JIS X 0610:2006 DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造 | ページ 12

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X 0610 : 2006
表 A.18.1 パステーブルレコード
RBP 長さ 名前 内容
0 1 ディレクトリ識別子の長さ(=LENDI) Uint8
1 1 拡張属性レコードの長さ Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク)
2 4 エクステントの位置 LB32 又は MB32
6 2 親ディレクトリ番号 LB16 又は MB16
8 LENDI ディレクトリ識別子 d文字,00h バイト
a b 埋込み 00h バイト
a = 8 + LENDI
b = 0 (ディレクトリ識別子欄の長さが偶数のとき)
b = 1 (ディレクトリ識別子欄の長さが奇数のとき)
A.18.1 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコードを記録していないことを示して,0に設定
する。
A.19 ディレクトリ及びファイル DVD-Videoディスクの実装及びDVD-Audioディスクの実装のディレ
クトリ及びファイルに対する要件を,次に示す。
a) art 3 VIDEO SPECIFICATIONSに示すビデオマネージャ及びビデオタイトルセット用のディレクトリ
はルートディレクトリのサブディレクトリとしてDVD-Videoディスクに記録されなければならず,
“VIDEOTS”という固定された名前をもたなければならない。VIDEOTSディレクトリはDVD-Audio
ディスクに記録してもよい。Part 4 AUDIO SPECIFICATIONSに示すメディアキーブロック,シンプル
オーディオマネージャ,オーディオマネージャ,オーディオ静止ビデオセット及びオーディオタイト
ルセット用のディレクトリはルートディレクトリのサブディレクトリとしてDVD-Audioディスクだ
けに記録されなければならず,“AUDIOTS”という固定された名前をもたなければならない。
b) ビデオマネージャ情報,ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセット,バックアップ用ビ
デオマネージャ情報,ビデオタイトルセット情報,ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェ
クトセット及びバックアップ用ビデオタイトルセット情報は,各々VIDEOTSディレクトリの構成フ
ァイルのデータ空間の中に記録しなければならない。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジ
ェクトセットの構成ファイルはDVD-Audioディスクに記録してはならない。
c) 1GB(=230バイト)以上の大きさのタイトル用ビデオオブジェクトセットは,各ファイルの大きさを
1GBより小さくするために,9ファイルまで分割する。これらのファイルは,VIDEOTSディレクト
リの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれらの構
成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。
d) シンプルオーディオマネージャ,オーディオマネージャ情報,オーディオマネージャメニュー用ビデ
オオブジェクトセット,バックアップ用オーディオマネージャ情報,オーディオ静止ビデオセット情
報,オーディオ静止ビデオセットオブジェクトセット,バックアップ用オーディオ静止ビデオセット
情報,オーディオタイトルセット情報及びバックアップ用オーディオタイトルセット情報は,各々
AUDIOTSディレクトリの構成ファイルのデータ空間の中に記録しなければならない。
e) 3 MB(=3,145,728バイト)の大きさをもつメディアキーブロックは,利用者ファイル及び2重化
バックアップファイルとして記録されなければならない。これらのファイルは,AUDIOTSディレク
トリの構成ファイルでなければならない。各メディアキーブロックの最初のバイトは,論理セクタ番

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号が16の整数倍の値をもつ論理セクタの最初のバイトと一致しなければならない。
f) 1GB(=230バイト)以上の大きさのタイトル用オーディオオブジェクトセットは,各ファイルの大き
さを1GBより小さくするために,9ファイルまで分割する。これらのファイルは,AUDIOTSディレ
クトリの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれら
の構成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。
g) ファイル名は,次に示す規則に従って与える。
1) ビデオマネージャ(VMG)用ファイル名 ビデオマネージャ情報のファイル名として,
“VIDEOTS.IFO”を固定的に用いる。ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセットの
ファイル名として,“VIDEOTS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用ビデオマネージャ情報
のファイル名として,“VIDEOTS.BUP”を固定的に用いる。
2) ビデオタイトルセット(VTS)用ファイル名 ビデオタイトルセット情報のファイル名として,
“VTS@@0.IFO”を用いる。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクトセットのファ
イル名として,“VTS@@0.VOB”を用いる。タイトル用ビデオオブジェクトセットのファイル名
として,“VTS@@#.VOB”を用いる。バックアップ用ビデオタイトルセット情報のファイル名と
して,“VTS@@0.BUP”を用いる。
“@@”は,“01”“99”の2文字を用いて,ビデオタイトルセット番号と同じ番号を割り当て
なければならない。
“#”は,“1”“9”の1文字を用いて,ビデオオブジェクトセットの各ファイルに対して,論
理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。
3) シンプルオーディオマネージャ(SAMG)用ファイル名 シンプルオーディオマネージャのファイル
名として,“AUDIOPP.IFO”を固定的に用いる。
4) メディアキーブロック用ファイル名 メディアキーブロックのファイル名として,
“DVDAUDIO.MKB”を固定的に用いる。バックアップ用メディアキーブロックのファイル名とし
て,“DVDAUDIO.BUP”を固定的に用いる。
5) オーディオマネージャ(AMG)用ファイル名 オーディオマネージャ情報のファイル名として,
“AUDIOTS.IFO”を固定的に用いる。オーディオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセッ
トのファイル名として,“AUDIOTS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオマネー
ジャ情報のファイル名として,“AUDIOTS.BUP”を固定的に用いる。
6) オーディオ静止ビデオセット(ASVS)用ファイル名 オーディオ静止ビデオセット情報のファイル
名として,“AUDIOSV.IFO”を固定的に用いる。オーディオ静止ビデオオブジェクトセットのファ
イル名として,“AUDIOSV.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオ静止ビデオセッ
ト情報のファイル名として,“AUDIOSV.BUP”を固定的に用いる。
7) オーディオタイトルセット(ATS)用ファイル名 オーディオタイトルセット情報のファイル名とし
て,“ATS@@0.IFO”を用いる。タイトル用オーディオオブジェクトセットのファイル名として,
“ATS@@#.AOB”を用いる。バックアップ用オーディオタイトルセット情報のファイル名として,
“ATS@@0.BUP”を用いる。
“@@”は,“01”“99”の2文字を用いて,オーディオタイトルセット番号と同じ番号を割り
当てなければならない。
”#”は,“1”“9”の1文字を用いて,オーディオオブジェクトセットの各ファイルに対して,
論理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。

――――― [JIS X 0610 pdf 57] ―――――

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h) IS X 0609ファイル構造では,ディレクトリ及びファイルのファイル識別子は,OSTA圧縮Unicode
フォーマットを用いて記録されなければならない。ファイル識別記述子のファイル識別子欄中に記録
する圧縮IDは,8を設定する。例えば,VIDEOTSディレクトリのファイル識別子は,ファイル識別
子欄の中に08h+“VIDEOTS”として記録し,このファイル識別子の長さは,9とする。

――――― [JIS X 0610 pdf 58] ―――――

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附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法
この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな
い。
ファイルシステムがJIS X 0606からJIS X 0609へ移行することが予想されるため,DVD-Videoプレーヤ
及びDVD-AudioプレーヤはJIS X 0609ファイルシステムを使うことを推奨する。例えば図3.1.1に示す
VIDEOTS.IFOファイルを読出す手続を示す。
a) 手続1. ボリューム認識列 ボリューム認識列領域は,論理セクタ16で始まる。“NSR02”をもつ規格
識別子欄のNSR記述子を探し出す。
b) 手続2. 開始点 主ボリューム記述子列の位置を指定する論理セクタ256に位置する第1の開始点を読
み込む。読み込めないときには,最後のLSNに位置する第2の開始点を読み込む。
c) 手続3. ボリューム記述子列 主ボリュームを読み出す。読み出せない場合には,予備ボリューム記述
子列を読み込む。その列の論理ボリューム記述子に指定されているファイル集合記述子の位置を見つ
け出す。その列の区画記述子に指定されている区画の開始位置を見つけ出す。
d) 手続4. ファイル集合記述子 ファイル集合記述子の位置を読み出し,ルートディレクトリを記述する
ファイルエントリの位置及び長さを見つけ出す。
e) 手続5. ルートディレクトリのファイルエントリ ルートディレクトリファイルエントリを読み出し,
ルートディレクトリの属性及び位置を見つけ出す。
f) 手続6. ルートディレクトリ ファイル識別記述子で構成されるルートディレクトリを読み出す。ファ
イル識別子欄が,VIDEOTSを識別し,ファイルがディレクトリであることを指定するファイル特性
欄をもつファイル識別記述子を見つけ出す。そのファイル識別記述子を読み出し,VIDEOTSディレ
クトリを記述しているファイルエントリの位置を見つけ出す。
g) 手続7. サブディレクトリのファイルエントリ VIDEOTSディレクトリのファイルエントリを読み
出し,VIDEOTSディレクトリの位置及び長さを見つけ出す。
h) 手続8. サブディレクトリ ファイル識別記述子から成るVIDEOTSディレクトリを読み出す。ファ
イル識別子欄がVIDEOTS.IFOを指定し,ファイル特性欄がファイルディレクトリでないことを指定
するファイル識別記述子を見つけ出す。
i) 手続9. 構成ファイルのファイルエントリ VIDEOTS.IFOファイルエントリを読み出し,
VIDEOTS.IFOファイルの位置を見つけ出す。

――――― [JIS X 0610 pdf 59] ―――――

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附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列
この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな
い。
JIS X 0606起動レコードを使うとき,この起動レコードは表C.1.1に示すとおり,論理セクタ番号17を
もつ特定の論理セクタの中に配置されなければならない。
表 C.1.1 起動レコードをもつブリッジボリューム認識列の例
LSN 記述子
16 基本ボリューム記述子(JIS X 0606)
17 起動レコード(JIS X 0606)
18 ボリューム記述子集合ターミネータ
19 拡張領域記述子の始まり
20 NSR記述子
21 拡張領域記述子の終わり

――――― [JIS X 0610 pdf 60] ―――――

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JIS X 0610:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0610:2006の関連規格と引用規格一覧

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