JIS X 0610:2006 DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造

JIS X 0610:2006 規格概要

この規格 X0610は、DVD-再生専用ディスク用のボリューム構造及びファイル構造として,ブリッジフォーマットを規定。

JISX0610 規格全文情報

規格番号
JIS X0610 
規格名称
DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造
規格名称英語訳
Volume and file structure of DVD read-only Disc
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

35.040, 35.220.21
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2017-03-21 改正
ページ
JIS X 0610:2006 PDF [61]
                                                                                   X 0610 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)から
DVDフォーラムのDVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONSを基に
作成した工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を
経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS X 0610には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件
附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法
附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列
附属書1(参考)参考文献

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 0610 pdf 1] ―――――

X 0610 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 一般・・・・[1]
  •  1.1 適用範囲・・・・[1]
  •  1.2 引用規格・・・・[1]
  •  1.3 定義・・・・[2]
  •  1.4 記法・・・・[4]
  •  1.5 記述子欄のデータ種別・・・・[4]
  •  1.6 記述子の記録・・・・[6]
  •  2. ボリューム構造・・・・[6]
  •  2.1 DVD-再生専用ディスクの要件・・・・[6]
  •  2.2 ボリューム空間・・・・[7]
  •  2.3 ブリッジフォーマットのボリューム構造・・・・[8]
  •  2.4 ブリッジボリューム認識列・・・・[10]
  •  2.5 開始点・・・・[11]
  •  2.6 ボリューム記述子列・・・・[12]
  •  2.7 論理ボリューム保全列・・・・[19]
  •  2.8 CD-ROMボリューム記述子集合・・・・[21]
  •  3. ファイル構造・・・・[25]
  •  3.1 DVD-再生専用ディスクの要件・・・・[25]
  •  3.2 JIS X 0609のファイル構造・・・・[26]
  •  3.3 JIS X 0609のファイル集合記述子列・・・・[29]
  •  3.4 JIS X 0609のディレクトリ・・・・[31]
  •  3.5 ICB・・・・[32]
  •  3.6 拡張属性・・・・[38]
  •  3.7 JIS X 0606のディレクトリ構造及びパステーブル・・・・[41]
  •  附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件・・・・[47]
  •  附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法・・・・[57]
  •  附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列・・・・[58]
  •  附属書1(参考)参考文献・・・・[59]

――――― [JIS X 0610 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 0610 : 2006

DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造

Volume and file structure of DVD read-only Disc

序文

 この規格は,1996年にDVDフォーラムから発行され,2001年8月までにSupplementとして改訂さ
れたDVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONSを基に作成した日本工
業規格である。

1. 一般

1.1 適用範囲

 この規格は,DVD-再生専用ディスク用のボリューム構造及びファイル構造として,ブリ
ッジフォーマットを規定する。この規定によって,DVD専用プレーヤ及びコンピュータシステム利用者の
間のDVD-再生専用ディスクによる情報交換が可能になる。このブリッジフォーマットは,JIS X 0609及
びJIS X 0606(ISO 9660)に従う。
JIS X 0609は,JIS X 0607(ISO/IEC 13346)の規定の部分集合を定義することによって,データ交換を
最大限に行い,JIS X 0607を実装するための費用及び複雑性を最小限に抑える。この規格JIS X 0610は,
これをDVD-再生専用ディスクに適用するために,JIS X 0609に幾つかの制限及び条件を付け加えている。
これらの制限及び条件によって,DVD専用プレーヤの設計を容易にする。
このブリッジフォーマットは,JIS X 0606と互換性のあるボリューム構造及びファイル構造をもつこと
によって,既存のコンピュータシステムにおいても容易に実装できる。
“DVD-Video/Audio適合”範囲はDVD-Video規定及びDVD-Audio規定の両方に関して,ブリッジフォ
ーマットの上で定義される。DVD-Video/Audio適合範囲は,ブリッジフォーマットを使用する際のボリュ
ーム構造及びファイル構造のパラメタ欄に幾つかの制限を規定する。これは,オペレーティングシステム
(OS)からの独立性を保ち,DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクのデータ構造を単純化する。

1.2 引用規格

 次の規格等は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規
定を構成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。
JIS X 0201:1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字情報集合
備考 ISO/IEC 646:1991 Information tecnology−ISO 7-bit coded character set for information
interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0606:1998 情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造
備考 ISO 9660:1988 Information processing−Volume and file structure of CD-ROM for information
interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS X 0607:2001 非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイル
の構造

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X 0610 : 2006
備考 ISO/IEC 13346:1999 Volume and file structure of write-once and rewritable media using
non-sequential recording for information interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と
同等である。
JIS X 0609:1998 情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム及びファイルの構造
備考 Universal Disk Format Specification,revision 1.02,Optical Storage Technology Association,1996
が,この日本工業規格(日本産業規格)に対応している。
JIS X 6241:2004 120 mm DVD-再生専用ディスク
備考 ISO/IEC 16448:2002 Information technology−120 mm DVD−Read-only diskが,この日本工業
規格に一致している。
JIS X 3030:1994 移植可能なオペレーティングシステムのインタフェース(POSIX)第1部 応用プロ
グラム向けのインタフェース(API)[プログラム言語C]
備考 ISO/IEC 9945-1:1990Portable Operating System Interface (POSIX)−Part 1: System Application
Program Interface (API) C Language] が,この日本工業規格(日本産業規格)に一致している。
ISO/IEC 13800:1996Information technology−Procedure for the registration of identifiers and attributes for
volume and file structure
The Unicode Standard,version 1.1,Unicode Consortium

1.3 定義

1.3.1 開始点(anchor point) ボリューム記述子列のエクステントを識別する記述子を記録するための,
規定された論理セクタ番号集合中の一つの論理セクタ番号。
1.3.2 応用プログラム(application) ファイルの内容を処理し,ファイル又はそのファイルを記録したボ
リュームに関するシステム指定の属性データも処理できるプログラム。
1.3.3 バイト(byte) 一つの単位として扱う8個の2進数字の列。
1.3.4 巡回冗長検査[cyclic redundancy check (CRC)] バイト列の正しさを計算する方法。
1.3.5 データ編集者(data preparer) ボリュームグループ上に記録するデータの編集を管理する人又は他
の実体。
1.3.6 記述子(descriptor) ボリューム又はファイルに関する記述的情報をもつ構造。
1.3.7 エクステント(extent) 次の二つの定義を与える。
a) ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造では,昇順に連続する論理セクタ番号をもつ論理セク
タの集合。エクステントの番地又は位置は,論理セクタ列の最初の論理セクタの番号とする。
b) ファイル構造では,昇順に連続する論理ブロック番号をもつ論理ブロックの集合。エクステントの番
地又は位置は,論理ブロック列の最初の論理ブロックの番号とする。
1.3.8 ファイルセクション(file section) 1個のエクステントに記録したファイルの一部。
1.3.9 ファイル集合(file set) ファイル又はディレクトリの集合。
1.3.10 ファイル集合番号(file set number) 論理ボリュームのファイル集合を識別する番号。ファイル集
合番号の一つは0とする。
1.3.11 ファイル集合記述子番号(file set descriptor number) ファイル集合記述子列のファイル集合記述
子を識別する番号。
1.3.12 ファイルユニット(file unit) 一つのエクステントを構成する論理セクタの集合。論理セクタ番
号は,連続した昇順列とする。
1.3.13 ファイルユニットの大きさ(file unit size) ファイルセクションに割り当てられたファイルの一部

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X 0610 : 2006
を構成するファイルユニットの中の論理セクタの個数。
1.3.14 グループID(group ID) 利用者のグループの識別子。
1.3.15 処理システム(implementation) 情報処理システムが,作成システム,受領システム又はその両
方のシステムとして動作することを可能とする処理の集合。
1.3.16 論理ブロック(logical block) 論理ボリューム中の割付けの単位。
1.3.17 論理セクタ(logical sector) ボリューム中の割付けの単位。
1.3.18 論理ボリューム(logical volume) 一つ以上の区画の集合。
1.3.19 作成システム(originating system) 他のシステムとのデータ交換を目的としてボリューム集合中
にファイルの集合を作成することができる情報処理システム。
1.3.20 区画(partition) ボリューム中においての論理セクタから成る一つのエクステント。
1.3.21 区画番号(partition number) ボリュームの区画を識別する番号。区画番号は,0から始まる昇順
に割り当てた連続した整数とする。
1.3.22 物理セクタ(physical sector) JIS X 6241が規定する割当て単位。
1.3.23 基本ボリューム記述子番号(primary volume descriptor number) ボリューム記述子列の基本ボリュ
ーム記述子を識別する番号。ボリューム記述子列の一つの最新基本ボリューム記述子だけが,基本ボリュ
ーム記述子番号0をもつ。
1.3.24 受領システム(receiving system) データ交換を目的として他のシステムによって形成されたボリ
ューム集合からファイル集合を読みとることのできる情報処理システム。
1.3.25 予備(reserved) 次の二つの定義を用いる。
a) 予備欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性があること
を示し,実装では無視しなければならないことを示す。予備欄のすべてのバイトは,00hに設定しな
ければならない。
b) 値が定義済みの欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性
があることを示し,実装では無効な値として扱われなければならない。
1.3.26 セクタ(sector) 媒体の他の番地付け可能部分とは独立にアクセスできる番地付け可能最小部分
のデータ欄。
1.3.27 記録のための規格(standard for recording) 媒体に記録される情報用の記録方法及び番地指定方法
を規定する規格。記録のための規格は,JIS X 0607の1/5.10の規定による。
1.3.28 2の補数(twos complement) その数の各ビットを反転させ(1を0に置き換え,0を1に置き換
える),1を加えて計算される数値。ただし,オーバフローは無視する。
1.3.29 ブリッジフォーマット(Bridge Format) JIS X 0609及びJIS X 0606の両規格に従うフォーマット。
1.3.30 利用者(user) 処理システムが提供するサービスの実行を呼び出す人又は他の実体(例えば,応
用プログラム)。
1.3.31 利用者ID(user ID) 利用者の識別子。
1.3.32 ボリューム(volume) 関係する記録のための規格が規定するセクタ番地空間。
1.3.33 ボリューム記述子順序番号(volume descriptor sequence number) ボリューム記述子列のボリュー
ム記述子を識別する番号。同一のボリューム記述子順序番号をもつすべてのボリューム記述子は,同一の
内容をもつ。最新記述子は,JIS X 0607の3/8.4.3の規定による。
1.3.34 ボリュームグループ(volume group) 同時に作られた内容をもち,一つ以上の連続した番号のボ
リュームから成る一つのボリューム集合の中のグループ。

――――― [JIS X 0610 pdf 5] ―――――

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JIS X 0610:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0610:2006の関連規格と引用規格一覧

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