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T 8165 : 2018
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS T 8165:2018 墜落制止用器具 ISO 10333-1:2000,Personal fall-arrest systems−Part 1: Full-body harnesses及びAmendment 1:2002
ISO 10333-2:2000,Personal fall-arrest systems−Part 2: Lanyards and energy absorbers
ISO 10333-5:2001,Personal fall-arrest systems−Part 5: Connectors with self-closing and self-locking gates
ISO 10333-6:2004,Personal fall-arrest systems−Part 6: System performance tests
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差異
規格番号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 墜落制止用器具 ISO 10333-1 1 装着する作業者の総質量 追加 ISO規格は要素ごとに区分し,作ISO規格とJISとの規格体系が異な
及び関連附属器 ISO 10333-2 を,100 kgまでとして,フ 業者の総質量が100 kgまでを対 るが,フルハーネス型に関しては実
具について規定 ISO 10333-5 ルハーネス型墜落制止用 象とした規定としているのに対 質的な差異はない。
ISO 10333-6 器具を要素別に規定 し,JISは墜落制止用器具の要素我が国の国内事情として,フルハー
ネス型を原則とするが,墜落時にフ
を包括した一つの規格とし,この
箇条では作業者の総質量まで及 ルハーネス型の墜落制止用器具を
んでいない。 着用する者が地面に到達するおそ
JISでは胴ベルト型及び関連附 れのある場合などの対応として,胴
属器具を含んだ規定としている。
ベルト型が認められているので,
JISではこれも規定に入れている。
3 用語及び 3.1 用途に関す ISO 10333-1 3 フルハーネス型墜落制止 追加 JISではワークポジショニング 我が国の国内事情として,JISでは
定義 る用語 ISO 10333-2 用器具を要素別に定義 ISO規格にない胴ベルト型の墜落
用器具を含んだ定義としている。
ISO 10333-5 制止用器具及び関連附属器具につ
ISO 10333-6 いて規定しているため,関連する用
語及び定義を追加している。
JISでは日本独自の巻取器について
規定しているため,関連する用語及
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び定義を追加している。
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JISではランヤードの定義を旧規格
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に規定されたとおりとした。
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(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差異
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規格番号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
65 : 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
18
3 用語及び 3.2 部品に関す 追加 JISでは巻取器,胴ベルト型,ワ
定義 る用語 ークポジショニング用器具など
(続き) を含んだ定義としている。
JISではショックアブソーバ,コ
ネクタなどを含んだものをラン
ヤードと定義している。
3.3 墜落制止用 追加 JISではワークポジショニング
器具に関する用 を定義している。
語
3.4 墜落制止用 追加 JISでは胴ベルト型の性能に関
器具の性能に関 する砂のうを定義している。
する用語
4 種類及び 4.1 種類 ISO 10333-1 4 フルハーネス型墜落制止 追加 JISでは巻取式ランヤード,胴ベJISでは日本独自の巻取式ランヤー
墜落制止用 ISO 10333-2 用器具を要素別に規定 ルト型及び関連附属器具を規定 ド,胴ベルト型墜落制止用器具及び
器具の使用 ISO 10333-5 している。 関連附属器具について規定してい
条件 ISO 10333-6 るため,関連する種類を追加してい
る。
追加 JISではランヤードをタイプ1と JISではランヤードをショックアブ
タイプ2とに規定している。 ソーバを含んだものとしたので,シ
ョックアブソーバの種別によって
ランヤードをタイプ分けした。
ISO 10333-1 4.2 フルハーネスについて分 変更 ISO規格は墜落制止用のほかの ほかの用途別のフルハーネスは,普
類 用途別のフルハーネスも規定し 及度合いを参考に,次回改正時に検
クラスA : 墜落制止用 ているが,JISではフルハーネス討する。
クラスD : 緩降用 型の用途は墜落制止用だけを規
クラスE : 狭所接近用 定している。
クラスP : 身体保持用など
4.2 墜落制止用 − − − 追加 墜落制止用器具の使用条件を規 我が国の国内事情としての使用条
器具の使用条件 定している。 件を追加している。
――――― [JIS T 8165 pdf 47] ―――――
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(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差異
規格番号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
5 構造,形 5.1 構造一般 ISO 10333-1 4 胴ベルト型の墜落制止用 削除 ISO規格のフルハーネスは,墜落JISにある胴ベルト型の墜落制止用
状及び寸法 5.2 各種の構造 ISO 10333-2 器具及び関連附属器具が 制止以外の用途のものまで規定 器具及び関連附属器具以外,基本的
5.3 各部の構造 ISO 10333-5 規定されていないこと以 しているのに対し,JISでは墜落な内容に差異はない。
外,JISとほぼ同じ 制止用だけのフルハーネス型を ほかの用途別のフルハーネスは,普
規定している。 及度合いを参考に,次回改正時に検
追加 JISではほかに胴ベルト型及び 討する。
関連附属器具も含めている。
追加 JISではほかに巻取器及びロッ
ク装置付き巻取式ランヤードも
含めている。
5.4 ランヤード, 追加 JISではほかにB種に用いるラン
補助ロープ及び ヤード,ワークポジショニング用
ワークポジショ ロープ及び補助ロープの構造及
ニング用ロープ び寸法を規定している。
の構造及び寸法
5.5 各部の接続 − − 追加 JISではほかにランヤードとベ 我が国の国内事情として,旧規格に
方法 ルトとの環などを用いない接続 規定された胴ベルト型におけるラ
を規定している。 ンヤードとベルトとの環などを用
いない接続を規定することとした。
6 性能 6.1 墜落制止用 ISO 10333-1 4.6 フルハーネスは15 kNの静変更 ISO規格の15 kNに対し,JISは 逆方向で落下したときの衝撃荷重
器具の強さ 荷重に耐えることと規定 フルハーネスの順方向引張では は,順方向で落下したときに比べ,
15.0 kN以下,逆方向引張では 低い値となるので,EN規格に従う
10.0 kN以下の力で破断してはなこととした。
らないとしている。
− − 追加 JISではバックルによる結合部 我が国の国内事情として,旧規格に
の強さを規定しているが,ISO規規定されたバックルによる結合部
格では規定していない。 の強さを規定することとした。
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――――― [JIS T 8165 pdf 48] ―――――
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(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差異
1
規格番号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
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6 性能 ISO 10333-2 4.2 変更
ランヤード(ショックアブ ISO規格の22 kNに対し,JISで ISO規格に適合させるとランヤー
(続き) ソーバ及びコネクタは含 はタイプ1にあっては15.0 kN以 ド及び巻取器が大形化し,作業性を
まない)は22 kNの荷重に 下,タイプ2にあっては22.0 kN 損なうことによって,かえって労働
耐えることと規定 以下の力で破断してはならない 災害を誘発するおそれがあること
としている。 から,タイプ1にあっては15.0 kN
以下とした。
4.3 ショックアブソーバは,2変更 ISO規格の2 kN(40 mm以下) 解離荷重に対する技術的差異はな
kNの荷重を加えたとき40 に対し,JISでは1.5 kNで作動しい。
mm以上伸びないこと,ま てはならないとしている。
た,タイプ1にあっては 変更 ISO規格のタイプ1にあっては ショックアブソーバの衝撃荷重は,
22 kN,タイプ2にあって 22 kNに対し,JISではタイプ1,タイプ1にあっては4.0 kN以下,
は15 kNの荷重に耐えるこ タイプ2共に15.0 kN以下の力で タイプ2にあっては6.0 kN以下と
とと規定 規定しており,ISO規格に適合させ
破断してはならないとしている。
るとタイプ1のショックアブソー
バが大形化し,かえって労働災害を
誘発するおそれがあることから,タ
イプ1,タイプ2共に15.0 kN以下
とした。
ショックアブソーバに対 削除 ISO規格では環境試験がオプシ 構造規格において,タイプ1は4.0
して,環境試験が要求性能 kN以下と規定されているが,ISO
ョン試験として,要求性能を緩和
を緩和して規定 して規定されているが,JISでは規格では湿試験が5.0 kN以下,寒
規定していない。 条件試験及び湿寒条件試験が6.0
kN以下とされている。環境試験は
必須ではなく,また,構造規格に適
合しないのでこの規格では削除し
たが,次回改正時に検討する。
− − 追加 JISでは巻取器及びロック装置 JISでは日本独自の巻取器及びロッ
付き巻取式ランヤードについて ク装置付き巻取式ランヤードにつ
規定している。 いて規定しているため,関連する性
能を追加している。
――――― [JIS T 8165 pdf 49] ―――――
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T 8165 : 2018
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差異
規格番号 ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
6 性能 ISO 10333-5 4.2 外れ止め装置の耐力試験 変更 ISO規格の1分間保持に対し, 我が国の国内事情として,荷重の保
(続き) (縦荷重)を,1分間1 kN JISは荷重を負荷して保持する 持は性能確認ができればよく,1分
の荷重に耐えることと規 間保持は規定しない。
際は,要求される性能が確認でき
定 るまで保持するとしている。
外れ止め装置の耐力試験 削除 ISO規格の1分間1.5 kN保持に 我が国の国内事情として,タイプ1
変更
(横荷重)を,1分間1.5 kN 対し,JISはタイプ1は規定せず,
は横荷重が加わる使用方法ではな
の荷重に耐えることと規 タイプ2は1.5 kNの荷重を,要 いので,縦荷重だけを規定する。ま
定 求される性能が確認できるまで た,荷重の保持は性能確認ができれ
保持するとしている。 ばよく,1分間保持は規定しない。
4.3 コネクタの全長方向の強 変更 ISO規格の20 kNに対し,JISは ISO規格への適合に伴う重量増加
さを,1分間20 kNの荷重 タイプ1にあっては11.5 kN以 によって,かえって労働災害を誘発
に耐えることと規定 下,タイプ2にあっては20.0 kN するおそれがあることから,タイプ
以下の力で破断してはならない 1は旧規格に規定された値の11.5
としている。 kN以下とした。
削除 JISは荷重を負荷して保持する 我が国の国内事情として,荷重の保
持は性能確認ができればよく,1分
際は,要求される性能が確認でき
るまで保持するとしている。 間保持は規定しない。
6.2 ワークポジ − − − 追加 JISはワークポジショニング用 JISではISO規格にないワークポジ
ショニング用器 器具の強さについて規定してい ショニング用器具について規定し
具の強さ る。 ているため,関連する性能を追加し
ている。
6.3 環の強さ − − − 追加 JISは環の強さについて規定し 我が国の国内事情として,旧規格に
ている。 規定された環の強さを規定するこ
ととした。
6.4 耐衝撃性及 ISO 10333-1 4.7 落下後の動的トルソーの 変更 JISはフルハーネスとランヤー 胸側に環を備える場合,落下後の姿
び関連性能 中心線とランヤードとの ドのロープなどとを接続する環 勢は安定しているので,EN規格に
なす角度が45°を超えな 従うこととした。
を胸側に備え付ける場合などは,
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いものと規定 50°を超えない角度としてもよ
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いと規定している。
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――――― [JIS T 8165 pdf 50] ―――――
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JIS T 8165:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10333-1:2000(MOD)
- ISO 10333-1:2000/AMENDMENT 1:2002(MOD)
- ISO 10333-2:2000(MOD)
- ISO 10333-5:2001(MOD)
- ISO 10333-6:2004(MOD)
JIS T 8165:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.60 : 転落及び滑り防止
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.100 : 職業安全.産業衛生
JIS T 8165:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8812:2004
- チェーンブロック用リンクチェーン
- JISG3535:2012
- 航空機用ワイヤロープ