この規格ページの目次
JIS T 9256-3:2016 規格概要
この規格 T9256-3は、在宅で介護を目的として使用する床ずれ防止用具の一つである圧切替形マットレスについて規定。
JIST9256-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T9256-3
- 規格名称
- 在宅用床ずれ防止用具―第3部 : 圧切替形マットレス
- 規格名称英語訳
- Pressure distribution mattress for home use -- Part 3:Alternating pressure types
- 制定年月日
- 2009年4月20日
- 最新改正日
- 2016年4月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 11.180.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 高齢者・障害者等 2018
- 改訂:履歴
- 2009-04-20 制定日, 2014-10-20 確認日, 2016-04-20 改正
- ページ
- JIS T 9256-3:2016 PDF [16]
T 9256-3 : 2016
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 種類及び各部の名称・・・・[2]
- 4.1 種類・・・・[2]
- 4.2 各部の名称・・・・[2]
- 5 リスクマネジメントによる設計・・・・[3]
- 6 外観及び構造・・・・[3]
- 6.1 外観・・・・[3]
- 6.2 構造・・・・[3]
- 7 性能・・・・[3]
- 7.1 圧切替形マットレスの体圧低減性能・・・・[3]
- 7.2 耐久性能・・・・[4]
- 7.3 送風チューブの屈曲性能・・・・[4]
- 8 材料・・・・[4]
- 9 寸法・・・・[4]
- 9.1 寸法の許容差・・・・[4]
- 9.2 寸法の測定・・・・[4]
- 10 試験方法・・・・[5]
- 10.1 測定条件及び試料の調整・・・・[5]
- 10.2 圧切替形体圧低減の性能の測定方法・・・・[5]
- 10.3 除圧率の測定・・・・[11]
- 10.4 耐久性試験方法・・・・[11]
- 10.5 送風チューブの屈曲性能試験・・・・[11]
- 11 表示・・・・[11]
- 12 取扱説明書・・・・[12]
- 附属書A(参考)設計における配慮事項・・・・[13]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 9256-3 pdf 1] ―――――
T 9256-3 : 2016
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本福祉用具・生
活支援用具協会(JASPA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS T 9256-3:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS T 9256の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS T 9256-1 第1部 : マットレスの種類
JIS T 9256-2 第2部 : 静止形交換マットレス
JIS T 9256-3 第3部 : 圧切替形マットレス
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 9256-3 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 9256-3 : 2016
在宅用床ずれ防止用具−第3部 : 圧切替形マットレス
Pressure distribution mattress for home use- Part 3: Alternating pressure types
1 適用範囲
この規格は,在宅で介護を目的として使用する床ずれ防止用具の一つである圧切替形マットレスについ
て規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS T 0102 福祉関連機器用語[支援機器部門]
JIS T 9256-1 在宅用床ずれ防止用具−第1部 : マットレスの種類
JIS T 9256-2 在宅用床ずれ防止用具−第2部 : 静止形交換マットレス
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 0102及びJIS T 9256-1によるほか,次による。
3.1
調整機能付き圧切替形マットレス
圧切替形マットレスのうち,内圧を調整・制御することが可能であるもの。
3.2
圧切替形体圧低減の性能
周期的に保持部位を移動させることによって,体圧の特定箇所における継続性を断ち,時間的に分散及
び低減させる性能。
3.3
圧切替形測定用の加圧子
圧切替形体圧低減の性能を評価するための測定用ジグをいい,平面の基板に凸球面を取り付けた形状で,
凸球面を下にして試料のマットレス上に置き,おもりを載せて使用する。
3.4
通常時圧切替形体圧低減の評価値
――――― [JIS T 9256-3 pdf 3] ―――――
2
T 9256-3 : 2016
通常時の圧切替形体圧低減の性能を評価するための指標で,圧切替形測定用の加圧子を含む負荷質量8
kgを印加したときに得られる圧力測定器の測定値。
3.5
過荷重時圧切替形体圧低減の評価値
過荷重時の圧切替形体圧低減の性能を評価するための指標で,圧切替形測定用の加圧子を含む負荷質量
23 kgを印加したときに得られる圧力測定器の測定値。
3.6
通常時圧切替形体圧低減の評価値比率
圧標準器の通常時圧切替形体圧低減の評価値に対する,試料の通常時圧切替形体圧低減の評価値の割合
を百分率で表した値。
3.7
過荷重時圧切替形体圧低減の評価値比率
圧標準器の過荷重時圧切替形体圧低減の評価値に対する,試料の過荷重時圧切替形体圧低減の評価値の
割合を百分率で表した値。
3.8
圧切替周期
一つの系統のセル内の圧力が変動する1周期の時間。
3.9
除圧率
圧切替周期において,一つの系統のセル内の圧力が,身体を保持していない状態まで低下している時間
の割合。
3.10
標準内圧
調整機能付き圧切替形マットレスにおいて,利用者の体重が,ほぼ50 kgの場合に製造業者が推奨する
内圧の設定値。
3.11
最大体重内圧
調整機能付き圧切替形マットレスにおいて,製造業者が想定する利用者の最大体重の場合に推奨する内
圧の設定値。
4 種類及び各部の名称
4.1 種類
圧切替形マットレスの種類は,JIS T 9256-1による。
4.2 各部の名称
各部の名称は,図1による。
――――― [JIS T 9256-3 pdf 4] ―――――
3
T 9256-3 : 2016
図1−各部の名称の例
5 リスクマネジメントによる設計
リスクマネジメントによる設計は,附属書Aに記載した要因例などについて実施し,残留リスクを受容
できる範囲にとどめることが望ましい。
なお,リスクマネジメントによる設計を実施する場合には,要因項目,実施手順及び結果を製造業者又
は販売業者によって文書化し,維持しなければならない。
6 外観及び構造
6.1 外観
圧切替形マットレスの外観は,次による。
a) 人体に触れる部分及び人体に触れる可能性のある部分には,ばり,鋭い突起などがあってはならない。
b) 仕上げは良好で,各部にきず,汚れなどがあってはならない。
6.2 構造
圧切替形マットレスの構造は,次による。
a) 圧切替形マットレスの構造は,セル内の圧力を変動させることによって,身体の保持部位を周期的に
移動させる構造とする。
b) セルの空気漏れ発生時などの異常時には,警告する構造をもつことが望ましい。
c) 停電回復時には,初期設定状態又は停電前の状態に復帰する構造をもつことが望ましい。
7 性能
7.1 圧切替形マットレスの体圧低減性能
圧切替形体圧低減の性能は,次による。
a) 圧切替周期 3分間以上60分間以内とする。
b) 通常時圧切替形体圧低減の評価値比率の最大値及び最小値 10.2の試験によって得られる通常時圧切
替形体圧低減の評価値比率の最大値は,80 %以下とし,最小値は,40 %以下とする。
c) 過荷重時圧切替形体圧低減の評価値比率 10.2の試験によって得られる過荷重時圧切替形体圧低減の
評価値比率は,160 %以下とする。
――――― [JIS T 9256-3 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS T 9256-3:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具 > 11.180.01 : 心身障害者用介護用具一般
JIS T 9256-3:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JIST0102:2011
- 福祉関連機器用語[支援機器部門]
- JIST9256-1:2016
- 在宅用床ずれ防止用具―第1部:マットレスの種類
- JIST9256-2:2016
- 在宅用床ずれ防止用具―第2部:静止形交換マットレス
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態