この規格ページの目次
- 10.2.4.1 接続子
- 10.2.4.2 出現標識
- 10.2.4.3 あいまいな内容モデル
- 10.2.4.4 データタグ群
- 10.2.4.5 量的制限
- l0.2.5 例外
- 10.2.5.1 添加要素
- 10.2.5.2 排除要素
- 10.3 属性定義並び宣言
- 10.3.1 量的制限
- 10.3.2 属性名
- 10.3.3 宣言値
- 10.3.4 省略時値
- 10.3.4.1 量的制限
- 10.3.4.2 容量
- 10.4 記法宣言
- 10.4.1 データ属性
- 10.4.1.1 結合記法名
- JIS X 4151:1992の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS X 4151:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS X 4151:1992の関連規格と引用規格一覧
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X 4151-1992
“#PCDATA” を成分とする,任意選択反復可能なor群を指定する。
(2) CDATA 構文解析対象文字データを許すことを指定する。
内容モデルの中に “#PCDATA” 又はデータタグ群がある場合,その要素の内容は,混合内容とする。そ
うでない場合,その要素の内容は,要素内容とする。
備考 “#PCDATA” は,その要素の内容の中のどこにでもデータ文字を許す場合にだけ指定すること
を推奨する。言い換えれば, “#PCDATA” は,要素モテルの唯一の内容字句として指定するか,
接続子としてorだけを使っているモデル群の成分として指定するかだけにしておくことを推
奨する。
この推奨の根拠は,要素内容の中でなら分離子と認知できるものも,混合内容の中ではデー
タとして扱われてしまうからである。この推奨に従わない例として,次の内容モデルがある。
(x, #PCDATA)
この内容モデルに従うと, “x” の開始タグの直前のReは,データとなり,要素 “x” が文脈
上必すであるので,その開始タグとなる。すると,実際の “x” の開始タグは,2個目の “x” は
許されていないから誤りとなってしまう。
このような推奨外の内容モデルは,一般に,その “#PCDATA” を,その内容が “#PCDATA” で
あって,その前後のタグが省略可能な要素を表す共通識別子で置換することで,同値なものに
書き換えることができる。
この推奨は,データタグ機構を使うことを抑制することを意図するものではなく(10.2.4.4
の備考参照),分離子について注意を促すことを意図している。
要素の内容の中の内容及び文字は,その内容モデルに従い,次の(1)(3)の優先順位で,そのモデル群の
中の字句及び例外を満たさなければならない。
(1) 反復標識rep又はplusがある場合,最も近くに満たした字句の反復。
(2) モデル群の中の字句。排除要素例外の対象となっている字句は除く(10.2.5参照)。
(3) 添加要素例外として指定してある字句(10.2.5.1参照)。
備考 例えば,次の要素の実現値を考えてみる。
<!elmem e (a+|b) +>
“a” が連続している場合,それは要素の反復として扱い,そのモデル群の反復としては扱わ
ない。
二つのタグの間にあるすべての文字は,たとえその一部がマーク区間宣言で文字データと宣言してあっ
たとしても,1個の “#PCDATA” を満たすものとして扱う。
要素字句としての共通識別子は,文書型定義で要素型として指定してあってもなくても,正当なものと
して扱う。
備考 この規定によって,文書型で定義してある比較的少数の共通識別子に加えて,公開の定義を利
用した多数の共通識別子が使えることになる。
10.2.4.1 接続子
接続子 =and|or|seq −(131)
モデル群の中に複数の内容字句がある場合,対応する要素の出現順序及び選択は,その接続子に応じて,
次の(1)(3)のとおりでなければならない。
(1) nd すべてが現れなければならないが,その順序は任意でよい。
(2) r その中の1個だけが現れなければならない。
――――― [JIS X 4151 pdf 56] ―――――
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(3) eq すべてが指定の順序で現れなければならない。
1個のモデル群の中では,1種類の接続子だけを使わなければならない(入れ子になったモデル群には,
別の接続子を使ってもよい。)。
モデル群が1個の内容字句からなる場合,そのモデル群は,接続子seqが指定してあるものとして扱う。
10.2.4.2 出現標識
出現標識 =opt|plus|rep −(132)
標識が付けてない限り,ちょうど1度現れなければならない。出現標識が付けてある場合は,その出現
標識に従って,次の(1)(3)のとおりでなければならない。
(1) pt 任意選択(0回又は1回)
(2) lus 必すの反復(1回以上)
(3) ep 任意選択の反復(0回以上)
内容字句 “#PCDATA” には,出現標識repが付けてあるものとして扱う。
潜在的に任意選択となっている内容字句は,出現標識の指定がなければoptが付けてあるものとして扱
い,plusの指定があればrepが付けてあるものとして扱う。
10.2.4.3 あいまいな内容モデル
内容モデルは,あいまいであってはならない。すなわち,文書の実現値
に現れる要素又は文字列は,その実現値を先読みすることなく,それが満たす素内容字句が一つだけに決
まらなければならない。内容モデルがあいまいであるかどうかの判定は,10.2.4での優先順位を考慮せず
に行う。
備考 あいまいな内容モデルの例を,次に示す。
<!elemem e ((a, b・), b)>
要素 “a” に続いて現れた要素 “b” は,この内容モテルの中の二つの素内容字句 “b” のどち
らも満たすからである。このあいまいさは,次のように中間的な要素を設けることで回避する
ことができる。
<!element e (f,b)>
<!elemem f (a, b・)>
要素 “b” が満たす字句は, “f” がその “b” の前で終わっているかどうかから,あいまいさ
なく決まる(内容モデルについての理論的な基礎付けは,参考9に示す。)。
10.2.4.4 データタグ群
データタグ群 =dtgo,ts*,共通識別子,ts*,seq,ts*,
データタグ形式,ts*,dtgc,出現標識・ −(133)
データタグ形式 =(データタグひな形群|データタグひな形),
(ts*,seq,ts*,データタグ埋め草ひな形)・ −(134)
データタグひな形群 =grpo,ts*,データタグひな形,(ts*,or,
ts*,データタグひな形)*,ts*,grpc −(135)
データタグひな形 =引数表記 −(136)
データタグ埋め草ひな形 =引数表記 −(137)
データタグ群は,その共通識別子と “#PCDATA” とを接続子seqで並べたモデル群として扱う。
備考 例えば,規格参照区切り子集合の下で,モデル群
([hours, (“ : ” | “ : ”), “ ”], minutes)
は,次のモデル群として扱う。
――――― [JIS X 4151 pdf 57] ―――――
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((hours, #PCDATA), minutes)
データタグ群は,基本文書型宣言の中にだけ現れることができる。
データタグ形式の中の引数表記は,他の引数表記と同様に解釈する。ただし,その中には,
機能文字の文字参照又は非SGML文字を参照する文字番号による文字参照が現れてはならない。
10.2.4.5 量的制限
内容モデルの入れ子の深さは,量GRPLVLの値以下でなければならない。
1個の内容モデルの中の内容字句の総数(入れ子の中も含める。)は,量GRPGTCNTの値以下でなけれ
ばならない。
データタグひな形の中の引数表記を解釈した結果の長さは,量DTEMPLENの値以下でなければならな
い。
l0.2.5 例外
例外 =(排除要素,(ps+,添加要素)・)|添加要素 −(138)
例外は,その要素の実現値の中のすべての場所(その内容が混合内容又は要素内容である部分要素も含
める。)に適用する。
文書の実現値の中で,排除要素の対象とも添加要素の対象ともなっている要素があれば,排除要素の対
象として扱う。
10.2.5.1 添加要素
添加要素 =plus,名前群 −(139)
内容モデルの中に指定した添加要素は,その内容モデルのモデル群の効果を次のとおりに変更する。そ
のモデル群の中の共通識別子又は群を “Q”,それに付けてある出現標識を “x” (出現標識が付けてないと
きは,空とする。),適用可能な添加要素を “R1” “Rn” とするとき,字句
Qx
を,次の指定があったものとして扱う。
(R1|R2|···|Rn) *, (Q, (R1|R2|···|Rn) *)
内容モデルの要素字句を満たせる要素は,添加要素の対象となっていたとしても,その要素字句を満た
すものとして扱う。
備考1. 添加要素の指定は,文脈上の部分要素に対して使わないことが望ましい。添加要素の指定は,
文書の中に現れる箇所での論理的な内容の一部とはなっていない要素,例えば,索引項目や
挿入した図などに対して使うのが望ましい。
2. 添加要素に続くReは,通常の場合,無視する。一方,真の部分要素に続くReは,データと
して扱う。
10.2.5.2 排除要素
排除要素 =minus,名前群 −(140)
内容モデルの中に指定した排除要素は,そのモデル群の効果を変更して,選択項目を除外する(ちょう
ど,文書の中から任意選択の要素を除外するのと同様な働きをもつ。)。
排除要素が次のとおりにモデル群の効果を変更するときは,誤りとする。
(1) 添加要素に指定してある字句,出現標識opt若しくはrepが付けてある字句又はor群の成分となって
いる字句以外の字句を排除する。
(2) 字句が必すであるか任意選択であるかを変更する。
備考 例えば,必すであるモデル群のすべての成分を排除すると,誤りとなる。それは,そのモデル
群がもはや必ずでなくなってしまうからである。
――――― [JIS X 4151 pdf 58] ―――――
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10.3 属性定義並び宣言
属性定義並び宣言 =mdo,
“ATTLIST”,ps+,(結合要素型|結合記法名),
ps+,属性定義並び,ps*,mdc −(141)
属性定義並び =属性定義,(ps+,属性定義)* −(142)
属性定義 =属性名,ps+,宣言値,ps+,省略時値 −(143)
属性定義並び宣言の結合要素型は,その宣言と同じ宣言部分集合の中の他の属性定義並びに現れてはな
らない。
10.3.1 量的制限
1個の属性定義並びの中の,属性名及び名前字句の総数は,量ATTCNTの値以下でなけ
ればならない。
備考 省略時値は,この総数に含めない。
10.3.2 属性名
属性名 =名前 −(144)
属性名は,一つの属性定義並びの中に1度だけ指定することができる。
一つの文書型定義の中では,宣言値 “ID” を持つすべての属性に同じ属性名を与えることが望ましい。
備考 識別子値をもつすべての属性に共通の名前を付けることで,一つの文書の実現値の中で識別子
値が一意的でなければならないという要件を強調することができる。
10.3.3 宣言値
宣言値 =“CDATA” | “ENTITY” | “ENTITIES” |
“ID” | “IDREF” | “IDREFS” |
“NAME” | “NAMES” | “NMTOKEN” | “NMTOKENS” |
“NUMBER” | “NUMBERS” | “NUTOKEN” | “NUTOKENS” |
記法|名前字句群 −(145)
記法 =“NOTATION”,ps+,名前群 −(146)
宣言値での見出し語は,次の(1)(15)のとおりに,その属性値の種類を指定する。
(1) DATA 文字データ
(2) NTITY 一般実体名
(3) NTITIES 一般実体名並び
(4) D 識別子値
(5) DREF 識別子参照値
(6) DREFS 識別子参照並び
(7) AME 名前
(8) AMES 名前並び
(9) MTOKEN 名前字句
(10) MTOKENS 名前字句並び
(11) OTATION 要素の内容に対するデータ内容記法を識別する記法名。その名前群は,記法名として
許容する名前を指定する。
(12) UMBER 数
(13) UMBERS 数並び
(14) UTOKEN 数字句
――――― [JIS X 4151 pdf 59] ―――――
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(15) UTOKENS 数字句並び
“ID” 及び “NOTATION” は,一つの属性定義並びの中で1度だけ指定することができる。
字句は,一つの属性定義並びの中で,異なる群の中であっても,2度以上現れてはならない。
“NOTATION” は,その宣言内容が “EMPTY” である要素に対して指定してはならない。
10.3.4 省略時値
省略時値 =((rni, “FIXED”, ps+) ・,属性値指定)|
(rni, (“REQUIRED” | “CURRENT” |
“CONREF” | “IMPLIED”)) −(147)
省略時値での見出し語は,次の(1)(5)のとおりにその属性の値を指定する。
(1) IXED その属性は,固定属性とする。
(2) EQUIRED その属性は,必ず属性とする。
(3) URRENT その属性は,現属性とする。
(4) ONREF その属性は,内容参照属性とする。
(5) MPLIED その属性は,黙示属性とする。
備考 空の表記を指定しても, “IMPLIED” を指定したのと同値とはならない。
省略時値の中の属性値指定は,6.9.4.1の構文上の要件を満足しなければならない。
備考 その省略時値が属性指定の中に現れると,更に一般実体名,一般実体名並び及び記法属性に対
する検査を行うことになる。
宣言値が “ID” である場合,その省略時値には, “IMPLIED” 又は “REQUIRED” を指定しなければな
らない。
“CONREF” は,宣言値が “EMPTY” と指定してある要素に対して指定することができない。
10.3.4.1 量的制限
見出し語 “CONREF”, “REQUIRED” 及び “IMPLIED” の正規の長さは,0とする。
10.3.4.2 容量
現属性の省略時値の容量値ATTCHCAPに対する容量点としては,文書の中でその属性に
指定してある一番長い属性値の長さを計算する。
10.4 記法宣言
記法宣言 =mdo, “NOTATION”,ps+,記法名,
ps+,記法識別子,ps*,mdc −(148)
記法識別子 =外部識別子 −(149)
記法宣言の中の記法名は,同じ文書型定義の中の他の記法宣言に指定してはならない。
記法宣言の中の記法識別子が公開識別子を含んでいて,しかもSGML宣言で “FORMAL YES” と指定し
てある場合,その公開識別子の公開文種別は, “NOTATION” でなければならない。
10.4.1 データ属性
備考 データ属性は,データ内容記法に対して定義する。値は,その記法に従うデータ実体に対して
の実体宣言の中に指定する。
データ属性の宣言値は, “ENTITY”, “ENTITIES”, “ID”, “IDREF”, “IDREFS” 又は “NOTATION”
であってはならない。
“CURRENT” 又は “CONREF” は,データ属性に対して指定することができない。
10.4.1.1 結合記法名
結合記法名 =rni, “NOTATION”,
ps+,(記法名|名前群) −(149.1)
――――― [JIS X 4151 pdf 60] ―――――
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JIS X 4151:1992の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8879:1986(MOD)
- ISO 8879:1986/AMENDMENT 1(MOD)
JIS X 4151:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.30 : 情報,ドキュメンテーション及び出版業務におけるITの応用
JIS X 4151:1992の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0208:1997
- 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合