JIS T 9257:2010 福祉用具―入浴台 | ページ 3

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a) 手すりが水平な例 b) 手すりが垂直な例
図11−移乗台の手すり静的垂直力試験
図12−バスボードの手すり静的垂直力試験
9.3.4 止め具の強度試験
移乗台,バスボード及び縁置台を支持台[8.2 b)]に置いて止め具を固定し,座面中央部に座面当て板[8.2
c)]を用いて200 Nの垂直力を加える。次に,400 Nの長手方向の水平力を交互に10回加える。力は各回
ごとに少なくとも10秒間維持する。試験後力を取り除き,各部の異常の有無を調べる(図13,図14及び
図15参照)。
なお,脚の高さが調節できるものは,最高の高さに設定する。
図13−移乗台の止め具強度試験

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図14−バスボードの止め具強度試験
図15−縁置台の止め具強度試験
9.3.5 座面の耐久性試験
移乗台及びバスボードは支持台[8.2 b)]に置いて止め具を固定し,長辺側中心線上で端面から100 mm
の荷重負荷位置に,縁置台は支持台に取り付けた後,洗い場側(及び浴槽内側)端面から50 mmの荷重負
荷位置にそれぞれ座面当て板[8.2 c)]を用いて,950 Nの垂直力を毎分40回を超えない速さで12 500回
加える。試験後力を取り除き,各部の異常の有無を調べる(図16,図17及び図18参照)。
なお,脚の高さが調節できるものは,最高の高さに設定する。
図16−移乗台の座面の耐久性試験

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図17−バスボードの座面の耐久性試験
図18−縁置台の座面の耐久性試験

9.4 落下試験

9.4.1  移乗台の落下試験
移乗台を,23±2 ℃の試験室内に1時間放置した後,直ちに脚を試験床面[8.2 a)]に置き,座面が水平
に対し10°傾くように支え,衝撃を加える端面を床面に連続して20回落下させる。試験後,各部の異常
の有無を調べる(図19参照)。
なお,脚の高さが調節できる移乗台は,最高の高さに設定する。
図19−移乗台の落下試験
9.4.2 バスボードの落下試験
バスボードを,23±2 ℃の試験室内に1時間放置した後,直ちに座面を水平方向に向け一端から50 mm
の点を支持して,他端を500±50 mmの高さから平滑な試験床面[8.2 a)]に連続して10回落下させる。
試験後,各部の異常の有無を調べる(図20参照)。

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図20−バスボードの落下試験
9.4.3 縁置台の落下試験
縁置台を,23±2 ℃の試験室内に1時間放置した後,直ちに500±50 mmの高さで座面を水平に保ち,
平滑な試験床面[8.2 a)]に連続して10回落下させる。試験後各部の異常の有無を調べる(図21参照)。
図21−縁置台の落下試験

9.5 バスボードの耐熱性試験

  バスボードを温水75±3 ℃に調整した湯槽の上に載せ,3時間保持した後取り外して,1時間放置する。
この操作を1回として6回繰り返す。試験後,各部の異常の有無を調べる(図22参照)。
図22−バスボードの耐熱性試験

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9.6 バスボードの滑り抵抗試験

  バスボードを支持台[8.2 b)]に置いて止め具を固定しない状態とし,バスボードの長辺側中心線上で,
端面から50 mmの位置に座面当て板[8.2 c)]を用いて,200 Nの垂直力を負荷し,座面から前方に延びる
水平線に沿って水平力を加え滑り始めるときの力を3回測定する。この平均値を,次の式に入れて摩擦係
数を算出する(図23参照)。
F
μ=
9.8 W
ここに, μ : 摩擦係数
F : 滑り始めたときの力の平均値(N)
W : 本体,重錘及び当て板の総質量(kg)
図23−バスボードの滑り抵抗試験

10 検査

10.1 検査の種類及び検査項目

  入浴台の検査は,形式検査1)と受渡検査2)とに区分し,検査の項目は,それぞれ次のとおりとする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査の方式は,受渡当事者間の協議によって定める。
注1) 製品の品質が設計で示したすべての特性を満足するかどうか判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しに際して,必要と認める特
性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。
a) 形式検査項目
1) 外観
2) 性能
3) 構造
4) 表示及び取扱説明書
b) 受渡検査項目
1) 外観
2) 表示及び取扱説明書

11 表示

  入浴台には,次の事項を表示しなければならない。
a) 規格名称又は規格番号,及び種類。ただし,種類は省略してもよい。
b) 製造年又はその略号

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