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X 3003-1993
MAT LOCATE POINT:XVALS(・), YVALS(・) (4)
Mat locate point(indev), at 0,0:Points(2,10) (4)
MAT LOCATE POINT:SKETCH(・,) (4)
mat locate point:times, temps (4)
MAX CHOICE DEVICE Lastbuttonset (15)
MAX MULTIPOINT DEVICE NSTROKES (15)
PIXEL SIZE (.5,2.5;0,0) vals, yvals (15)
Pixel array (.5,2.5) ixvals (15)
pixel value (time1,weight) urpoint (15)
原点右上の単位長方形中にある画素の色を問い合わせる例を示す。
! Find the colors of pixels in unit square at (0,0)
Option Base 1
Dim pix (30,30) ! expected maximum of 30x30 pixels |900画素以内
Ask pixel size (0,0;1,1) ne, two |単位長方形の辺の画素数
If one*two <=900 AND one> 0 and two> 0 then
Mat pix=zer(one,two) ! redim to right size |画素行列
Ask pixel array (0,1) ix |左上を指定して色指標を
End if 問い合わせる
13.4.4 意味 意味は,次による。
(1) ocate文とmat-locate文は,それぞれinput文とmat-input文に似ている。文字で表現された値を与え
る代わりに,利用者はカーソルを1個又は複数個の点に位置付けたり,ボタンを押したり,ダイヤル
を回したり,又はそれらと類似の操作を行ったりすることによって,入力を与える。利用者に図形入
力要求を知らせる手段は,処理系定義とする。その図形処理装置において,ある機構種別 (device-type)
中に1台も入力機構が付いていないときには,処理系は,けん(鍵)盤その他の適切な手段によって,
その種別中の1番の機構を代行する。
(2) 開始点 (initial-point) を指定して図形入力文を実行すると,利用者の入力に先立って,指示子(例えば,
カーソルや追跡十字)が問題座標上のその点に位置付けられる。開始点を指定しない場合の指示子の
位置は,処理系定義とする。
(3) oint句をもつlocate文を実行すると,一つの点の問題座標が座標変数 (coordinate-variables) に代入さ
れる。x座標が1番目の変数に,y座標が2番目の変数に,それぞれ代入される。現在の窓の内側にあ
る点の位置だけを返すことができる。この窓は,機能語WINDOWをもって実行された最後のset文
の問題座標又はset文が実行されていない場合には省略時想定の問題座標によって設定されている。
現在の窓,装置窓又は装置視野面の外側にある点の位置を入力しようとしたときの効果は,処理系定
義とする[13.4.6(2)参照]。
(4) at-locate文を実行すると,一つ以上の点の問題座標が配列位置対象 (array-locate-object) に代入され
る。配列位置対象が二つの1次元配列である場合には,水平方向の座標値xが1番目の配列の要素に,
垂直方向の座標値yが2番目の配列の要素に代入される。配列位置対象が一つの2次元配列である場
合には,水平方向の座標値xが第1列の要素に,垂直方向の座標値yが第2列の要素に代入される。
再定義数値配列 (redim-numeric-array) の上下限の動的な再定義が,10.5.4の配列入力での動的な再
定義の規則に従って,入力に先立って行われる。
――――― [JIS X 3003 pdf 136] ―――――
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配列位置対象が二つの1次元配列である場合には,再定義の指定があれば再定義をした後で,それ
らの寸法が同じでなければならない。それらのベクトルの寸法と同じ個数の点が入力される。配列位
置対象が一つの再定義数値配列である場合には,再定義をした後で,第2次元の寸法が2でなければ
ならない。配列の第1次元の寸法の個数の点が入力される。
配列位置対象が一つの数値不定長行列であるか又は二つの数値不定長ベクトルである場合は,可変
の個数の点が入力される。入力機構に依存した信号を利用者が送って,点の入力が終わったことを示
すまでの,すべての点が入力される。二つのベクトルへの代入は,おのおののベクトルの現在の下限
値のところがら始まる。すべての点の入力後に,数値不定長ベクトルは,最後の点を受け取った要素
のもつ添字をおのおのの上限値として,動的に再定義される。
数値不定長行列への代入も同様に,次によって行われる。代入は,第2次元の添字の現在め下限値
のところから始まる。x座標は第1列に代入され,y座標は第2列に代入される。すべての点の入力後
に,数値不定長行列は,最後の点を受け取った要素のもつ先頭の添字を第1次元の上限値とし,第2
次元の添字の現在の下限値に1を加えた値を第2次元の上限値として(すなわち寸法を2として),動
的に再定義される。現在の窓,装置窓又は装置視野面の外側にある点の位置を入力しようとしたとき
の効果は,処理系定義とする[13.4.6(2)参照]。
(5) 機能語CHOICEをもつlocate文を実行すると,正の整数値が数値変数に代入される。代入される値は,
選択機構 (choice device) からの応答に対応する。その最大値は,利用者の選択可能な項目数に対応す
る。機構が利用者に選択しないことを許し,利用者が選択しなかった場合には,値ゼロが代入される。
開始値 (start-value) の意味は,機構に依存し,すべての機構で処理可能とは限らない。処理可能な場
合には,入力機構がその指示子を開始値の位置にする。
(6) 機能語VALUEをもつlocate文を実行すると,実数値が数値変数に代入される。代入される値は,利
用者が設定し終わったことを指示した時の連続量入力機構 (valuator device) 上の量を基準化したもの
とする。基準化は,機構上の最小物理量をrange句の1番目の数値式の値に写像し,機構上の最大物
理量をrange句の2番目の数値式の値に写像して行われる。中間の量は,二つの数値式の間で比例配
分した値とする。
range句の指定を省略すると,同じ機構で機能語VALUEをもって実行された最後のlocate文のrange
句の値が使われる。そのような値が設定されていないときには,閉区間 [0, 1] が想定される。開始値
の意味は,機構に依存し,幾つかの機構では処理可能ではないかもしれない。処理可能な場合には,
入力機構がその指示子を開始値の値にする。
(7) ocate文又はmat-locate文に機構選択 (device-select) を指定すると,その指標は整数値nに丸められ,
その図形処理装置に接続しているその種別の機構のn番目のものを選択する。機構選択の指定を省略
すると,値1が使われる。図形入力機構のそれぞれの種別 (POINT, MULTIPOINT, VALUE, CHOICE) は,
機構選択の値の組をもつ。それぞれの組は,その種別の最初の機構を選択する値1から始まる。選択
された機構が存在しないと,例外状態になる。
(8) 機能語MAX POINT DEVICEをもつask文を実行すると,point句をもつlocate文で使用できる機構の
個数が返される。
(9) 機能語MAX MULTIPOINT DEVICEをもつask文を実行すると,mat-locate文で使用できる機構の個
数が返される。
(10) 機能語MAX CHOICE DEVICEをもつask文を実行すると,機能語CHOICEをもつlocate文で使用で
きる機構の個数が返される。
――――― [JIS X 3003 pdf 137] ―――――
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(11) 機能語MAX VALUE DEVICEをもつask文を実行すると,機能語VALUEをもつlocate文で使用でき
る機構の個数が返される。
(12) 点対は,長方形の対角位置にある二つの頂点を,問題座標中で指定する。その順序は任意とする。機
能語PIXEL SIZEをもつask文を実行すると,その長方形の中に位置付けられる画素の水平方向及び
垂直方向の個数が,その順序で数値変数に代入される。画素の個数が決定できないとき(例えば,ラ
スタ方式でない装置のとき)は,値ゼロがそれらの変数に代入される。機能語PIXEL SIZEをもつask
文に書いたstatus句は,常に値ゼロを返す。
(13) 機能語PIXEL ARRAYをもつask文を実行すると,点位置によって問題座標中の一つの点が定められ
る。その点を左上の頂点とする長方形の領域中の画素の色指標が,数値配列に代入される。長方形中
の画素の水平方向の列数は,数値配列の第1次元の要素の個数とする。長方形中の画素の垂直方向の
行数は,数値配列の第2次元の要素の個数とする。画素の色指標が決定できないときは,その要素に
対して−1の値が返される。表示画面の外側の点及びラスタ方式でない装置でのすべての点に対して
も−1の値とする。文字列変数がある場合は,決定できない点が1個でもあれば英大文字の“PRESENT”
の値が代入され,そうでなければ英大文字の“ABSENT”の値が代入される。
(14) 機能語PIXEL VALUEをもつask文を実行すると,点位置によって問題座標中の一つの点が定められ
る。その位置の画素の色指標が,数値変数に代入される。その色指標が決定できないときは,−1の
値が代入される。
(15) 画素の読取り機能がない場合,status句及び機能語PIXEL ARRAY又はPIXEL VALUEをもつask文を
実行すると,status句は11040の値を数値変数に返す。
13.4.5 例外状態 例外状態は,次による。
(1) 再定義後の配列で必要な要素の総数が,もとの配列宣言で確保された要素の総数を超える。(5001,続
行不能。)
(2) 配列位置対象が二つの1次元の再定義数値配列であって,その寸法が異なる。(6401,続行不能。)
参考 ANSI X3.113の文章はやや異なるが,誤りであるので,TIBによって訂正した。
(3) 機構選択で指定された図形入力機構が,図形処理装置に存在しない。(11140,続行不能。)
(4) 配列位置対象に数値配列を一つだけ書いて,しかもその第2次元の寸法が1以下である。(6401,続行
不能。)
(5) 機能語CHOICEをもつlocate文の開始値を丸めた整数値が,負である又はその機構の最大選択番号よ
り大きい。(11152,続行不能。)
参考 ANSI X3.113には“を丸めた整数値”という言葉がないが,TIBによって訂正した[13.4.2(18)
参照]。
(6) 機能語VALUEをもつlocate文の開始値が,その機構に対して現在定義されている範囲の外にある。
(11152,続行不能。)
(7) 開始点の位置が,基準化と装置変形とを適用した後の装置視野面の外側になる。(11152,続行不能。)
13.4.6 注意 注意は,次による。
(1) 配列位置対象において,第2次元の寸法が3以上である数値配列の意味は,処理系定義とする。
(2) oint句が現在の窓,装置窓又は装置視野面の外側にある点を指す図形入力文を実行しようとした場合,
処理系がそれを例外状態(8106,続行可能。図形入力要求を再発行する。)として報告し,例外処理区
で処理できるようにすることを推奨する。
(3) 次のBASICの文は,次のGKSの機能に対応する。装置座標空間中の点を問題座標に変形するときに,
――――― [JIS X 3003 pdf 138] ―――――
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GKSの変形番号1が想定される。
BASIC : point句をもつlocate文
GKS : 機能REQUEST LOCATORの部分集合
BASIC : locate文のpoint句に指定する開始点
GKS : 機能INITIALISE LOCATORの部分集合
BASIC : point句をもつmat-locate文
GKS : 機能REQUEST STROKEの部分集合
BASIC : mat-locate文のpoint句に指定する開始点
GKS : 機能INITIALISE STROKEの部分集合
(4) 次のBASICの文は,次のGKSの機能に対応する。
BASIC : 機能語VALUEをもつlocate文
GKS : 機能REQUEST VALUATORの部分集合
BASIC : locate文の機能語VALUEの後ろに指定するrange句及び開始値
GKS : 機能INITIALISE VALUATORの部分集合
(5) 次のBASICの文は,次のGKSの機能に対応する。
BASIC : 機能語CHOICEをもつlocate文
GKS : 機能REQUEST CHOICEの部分集合
BASIC : locate文の機能語CHOICEの後ろに指定する開始値
GKS : 機能INITIALISEl CHOICE
(6) KSの機能SET LOCATOR MODE,SET STROKE MODE, SET VALUATOR MODE及びSET CHOICE
MODEは,暗黙的に“REQUEST”に設定される。
(7) 次のBASICの文は,次のGKSの機能に対応する。
BASIC : 機能語MAX POINT DEVICE,MAX MULTIPOINT DEVICE,MAX CHOICE DEVICE又は
MAX VALUE DEVICEをもつask文
GKS : 機能INQUIRE NUMBER OF AVAILABLE LOGICAL INPUT DEVICESのlocator(位置),
stroke(一連の位置),choice(選択)又はvaluator(連続量入力)の各係数
(8) 次のBASICの文は,次のGKSの機能に対応する。
BASIC : 機能語PIXEL SIZE,PIXEL ARRAY又はPIXEL VALUEをもつask文
GKS : 機能INQUIRE PIXEL ARRAY DIMENSIONS,INQUIRE PIXEL ARRAY又はINQUIRE
PIXEL
】
【
13.5 絵及び描点出力
備考 13.5は,簡易図形出力機能単位には含まれない。
13.5.1 概要 13.5は,GKSの拡張であって,GKSの規格に含まれない機能を規定する。
――――― [JIS X 3003 pdf 139] ―――――
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絵を描く図形手続きを,副プログラムにおける手続きと類似の方法で定義することができる。そのよう
な絵定義は,呼び出すことができ,その手続き中での図形入力及び図形出力に対して,拡大縮小,平行移
動又は回転のような平面図形の変形指示を与えることができる。
二つ以上の実行文に分けて指定された点を結んで,線分を引く機能も定める。現在の変形指示の逆行列
を,入力に対して適用することができる。
13.5.2 構文 構文は,次による。
(1) 単純実行文⊃draw文|exit-picture文|変形指示mat文
(2) raw文=DRAW 絵呼出し{WITH 変形}?
(3) 絵呼出し=絵名 参照実引き数部?
(4) 絵名=ルーチン識別名
(5) 変形=変形項{星印 変形項}*
(6) 変形項=変形関数名 値実引き数部|数値配列名|現在変形
(7) 変形関数名=ROTATE|SHEAR|SHIFT|SCALE
(8) xit-picture文=EXIT PICTURE
(9) 変形指示mat文=MAT 数値配列名 等号 変形
(10) 図形動詞⊃PLOT
(11) 幾何図形文⊃PLOT LINES|PLOT LINES コロン 点並び セミコロン?
参考 ANSI X3.113では,ここの“セミコロン”の次の疑問符がないが,誤りであるので,TIBによ
って訂正した。
(12) 絵定義=内部絵定義|外部絵定義
(13) 外部手続き定義⊃外部絵定義
(14) 内部手続き定義⊃内部絵定義
(15) 内部絵定義=内部picture行 区* end-picture行
(16) 内部picture行=行番号 内部picture文 行末部
(17) 内部picture文=PICTURE 絵名 参照仮引き数部?
(18) nd-picture行=行番号 END PICTURE 行末部
(19) 外部絵定義=external-picture行 手続き区* end-picture行
(20) xternal-picture行=行番号 EXTERNAL 内部picture文 行末部
(21) 宣言指定⊃内部picture宣言|external-picture宣言
(22) 内部picture宣言=PICTURE 絵名並び
(23) 絵名並び=絵名{コンマ 絵名}*
(24) xternal-picture宣言=EXTERNAL PICTURE 絵名並び
(25) 行⊃end-picture行|external-picture行|内部picture行
(26) 現在変形=TRANSFORM
(27) 図形入力文⊃GET point句 コロン 座標変数対|MAT GET point句 コロン 配列位置対象
(28) 数値配列値⊃TRANSFORM
(29) 内部絵定義の外部の行番号分岐中の行番号は,内部絵定義の内部にある行を参照してはならない。た
だし,内部picture行は,参照してもよい。内部絵定義の内部の行番号分岐中の行番号は,その内部
絵定義の外部にある行及びその内部picture行を参照してはならない。
(30) 外部絵定義の内部の行番号分岐中の行番号は,そのexternal-picture行を参照してはならない。
――――― [JIS X 3003 pdf 140] ―――――
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JIS X 3003:1993の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 10279:1991(IDT)
JIS X 3003:1993の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.060 : 情報技術に使用される言語
JIS X 3003:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0301:2002
- 情報交換のためのデータ要素及び交換形式―日付及び時刻の表記