JIS X 25010:2013 システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―システム及びソフトウェア品質モデル

JIS X 25010:2013 規格概要

この規格 X25010は、a)利用時の品質モデル;b)製品品質モデルを規定。

JISX25010 規格全文情報

規格番号
JIS X25010 
規格名称
システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)―システム及びソフトウェア品質モデル
規格名称英語訳
Systems and software engineering -- Systems and software Quality Requirements and Evaluation (SQuaRE) -- System and software quality models
制定年月日
2013年6月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 25010:2011(IDT)
国際規格分類

ICS

35.080
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ソフトウェア 2020
改訂:履歴
2013-06-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS X 25010:2013 PDF [41]
                                                               X 25010 : 2013 (ISO/IEC 25010 : 2011)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[3]
  •  2 適合性・・・・[4]
  •  3 品質モデルの枠組み・・・・[5]
  •  3.1 品質モデル・・・・[5]
  •  3.2 利用時の品質モデル・・・・[6]
  •  3.3 製品品質モデル・・・・[6]
  •  3.4 品質モデルの対象・・・・[7]
  •  3.5 品質モデルの利用・・・・[8]
  •  3.6 異なる利害関係者視点からの品質・・・・[9]
  •  3.7 モデル間の関係・・・・[10]
  •  4 用語及び定義・・・・[11]
  •  4.1 利用時の品質モデル・・・・[11]
  •  4.2 製品品質モデル・・・・[14]
  •  4.3 一般・・・・[20]
  •  4.4 JIS X 25000からの用語及び定義・・・・[22]
  •  附属書A(参考)JIS X 0129-1の品質モデルとの比較・・・・[26]
  •  附属書B(参考)ディペンダビリティへの写像の例・・・・[28]
  •  附属書C(参考)品質モデルの測定への利用・・・・[30]
  •  参考文献・・・・[37]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 25010 pdf 1] ―――――

X 25010 : 2013 (ISO/IEC 25010 : 2011)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 25010 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 25010 : 2013
(ISO/IEC 25010 : 2011)

システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデル

Systems and software engineering-Systems and software QualityRequirements and Evaluation (SQuaRE)-System and software quality models

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO/IEC 25010を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
ソフトウェア製品及びソフトウェア集約的なコンピュータシステムは,ビジネス業務及び個人作業を幅
広く実行するために,ますます多く使用されるようになってきている。個人的な満足,ビジネスでの成功
及び/又は人間の安全のための目的及び目標の実現は,高品質のソフトウェア及びシステムに依存してい
る。高品質のソフトウェア製品及びソフトウェア集約的なコンピュータシステムは,利害関係者にとって,
価値を与え,潜在的に存在する否定的な結果を回避するために不可欠である。
ソフトウェア製品及びソフトウェア集約的なコンピュータシステムには,開発者,購入者,利用者,又
はソフトウェア集約的なコンピュータシステムを使用する事業の取引先を含め,多くの利害関係者が存在
する。ソフトウェア製品及びソフトウェア集約的なコンピュータシステムの品質の総合的な仕様及び評価
は,利害関係者への価値を確実にする重要な要因である。このことは,システムに対する,利害関係者の
目的及び目標に関係する,必要で望まれる品質特性を定義することによって,達成することができる。こ
れには,システムが利害関係者に及ぼす影響だけでなく,ソフトウェアシステム及びデータに関係する品
質特性も含む。可能ならばいつでも,妥当性が確認された測定量及び測定手法又は広く受け入れられた測
定量及び測定手法を使用して,品質特性が明示され,測定され,評価されることが重要である。この規格
の品質モデルは,関連する品質特性を識別するために使用することができる。さらに,これらの特性は,
要求事項,満足性に対する基準及び対応する測定量を確立するために,更に使用することができる。
この規格は,これらのニーズを支援するために規定された,JIS X 0129:1994を起源としている。JIS X
0129:1994は,六つの特性を定義し,ソフトウェア製品評価プロセスモデルを規定した。
JIS X 0129:1994は,その後JIS X 0129規格類及びJIS X 0133規格群という二つの関連する規格類及び
規格群に置き換えられた。
注記 日本工業規格(日本産業規格)では,部で構成する規格がある場合,この部編成の規格全体を総称して,“規格群”
と呼ぶ。また,日本工業規格(日本産業規格)になっていない国際規格,技術仕様書及び技術報告書を含めて,
規格全体を総称する場合は,“規格類”と呼ぶ。
この規格は,JIS X 0129-1の後継規格で,幾つかの追補を加えた同じソフトウェア品質特性を組み込ん

――――― [JIS X 25010 pdf 3] ―――――

2
X 25010 : 2013 (ISO/IEC 25010 : 2011)
でいる。
− 品質モデルの適用範囲は,コンピュータシステム及びシステム視点からの利用時の品質を含むために
拡張されている。
− 利用状況網羅性は,利用時の品質の特性として追加され,副特性として,利用状況完全性及び柔軟性
がある。
− セキュリティは,JIS X 0129-1の機能性の副特性という扱いを改め,新たに品質特性として追加した。
副特性として,機密性,インテグリティ,否認防止性,責任追跡性及び真正性がある。
− (相互運用性及び共存性を含め)互換性は,特性として追加されている。
− 次の副特性が追加されている。機能完全性,容量・能力,ユーザエラー防止,アクセシビリティ,可
用性,モジュール性及び再利用性。
− 法律及び規制に対する適合性は,厳密な意味での品質の一部というよりはむしろ,システム要求事項
全体の一部であるので,適合性の副特性は削除されている。
− 内部品質モデル及び外部品質モデルは,結合されて,製品品質モデルとなっている。
− 適切な場合に,ソフトウェア独自の定義を使用するよりはむしろ,一般的な定義が採用されている。
− 幾つかの特性及び副特性は,更に正確な名称が付いている。
JIS X 0129-1からの変更の詳細全体を附属書Aに示す。
この規格は,SQuaREシリーズ(JIS X 250nn)の他の規格とともに使用されることを意図している。こ
の規格は,JIS X 0133規格群及びTS X 0111-2TS X 0111-4がSQuaREシリーズ規格によって置き換えら
れるまでは,JIS X 0133規格群及びTS X 0111-2TS X 0111-4と併せて使用されることを意図している。
この規格は,品質要求事項の定義及び分析に関連してJIS X 0170で識別されているテクニカルプロセスに
従う。
ISO/IEC 2501n
品質モデル部門
ISO/IEC 2503n ISO/IEC 2500n ISO/IEC 2504n
品質要求部門 品質管理部門 品質評価部門
ISO/IEC 2502n
品質測定部門
ISO/IEC 25050ISO/IEC 25099 SQuaRE拡張部門
図1−SQuaREシリーズ規格の構成
図1(JIS X 25000から引用し修正した。)に,SQuaREシリーズ規格の構成を示す。
SQuaREモデルの“各部門”には,次のものがある。
− ISO/IEC 2500n 品質管理部門 この部門の規格は,SQuaREシリーズの,他の全ての規格から参照さ
れる共通モデル,用語及び定義を規定する。規格を特定の応用事例に適用する場合の参照経路(SQuaRE
シリーズ全体の手引)及び高水準の実際的な提案は,全ての種別の利用者への手助けを提供する。こ
の部門は,ソフトウェア製品の品質要求事項の仕様及び評価の管理に責任のある支援機能のための要
求事項及び手引も提供する。

――――― [JIS X 25010 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 25010 : 2013 (ISO/IEC 25010 : 2011)
− ISO/IEC 2501n 品質モデル部門 この部門の規格は,内部ソフトウェア品質,外部ソフトウェア品
質及び利用時のソフトウェア品質のための品質特性を含む詳細な品質モデルを提供する。さらに,内
部ソフトウェア品質特性及び外部ソフトウェア品質特性は,品質副特性に分解される。また,品質モ
デルの実際的な利用のための手引も提供する。
− ISO/IEC 2502n 品質測定部門 この部門の規格は,ソフトウェア製品の品質測定の参照モデル,品
質測定量の数学的な定義及び適用のための実際的な手引を含む。提供する測定量は,内部ソフトウェ
ア品質,外部ソフトウェア品質及び利用時のソフトウェア品質に適用する。後に続く品質測定量のた
めの基礎となる品質測定量の要素を定義し提供する。
− ISO/IEC 2503n 品質要求部門 この部門の規格は,品質要求事項の仕様化に役立つ。これらの品質
要求事項は,開発するソフトウェア製品の品質要求事項の導出又は評価プロセスのための入力として
利用することができる。要求定義プロセスは,JIS X 0170に定義されたテクニカルプロセスに対応付
けられる。
− ISO/IEC 2504n 品質評価部門 この部門の規格は,評価者,取得者又は開発者のいずれかが実施す
る,ソフトウェア製品評価のための要求事項,推奨事項及び手引を提供する。評価モジュールとして
測定量の文書化のための支援も提供する。
− ISO/IEC 25050ISO/IEC 25099 SQuaRE拡張部門 この部門の規格は,特定の応用範囲を取り扱う
ソフトウェア製品品質の規格,標準仕様書(TS)及び/又は標準報告書(TR)を含むように指定さ
れている。また,一つ以上のSQuaRE規格を補完するために利用できるソフトウェア製品品質の規格,
標準仕様書及び/又は標準報告書を含むように指定されている。
この規格の品質モデルは,JIS X 0160及びJIS X 0170とともに使用することができる。特に,品質要求
事項の仕様及び評価に特定な焦点を当てた,要求事項の定義,検証及び妥当性確認に関係するプロセスを
使用することができる。JIS X 25030は,品質モデルをソフトウェア品質要求事項に対してどのように使用
できるかを記述しており,ISO/IEC 25040は,品質モデルをソフトウェア品質評価プロセスに対してどの
ように使用できるかを記述している。
この規格は,次の事項を提供するために,(ソフトウェアプロセスアセスメントに関する規格である)
ISO/IEC 15504-1-5とともに使用することができる。
− 顧客−供給者プロセスにおける,ソフトウェア製品品質を定義するための枠組み
− 支援プロセスにおける,レビュー,検証及び妥当性確認に対する支援,並びに定量的品質評価のため
の枠組み
− 管理プロセスにおける,組織の品質目標の設定のための支援
この規格は,次の事項を提供するために,(品質保証プロセスに関する規格である)JIS Q 9001とともに
使用することができる。
− 品質目標を設定するための支援
− 設計レビュー,検証及び妥当性確認のための支援

1 適用範囲

  この規格は,次のことを規定している。
a) 利用時の品質モデル : このモデルは,特定の使用状況において製品が使用されるときに,対話の成果
に関係する五つの特性(これらのうち幾つかは,更に副特性に分けられる。)からなる。このシステム

――――― [JIS X 25010 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS X 25010:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 25010:2011(IDT)

JIS X 25010:2013の国際規格 ICS 分類一覧