JIS X 0201:1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合

JIS X 0201:1997 規格概要

この規格 X0201は、3種類の7ビット符号化文字集合及び1種類の8ビット符号化文字集合を規定。符号化文字集合は,データ処理システムと関連する装置との間及びデータ通信システム間での情報交換に使用することを目的とする。符号化文字集合は,ラテン文字及び/又は片仮名を含む。符号化文字集合では,JIS X 0211の制御機能が使用できる。制御機能を含むデータは,前進方向に順次処理するものと仮定する。

JISX0201 規格全文情報

規格番号
JIS X0201 
規格名称
7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
規格名称英語訳
7-bit and 8-bit coded character sets for information interchange
制定年月日
1969年6月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 646:1991(MOD)
国際規格分類

ICS

35.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
情報基本 2016
改訂:履歴
1969-06-01 制定日, 1972-06-01 確認日, 1975-08-01 確認日, 1976-01-01 改正日, 1979-01-01 確認日, 1984-05-01 確認日, 1987-03-01被移行日, 1989-02-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1997-01-20 改正日, 2002-07-20 確認日, 2007-09-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS X 0201:1997 PDF [29]
     日本工業規格(日本産業規格)
JIS
X 0201 - 1997
7ビット及び8ビットの情報交換用
符号化文字集合

7-bit and 8-bit coded character sets for information interchange

序文 この規格は,1991年に第3版として発行されたISO/IEC 646, Information technology−ISO 7-bit coded
character set for information interchangeを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,3種類の7ビット符号化文字集合及び1種類の8ビット符号化文字集合を規
定する。
この符号化文字集合は,主として,データ処理システムと関連する装置との間及びデータ通信システム
間での情報交換に使用することを目的とする。
この符号化文字集合は,ラテン文字及び/又は片仮名を含む。
この符号化文字集合では,JIS X 0211の制御機能が使用できる。制御機能を含むデータは,前進方向に
順次処理するものと仮定する。制御機能がこの仮定とは異なる処理を行うデータに含まれる場合,又は固
定長レコード処理のための書式化したデータに含まれる場合,望ましくない結果になることがあるので,
制御機能の実行結果を確実にするための特別の取扱いを必要とすることがある。
この符号化文字集合では,符号拡張のための制御機能が使用できる。これを使用するための手続は,JIS
X 0202による。
図形文字の表示のために使用するフォントのデザインは,この規格の規定範囲外とする。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS X 0202 情報交換用符号の拡張法
JIS X 0211 符号化文字集合用制御機能
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO/IEC 646 : 1991 Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange
2. 適合性
2.1 情報交換の適合性 交換用符号化情報の符号化文字データ要素(以下,CCデータ要素と呼ぶ。)は,
CCデータ要素中の文字のすべての符号化表現が次の(1)(4)の条件をすべて満たしている場合に,この規
格に適合する。適合していると主張する場合には,6.16.4で規定する符号化文字集合の中から,採用し
た符号化文字集合を明示しなければならない。

――――― [JIS X 0201 pdf 1] ―――――

2
X 0201 - 1997
(1) 採用した符号化文字集合で規定された文字以外の文字は,CCデータ要素中に含まない。
(2) 採用した符号化文字集合で規定された文字の符号化表現は,一意にその文字を表現する。
(3) 採用した符号化文字集合で規定された文字は,規定されたとおりの符号化表現で表現する。
(4) 採用した符号化文字集合で規定された符号表の未定義の位置は,使用しない。
備考 採用した符号化文字集合で使用する制御機能の適合性については,JIS X 0211による。
2.2 装置の適合性 2.2.1の要件と2.2.2及び2.2.3の一方又は両方の要件とを満たす場合に,装置は,こ
の規格に適合する。適合していると主張する場合には,6.16.4で規定する符号化文字集合の中から,採
用した符号化文字集合を明示しなければならない。
2.2.1 装置の記述 この規格に適合する装置は,それぞれ2.2.2及び2.2.3に規定するとおり,利用者が装
置に文字を供給するための方法又は文字が利用者に提示されたときにその文字であることを認識するため
の方法を示す記述を備えなければならない。
2.2.2 送信装置 送信装置は,採用した符号化文字集合から作られる任意の文字の列を,利用者が供給で
きるようにしなければならない。さらに,送信装置は,CCデータ要素中にあるそれらの文字の符号化表
現を送信する能力をもたなければならない。
2.2.3 受信装置 受信装置は,CCデータ要素を構成し2.1に適合する任意の符号化文字を受信し,解釈
することができなければならない。さらに,採用した符号化文字集合の対応する文字を利用者がその文字
集合の中から識別し,互いに区別できるように利用者に渡さなければならない。
3. 用語の定義
3.1 エスケープシーケンス (escape sequence)符号拡張手順において制御のために使用する一つ以上
のビット組合せ。先頭のビット組合せは,制御文字ESCAPE(エスケープ)を表現する。
3.2 現在位置 (active position)次にくる図形文字を表現する図形記号を表示するための文字位置又は
次に実行される制御機能の基点となる文字位置。
3.3 終端バイト (final byte) エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。
3.4 制御機能 (control function)データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上
のビット組合せで表現するもの。
3.5 制御シーケンス (control sequence)制御機能CONTROL SEQUENCE INTRODUCER(CSI,制御
シーケンス開始)から始まる一つ以上のビット組合せであって,制御機能の符号化表現のために使う。
3.6 制御文字 (control character) 一つのビット組合せだけで表現する制御機能。
3.7 図形文字 (graphic character) 制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,
一つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。
3.8 図形記号 (graphic symbol)図形文字又は制御機能の視覚的表現。
3.9 装置 (device) Cデータ要素の符号化情報を送信若しくは受信又は送受信できる情報処理機械の
一部分。
参考 通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどの場合もある。
3.10 ビット組合せ (bit combinatoin) 文字表現に用いる1バイトの順序付けられたビットの集合。
3.11 符号拡張 (code extension) 与えられた符号化文字集合に含まれていない文字の符号化のために用
いる手法。
3.12 符号化文字集合 (coded character set) ,符号 (code)文字集合を定め,かつ,その集合内の文字と
ビット組合せとを1対1に関係付ける,あいまいでない規則の集合。

――――― [JIS X 0201 pdf 2] ―――――

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X 0201 - 1997
参考 “符号化文字集合”と“符号”とは,交替可能な用語である。例えば,“7ビット符号化文字集
合”と“7ビット符号”とは,同じ意味である。
3.13 符号化文字データ要素 (coded-character-data-element) ,CCデータ要素 (CC data element) 符号
化文字集合に関する一つ以上の規格に適合し,かつ,文字の符号化表現の列によって構成される,情報交
換の構成単位。
参考1. この規格に従って行われる情報交換では,1個の図形文字は1個のCCデータ要素となる。さ
らに,BACKSPACE(後退)によって1個の図形文字に合成されるビット組合せの列も1個の
CCデータ要素となる。
2. JIS X 5003(開放型システム間相互接続の基本参照モデル)に従う通信環境においては,CC
データ要素は,JIS X 5003で定義されているプレゼンテーションプロトコルデータ単位
(PPDU) に対応する情報の全部又は一部を構成する。
3. 交換可能な媒体によって情報交換を実現している場合,CCデータ要素は,利用者データに対
応する情報の全部又は一部を構成し,媒体の初期化中に記録される情報の全部又は一部を構
成しない。
3.14 符号表 (code table) 符号化文字集合の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。
3.15 文字 (character) データの構成,制御又は表現に用いる構成単位の集合の要素。
3.16 文字位置 (character position)図形記号を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。
3.17 利用者 (user) 装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。
参考1. “装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能であるならば,利用者は応用プログラムのよ
うなものであってよい。
2. 利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,2.2を満足するものであれば装置固有の
符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。
4. 記法,符号表及び名前
4.1 記法
4.1.1 7ビット符号化文字集合の記法 7ビット符号化文字集合のビットは,b7,b6,b5,b4,b3,b2及び
b1で識別する。ここで,b7は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽いビッ
トとする。
ビット組合せは,各ビットに図1に示す重みを与えた2進数記法による,0127の整数と解釈してよい。
図1 7ビット符号化文字集合におけるビットの重み
ビット b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
重み 64 32 16 8 4 2 1
この規格では,7ビット符号化文字集合のビット組合せをx/yの形で表記する。ここで,xは07の整
数とし,yは015の整数とする。x/yの形の記法とビットb7b1からなるビットの組合せとの対応は,次
のとおりとする。
(1) は,b7,b6及びb5によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み4,2
及び1をもつ。
(2) は,b4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,
4,2及び1をもつ。
x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,xは列番号

――――― [JIS X 0201 pdf 3] ―――――

4
X 0201 - 1997
を表し,yは行番号を表す(4.2.1参照)。
4.1.2 8ビット符号化文字集合の記法 8ビット符号化文字集合のビットは,b8,b7,b6,b5,b4,b3,b2
及びb1で識別する。ここで,b8は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽い
ビットとする。
ビット組合せは,各ビットに図2に示す重みを与えた2進数記法による,0255の整数と解釈してよい。
図2 8ビット符号化文字集合におけるビットの重み
ビット b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1
重み 128 64 32 16 8 4 2 1
この規格では,8ビット符号化文字集合のビット組合せをx/yの形で表記する。ここで,x及びyは,0
15の整数とする。x/yの形の記法とビットb8b1からなるビットの組合せとの対応は,次のとおりとす
る。
(1) は,b8,b7,b6及びb5によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,
4,2及び1をもつ。
(2) は,b4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,
4,2及び1をもつ。
x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,Xは列番号を表
し,yは行番号を表す(4.2.2参照)。
4.2 符号表
4.2.1 7ビット符号表の構造 7ビット符号表は,8列16行に並べた128個の位置からなる。列には07,
行には015の番号を与える。
7ビット符号表の位置は,7ビット符号化文字集合のビット組合せと1対1の対応関係をもつ。7ビット
符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。
4.2.2 8ビット符号表の構造 8ビット符号表は,16列16行に並べた256個の位置からなる。列及び行
にはそれぞれ015の番号を与える。
8ビット符号表の位置は,8ビット符号化文字集合のビット組合せと1対1の対応関係をもつ。8ビット
符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。
4.3 名前 この規格では,規定するすべての文字に対して名前を割り当てる。さらに,文字SPACE(ス
ペース)及び文字DELETE(抹消)に対する略号を規定する。文字の名前の表記には,ラテン大文字 (A
Z),スペース及びハイフンだけを使用する。略号には,ラテン大文字だけを使用する。
図形文字を示すために付けられた名前は,文字の慣習的な意味を反映するようにしている。しかし,こ
の規格は,図形文字の意味を定義しないし,制限もしない。
参考 JIS X 0211(符号化文字集合用制御機能)で規定する制御機能の略号には,ラテン大文字及び
数字だけを使用している。
5. 符号化文字集合の構成
5.1 符号化文字集合の構造
5.1.1 7ビット符号化文字集合の構造 7ビット符号化文字集合の構造は,図3に示すとおりとし,次の
領域からなる。
(1) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(CL領域と呼ぶ。)
(2) 文字SPACE(スペース)を配置するビット組合せ2/0

――――― [JIS X 0201 pdf 4] ―――――

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X 0201 - 1997
(3) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ2/17/14の領域(GL領域と呼ぶ。)
(4) 文字DELETE(抹消)を配置するビット組合せ7/15
図3 7ビット符号化文字集合の構造
5.1.2 8ビット符号化文字集合の構造 8ビット符号化文字集合の構造は,図4に示すとおりとし,次の
領域からなる。
(1) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(CL領域と呼ぶ。)
(2) 文字SPACE(スペース)を配置するビット組合せ2/0
(3) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ2/17/14の領域(GL領域と呼ぶ。)
(4) 文字DELETE(抹消)を配置するビット組合せ7/15
(5) 列8及び列9に配置される32個の制御文字の領域(CR領域と呼ぶ。)
(6) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ10/115/14の領域(GR領域と呼ぶ。)
(7) 未定義のビット組合せ10/0及び15/15
未定義のビット組合せ10/0及び15/15は,将来の標準化のために保留する。

――――― [JIS X 0201 pdf 5] ―――――

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JIS X 0201:1997の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 646:1991(MOD)

JIS X 0201:1997の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0201:1997の関連規格と引用規格一覧