この規格ページの目次
X 0137-1 : 2003 (ISO/IEC 15474-1 : 2002)
参考 JIS X 0138-3 CASEデータ交換形式―CDIF転送形式―第3部 : 符号化 ENCODING.1とし
てJIS化の予定。
− CASEデータ交換形式 - CDIF意味メタモデル
ISO/IEC 15476-1:2002, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 1: Foundation
参考 JIS X 0139-1 CASEデータ交換形式―CDIF意味メタモデル―第1部 : 基盤としてJIS化の
予定。
ISO/IEC 15476-2:2002, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 2: Common
参考 JIS X 0139-2 CASEデータ交換形式―CDIF意味メタモデル―第2部 : 共通としてJIS化の
予定。
ISO/IEC 15476-3, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 3: Data definitions
ISO/IEC 15476-4, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 4: Data models
ISO/IEC 15476-5, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 5: Data flow models
ISO/IEC 15476-6, Information technology - CDIF semantic metamodel - Part 6: State/event models
7.3 フレームワーク
7.3.1 概要
概要規格(この文書)は,CDIF規格群のアーキテクチャを記述し,CDIF規格群を構成するす
べての規格の概要を示す。
7.3.2 モデル化及び拡張性
モデル化及び拡張性規格は,CDIFメタメタモデルの詳細な情報を規定する。
CDIFメタメタモデルは,CDIF意味メタモデル及びその任意の拡張に含まれてもよいメタオブジェクト,
並びにそれらが互いにどのように関連するかを定義している。対象分野が,根底にあるCDIF意味メタモ
デルの見方であるという概念は,CDIF規格群の重要な部分である。対象分野で用いられる可能性のある
メタオブジェクトは,対象分野の範囲を定義するための規則と同様,メタメタモデルによって網羅されて
いる。
CDIFメタメタモデルは,また,同じメタオブジェクト群に基づく転送形式の基盤を規定する。
さらに,この規格は,次を定義する。
− 命名規則,下位型化,及び多重継承規則を含む,規格全体にわたって適用されるモデル化規則
− CDIFモデルを図的に表現するために用いられる様々な記号及び表記並びにその使用例
− CDIFメタメタモデル及びメタモデルに現れる可能性のあるデータ型の完全な集合
− 拡張機構。これによって,一つの転送の中で,すべての必要な要素を同一の転送形式を用いて転送す
るために規格化されたCDIF意味メタモデルを拡張することができる(これは許される拡張の種類を
含む。)。
− ツール間のあいまい(曖昧)さを排除するための移出者と移入者とにおける責務。これらは,例えば,
移入者の能力について何も仮定すべきでないので,移出者は,任意の移入者にとって役立つ可能性の
あるどんな情報をも出力する,という移出者の責務も含んでいる。
7.4 意味メタモデル規格
7.4.1 基盤対象分野
基盤対象分野規格は,他のすべての対象分野を定義するための基礎として用いられ
る。この対象分野内のメタオブジェクトは,CDIFのAttributableMetaObject階層のルートとなる。CDIF意
味メタモデル又は拡張によって定義されたすべてのメタ実体及びメタ関係は,基盤対象分野のメタオブジ
ェクトの下位型である必要がある。基盤対象分野は,例えCDIF意味メタモデルの残りの部分が用いられ
ず,転送のためのメタモデル全体が拡張機構を用いて定義されたとしても,すべての有効なCDIF転送に
おいて用いられる必要がある。
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――――― [JIS X 0137-1 pdf 16] ―――――
X 0137-1 : 2003 (ISO/IEC 15474-1 : 2002)
7.4.2 共通対象分野
共通対象分野規格は,すべてのシステム工学の対象物に対して共通的な側面を捉え
る。共通対象分野は,オブジェクトを作成した,又は更新した利用者の詳細,及びオブジェクトの類義語
を含む。さらに,他の対象分野におけるメタオブジェクトの分類を助けるための上位型も規定する。共通
対象分野は,共通の構造を提供しているので,CDIF意味メタモデルの(基盤対象分野以外の)いかなる
対象分野が用いられるCDIF転送においても用いられなければならない。
7.4.3 データ定義対象分野
データ定義対象分野規格は,データ要素及びデータ構造を定義する手段を規
定する。これらは,他の対象分野でメタオブジェクトのデータ内容を定義する際に参照される。データ定
義対象分野は,単純及び複雑な構造,配列及びポインタ修飾子,単一継承及び多重継承に対応している。
さらに,データ要素の型を定義し,型の有効な定義域を指定するための機構も規定する。
7.4.4 データモデル対象分野
データモデル対象分野規格は,関係データベースの論理設計を支援するた
めのデータモデル化と同様に,すべての主要な形態の実体関係モデル化及び実体関係属性モデル化への支
援を規定する。
関係における役割(role)の概念は,単純な1対多の属性なしの関係から複雑なn項属性付き関係まで,
多くの異なった形態の関係モデル化に対する支援を可能とするために用いられる。関係の個数制約を明示
することもできる。
さらに,この対象分野は,次のような支援を規定する。
− 実体及び表に対するキーを定義できる。
− 実体及び関係双方に対して,単一継承及び多重継承を支援する。
− 量に関する情報を捕捉することもできる。
− クラスタ及び部分集合によってデータモデルの抽象化が可能である。
− データモデルの複数の見方が定義できる。
実体,関係及び役割に対するデータ内容は,データ定義対象分野の利用によって定義することができる。
7.4.5 データ流れモデル対象分野
データ流れモデル対象分野規格は,システムの入力・処理・出力とい
う視点のモデル化への支援を規定する。それは,関連するデータ記憶及び外部実体とともに,プロセスへ
のデータ流れ及びプロセスからのデータ流れに必要なすべての概念を提供している。
プロセスの分解の概念だけでなく,流れ,データ記憶,外部実体の分解をも支援する。データ流れのデ
ータ内容は,データ定義対象分野への参照によって規定される。
7.4.6 状態事象モデル対象分野
状態事象モデル対象分野規格は,事象駆動有限状態機械によるモデル化
における意味情報を対象としている。状態事象モデル化は,状態,動作,状態間の遷移,並びに起こり得
る事象及び条件を網羅する。
7.5 転送形式
7.5.1 構文及び符号化の一般規則
構文及び符号化の一般規則規格は,作業メタモデル及びモデルが転送
においてどのように表現されるかを規定している。また,CDIFがどのように複数の構文及び符号化に対
応しているかも記述している。
CDIF転送は,転送ヘッダ及び転送内容から構成する。転送ヘッダは,転送の残りの部分で用いられる
構文及び符号化を明らかにする。転送ヘッダの形式は,すべての構文及び符号化に対して同一であり,か
つ,この規格によって定義される。
転送内容は,ヘッダ部,メタモデル部,及びモデル部から構成する。ヘッダ部は,転送ファイルの作成
に関する一般的な情報を含む。メタモデル部は,関連するCDIF対象分野を参照し拡張を定義することで,
その転送で用いられる作業メタモデルを定義する。モデル部は,作業メタモデルに従って構造化された,転送さ
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――――― [JIS X 0137-1 pdf 17] ―――――
X 0137-1 : 2003 (ISO/IEC 15474-1 : 2002)
れるべきモデルデータを含む。
転送内容の形式は,用いられる構文及び符号化に依存する。この規格は,すべての構文及び符号化に適
用する規則を定義する。現行では,一つの構文及び一つの符号化だけが定義されている。それらは
SYNTAX.1及びENCODING.1として知られている。
7.5.2 構文SYNTAX.1
構文SYNTAX.1規格は,SYNTAX.1と呼ぶCDIF転送形式構文を規定している。
SYNTAX.1は,転送形式の文法及び構造を定義する。転送の構文は,終端記号のレベルまで構文要素を階
層的に展開することで定義される。
終端記号の詳細な表現は,関連する符号化によって指定される。現行では,ENCODING.1がSYNTAX.1
に対応するただ一つの規格化された符号化である。
7.5.3 符号化ENCODING.1
符号化ENCODING.1規格は,CDIF転送形式におけるSYNTAX.1の符号化
であるENCODING.1を定義する。ENCODING.1は,可読テキスト符号化である。ENCODING.1は,計算
機によって構文解析可能であるだけでなく,人によっても可読・理解可能である転送形式を規定する。
この規格は,SYNTAX.1で定義したそれぞれの終端記号の詳細な表現を定義する。
(pdf 一覧ページ番号 15)
JIS X 0137-1:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 15474-1:2002(IDT)