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JIS T 9266:2012 規格概要
この規格 T9266は、歩行を補助する前腕支持部及び握り部で構成し,歩行を補助するエルボークラッチについて規定。
JIST9266 規格全文情報
- 規格番号
- JIS T9266
- 規格名称
- 福祉用具―歩行補助具―エルボークラッチ
- 規格名称英語訳
- Assistive products for walking -- Elbow crutches
- 制定年月日
- 2012年3月21日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 11334-1:2007(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 11.180.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 高齢者・障害者等 2018
- 改訂:履歴
- 2012-03-21 制定日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS T 9266:2012 PDF [17]
T 9266 : 2012
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 リスクマネジメントによる設計・・・・[5]
- 5 外観及び構造・・・・[6]
- 5.1 外観・・・・[6]
- 5.2 構造・・・・[6]
- 6 性能・・・・[6]
- 7 試験方法・・・・[6]
- 7.1 試験条件・・・・[6]
- 7.2 前腕引抜き試験・・・・[6]
- 7.3 ハンドグリップ一体性試験・・・・[7]
- 7.4 静的強度試験・・・・[7]
- 7.5 耐久性試験・・・・[9]
- 7.6 低温落下試験・・・・[9]
- 8 検査・・・・[10]
- 8.1 検査の種類及び検査項目・・・・[10]
- 9 表示・・・・[10]
- 10 取扱説明書・・・・[11]
- 附属書JA(参考)設計における配慮事項・・・・[12]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS T 9266 pdf 1] ―――――
T 9266 : 2012
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS T 9266 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
T 9266 : 2012
福祉用具−歩行補助具−エルボークラッチ
Assistive products for walking-Elbow crutches
序文
この規格は,2007年に第2版として発行されたISO 11334-1を基とし,試験方法を明確にするために,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,歩行を補助する前腕支持部及び握り部で構成し,歩行を補助するエルボークラッチについ
て規定する。
注記1 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 11334-1:2007,Assistive products for walking manipulated by one arm−Requirements and test
methods−Part 1: Elbow crutches(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注記2 ロスフトランドクラッチもエルボークラッチに含む。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS T 0102 福祉関連機器用語[支援機器部門]
注記 対応国際規格 : ISO 9999,Assistive products for persons with disability−Classification and
terminology(MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 0102によるほか,次による(図1図3参照)。
3.1
ハンドル(handle)
ハンドグリップが付いている部位。
3.2
ハンドグリップ(handgrip)
エルボークラッチを使用中に通常手で握る部分(図1の5参照)。
――――― [JIS T 9266 pdf 3] ―――――
2
T 9266 : 2012
3.3
アナトミックハンドグリップ(anatomic handgrip)
手の形状に合わせて握りやすく作られたハンドグリップ。
3.4
ハンドグリップ長さ(handgrip length)
手を置くハンドグリップの長軸方向に測った長さで,先端と終端の一番低くなった点との間の距離(図
1及び図2参照)。
注記 終端がない場合は,最大のハンドグリップ長さは110 mmとする。
3.5
ハンドグリップ幅(handgrip width)
手を置くハンドグリップの最も太い部分を水平方向に測った長さ(図2の5参照)。
3.6
ハンドグリップ前方参照点(front handgrip reference point)
ハンドグリップ先端の止めの隣でハンドグリップ長さを測定する起点(図1の7及び図2の6参照)。
3.7
ハンドグリップ後方参照点(rear handgrip reference point)
ハンドグリップ終端の隣でハンドグリップ長さを測定する終点(図1の8及び図2の7参照)。
3.8
ハンドグリップサポート線(handgrip support line)
ハンドグリップの前方参照点と後方参照点とを結んだ線(図1の6及び図2の4参照)。
3.9
基準点(datum)
ハンドグリップの上面でハンドグリップ後方参照点から1/3の点(図2の3参照)。
3.10
腕部(arm section)
ハンドグリップ後方参照点の上の部分。
3.11
脚部(leg section)
ハンドグリップ後方参照点の下の部分。
3.12
カフ(cuff)
前腕を正しい位置に保持し,横への動きを抑える機能を有するエルボークラッチの前腕支持部(図1の
2参照)。
3.13
カフサポート線(cuff support line)
ハンドグリップ後方参照点とカフの内側の底で腕部を最も伸ばした点とを結ぶ線(図1の1及び図2の
1参照)。
3.14
カフ内部幅(cuff internal width)
カフの内部最大寸法(図3のy参照)。
――――― [JIS T 9266 pdf 4] ―――――
3
T 9266 : 2012
3.15
カフ内部深さ(cuff internal depth)
カフの内部寸法で前から後へ測った寸法(図3のx参照)。
3.16
カフ内部高さ(cuff internal height)
カフサポート線とほぼ平行に測ったカフの内部寸法(図2のz参照)。
3.17
先ゴム(tip)
エルボークラッチの脚部が地面と接触する部分に取り付けたゴム製のキャップ(図1の3参照)。
3.18
脚部軸(leg section axis)
ハンドグリップ後方参照点と脚部を最も伸ばした時の先ゴムの中心とを結んだ線(図1の4参照)。
3.19
腕部長さ(arm section length)
ハンドグリップ後方参照点とカフサポート線がカフの内部に接触する最も高い点との距離(図1のa参
照)。
3.20
脚部長さ(leg section length)
ハンドグリップ後方参照点と先ゴムの底の中心との距離(図1のl参照)。
3.21
サポート角(support angle)
脚部の軸とカフサポート線との角度(図1のα参照)。
3.22
グリップ角(grip angle)
カフサポート線とハンドグリップサポート線とによる角度(図1のβ参照)。
――――― [JIS T 9266 pdf 5] ―――――
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JIS T 9266:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11334-1:2007(MOD)
JIS T 9266:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.180 : 心身障害者用の介護用具 > 11.180.10 : 移動用介護用具
JIS T 9266:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JIST0102:2011
- 福祉関連機器用語[支援機器部門]