JIS X 0605:1997 情報交換用ディスクカートリッジのボリューム及びファイル構成 | ページ 5

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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

11.8 サブディレクトリ親指示項目

 ディレクトリ項目がサブディレクトリの第2項目であって,属性フ
ィールドのサブディレクトリ項目ビットが1,名前フィールドの最初の2バイトが (2E) で,残りの6バ
イトを (20) に設定した場合,このディレクトリ項目は,親ディレクトリ指示項目とする。
親ディレクトリ指示項目は,そのサブディレクトリの位置を示すサブディレクトリ指示項目を含むディ
レクトリの位置を示す。
サブディレクトリの有無は,任意とするが,親ディレクトリ指示項目をサブディレクトリの第2項目に
記録しなければならない。
親ディレクトリ指示項目は,ルートディレクトリに存在してはならない。
11.8.1 名前 (BP18) このフィールドは,先頭の2バイトを (2E),残りの6バイトを (20) とする。
11.8.2 拡張名 (BP911) このフィールドは,すべてのバイトを (20) とする。
11.8.3 属性 (BP12) このフィールドのサブディレクトリ項目ビットは,1とし,ボリュームラベルビッ
トは,0とする。他のビットは,交換時には無視する。
11.8.4 予約 (BP1322) このフィールドは,すべてのバイトを (00) とする。
11.8.5 記録時刻 (BP23, 24) このフィールドは,親ディレクトリ指示項目を記録した時刻を指定し,
11.3.5に従って記録する。
11.8.6 記録日付 (BP25, 26) このフィールドは,親ディレクトリ識別項目を記録した日付を指定し,
11.3.6に従って記録する。
11.8.7 先頭クラスタ番号 (BP27, 28) このフィールドは,親ディレクトリに割り当てられた先頭のクラ
スタのクラスタ番号を指定する。親ディレクトリがサブディレクトリの場合,先頭クラスタ番号は,8.2
に従って記録し,親ディレクトリがルートディレクトリの場合, (00 00) を記録する。
11.8.8 ファイル長 (BP2932) このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.9 消去項目

 先頭の1バイトが (E5) のディレクトリ項目は,消去項目とする。消去項目は,利用でき
るディレクトリの領域を示し,新たなディレクトリ項目を記録するために使用することができる。
消去項目は,サブディレクトリの第1項目又は第2項目に存在してはならない。
11.9.1 名前 (BP18) このフィールドは,先頭の1バイトを (E5) とし,残りの7バイトは,規定しな
い。交換時には無視する。
11.9.2 残りのバイト (BP932) このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.10 未使用項目

 先頭の1バイトが (00) のディレクトリ項目は,未使用項目とする。未使用項目は,一
度も使われていないディレクトリの領域を示し,新たなディレクトリ項目を記録するために使用すること
ができる。
未使用項目は,サブディレクトリの第1項目又は第2項目に存在してはならない。かつ,他の種類のデ
ィレクトリ項目の前に存在してはならない。すなわち,すべての未使用項目は,ディレクトリの終わりの
部分に存在しなければならない。
11.10.1 名前 (BP18) このフィールドは,先頭の1バイトを (00) とし,残りの7バイトは,規定しな
い。交換時には無視する。
11.10.2 残りのバイト (BP932) このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

――――― [JIS X 0605 pdf 21] ―――――

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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)
第3章 システムの要求事項

12. システムの記述に関する要求事項

 この規格の13.及び14.は,利用者と処理システムとの間で受け渡
される情報について規定する。
この規格に適合する情報処理システムは,利用者が前記の情報を供給することができ,また利用可能な
情報を得ることができる方法を明確に記述しなければならない。

13. 作成システムの要求事項

13.1 概要

 作成システムは,この規格に適合するFDCに記録できなければならない。

13.2 ファイル

 処理システムは,記録する交換用ファイルの情報を,利用者から得なければならない。

13.3 記述子

13.3.1 処理システムは,利用者が指定した情報を,次の記述子フィールドに記録しなければならない。利
用者が情報を指定しないフィールドには,その情報を補充しなければならない。
−名前 ファイル項目BP18
−拡張名 ファイル項目BP911
−読取り専用ビット ファイル項目BP12(ビット8)
13.3.2 処理システムは,利用者が指定した情報を次の記述子フィールドに記録しなければならない。利用
者が情報を供給しない場合には,ボリュームラベル項目を記録する必要はない。
−名前 ボリュームラベル項目BP18
−拡張名 ボリューム項目BP911
13.3.3 処理システムは,次の記述子フィールドに記録する情報を利用者が指定することを許してもよい。
許す場合には,利用者が指定した情報を記述子フィールドに記録する。利用者が情報が指定しないときは,
そのフィールドに記録する情報を補充しなければならない。
−記録時刻 ボリュームラベル項目BP23, 24
−記録日付 ボリュームラベル項目BP25, 26
−記録時刻 ファイル項目BP23, 24
−記録日付 ファイル項目BP25, 26
−記録時刻 サブディレクトリ指示項目BP23, 24
−記録日付 サブディレクトリ指示項目BP25, 26
−記録時刻 親ディレクトリ指示項目BP23, 24
−記録日付 親ディレクトリ指示項目BP25, 26
−記録時刻 サブディレクトリ識別項目BP23, 24
−記録日付 サブディレクトリ識別項目BP25, 26
14. 受領システムの要求事項
14.1 概要 受領システムは,この規格に適合するFDCからすべての交換用ファイルを読み取ることがで
きなければならない。

14.2 ファイル

 処理システムは,ボリューム上の交換用ファイルの情報を,利用者が得られるようにし
なければならない。

14.3 記述子

――――― [JIS X 0605 pdf 22] ―――――

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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)
14.3.1 処理システムは,利用者が要求したファイル及びそのファイルを記録したFDCを特定するのに十
分な情報を,利用者が得られるようにしなければならない。
14.3.2 処理システムは,次の記述子フィールドに記録している情報を,利用者が得られるようにしなけれ
ばならない。
−名前 ボリュームラベル項目BP18
−拡張名 ボリュームラベル項目BP911
−名前 ファイル項目BP18
−拡張名 ファイル項目BP911
−読取り専用ビット ファイル項目BP12(ビット8)
14.3.3 処理システムは,次の記述子フィールドに記録されている情報を,利用者が得られるようにする必
要はない。
−記録時刻 ボリュームラベル項目BP23, 24
−記録日付 ボリュームラベル項目BP25, 26
−記録時刻 ファイル項目BP23, 24
−記録日付 ファイル項目BP25, 26
−記録時刻 サブディレクトリ指示項目BP23, 24
−記録日付 サブディレクトリ指示項目BP25, 26
−記録時刻 親ディレクトリ指示項目BP23, 24
−記録日付 親ディレクトリ指示項目BP25, 26
−記録時刻 サブディレクトリ識別項目BP23, 24
−記録日付 サブディレクトリ識別項目BP25, 26
第4章 レコード構造

15. レコード構造

15.1 概要

 本体の第2章に適合したFDC上に記録するファイルで使用可能なレコード構造を示す。
このレコード構造は,データ列がレコードの組として編成する場合,応用プログラムでの入出力データ
列として使用してもよい。ここで規定するレコード構造を使用する場合,プログラム言語で記述した応用
プログラムに,利用者がプログラムの命令文を追加してもよい。作成システム又は受領システムで取り扱
えるように,レコード構造を変換するユーティリティを作成してもよい。

15.2 レコード

15.2.1 特性 レコードは,ファイル内の情報の一部で,符号化したバイト列とする。
レコード長は,レコード中のバイト数とする。
レコードは,固定長レコード,可変長レコード又はセグメント化レコードのいずれかとする。
15.2.2 測定データ単位 測定データ単位(以下,MDUという。)は,固定長レコード,可変長レコード又
はレコードセグメントのいずれかを含まなければならない。
MDUは,ファイル空間の連続するバイトに記録する。最初又は唯一のMDUは,ファイル空間の最初の
バイトから始まる。連続するMDUは,ファイル空間のそれぞれ直前のMDUの最終バイトの直後のバイ
トから始まる。

――――― [JIS X 0605 pdf 23] ―――――

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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)
15.2.3 固定長レコード 固定長レコードは,すべてのレコードの長さが同じであるファイルに含まれるレ
コードとする。このようなファイルのレコード形式を,固定長形式とする。
固定長レコードは,そのレコードからなる一つのMDUに含まなければならない。
固定長レコードの最小の長さは,1とする。
15.2.4 可変長レコード 可変長レコードは,各レコードの長さが異なってもよいファイルに含まれるレコ
ードとする。このようなファイルのレコードの形式を可変長形式とする。
一つの可変長レコードは,一つのMDUに含まなければならない。MDUは,レコード制御語(以下,
RCWという。)とその直後に続く可変長レコードからなる。RCWは,JIS X 0201によって符号化した4
文字からなり,レコード長とRCWの長さの和を4けたの10進数で表す。
各ファイルには,最大レコード長を設定しなければならない。ファイル内のレコード長は,この値を超
えてはならない。最大レコード長は,0であってはならない。かつ,9 995を超えてはならない。
可変長レコードの最小の長さは,0とする。
15.2.5 セグメント化レコード セグメント化レコードは,レコード長が異なっていてもよく,一つ以上の
MDUに含まれるように記録したファイル内のレコードとする。このファイルに含まれるレコードの形式
をセグメント化レコード形式とする。
一つのMDUに記録したセグメント化レコードの一部は,レコードセグメントである。
一つのレコードの連続するセグメントは,連続するMDUに記録しなければならない。
一つのセグメントを一つのFDCの最後のMDUに記録し,かつ,これに続くセグメントを他のFDCの
最後のMDUに記録する場合,同一レコードの異なるセグメントは,異なるFDCに記録する。
各ファイルには,最大レコード長を設定しなければならない。ファイル内のレコード長は,この値を超
えてはならない。最大レコード長は,0であってはならない。
備考 レコード内のレコードセグメントの個数に制限がないので,最大レコード長には制限がない。
一つのレコードセグメントは,一つのMDUに含まれる。MDUは,セグメント制御語(以下,SCWと
いう。)とその直後に続くレコードセグメントからなる。SCWは,JIS X 0201による5文字からなる。
SCWの最初の文字を,セグメント指示子という。この文字は,0,1,2又は3のいずれかであり,次の
意味をもつ。
0 : レコードがこのレコードセグメントで始まり,かつ,終わる。
1 : レコードがこのレコードセグメントで始まるが,終わっていない。
2 : レコードがこのレコードセグメントで始まっていないし,終わってもいない。
3 : レコードがこのレコードセグメントで始まっていないが,終わる
SCWの残りの4文字は,レコードセグメントの長さとSCWの長さの和を4けたの10進数で表す。
レコードセグメントの長さの最大値は,9 994とする。
レコードセグメントの長さの最小値は,0とする。

15.3 ファイルの属性

 ファイルの属性は,次のとおりとする。
−ファイルのレコード形式
−固定長形式の場合には,レコード長
−可変長形式又はセグメント化形式の場合には,最大レコード長
備考 ファイルの属性は,ファイルを記録するFDCの作成者と受領者の合意による。

15.4 システムの要求事項

――――― [JIS X 0605 pdf 24] ―――――

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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)
15.4.1 作成システム 処理システムは,ファイルの各レコードのレコード長を利用者から得なければなら
ない。
セグメント化レコードの場合,処理システムは,最大レコード長に制限を加えてもよい。
15.4.2 受領システム 処理システムは,ファイルの各レコードのレコード長を利用者に与えなければなら
ない。
セグメント化レコードの場合,処理システムは,レコード長に制限を加えてもよい。
処理システムは,レコードの最初のnバイト(nは,設定された制御値)を超えるバイトを利用者に与
える必要がない。

――――― [JIS X 0605 pdf 25] ―――――

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JIS X 0605:1997の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 9293:1994(IDT)

JIS X 0605:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0605:1997の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称