JIS X 4151:1992 文書記述言語SGML | ページ 13

54
X 4151-1992
結合記法名での見出し語NOTAT10Nは,定義しようとしている属性をデータ属性して指定する。
結合記法名の名前群の中の名前は,その属性定義並びが現れたのと同じ文書型定義の中で記法名として
宣言してあり,しかも他の属性定義並びに指定していない名前でなければならない。これらの名前は,そ
の属性定義並びの前に宣言してある必要はない。しかし,その記法として宣言する実体への参照の前に宣
言しておかなければならない。

10.4.1.2 データ属性指定

    データ属性指定 =ps+,dso,属性指定並び,s*,dsc                              −(149.2)
データ属性指定の中の属性指定並びの正否は,そのデータ内容記法を結合した属性定義並びによって決
まる。この属性定義並びは,そのデータ属性指定の前に宣言していなければならない。
この属性定義並びが空である場合は,属性指定並びも空でなければならない。

10.5 短縮参照対応表宣言

    短縮参照対応表宣言 =mdo, “SHORTREF”,ps+,対応表名,
(ps+,引数表記,ps+,名前)+,
ps*,mdc −(150)
対応表名 =名前 −(151)
短縮参照対応表宣言の対応表名は,同じ文書型定義の中の他の短縮参照対応表宣言に指定してはならな
い。
短縮参照対応表宣言の中の引数表記と名前とのそれぞれの対は,その引数表記を解釈した結果の文字列
を短縮参照の区切り子とし,この区切り子にその名前を対応付ける。その名前は,同じ文書型定義の中で
一般実体の名前として宣言してあるものでなければならない。
備考 この一般実体は,必すとする。文書を他のシステムに送ったとき,そのシステムが短縮参照機
能を提供していず,しかも引数実体参照が使えない文脈では,短縮参照をその対応付いた名前
の実体で置換しなければならなくなるからである。
短縮参照の区切り子は,一つの短縮参照対応表宣言の中で1度だけ対応付けることができる。
指定のなかった短縮参照の区切り子は,名前に対応付けしていないものとして扱う。

10.6 短縮参照使用宣言

    短縮参照使用宣言 =mdo, “USEMAP”,ps+,対応表指定,
(ps+,結合要素型)・,ps*,mdc −(152)
対応表指定 =対応表名| (rni,“EMPTY”) −(153)
対応表指定での見出し語 “EMPTY” は,空対応表を指定する。

10.6.1 文書型宣言での使用

 短縮参照使用宣言が文書型宣言の中に現れる場合は,その中に結合要素型を
指定しなければならない。その対応表指定で指定した対応表は,結合要素型の要素が現要素となったとき,
いつでも現対応表となる。
対応表指定の中の対応表名は,同じ文書型宣言の中の短縮参照対応表宣言で定義してあるものでなけれ
ばならない。
備考 対応表名は,その短縮参照使用宣言の前に定義しなくてもよいが,その対応表が現対応表とな
る前には定義しなければならない。
既に対応表が結合した結合要素型を指定した場合,誤りとはしないか,その短縮参照使用宣言は無視す
る。

――――― [JIS X 4151 pdf 61] ―――――

                                                                                             55
X 4151-1992

10.6.2 文書実現値での使用

 短縮参照使用宣言が文書実現値に現れる場合は,その中に結合要素型を指定
してはならない。その対応表指定で指定した対応表は,現要素であるその実現値に対する現対応表となる。
対応表指定の中の対応表名は,その実現値が従う文書型定義の中の短縮参照対応表宣言で定義してある
ものでなければならない。

10.6.3 現対応表

 対応表は,それに結合した要素が現要素となっている間,現対応表となる。現対応表は,
その要素の実現値に対して次の(1)(2)の場合に切り替わる。
(1) その部分要素が現要素となった場合 その間だけ切り替わる。
(2) その実現値の中に短縮参照使用宣言が現れた場合 以後,その宣言に従ったものに切り替わる。
要素に結合した短縮参照対応表がない場合,その要素の実現値に対する現対応表は,その要素が始まっ
た時点での現対応表とする。その要素が文書要素である場合,その現対応表は,空対応表とする。

11. マーク宣言-連結処理定義

11.1 連結型宣言

    連結型宣言 =mdo, “LINKTYPE”,ps+,連結型名,
ps+,(単純連結指定|暗黙連結指定|明示連結指定),
(ps+,外部識別子)・,
(ps+,dso,連結型宣言部分集合,dsc)・,
ps*,mdc −(154)
連結型名 =名前 −(155)
連結型宣言に指定する連結型名は,同じ前書きの中での他の連結型名又は文書型名と同じであってはな
らない。
連結型宣言に指定する外部識別子が表す実体は,その連結型宣言部分集合の最後に参照してその一部(又
は全部)とする。連結型宣言で有効となる連結型定義は,その連結型部分集合及びこの外部実体の中の宣
言の組合せとする。
備考 連結型部分集合の中の引数実体宣言は,外部実体の構文解析に先立って構文解析するので,外
部実体の中での実体の宣言に優先する。
連結型宣言の中で,Ee及び引数実体参照は,その連結型宣言部分集合の中にしか現れてはならない。

11.1.1 単純連結指定

    単純連結指定 =rni, “SIMPLE”
ps+,rni, “IMPLIED” −(156)
単純連結指定での見出し語の意味は,次の(1)(2)のとおりとする。
(1) IMPLE その連結を単純連結と指定する。
(2) MPLIES その結果文書型の名前を応用が補充することを指定する。
単純連結が指定できるのは,SGML宣言の連結型機構引数で “SIMPLE YES” と指定してある場合に限
る。
この連結の原始文書型は,基本文書型とする。

11.1.1.1 制限

 同時に活性状態になる単純連結処理の個数は,SGML宣言の連結型機構引数で “SIMPLE”
に対して指定した量の値以下でなければならない。

11.1.2 暗黙連結指定

    暗黙連結指定 =原始文書型名,ps+,rni, “IMPLIED”                             −(157)

――――― [JIS X 4151 pdf 62] ―――――

56
X 4151-1992
暗黙連結指定での見出し語 “IMPLIED” は,その結果文書型の名前を応用が補充することを指定する。
暗黙連結が指定できるのは,SGML宣言の連結型機構引数で “IMPLICIT YES” と指定してある場合に限
る。
その原始文書型名は,基本文書型の名前又は連結処理の連鎖での最後の結果文書型の名前でなければな
らない。

11.1.3 明示連結指定

    明示連結指定 =原始文書型名,ps+,結果文書型名                                  −(158)
原始文書型名 =文書型名 −(159)
結果文書型名 =文書型名 −(160)
明示連結が指定できるのは,SGML宣言の連結型機構引数で “EXPLICIT YES” と指定してある場合に限
る。
その原始文書型名は,基本文書型の名前又は連結処理の連鎖での最後の結果文書型の名前でなければな
らない。
明示連結指定に指定する文書型名は,その明示連結指定と同じ前書きの中で指定してあるものでなけれ
ばならない。

11.1.3.1 制限

 最長の連結処理の連鎖の長さは,SGML宣言の連結型機構引数で “EXPLICIT” に対して指
定した量の値以下でなければならない。

11.1.4 連結型宣言部分集合

    連結型宣言部分集合 =(連結属性集合|連結集合宣言)*,
識別子連結集合宣言・,
(連結属性集合|連結集合宣言)* −(161)
連結属性集合 =(属性定義並び宣言|実体集合)* −(162)

11.1.4.1 実体

 連結型宣言部分集合の中の実体宣言は,その連結型が活性状態になったとき,その原始文
書型の文書型宣言部分集合の先頭にあるものとして扱う。ただし,既に活性状態になっている連結型があ
れば,それらに対する同様の実体宣言の後ろにあるものとして扱う。
連結型宣言では,その連結型宣言部分集合で定義した引数実体ばかりでなく,基本文書型宣言で定義し
てある引数実体も参照することができる。

11.1.4.2 連結属性

 連結属性集合の中の属性定義並び宣言の結合要素型は,原始文書型の要素型でなけれ
ばならない。
連結属性の宣言値は, “ID”, “IDREF”, “IDREFS” 又は “NOTATION” であってはならない。
“CURRENT” 又は “CONREF” は,連結属性に対して指定することができない。

11.1.4.3 単純連結

 連結型宣言で単純連結を定義する場合,その連結型宣言部分集合は,1個の連結属性
集合だけからなるものでなければならず,しかもその中に2個以上の属性定義並び宣言があってはならな
い。この属性定義並び宣言は,原始文書型の要素型に属性を結合させるものでなければならず,しかも,
その属性すべてが固定属性でなければならない。

11.2 連結集合宣言

    連結集合宣言 =mdo, “LINK”,ps+,連結集合名,
(ps+,連結規則)+,ps*,mdc −(163)
連結規則 =原始要素指定|明示連結規則 −(163.1)
連結集合名 =名前| (rni,“INITIAL”) −(164)

――――― [JIS X 4151 pdf 63] ―――――

                                                                                             57
X 4151-1992
連結集合名での見出し語 “INITIAL” は,その文書実現値が始まった時点での現連結集合を表す。
連結集合宣言の連結集合名として指定した名前は,その同じ連結型宣言の中の他の連結集合宣言に指定
してはならない。
連結型宣言部分集合の中のただ一つの連結集合宣言に,連結集合名としての “INITIAL” を指定しなけ
ればならない。
連結集合宣言の連結規則は,その連結型宣言が暗黙連結を指定する場合,原始要素指定としなければな
らない。明示連結を指定する場合は,明示連結規則としなければならない。

11.2.1 原始要素指定

    原始要素指定 =結合要素型,
(ps+,rni, “USELINK”,ps+,(連結集合名|
(rni, “EMPTY”)))・,(ps+,rni, “POSTLINK”,
ps+,連結集合指定)・,連結属性指定・ −(165)
連結属性指定 =ps+,dso,属性指定並び,s*,dsc −(166)
原始要素指定での見出し語の意味は,次の(1)(2)のとおりとする。
(1) SELINK そこに指定する連結集合は,その結合要素型の要素が現要素となったとき,現連結集合
となる。
備考 “#USELINK” の指定は,その連結集合宣言を開始タグの直後に書いたのと同様の
働きをする。言い換えれば,その指定は,要素の部分要素に作用する。要素が空
のときには,効果がない。
(2) OSTLINK そこに指定する連結集合は,その結合要素型の要素が現要素でなくなったとき,現連結
集合となる。
備考 “#POSTLINK” の指定は,その連結集合宣言を終了タグの直後(その要素が空で,
しかも終了タグがない場合には,その開始タグの直後)に書いたのと同様の働き
をする。その指定は,同じ親要素の中での次の要素に作用する。
原始要素指定に指定する連結集合名は,それと同じ連結型宣言の中の連結集合宣言で定義したものでな
ければならない。
原始要素指定に指定する結合要素型は,同じ連結集合宣言の中の他の連結規則に指定してはならない。
ただし,その連結規則すべてに連結属性指定を指定する場合は,この限りでない。
備考 応用は,その要素型の実現値について,どの連結規則を適用すればよいかを,それらの連結属
性から決定できなければならない。例えば, “usage” 属性を定義して,原始要素の属性値や処
理の状態を検査する式が書けるようにし,その式の値が真になっている連結規則を適用するこ
とにしてもよい。
連結属性指定の属性指定並びの正否は,その連結型宣言部分集合の中の原始要素型に結合した属性定義
並びによって決まる。この属性定義並びは,その連結属性指定の前に宣言していなければならない。属性
指定が結合したすべての要素型は,同じ定義によって結合していなければならない。
連結属性指定は,この属性指定並びが空である場合,省略しなければならない。

11.2.2 明示連結規則

    明示連結規則 =(原始要素指定,ps+,結果要素指定)|
(原始要素指定,ps+,rni, “IMPLIED”)|
(rni, “IMPLIED”,ps+,結果要素指定) −(166.1)

――――― [JIS X 4151 pdf 64] ―――――

58
X 4151-1992
結果要素指定 =共通識別子,結果属性指定・ −(167)
結果属性指定 =ps+,dso,属性指定並び,s*,dsc −(168)
明示連結規則での見出し語 “IMPLIED” は,その結果要素又は原始要素を応用が補充することを指定す
る。
“#IMPLIED” は,一つの連結集合の中で,結果要素に1度しか指定することができない。
結果属性指定の属性指定並びの正否は,その結果文書型の宣言の中で,結果要素に結合した属性定義並
びによって決まる。
結果属性指定は,この属性指定並びが空の場合,省略しなければならない。

11.2.3 識別子連結集合宣言

    識別子連結集合宣言 =mdo, “IDLINK”,
(ps+,名前,ps+,連結規則)+,
ps*, mdc −(168.1)
識別子連結集合宣言に指定する名前は,原始要素を表す一意的な識別子であることが望ましい。この原
始要素に対して,現連結集合とは無関係に,その組として指定した連結規則を適用する。その連結規則の
結合要素型は,この原始要素の要素型でなければならない。

11.3 連結集合使用宣言

    連結集合使用宣言 =mdo, “USELINK”,ps+,連結集合指定,
ps+,連結型名,ps*,mdc −(169)
連結集合指定 =連結集合名| (rni, “EMPTY”) |
(rni, “RESTORE”) −(170)
連結集合指定での見出し語は,次の(1)(2)のとおりとする。
(1) MPTY 指定する連結集合は,空連結集合とする。
(2) ESTORE 指定する連結集合は,現要素に結合した連結集合とする。結合したものがないときは,現
要素が始まった時点での現連結集合とする。
連結集合使用宣言で指定した連結集合は,現要素に対する現連結集合となる。
備考 文書の改定作業の手助けとするため,連結集合使用宣言で活性状態にした連結集合がもはや必
要でなくなったら,その位置に次のような宣言を書いておくことが望ましい。
<!USELINK #RESTORE linktype>
連結集合使用宣言に指定する連結型名は,その指定する連結集合を定義している連結型宣言の連結型名
でなければならない。
連結集合使用宣言は,その連結型名が活性連結型でなければ,無視する。

11.4 現連結集合

 連結集合は,それに結合した要素が現要素となっている間,現連結集合となる。現連
結集合は,その要素の実現値に対して次の(1)(2)の場合に切り替わる。
(1) その部分要素が現要素となった場合 その間だけ切り替わる。
(2) その実現値の中に連結集合使用宣言が現れた場合 以後,その宣言に従ったものに切り替わる。
要素に結合した連結集合がない場合,その要素の実現値に対する現連結集合は,その要素が始まった時
点での現連結集合とする。その要素が文書要素である場合,その現連結集合は,初期の連結集合とする。

12. SGML宣言

    SGML宣言 =mdo, “SGML”,ps+,最小表記,

――――― [JIS X 4151 pdf 65] ―――――

次のページ PDF 66

JIS X 4151:1992の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8879:1986(MOD)
  • ISO 8879:1986/AMENDMENT 1(MOD)

JIS X 4151:1992の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 4151:1992の関連規格と引用規格一覧