JIS X 4151:1992 文書記述言語SGML | ページ 5

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び部分要素中に許されない要素。
(205) 非SGMLデータ実体 (non−SGML data entity) この規格に従って解釈されない文字をもつ実体
であり,認知されないもの。
備考 非SGMLデータ実体の解釈は,データ内容記法によって規制され,別の規格によって定義され
る。
(206) 非SGML文字 (non−SGML character) 文書文字集合中の文字であって,符号化表現がSGML実
体中に現れてはならないもの。
(207) 引数 (parameter) 引数分離子によって連結されているマーク宣言の一部。引数が更に他の引数を
含んでもよい。
区切られた置換可能な引数データからなる引数又は字句。
(208) 引数表記 (parameter literal)
(209) 引数実体 (parameter entity) マーク宣言引数から参照することができる実体。
引数実体への名前付き実体参照。
(210) 引数実体参照 (parameter entity reference)
(211) 引数分離子 (parameter separator) マーク宣言中に出現する引数を分離するもの。
属性値のための属性指定が常に存在しなければならない属性。
(212) 必す(須)属性 (required attribute)
対応する定義の文字実体集合と同じ実体名をも
(213) 表示文字実体集合 (display character entity set)
つ表示される文字の実体集合。これは,対応する定義の文字実体集合の装置依存版である。
(214) 開いている実体 (open entity)既に参照されているが,その実体終了がまだ出現していない実体。
(215) 開いているマーク区間宣言 (open marked section declaration)マーク区間開始が出現しているが,
マーク区間終了がまだ出現していないマーク区間宣言。
(216) 開いている要素 (open element) 開始タグは既に出現している(又は既にマーク付け最小化により
省略されている)が,終了タグが出現していない(又はマーク付け最小化による省略がまだ行われて
いない)要素。
(217) 列 (B sequence) 大文字Bの連続した文字列。短縮参照として割り当てられた文字列の中で,そ
の文字Bの個数以上の長さをもつ空白列を意味する。
(218) 不活性機能文字 (inert function character)無効という追加SGML機能をもつ機能文字からなる文
字種別。
(219) 符号化表現 (coded representation) 同じビット数のビット組合せの一つ以上の並びで文字を表現
したもの。
(220) 符号集合 (code set) 順序付けられた同じビット数のビット組合せの集合。
例 ビット組合せが8ビット(8ビット符号)の符号集合は,0000000011111111までの値の範囲(10
進数で0から255)で256のビット組合せ又はそれらのビット組合せのあらゆる連続した部分集
合を構成する。
(221) 符号集合位置 (code set position)符号集合の中のビット組合せの位置を表す数値。
(222) 付番核 (rank stem) 現付番を追加することによって共通識別子名を導き出すことのできる名前。
(223) 付番群 (ranked group) 同じ現付番を共用する付番核の集まり。
備考 付番核が群の中のいかなる付番要素の開始の場合においても,その付番は群中のすべての付番
核に対する現付番となる。
(224) 付番要素 (ranked element) 付番核及び付番から構成される共通識別子をもつ要素。
備考 付番要素の開始の場合,その付番は,その付番核及び(もしあるならば)付番核が要素の付番
群中の付番核に対する現付番となる。

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共通識別子を形成するために付番核に付加される番号。
(225) 付番 (rank suffix)
備考 番号は,通常1から始まる連番であり,結果の共通識別子は,それらの要素の相対的な付番を
示す。
例 頭書きの場合,付番核をHとすると,頭書きの要素の水準はH1,H2,H3などとなる。
(226) 部分要素 (subelement) 要素の内容(親要素)において出現する要素であって,親要素が現要素で
ある場合に開始するもの。
(227) 文 (text) 文字の並んだもの。
備考 それらの文字は,普通の文字集合での意味又はデータ内容記法による図形,画像などとして解
釈される。
同じ所有者識別子をもつ他の公開文から区別するために公開文を識別
(228) 文識別子 (text identifier)
する公開識別子の一部分。
備考 公開文種別,任意選択の入手不能標識,公開文記述,公開文言語及び任意選択の公開文表示版
から構成される。
(229) 文書 (document) 1単位として処理される情報の集まりを記述したもの。
備考 この規格の中では,普遍的にSGML文書を意味する。
(230) 文書型 (document type) 同一の特性をもつ文書の型。
例 日誌,記事,技術手順書又は書簡。
(231) 文書型指定 (document type specification)タグ又は実体参照が処理される範囲で文書型を識別す
るタグの一部又は実体参照の一部。
(232) 文書型宣言 (document type decralation)形式指定を含んでいる文書型定義のマーク宣言。
文書型宣言の宣言部分集合の中で出現す
(233) 文書型宣言部分集合 (document type decralation subset)
る要素,実体及び短縮参照集合。
備考 文書型宣言から参照される外部実体は,宣言部分集合の部分と考えられる。
(234) 文書型定義 (document type definition) 応用によって定義される特定の型の文書のマークに
SGMLを応用する規則。
備考1. 文書型定義は,文書型宣言中に記述され,要素型,要素関係及び属性の形式指定とマークに
よって表現できる参照とからなる。それによって,SGMLが構文を定義するためのマークの
語いを定義する。
2. 文書型定義は,要素の意味,属性の意味及びすべての応用の規則を記述する注釈を含む。
(235) 文書実現値 (document instance) 文書型の実現値。
(236) 文書実現値集合 (document instance set) 一つ以上の文書型の実現値からなる実体構造の中の
SGML文書実体又はSGML部分文書実体の一部。
備考 並行して出現する実現値機構が使用されている場合,複合の実現値が一つの文書の中に存在す
ることができ,マーク及びデータがその中で共有される。
関連した型の文書処理の集合。
(237) 文書処理応用 (text processing application)
例1. ソフトウェア開発者のための技術手引書の出版の場合は,次のようになる。文書型は,設置手
引書,操作手引書及び保守手引書を含む。処理は,各種出力装置のための作成,校正,書式付
け,ページ割り付けなどからなる。
例2. 出版協会員の著者による原稿の準備の場合は,次のようになる。文書型は,本,雑誌,記事な
どからなる。処理は,出版者が自身の書式付け及び印刷手段をもつので,作成だけを定義する。

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例3. 事務連絡文書の場合は,次のようになる。文書型は,書簡,郵便の履歴及び報告書を含む。処
理は,作成,校正,簡単な書式付け,格納,検索,書簡の履歴の更新,報告書生成などからな
る。
(238) 文書体系 (document architecture)文書処理応用の形式化のための規則。
例 文書体系は,次のものを定義できる。
1. 多様な要素定義に対する属性の意味。
2. 要素クラス及び要素がもつ属性。
3. 要素クラスの言葉の中で文書型を定義するための構造規則。
4. 連結処理及び属性の値による影響。
5. 交換時に文書に伴う情報(文書概要)。
(239) 文書文字集合 (document character set) SGML文書の中のすべてのマーク及びデータに使用され
る文字集合。
備考 文書がシステム間で交換される場合,文字集合は受信側システムの文字集合に翻訳される。
(240) 文書要素 (document element) 文書型の実現値の最も外側にある要素であって,その要素の共通識
別子となる文書型名をもつ要素。
次のいずれかの場合の内容字句。
(241) 文脈上の選択字句 (contextually optional token)
(a) 固有選択字句である内容字句。
(b) 出現標識plusをもつ充足字句。
(c) モデル群自身が文脈上の選択字句であるモデル群の中にあって,充足字句でない。
(242) 文脈上の選択要素 (contextually optional element)
(a) それが添加のときだけ出現できる。
(b) その時点で適用可能なモデル群の中において,その要素の内容字句が文脈上の選択字句。
(243) 文脈上の区切り子 (delimiter-in-context)同じ実体の中で文脈列が直接続く区切り子列で構成さ
れる文字列。
次の(a)(b)のいずれかの場合の内容字句。
(244) 文脈上の必す(須)字句 (contextually required token)
(a) そのモデル群の中にそれだけしか存在しない。
(b) 次の1.2.の二つの条件を満たすseq群。
1. それ自身が文脈上の必要な字句又は充足字句を含む。
2. 先行するすべての充足字句又は文脈上の選択字句。
文脈上の選択要素でなく,次の(a)(b)
(245) 文脈上の必す(須)要素 (contextually required element)
のいずれかの場合である要素。
(a) その共通識別子が文書型名。
(b) その時点で適用可能な内容モデル字句が文脈上必す。
備考 要素は,文脈上必すでもなく選択でもないことがある。例えば,その時点で適用可能な内容モ
デル字句がor群の中にあり,しかもそのor群に固有選択字句がない場合。
(246) 文脈列 (contextual sequence) 文字列が区切り子として認識されるために,同一実体の中で区切り
子列に続かなければならない一つ以上のマーク文字の並び。
(247) 分離子 (separator) 文の構造を分けるための記号s,ds,ps又はts。
分離子中で許容される機能文字から構成する文字種別。記録終
(248) 分離子文字 (separator character)
了REが間隔に置換される場合,それらの文脈中で間隔に置換される。

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(249) 変形(適合)SGML文書 [variant (conforming) GML document] 変形具象構文を使う適合SGML
文書。
規格参照具象構文又は核具象構文以外の具象構文。
(250) 変形具象構文 (variant concrete syntax)
この規格に適合した文書を,活性文書及び連結型
(251) 報告可能マーク誤り (reportable markup error)
に関して構文解析した場合に生ずる誤りで,(要素型を識別できない共通識別子のような)意味誤り及
び次の場合を除く。
(a) あいまいな内容モデル。
(b) 内容モデル中の字句の必ず又は任意選択の状態を変更できる排除。
(c) 容量限界の超過。
(d) GML宣言の誤り。
(e) あいまいさを生ずるタグの省略。
(f) 非SGML文字の出現。
(g) 公的公開識別子の誤り。
(252) マーク (markup) 情報を伝達するために文書のデータに付け加えられた文字。
備考 記述的マーク(タグ),参照,マーク宣言及び処理指令の4種類がある。
(253) マーク規則 (markup convention) 実体名の形式化のための規則又は許された短縮参照区切り子
の好ましい部分集合のようにマークを統制する応用規則。
(254) マーク区間 (marked section)特別の目的のために認識される文書の区間。
(255) マーク区間開始 (marked section start)マーク区間宣言を開く区切り子。
(256) マーク区間終了 (marked section end) マーク区間宣言を閉じる区切り子。
(257) マーク区間宣言 (marked section declaration)マーク区間を識別し,その取扱いを指定するマーク
宣言
マーク区間宣言で指定される優先順
(258) マーク区間の有効状態 (effective status of a marked section)
位の最も高い状態見出し語。
(259) マーク最小化機構 (markup minimization feature)タグの短縮,省略又は実体参照の短縮によって
マークが最小化されることを許すSGMLの機構。
備考 マーク最小化機構は,文書型定義に影響しないので,省略されたマークを回復することによっ
て,これらの機構を支持しないシステムに最小化された文書を送ることができる。SHORTTAG,
OMITTAG,SHORTREF,DATATAG及びRANKの5種類がある。
(260) マーク宣言 (markup declaration)文書の中のマークの解釈を制御する宣言。
備考 SGML,実体,要素,属性定義並び,記法,文書型,連結型,連結集合,連結使用,マーク区
間,短縮参照対応表,短縮参照使用及び注釈の13種類がある。
(261) マーク付け (mark up) 文書にマークを付け加えること。
(262) マーク文字 (markup character) 文脈に依存してマーク又はデータとして解釈可能なSGML文字。
(263) マーク認知開始文字 (markup-scan-in characters) マーク認知終了文字の出現するまで,マーク認
知がされている状態にする機能文字から構成される文字種別。
(264) マーク認知終了文字 (markup-scan-out cahracters)マーク認知開始文字又は実体終了が出現する
までマーク認知を抑止する機能文字から構成される文字種別。
(265) マーク認知抑止文字 (markup-scan-suppress characters) 同一の実体中で,すぐ後に続く文字のマ
ークの認知を抑止する機能文字からなる文字種別。

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(266) 前書き (prolog) SGML文書又はSGML部分文書実体の一部分であって,文書型宣言及び連結型
宣言を行うもの。
(267) 見出し語 (keyword) 具象構文によって定義された予約名である引数。
備考 引数としては,見出し語又は応用が定義した名前を指定できるが,見出し語の前には,いつで
も予約名標識が付く。そのため,具象構文によって使われているかどうかに関係なく,応用が
名前を定義できる。
登録所有者識別子及びISO所有者識別子と区
(268) 未登録所有者識別子 (unregistered owner identifier)
別可能な所有者識別子。
備考 登録規格に従って構成されていないので,他の未登録所有者識別子と重複することがある。
属性指定中に規定された内容参照。
(269) 明示内容参照 (explicit content reference)
結果要素型及びその属性の連結(処理定
(270) 明示連結(処理定義) [explicit link (process definition) ]
義)であって,複数の連結属性値の集合を指定することができる。
(271) 命名方法引数 (naming rules parameter)標準の名前英文字種別への追加の指定並びに英大文字へ
の代替の指定のSGML宣言の引数。
(272) 目的要素 (target element) それがもつ共通識別子がデータタグ群で指定される要素。
属性指定の必要がない属性であって,その属性値は,指定されな
(273) 黙示属性 (impliable attribute)
い場合,応用によって定義される。
(274) 文字 (character) 文字レパートリで定義されて個々に意味をもつ情報の原子 (atom)。
備考1. 図形文字及び制御文字の2種類がある。
2. 文字は,文脈上に出現し,マーク又はデータ内容記法によって定義され,文字レパートリの
中でその意味を変更又は補足する。
(275) 文字参照 (character reference)1文字に置換される参照。
備考 名前指定文字参照及び数値指定文字参照の2種類がある。
(276) 文字集合 (character set) 各々の文字が符号化表現で関連付けられるような符号集合に割り当て
た文字レパートリ。
(277) 文字種別 (character class)非SGML文字又は分離子文字のように,抽象構文の中で共通の目的を
もつ文字集合。
備考 特定の文字が次の4通りの方法で文字種別へ割り当てられる。
1. 抽象構文によって明示する方法(Special,Digit,LC Letter及びUC Letter)。
2. 具象構文によって明示する方法(LCNMSTRT,FUNCHAR,SEPCHARなど)。
3. 区切り子機能又はその他の文字種別への明示的な割当て結果のように,絶対的な方法
(DELM-CHAR及びDATACHAR)。
4. 文書文字集合によって明示する方法 (NONSGML)。
図形文字である一般実体からなる公開実体集合。
(278) 文字実体集合 (character entity set)
備考1. 文字実体は,文書文字集合の中で符号化表現をもたない文字を表すため,又は容易にけん盤
から入力できない文字若しくはビット組合せが,すべての出力装置で適切に表示することの
できない文字を装置に独立にするために使用される。
2. 定義用及び表示用の2種類の実体がある。
(279) 文字データ (character data) 文字データの終りを示す区切り子のほかにはマークがない文脈に出
現する文字。

――――― [JIS X 4151 pdf 25] ―――――

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JIS X 4151:1992の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8879:1986(MOD)
  • ISO 8879:1986/AMENDMENT 1(MOD)

JIS X 4151:1992の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 4151:1992の関連規格と引用規格一覧