱
る場所での作業 ウレタンの使用は注意) による靴底の溶解,変形,又は耐久性の低下
が生じるおそれがあるので,使用する場合は
靴底の変化に注意を払うことが望ましい。
作業場所で有機溶剤又は薬品を使用甲被及び表底の耐燃料油性甲被及び表底に耐燃料油性があっても全ての
する場合 溶剤,薬品に耐性があるわけではないので,
使用に当たって,溶解,変色などの劣化の兆
候が見えた場合は,直ちに使用を中止する。
注記 あくまで作業靴としての選択方法であり,つま先部の防護性能はないので注意。
注a) IS T 8125-3参照。
b) IS T 8103参照。

――――― [JIS T 8108 pdf 19] ―――――

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T 8108 : 2020
附属書JB
(参考)
作業靴の各部の名称
JB.1 革製(一層底)作業靴
革製(一層底)作業靴の各部の名称を,図JB.1に示す。
番号 名称 番号 名称
1 甲被(先革) 9 つま先保形材
2 甲被(腰革) 10 先裏
3 はとめ 11 腰裏
4 市革 12 中敷
5 月形芯 13 べろ
6 中物 14 踏まず芯
7 表底(かかとを含む。) 15 靴ひも
8 中底 16 かかと芯
図JB.1−革製(一層底)作業靴の例
JB.2 革製(重層底)作業靴
革製(重層底)作業靴の各部の名称を,図JB.2に示す。

――――― [JIS T 8108 pdf 20] ―――――

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JIS T 8108:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 20347:2012(MOD)

JIS T 8108:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 8108:2020の関連規格と引用規格一覧