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X 0135-6 : 2008 (ISO/IEC 14143-6 : 2006)
3.1.5 ISO/IEC TR 14143-4
ISO/IEC TR 14143-4は,支援標準である。
この標準報告書は,複数のFSMMによるFSMの結果を比較する場合に有用である標準的なRURの組合
せを提供する。また,この標準報告書には,参照FSMMを選択するための指針を含む。この標準報告書を
ISO/IEC TR 14143-3とともに用いることによって,FSMMの能力についての定量的,かつ,基準となる根
拠を得ることができる。
ISO/IEC TR 14143-4は,次に示す要件を含んでいる。
a) UR
b) 参照FSMM
加えて,次のRUR例を附属書に含んでいる。
− 業務アプリケーションRUR(規定)
− リアルタイム及び制御RUR(規定)
− RUR参考文献一覧(参考)
3.1.6 ISO/IEC TR 14143-5
ISO/IEC TR 14143-5は,支援標準である。
この標準報告書は,あるソフトウェアが所属する機能領域(ソフトウェア種別)又は(JIS X 0135-1の
要求事項に基づき)FSMMが適用可能であると宣言する機能領域(ソフトウェア種別)を示すために制定
された。
この標準報告書は,機能領域の特性及びFURの特性から機能領域を決定するための手順を明らかにする
ことによって,機能領域を決めるための手段を提供する。これらの原則を実装する手法の事例を2件,附
属書に提供している。
ISO/IEC TR 14143-5は,機能領域を定義するプロセスを提供する。
ISO/IEC TR 14143-5は,次に示す内容を含んでいる。
a) 機能領域に対する一般的な要求事項
b) 機能領域の特性に対する一般的な要求事項
c) 所与のFURに対する機能領域の決定手法
d) あるFSMMが特定の機能領域に適用可能かどうかの決定手法
e) 機能領域分類手法の事例
加えて,次の機能領域分類手法の事例を附属書に含んでいる。
− 機能領域を決定するためのCHAR手法(参考)
− 機能領域を決定するためのBFC型手法(参考)
3.2 規格化されたFSMMのあらまし
3.2.1 手法標準
ISO/IECは,次の四つのFSMMの規格を提供している。
a) SO/IEC 19761(COSMIC−FFP法)[JIS X 0143(IDT)]
b) SO/IEC 20926(IFPUG法)
c) SO/IEC 20968(MkII法)
d) SO/IEC 24570(NESMA法)
注記 FSMMは,“ファンクションポイント法”を含む機能規模測定手法の総称である。
――――― [JIS X 0135-6 pdf 6] ―――――
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X 0135-6 : 2008 (ISO/IEC 14143-6 : 2006)
3.2.2 ISO/IEC 19761(COSMIC-FFP法)[JIS X 0143(IDT)]
JIS X 0143は,COSMICフルファンクションポイント(COSMIC−FFP)法を規格化したものである。こ
のFSMMは,ソフトウェアを,エントリ(データ入力型,E),エグジット(データ出力型,X),読込み
(データ読込型,R)及び書込み(データ書込型,W)に分類されるデータ移動の機能プロセスから構成
されるものと想定している。COSMIC-FFP手法では,測定単位はCOSMIC-FFP手法によって認識されるデ
ータ移動の実体である四つの型のいずれかとなる。
このFSMMは,経営情報システム(MIS)型ソフトウェア及びリアルタイム型ソフトウェアのいずれに
も適用可能であると宣言している。
注記 The Common Software Measurement International Consortium(COSMIC)がCOSMIC-FFP法を維持
管理している。
3.2.3 ISO/IEC 20926(IFPUG法)
ISO/IEC 20926は,未調整IFPUG 4.1機能規模測定手法を規格化したものである。このFSMMは,ソフ
トウェアを,外部入力(EI),外部出力(EO),外部照会(EQ),内部論理ファイル(ILF)及び外部インタ
フェースファイル(EIF)に分類されるBFC型から構成されるものと想定している。
これらの五つの要素は,FSMのためのBFCである。
このFSMMは,すべての種類のソフトウェアに適用可能であると宣言している。
注記 The International Function Point Users Group(IFPUG)がIFPUG法を維持管理している。
3.2.4 ISO/IEC 20968
ISO/IEC 20968は,MkIIファンクションポイント法(MkII法)を規格化したものである。このFSMM
は,ソフトウェアを,論理トランザクションから構成されるものと想定し,入力データ要素型(Ni),参照
エンティティ型(Ne)及び出力データ要素型(No)の数を測定する。
このFSMMは,論理トランザクションを特定できるすべての種類のソフトウェアに適用可能であると宣
言している。
注記 The United Kingdom Software Metrics Association(UKSMA)がMkII法を維持管理している。
3.2.5 ISO/IEC 24570
ISO/IEC 24570は,NESMAファンクションポイント法(NESMA法)を規格化したものである。この手
法は,次に示すソフトウェア規模計測の付加的手法を含んでいる点を除いては,IFPUG法に極めて類似し
ている。
a) ファンクションポイント概算法(The estimated function point count)
b) ファンクションポイント試算法(The indicative function point count)
これらの二つの手法は,ソフトウェア開発の初期局面での利用のために用意されている。
このFSMMは,すべての種類のソフトウェアに適用可能であると宣言している。
注記 The Netherlands Software Metrics Users Association(NESMA)がNESMA法を維持管理している。
3.3 FSM関連規格間の関係
ここでは,FSM関連規格間の関係を示す。
JIS X 0135-1は,FSMを規定するとともに,FSMMの特性及びソフトウェア規模計測手法が規格に適合
したFSMMとして認められるための要求事項を示す。JIS X 0135-1は,FSM関連規格の基礎となる規格で
ある。
FSMMの利用者は,最もニーズに合うと思われる手法に対して,まずJIS X 0135-1に適合していること
を確認し,次に利用者が要求する能力をもっていることを検証する,という評価を行う必要がある。FSMM
――――― [JIS X 0135-6 pdf 7] ―――――
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X 0135-6 : 2008 (ISO/IEC 14143-6 : 2006)
候補は,JIS X 0135-1の必す(須)要求事項に適合していることが検証された場合に限り,FSMMである
と宣言できる。
検証方法は多数あるが,JIS X 0135-2を利用することが望ましい。JIS X 0143,ISO/IEC 20926,ISO/IEC
20968及びISO/IEC 24570は,JIS X 0135-1の必す(須)要求事項に適合していることが検証されたFSMM
である。
FSMM候補がJIS X 0135-2を用いてFSMMであると検証されたとき,そのFSMMの能力は,ISO/IEC
TR 14143-3を用いて評価される。
FSMMの能力を評価するとき,標準的なFURの組をそのFSMMに適用することが有用である。ISO/IEC
TR 14143-4は,そのような標準的なFURを含むRURを提供する。ISO/IEC TR 14143-4は,また同様に,
FSMM間の比較を行うための測定事例の入手方法を提供する。
FSMMの利用者又は開発者にとって重要な要求は,測定しようとするソフトウェアが属する機能領域に
対して,そのFSMMが適用可能であるかどうかを特定できることである。ISO/IEC TR 14143-5は,機能
領域の定義方法を示す。
この規格は,FSM関連規格利用のための指針を与えるとともに,FSMMの利用者がニーズに最も合致す
るFSMMを選択するための支援プロセスを与える。
図1に,ここで示したFSM関連規格間の関係を示す。
――――― [JIS X 0135-6 pdf 8] ―――――
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X 0135-6 : 2008 (ISO/IEC 14143-6 : 2006)
FSMM候補は,JIS X 0135-2を
FSMの概念及びFSMMに 用いたJIS X 0135-1への適合性評価
対する要求事項の定義 を利用してもよい。
JIS X 0135-1
FSMM
FSMM 候補のJIS X 0135-1に
対する適合度を評価する JIS X 0135-2を用いて
プロセス例の定義 適合性が確認されたとき,
JIS X 0135-2 JIS X 0135-1への FSMMであると FSMM
適合性評価 宣言できる。
計測対象に合致したFSMMの
能力を検証するプロセス例の 能力の検証が可能になる。
定義
能力特性に関する検証
検証された結果と
ISO/IEC して能力を宣言
TR 14143-3 できる。
用途に適した
これらのプロセスを支援する FSMMの選択
機能領域の提供
規格化された既存のFSMM
ISO/IEC
検証のための
TR 14143-5
試験事例候補の提供
ソフトウェアを機能領域の観点で分類 計測対象に JIS X 0142 JIS X 0143
するプロセス例2件の定義 適した
FSMMは,機能領域の観点で,その FSMM
手法の適用可能領域を宣言できる。
TR X 0073-4
ISO/IEC ISO/IEC
FSMMの適用及び利用 20968 24570
X0
の例示としての用途
RURの組の提供
135-
6 : 2
FSMMの状態を示す流れ
0
プロセス
08(
他の規格,プロセス及びそれらの組合せに対して JIS X 0135-6
I
計測対象に適したFSMMを 組合せ
SO/
与えられる規格内の情報
選択するための指針
IEC1
規格又は標準報告書
4
手法
143-
6 : 2
図1−FSM関連規格間の関係
006
3
)
――――― [JIS X 0135-6 pdf 9] ―――――
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X 0135-6 : 2008 (ISO/IEC 14143-6 : 2006)
3.4 FSM関連規格の利用指針
ここでは,FSMの利用者及びFSMMの開発者の視点からFSM関連規格を簡潔に説明する。
3.4.1 FSMの利用者のための指針
一つ以上のFSMMを選択及び採用するとき,利用者は次を行う。
a) SMMの定義及び特性を理解するために,JIS X 0135-1を用いる。
b) SMM候補がJIS X 0135-1に適合しているかどうかを評価するために,JIS X 0135-2を用いる。
c) SMMの宣言内容(すなわち,能力特性)の検証及び/又は検証スポンサからの要求に基づく検証の
ために,ISO/IEC TR 14143-3を用いる。
d) 複数のFSMMによる測定結果を比較するために,ISO/IEC TR 14143-4のRURの組を用いることがで
きる。
e) URの特性を評価することによって機能領域を決定するために,ISO/IEC TR 14143-5を用いることが
できる。
f) 評価,検証,比較及びその後の選択のため,JIS X 0143,ISO/IEC 20926,ISO/IEC 20968及びISO/IEC
24570を用いることができる。
3.4.2 FSMMの開発者のための指針
FSMM候補を設計するとき,FSMMの開発者は,次を行う。
a) SMMの定義及び特性を理解するために,JIS X 0135-1を用いる。
b) SMM候補がJIS X 0135-1に適合しているかどうかを評価するために,JIS X 0135-2を用いる。
c) 自分が開発したFSMMの宣言内容(すなわち,能力特性)の検証のために,ISO/IEC TR 14143-3を
用いる。
d) SMM候補の参照測定結果を得るために,ISO/IEC TR 14143-4を用いる。
e) SMM候補が適用可能な機能領域を示すために,ISO/IEC TR 14143-5を用いる。
4 FSM及びFSの用途
4.1 概略
ここでは,FSM及びFSの用途を幾つか示す。これらは,FSMの利用マニュアルではなく,またすべて
の利用法を網羅しているわけではない。
FSM及びFSの用途は,プロジェクト管理及び実行管理に大別できる。
注記1 FSMは,FSMMによって遂行される。次の4.24.3では,FSM及びFSの用途を示しており,
FSMMの用途は示していない。
注記2 ソフトウェアに対する利用者のニーズには,FURに加えて,品質要件及び技術要件(JIS X
0135-1を参照)が含まれていても差し支えがない。ソフトウェアの規模測定手法の中には,
FSMに要求される作業手順に加えて,品質要件及び技術要件を考慮した一つ以上の作業手順
が含まれているものがある。この付加的作業手順は,FSMM適用のプロセス(JIS X 0135-1
を参照)には含まれないが,次の4.24.3で示すFSの利用の場合に役立ててもよい。
4.2 プロジェクト管理
ここでは,FSがソフトウェアプロジェクトの管理及び制御にどのように適用できるかを示す。
4.2.1 プロジェクト資源の予測
新規開発プロジェクト及び機能改良プロジェクトに対して,算術的予測モデルが構築できる。そのため
には,幾つかの完了したプロジェクトの事例から収集された種々の形式のデータが必要となる。例えば,
――――― [JIS X 0135-6 pdf 10] ―――――
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