JIS T 9281:2016 福祉用具―据置形手すり | ページ 3

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T 9281 : 2016
a) 適合の例 b) 不適合の例
図15−挟込み回避確認試験 図16−挟込み回避確認試験適合の判断

8 検査方法

  検査は,形式検査1)と受渡検査2) とに区分し,検査の項目はそれぞれ次のとおりとする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方法は,受渡当事者間の協定による。
a) 形式検査項目 形式検査項目は,次の項目を箇条7によって試験したとき,箇条5,箇条6,箇条9
及び箇条10に適合したものを合格とする。
1) リスクマネジメントによる設計
2) 外観
3) 性能
4) 表示及び取扱説明書
b) 受渡検査項目 受渡検査項目は,次の項目を目視によって試験したとき,6.1,箇条9及び箇条10の
規定に適合したものを合格とする。
1) 外観
2) 表示及び取扱説明書
注1) 製品の品質が設計で示した全ての特性を満足するかどうか判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性を満足するものであるかどうか判定するための検査。

9 表示

  この規格の全ての要求事項に適合した手すりには,製品上のよく見える場所に,使用者が読みやすい字
の大きさで,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 情報の表示
1) 製品の名称
2) 最大使用者体重
3) 規格番号
4) 製造業者若しくは輸入業者の名称又はその略号
5) 製造年月若しくは輸入年月又はその略号
6) 製造番号
b) 製品使用上の注意,警告,設置場所・環境,使い方の禁止事項など

10 取扱説明書

  製品販売時又はレンタル時には,取扱説明書を添付しなければならない。取扱説明書には次の項目を記
載する。

――――― [JIS T 9281 pdf 11] ―――――

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T 9281 : 2016
a) 製品の主要寸法,質量,材質
b) 最大使用者体重
c) 水平方向の安定性に関する注意事項
例 水平方向の荷重をかけないこと
d) 組立・分解の方法及び注意事項
e) 製品の使い方
f) 不適切な使い方への注意事項,警告
g) 設置する場所・環境などの推奨・指定
h) 点検,手入れの方法
i) 故障時の処置方法,販売業者への連絡方法
j) その他必要と思われる事項
k) 製造業者若しくは販売業者の名称又はその略号,住所,電話番号及びファクシミリ番号

――――― [JIS T 9281 pdf 12] ―――――

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T 9281 : 2016
附属書A
(参考)
設計における配慮事項
A.1 福祉用具に関連して起こる可能性があるハザード及び関連する要因の例
据置形手すりに関連して起こる可能性があるハザードの例及びそれらに関連する要因の例を示す。ただ
し,全てを網羅しているわけではなく,ハザード及び要因を特定する手助けとなる。
a) 製品を使う人が高齢者,障害者であることが多いこと,また,介助者も製品を扱うこと
b) 製品を使う環境のいかんによってできるハザード。置く場所,温湿度など
c) 汚物で汚れることはないか。
d) 他の機器との併用(ベッド,ソファなど)によって生じるハザード(他製品との間にできる隙間への
挟込みなど)。他の機器との併用が不適正で起きるハザード
e) 取扱説明書,表示などが不適切なことによって生じるハザード
f) サービス及び保守の不適切な説明
g) 使用前点検の不十分な説明
h) 不適切な附属品の仕様書
i) 用具の扱いに習熟していない者による使用の説明,指導
j) 介助者などが負傷する機構の存在
k) 合理的に予見できる誤使用
l) 使用者及び介助者の意図しない動き
m) 所有者及び使用者の勝手な改造による危険性
n) 製品の点検及び寿命に関する情報提供の不十分さ
A.2 多様な使用者に対する人間工学的な要因による検討項目の例
高齢者,障害者などの身体機能の低下によって多様なニーズをもつ使用者に対する人間工学的検討項目
の例を示す。ただし,全てを網羅しているわけではなく,項目を特定する手助けとなる。
注記 JIS Z 8071の9.(心身の機能と障害の影響に関する詳細)などが参考となる。
a) 動作能力の低下,筋力の低下及び体力の低下による意図しない動き
b) 機器の操作力の低下による意図しない動き
c) 平衡を保ち転倒を避ける能力の低下による意図しない動き
d) 知的能力の低下及び記憶能力の低下による非正常な動き
e) 視覚,聴覚及び触覚感度の低下などによる不十分な情報獲得による意図しない動き
A.3 保守の不足及び老朽化によってもたらされるハザードの例
福祉用具の保守の不足及び老朽化によってもたらされるハザードの例を示す。ただし,全てを網羅して
いるわけではなく,ハザード及び要因を特定する手助けとなる。
a) 偶発的な製品の損傷によって生じるハザード
b) 不適切又は不十分な保守,及び保守後の点検の不良によって生じるハザード

――――― [JIS T 9281 pdf 13] ―――――

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T 9281 : 2016
参考文献
[1] JIS Z 8071 高齢者及び障害のある人々のニーズに対応した規格作成配慮指針

JIS T 9281:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 9281:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JIST0102:2011
福祉関連機器用語[支援機器部門]
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態