JIS X 3003:1993 電子計算機プログラム言語Full BASIC | ページ 34

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X 3003-1993
先頭でなければならない。機能語LASTは,最後でなければならない。
16.2.3 例 構文の例を次に示す。
DELETE 10 (2)
EXTRACT 100 TO 200, 300, 500 TO LAST (6)
LIST (7)
LIST 500 TO 999 (7)
RENUMBER (8)
RENUMBER AT 1000 (8)
RENUMBER AT 1000 STEP 5 (8)
RENUMBER 100 TO 200 STEP 5 AT 100 (8)
16.2.4 意味 意味は,次による。
(1) 行範囲 (segment-specifier) は,プログラム中の論理行の集まりを指定する。行範囲が一つの行指定
(segment-item) だけからなるときは,そこで指示された行だけが指定される。(その行番号が存在しな
いときには,行の集まりは空とする。)行範囲が機能語TOによって二つの行指定からなるときは,1
番目の行指定以上で2番目の行指定以下の行番号をもつすべての行が指定される。行範囲並びは,そ
の中のすべての行範囲で指定された行からなる行の集まりを指定する。行指定のFIRSTは,そのプロ
グラム中の最も小さい行番号を表す。LASTは,最も大きい行番号を表す。
(2) elete指令 (delete-command) は,指定された行の集まりを,プログラムから削除する。
(3) xtract指令 (extract-command) は,指定された行の集まり以外のすべての行を,プログラムから削除
する。
(4) ist指令 (list-command) は,指定された行の集まりを表示する。list指令で行範囲並びを省略すると,
プログラム中のすべての行が表示される。
(5) enumber指令 (remumber-command) は,指定された行の集まり中のすべての行(行範囲並びを省略
したときは,プログラム中のすべての行)に対し,新しい行番号を割り当てる。その集まりの中の先
頭行の新しい行番号は,開始番号 (initial-number) になる。開始番号を省略すると,100になる。集ま
り中のそれ以降の行の行番号は,指定された刻み (step-size) を順々に加えて生成される。刻みを省略
すると,10が加えられる。プログラム全体を通して,再番号付けされた行の集まりに含まれる行番号
を参照している箇所は,すべて新しい行番号に変更される。
(8) 次のいずれかの場合,renumber指令は実行されず,プログラムも変更されない。この中止の理由を,
処理系は利用者に通知する。
(a) 指定された番号指定 (renumber-parameter) によると,再番号付けされる行が,再番号付けされない
行と重なるか又はそれらをまたぐ。
(b) 再番号付けによって,行の順序が変わる。
(c) 行番号分岐,書式付き印字指定,枠引用などの中で参照不能であった行番号の参照が,再番号付け
によって,参照可能になる。
(d) 再番号付けによって,処理系の許容範囲よりも大きい行番号が生成される。
16.2.5 例外状態 なし。
16.2.6 注意 注意は,次による。
(1) elete指令又はextract指令の行範囲が,存在しない行番号を指定するとき,処理系は警告を出しても
よい。

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(2) この規格で規定する指令は,論理行だけを操作する。処理系は,この機能を拡張して,論理行中の個々
の物理行を編集する機能を提供してもよい。
(3) ist指令によってプログラムを表示するとき,行番号中の先行するゼロ列は,利用者が入力したとお
りに表示して,BASICプログラムの字並びを保つことを推奨する。
表4.1 標準文字集合
標準文字集合を示す(4.1及び6.4参照)。処理系は,標準文字集合の順序位置128以降に,非プログラム文字を追加
してもよい。追加する非プログラム文字の個数は,処理系定義とする。
関数ORD 符号の位置 文字図形 関数ORD 名称 JIS X 0201-1976における名称が異
の値(順序 における呼 なるもの(参考)
位置) び名
0 0/0 NUL 空記号 空白
1 0/1 SOH ヘッディング開始
2 0/2 STX テキスト開始
3 0/3 ETX テキスト終結
4 0/4 EOT 伝送終了
5 0/5 ENQ 問合せ
6 0/6 ACK 肯定応答
7 0/7 BEL ベル
8 0/8 BS 後退
9 0/9 HT 水平タブ
10 0/10 LF 改行
11 0/11 VT 垂直タブ
12 0/12 FF 書式送り
13 0/13 CR 復帰
14 0/14 SO シフトアウト
15 0/15 SI シフトイン
16 1/0 DLE 伝送制御拡張
17 1/1 DC1 装置制御1
18 1/2 DC2 装置制御2
19 1/3 DC3 装置制御3
20 1/4 DC4 装置制御4
21 1/5 NAK 否定応答
22 1/6 SYN 同期信号
23 1/7 ETB 伝送ブロック終結
24 1/8 CAN 取消し 取消
25 1/9 EM 媒体終端
26 1/10 SUB 置換キャラクタ
27 1/11 ESC 拡張
28 1/12 FS ファイル分離キャラクタ
29 1/13 GS グループ分離キャラクタ
30 1/14 RS レコード分離キャラクタ
31 1/15 US ユニット分離キャラクタ
32 2/0 SP 空白 間隔
33 2/1 ! 感嘆符
34 2/2 ” 引用符 引用符,ウムラウト
35 2/3 # 番号記号
36 2/4 $ ドル記号
37 2/5 % パーセント記号 パーセント
38 2/6 & アンド記号 アンパサンド
39 2/7 アポストロフィ アポストロフィ,アクサンテギュ

――――― [JIS X 3003 pdf 167] ―――――

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関数ORD 符号の位置 文字図形 関数ORD 名称 JIS X 0201-1976における名称が異
の値(順序 における呼 なるもの(参考)
位置) び名
40 2/8 ( 左括弧 左小括弧
41 2/9 ) 右括弧 右小括弧
42 2/10 * 星印 アステリスク
43 2/11 + 正号 正符号
44 2/12 , コンマ コンマ,セディユ
45 2/13 − 負号 ハイフン,負符号
46 2/14 . 小数点 ピリオド
47 2/15 / 斜線
48 3/0 0 数字0
49 3/1 1 数字1
50 3/2 2 数字2
51 3/3 3 数字3
52 3/4 4 数字4
53 3/5 5 数字5
54 3/6 6 数字6
55 3/7 7 数字7
56 3/8 8 数字8
57 3/9 9 数字9
58 3/10 : コロン
59 3/11 ; セミコロン
60 3/12 < 小号 不等号(より小)
61 3/13 = 等号
62 3/14 > 大号 不等号(より大)
63 3/15 ? 疑問符
64 4/0 @ 単価記号
65 4/1 A 英大文字A
66 4/2 B 英大文字B
67 4/3 C 英大文字C
68 4/4 D 英大文字D
69 4/5 E 英大文字E
70 4/6 F 英大文字F
71 4/7 G 英大文字G
72 4/8 H 英大文字H
73 4/9 I 英大文字I
74 4/10 J 英大文字J
75 4/11 K 英大文字K
76 4/12 L 英大文字L
77 4/13 M 英大文字M
78 4/14 N 英大文字N
79 4/15 O 英大文字O
80 5/0 P 英大文字P
81 5/1 Q 英大文字Q
82 5/2 R 英大文字R
83 5/3 S 英大文字S
84 5/4 T 英大文字T
85 5/5 U 英大文字U
86 5/6 V 英大文字V
87 5/7 W 英大文字W
88 5/8 X 英大文字X

――――― [JIS X 3003 pdf 168] ―――――

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関数ORD 符号の位置 文字図形 関数ORD 名称 JIS X 0201-1976における名称が異
の値(順序 における呼 なるもの(参考)
位置) び名
89 5/9 Y 英大文字Y
90 5/10 Z 英大文字Z
91 5/11 [ 左角括弧 左大括弧
92 5/12 円記号
93 5/13 ] 右角括弧 右大括弧
94 5/14 ^ 山記号 アクサンシルコンフレックス
95 5/15 UND 下線 アンダライン
96 6/0 GRA 低アクセント記号 アクサングラーブ
97 6/1 a LCA 英小文字a
98 6/2 b LCB 英小文字b
99 6/3 c LCC 英小文字c
100 6/4 d LCD 英小文字d
101 6/5 e LCE 英小文字e
102 6/6 f LCF 英小文字f
103 6/7 g LCG 英小文字g
104 6/8 h LCH 英小文字h
105 6/9 i LCI 英小文字i
106 6/10 j LCJ 英小文字j
107 6/11 k LCK 英小文字k
108 6/12 l LCL 英小文字l
109 6/13 m LCM 英小文字m
110 6/14 n LCN 英小文字n
111 6/15 o LCO 英小文字o
112 7/0 p LCP 英小文字p
113 7/1 q LCQ 英小文字q
114 7/2 r LCR 英小文字r
115 7/3 s LCS 英小文字s
116 7/4 t LCT 英小文字t
117 7/5 u LCU 英小文字u
118 7/6 v LCV 英小文字v
119 7/7 w LCW 英小文字w
120 7/8 x LCX 英小文字x
121 7/9 y LCY 英小文字y
122 7/10 z LCZ 英小文字z
123 7/11 [{ LBR 左波括弧 左中括弧
124 7/12 | VLN 縦線
125 7/13 }] RBR 右波括弧 右中括弧
126 7/14 TIL 上線(ティルド) オーバライン
127 7/15 DEL 抹消

――――― [JIS X 3003 pdf 169] ―――――

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表12.1 例外状態種別
規格で定める例外状態に対する関数EXTYPEの値を示す。続行可能な例外状態は,感嘆符 (!) で示す。括弧の中の
数字は,その例外状態を規定する箇条の番号である。
あるプログラム単位の中で例外状態になり,それがそのプログラム単位の中の例外処理区で処理されないと,その
例外状態は,そのプログラム単位を呼び出した行に伝達される。そして,この行での例外状態は,当初の例外状態種
別の値に100000を加えた値で識別される。
あふれ (1000)
1001 数値定数を評価するときのあふれ (5.1, 15.1)
1002 数値式を評価するときのあふれ (5.3)
1003 数値組込み関数を評価するときのあふれ (5.4, 14.7)
1004 関数VALを評価するときのあふれ (6.4)
1005 数値配列式を評価するときのあふれ (7.2)
1006 data文から (mat-) ead文への数値データ要素のあふれ (10.1, 10.5)
!1007 端末から (mat-) nput文への数値データ要素のあふれ (10.2, 10.5)
1008 ファイルからの入力の数値データ要素のあふれ (11.4)
1009 関数DET又はDOTを評価している間のあふれ (7.2)
1010 固定小数点宣言に対する精度指定のけた数が,処理系定義の制限を超える (15.1, 15.2)
1011 固定小数点10進数における代入のあふれ (15.1, 15.2)
1051 文字列式を評価するときのあふれ (6.3)
1052 文字列配列式を評価するときのあふれ (7.3)
1053 data文から (mat-) ead文への文字列データ要素のあふれ (10.1, 10.5)
!1054 端末から (mat-) nput文への文字列データ要素のあふれ (10.2, 10.5)
1105 ファイルからの入力の文字列データ要素のあふれ (11.4)
1106 文字列代入のあふれ (6.5, 9.1, 7.3)
1201 処理入力における数値代入のあふれ (14.4)
1202 処理入力における共用データ又は通報の数値代入のあふれ (14.5, 14.6)
1203 処理入力における文字列代入のあふれ (14.4)
1204 処理入力における共用データ又は通報の文字列代入のあふれ (14.5, 14.6)
下位けたあふれの誤り (1500)
次の例外状態は,注意の項にある推奨規定である。要求規定ではない。
!1501 数値定数の下位けたあふれ (5.1)
!1502 数値式の下位けたあふれ (5.3)
!1503 関数値の下位けたあふれ (5.4)
!1504 関数VALの値の下位けたあふれ (6.4)
!1505 配列式の下位けたあふれ (7.2)
!1506 data文の数値データ要素の下位けたあふれ (10.1)
!1507 端末からの入力数値の下位けたあふれ (10.2, 10.5)
!1508 ファイルからの入力数値の下位けたあふれ (11.4)
添字の誤り (2000)
2001 添字の値が,上下限指定の範囲外である (5.2, 6.2, 14.4, 14.5)
算術計算の誤り (3000)
3001 ゼロによる除算 (5.3)
3002 負数の非整数乗 (5.3)
3003 ゼロの負数乗 (5.3)
3004 対数関数の実引き数が,ゼロ又は負である (5.4)
3005 関数SQRの実引き数が,負である (5.4)
3006 関数MOD又はREMAINDERの除数が,ゼロである (5.4)

――――― [JIS X 3003 pdf 170] ―――――

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JIS X 3003:1993の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 10279:1991(IDT)

JIS X 3003:1993の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 3003:1993の関連規格と引用規格一覧