JIS X 5094:2019 UTCトレーサビリティ保証のためのタイムアセスメント機関(TAA)の技術要件

JIS X 5094:2019 規格概要

この規格 X5094は、次の三つ[タイムアセスメント機関(TAA)の機能を定義する。;タイムスタンピング機関(TSA)に時刻を供給するための,及びTAAの使用を通じてその時刻の正確さを保証するための全体構成を記載する。;TAAが信頼できる時刻源をTSAに対して供給し,また,その保証を与えるための技術指針を提供する。]について規定。

JISX5094 規格全文情報

規格番号
JIS X5094 
規格名称
UTCトレーサビリティ保証のためのタイムアセスメント機関(TAA)の技術要件
規格名称英語訳
Technical requirements for TAA to certify UTC-traceability
制定年月日
2011年5月20日
最新改正日
2019年3月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 18014-4:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

35.030, 35.240.60
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2011-05-20 制定日, 2016-10-20 確認日, 2019-03-20 改正
ページ
JIS X 5094:2019 PDF [17]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 シンボル及び略語・・・・[3]
  •  5 概要・・・・[4]
  •  6 時刻トレーサビリティチェーン及びトレーサビリティの証明・・・・[4]
  •  6.1 時刻配信及びトレーサビリティチェーン・・・・[4]
  •  6.2 TAAによるTSA時計の時刻監査・・・・[5]
  •  7 TAAの技術要件・・・・[5]
  •  7.1 TAAの要件における方針・・・・[5]
  •  7.2 TAA時計の要件・・・・[5]
  •  7.3 時刻監査の要件・・・・[6]
  •  7.4 時刻配信の要件・・・・[7]
  •  7.5 その他の要件・・・・[8]
  •  附属書A(参考)時刻差証明書と既存の国家標準との関係・・・・[9]
  •  附属書B(参考)トレーサビリティチェーン及び要求精度・・・・[10]
  •  附属書C(参考)ITU-R TF.1876のTAAを基礎にした信頼できる時刻源構成の例・・・・[11]
  •  附属書D(参考)基準時計に要求される精度及び周波数安定度・・・・[12]
  •  参考文献・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 5094 pdf 1] ―――――

X 5094 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,国立研究開発法人
情報通信研究機構(NICT)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS X 5094:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 5094 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 5094 : 2019

UTCトレーサビリティ保証のためのタイムアセスメント機関(TAA)の技術要件

Technical requirements for TAA to certify UTC-traceability

序文

  この規格は,2011年に制定された後,2015年に発行されたISO/IEC 18014-4を基とし,我が国の実情に
合わせるため,技術的内容を変更して改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
この規格は,タイムスタンピング機関(TSA)に対して信頼できる時刻を提供するための全体構成を記
載するとともに,タイムアセスメント機関(TAA)の使用を通じてその時刻の正確さを保証するための技
術指針を規定することを目的としている。

1 適用範囲

  この規格は,次の三つについて規定する。
− タイムアセスメント機関(TAA)の機能を定義する。
− タイムスタンピング機関(TSA)に時刻を供給するための,及びTAAの使用を通じてその時刻の正確
さを保証するための全体構成を記載する。
− TAAが信頼できる時刻源をTSAに対して供給し,また,その保証を与えるための技術指針を提供す
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 18014-4:2015,Information technology−Security techniques−Time-stamping services−Part
4: Traceability of time sources(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO/IEC 18014-1,Information technology−Security techniques−Time-stamping services−Part 1:
Framework
ITU-R TF.1876,Trusted time source for Time Stamp Authority

――――― [JIS X 5094 pdf 3] ―――――

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X 5094 : 2019

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
精度(accuracy)
測定結果と測定量の真値との間の一致の近さ(ITU-R TF.686-3:2013のANNEX 1)。
注記 精度は,測定値の全体的不確定さによって一般的に特徴付けられる。
3.2
うるう秒(leap second)
UT1にほぼ一致するようにUTCを調整するのに使用する1秒の意図的な時間ステップ(ISO 8601:2004
の2.2.2)。
3.3
測定(measurement)
ある量に合理的に結び付けることが可能な一つ以上の量の値を,実験的に得るプロセス(TS Z 0032:2012
の2.1)。
3.4
秒(second)
時刻の基本単位。セシウム133の基底状態の二つの超微細構造レベルの間の遷移に対応する放射の
9 192 631 770周期の継続期間に等しい時間間隔(JIS Z 8000-3:2014の3-7.a)。
3.5
タイムアセスメント機関,TAA(time assessment authority,TAA)
TSA時計に対して時刻監査を行うことに加え,時刻配信もできる機関。
3.6
TAA時計(TAA clock)
時刻監査及び時刻配信において使用するTAAの時計システム。
3.7
時刻監査(time audit)
時刻トレーサビリティチェーンの下流にある時計の時刻が要求精度内にあるかどうかを確認するための
監査。
3.8
時刻配信(time dissemination)
ある場所から他の場所への時刻信号の配信。
3.9
時刻差証明書(time offset certificate)
TAA時計に対してTSA時計の測定された時刻差を証明するTAAが発行する証明書。
3.10
タイムスタンピングサービス(time-stamping service)
あるデータ項目が時間軸上のある点より前に存在していた証拠を提供するサービス(JIS X 5063-1:2005
の3.3)。
3.11
タイムスタンピング機関,TSA(time-stamping authority,TSA)

――――― [JIS X 5094 pdf 4] ―――――

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X 5094 : 2019
タイムスタンピングサービスを提供する信頼できる第三者(ISO/IEC 18014-1:2008の3.17)。
3.12
タイムスタンプトークン,TST(time-stamp token,TST)
データ項目の表現と時刻の値との間の,検証可能な暗号化された結合を含むデータ構造(ISO/IEC
18014-1:2008の3.15)。
注記 タイムスタンプトークンは,その結合の中に追加のデータ項目を含んでもよい。
3.13
時刻トレーサビリティチェーン(time traceability chain)
エンドユーザからタイミングセンタに時刻を関連付けるために使用されるUTC(k) から始まる一連の基
準からなる連鎖。
3.14
タイミングセンタ(timing centre)
必要な精度でUTC(k) 時刻をTSAに配信する手段をもつ機関。
注記 タイミングセンタによって生成されたUTC(k) は,リアルタイムで使用できる。UTC(k) とUTC
との時刻差は,国際度量衡局(Bureau International des Poids et Mesures,BIPM)によって定期的
に公表されている。
3.15
トレーサビリティ(traceability)
不確かさが全て表記された切れ目のない比較の連鎖によって,決められた基準に結び付けられる測定結
果又は標準の値の性質。基準は,通常,国家標準又は国際標準である(ITU-R TF.686-3:2013のANNEX 1)。
3.16
TSA時計(TSA clock)
TSTに含まれる時刻情報を生成するTSAの時計。
3.17
協定世界時,UTC(UTC)
国際度量衡局(Bureau International des Poids et Mesures,BIPM)及び国際地球回転観測事業(International
Earth Rotation and Reference Systems Service,IERS)によって維持管理されている時刻。標準周波数及び時
刻信号の調整された配信の基礎となるもの。
注記 UTCは,ITU-Rによって定義された協定世界時(Coordinated Universal Time)である(ISO
19108:2002の4.1.3)。
3.18
UTC(k)[UTC(k)]
秒の定義のための諮問委員会の勧告S5(1993)に従って,±100 nsを目標にUTCによく一致するよう
に維持されている機関kによって実現されている時刻(ITU-R TF.536-2:2003の2)。

4 シンボル及び略語

  この規格で用いる略語は,次による。
GNSS 全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System)
GPS 全地球測位システム(Global Positioning System)
NMI 国家測定機関(National Measurement Institute)

――――― [JIS X 5094 pdf 5] ―――――

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  • ISO/IEC 18014-4:2015(MOD)

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