86
X 0211-1994 (ISO/IEC 6429 : 1992)
繰返し回数を指定する数値パラメタにおいては,パラメタ値0は,動作なしに対応する。
いずれの場合においても,0を特別な(使用できない)場合とせずに,負でない数値のパラ
メタが使用できる。
明示的なパラメタ値が使用されない場合,パラメタ既定値を表すために,空のパラメタ部
分列を使用してパラメタ値を省略するのが望ましい。
影響を受ける制御機能は,CBT,CHA,CHT,CNL,CPL,HPR,CUB,CUD,CUF,
CUP,CUU,CVT,DCH,DL,ECH,GSM,HPA,HPB,CPR,HVP,ICH,IL,NP,
PP,PPA,PPB,PPR,REP,SD,SL,SR,SU,TCC,VPA,VPB及びVPRである。
2. この規格の原国際規格の初版 (ISO 6429 : 1983) から既に10年以上が経過している。パラメ
タ既定値の定義が変更されてしまったので,もはやこのモードは使う必要がない。
F.5 削除したモード
F.5.1 EBM-EDITING BOUNDARY MODE(編集境界モード) このモードは,既にこの規格の原国際規
格第2版 (ISO 6429 : 1988) で使わない方がよいことになっていたので,今回これを削除した。
F.5.2 LF/NL-LINE FEED/NEW LINE MODE(改行・復帰改行モード) このモードは,既にこの規格の
原国際規格第2版 (ISO 6429 : 1988) で使わない方がよいことになっていたので,今回これを削除した。
F.6 新しい制御機能 次に示す5個の新しい制御機能を導入した。
a) 双方向テキストのための3個の制御機能
SELECT CHARACTER PATH(SCP,文字進路選択)
START DIRECTED STRING(SDS,方向付き列開始)
SELECT IMPLICIT MOVEMENT DIRECTION(SIMD,自動移動方向選択)
b) テキスト通信のための2個の制御機能
SET PAGE HOME(SPH,ページ開始位置設定)
SET PAGE LIMIT(SPL,ページ終了位置設定)
F.7 変更した制御機能 制御機能SELECT ALTERNATIVE PRESENTATION VARIANT(SAPV,代替表
示法選択),SELECT PRESENTATION DIRECTION(SPD,表示方向選択),START REVERSED STRING
(SRS,逆進開始)は,新しい制御機能との相互作用を考慮して修正を加えた。
制御機能SHEET EJECT AND FEED(SEF,排給紙)は,出力スタッカの選択のために第2パラメタを
追加した。制御機能CARRIAGE RETURN(CR,復帰)及びNEW LINE(NEL,次行)は,現在位置(表
示部内の現在表示位置,及びデータ部内の現在データ位置)を,ページ開始位置又はページ終了位置のど
ちらに移動するかが,制御機能SELECT IMPLICIT MOVEMENT DIRECTION(SIMD,自動移動方向選
択)のパラメタ値によって決まるよう変更した。
他の多くの制御機能の定義において,細かな調整を行った。例えば,SPDへの言及は,関連性又は必要
性がなければ取り止めたり,新しい制御機能への依存性を影響のある制御機能の定義に加えたりした。
カーソル制御機能は,双方向性装置の表示部で動作し,DEVICE COMPONENT SELECT MODE(DCSM,
表示部データ部選択モード)の設定には依存しない。文字位置又は行位置の移動のための制御機能は,デ
ータ部で動作し,DEVICE COMPONENT SELECT MODE(DCSM,表示部データ部選択モード)の設定
に依存する。これらの制御機能のSELECT SIZE UNIT(SSU,サイズ単位選択)への依存性は,削除した。
――――― [JIS X 0211 pdf 86] ―――――
87
X 0211-1994 (ISO/IEC 6429 : 1992)
F.8 削除した制御機能
F.8.1 DELETE(DEL,抹消) 文字DELETE(ビット組合せ07/15,ISO/IEC 646の6.5参照)は,厳密
な意味で制御機能ではないので,この規格の原国際規格の本文から削除した。
DELは,本来,せん孔テープ上の誤った文字又は不要な文字を消去するのに使っていた。DEL文字は,
CCデータ要素の情報内容に影響を与えることなく,挿入したり,削除したりできる。ただし,この扱い
では,情報の書式及び/又は機器の制御に影響の出る場合がある。
F.8.2 INDEX(IND,インデクス) C1集合のビット組合せ (08/04) に符号化されていた制御機能INDEX
(IND,インデクス)は,この規格の原国際規格第2版 (ISO 6429 : 1988) で使わない方がよいことになっ
ていたので,今回これを削除した。
F.8.3 CHARACTER TABULATION SET ABSOLUTE(HTSA,文字位置指定タブ設定) 任意個の数値パ
ラメタをもつ制御列 (CSI Pn...02/00 04/14) として符号化していたCHARACTER TABULATION SET
ABSOLUTE(HTSA,文字位置指定タブ設定)は,この規格の原国際規格第2版 (ISO 6429 : 1988) で使
わない方がよいことになっていたので,今回これを削除した。
F.9 パラメタなしの制御シーケンスを表現する新しい型の制御機能 この規格の原国際規格の以前の版
は,パラメタなしの制御機能を暗黙に許容していたが,この型の制御シーケンスは本体8.で明示的には指
定していなかった。さらに,このような制御シーケンスで表現される制御機能は,存在しなかった。
パラメタなしの制御シーケンスは,この規格の原国際規格の今回の版で導入された。この新しい型の制
御シーケンスで表現する制御機能がこの規格の原国際規格の将来の版で定義する必要が生じた場合,その
制御機能は1個の中間バイト02/01をもつ制御シーケンスとすることになっている。
F.10 削除されたオプション パラメタ列の書式に関する本体5.4.2の規則は,h)に最後の空のパラメタ部
分列に先立つ分離標識が省略できるというオプションを含んでいた。
このオプションは,同一の制御機能に対して互換性のない異なる実装をもたらしていたため,別のやり
方に従う適用業務の間での情報交換の障害となっていた。そのため,このオプションは,削除した。
――――― [JIS X 0211 pdf 87] ―――――
88
X 0211-1994 (ISO/IEC 6429 : 1992)
附属書G(参考) 参考文献
ISO/IEC 646 : 1991 Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange
ISO 8859 Information processing−8-bit single-byte coded graphic character sets
ISO 8859-1 : 1987 Part 1 : Latin alphabet No.1
ISO 8859-2 : 1987 Part 2 : Latin alphabet No.2
ISO 8859-3 : 1988 Part 3 : Latin alphabet No.3
ISO 8859-4 : 1988 Part 4 : Latin alphabet No.4
ISO/IEC 8859-5 : 1988 Part 5 : Latin/Cyrillic alphabet
ISO 8859-6 : 1987 Part 6 : Latin/Arabic alphabet
ISO 8859-7 : 1987 Part 7 : Latin/Greek alphabet
ISO 8859-8 : 1988 Part 8 : Latin/Hebrew alphabet
ISO/IEC 8859-9 : 1989 Part 9 : Latin alphabet No.5
ISO/IEC 8859-10 : 1992 Part 10 : Latin alphabet No.6
ISO/IEC 7350 : 1991 Information technology−Registration of repertoires of graphic characters from ISO 10367
ISO/IEC 10538 : 1991 Information technology−Control functions for text communication
ECMA-17 : 1968 Graphic representation of the control characters of the 7-bit coded character set for information
interchange
ECMA TR/53 : 1992 Handling of bi-directional texts
ISO International Register of Coded Character Sets to be used with Escape Sequences
情報交換用制御機能JIS改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 芝 野 耕 司 東京国際大学商学部
(幹事) 伊 藤 和 夫 NTTデータ通信株式会社開発本部第1技術部
伊 藤 龍 彦 日本ユニシス株式会社システムプロダクト本部企画部
榎 本 義 彦 日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア技術推進
親 泊 肇 日本電気株式会社第1コンピュータ事業本部
コンピュータ事業部
加 山 英 男 財団法人日本規格協会技術部
小 池 建 夫 株式会社日立製作所オフィスシステム事業部企画本部
製品企画部
佐 伯 俊 則 通商産業省機械情報産業局
佐 藤 敬 幸 横河ヒューレットパッカード株式会社調査室
島 倉 達 郎 株式会社東芝パソコン技術部
瀬戸屋 英 雄 通商産業省工業技術院標準部
山 崎 康 一 株式会社沖テクノシステムズラボラトリ開発第二部
(規格調整専門委員) 徳 永 英 二
(事務局) 及 川 清 社団法人情報処理学会情報規格調査会
JIS X 0211:1994の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 6429:1992(IDT)
JIS X 0211:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化