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X 5151 : 2018 (ISO/IEC 14763-3 : 2014)
入射側試験コード 被測定配線 出射側試験コード
図18−パーマネントリンク中における曲げの発生を示すOTDR波形
10.5.2 測定の不確かさ
被測定配線の中に含まれる伝送路の測定長は,ケーブルの物理長ではなく,(正確な実効群屈折率に基づ
く)光ファイバ長である。光学的に測定された光ファイバ長とケーブルの物理長とは異なる可能性がある。
1本のケーブルに複数の光ファイバが入っている場合,光ファイバ個々の長さも異なっている可能性があ
る。
光ファイバの長さは,常にケーブルの長さと同じかそれよりも長い。この両者の差は,ケーブルの構造
による。具体的な情報が必要な場合は,ケーブル製造業者に問い合わせることを推奨する。
10.5.3 測定結果の取扱い
10.5.2に示す限界及び制限事項は,測定の不確かさについての報告書に含めることを推奨する。
測定した光ファイバ長は,供給し,敷設した光ファイバ長(測定の不確かさを配慮した上で,)との一貫
性を保つために確認しなければならない。
試験装置で光ファイバ長を求めるために,被測定光ファイバケーブルの製造業者によって提供される伝
搬速度又は群屈折率が必要である。仮に,製造業者によってその値が提供されず(例えば,不明のケーブ
ルの検査),別の値を用いる場合は,発生するあらゆる誤差の影響を施工業者と利用者との間で認識し合意
しておくことを推奨する。群屈折率の初期設定は,表C.1を参照する。
10.6 コードの減衰量
10.6.1 試験方法
基準測定は,図19に示すように,6.3.3.2(又は6.3.3.4)に従った入射側試験コードを光源及びパワーメ
ータ間に接続して行う。
入射側試験コードは,製造業者の仕様に適合していることを検証するために両端で試験することを推奨
――――― [JIS X 5151 pdf 36] ―――――
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する。
基準値Prは,W又はdBmで記録しなければならない。
入射側試験コードは,光源から取り外してはならない。
被測定コードは,入射側試験コードとパワーメータとの間に接続し,測定値P1は,W又はdBmで記録
しなければならない。
図19−光コード接続部分の減衰量の測定
減衰量の詳細な測定方法については,JIS C 5961の7.1(挿入損失)を参照する。
10.6.2 測定結果の取扱い
規定の波長及び測定方向で測定した減衰量は,Pr及びP1を用いて,式(1)で計算する。
Pr及びP1がWで示される場合,測定した減衰量は,式(2)で計算する。
接続部の測定結果は,記録しなければならない。また,関連IEC製品規格で規定する対基準光コネクタ
の規格値に対して,合格,不合格又は判定困難を付与してもよい(SCコネクタに関しては,表4参照)。
11 配線及び配線部材の検査
11.1 光ファイバの連続性
二つのインタフェース間の光ファイバの連続性は,LSPM又は出射側試験コードを用いたOTDRによる
試験で確認してもよい。光ファイバの連続性は,可視光源を用いても確認できる。
11.2 配線極性
配線システムにおける要求極性は,LSPMで確認してもよい。配線システムにおける要求極性は,2連
の出射側試験コードが使用されている場合は,LSPM又はOTDRで確認してもよい。配線システムの極性
は,可視光源を用いても確認できる。
11.3 光ファイバケーブル長
光ファイバケーブルの長さは,ケーブル外被の表示から確認できる。
このケーブルの長さは,OTDR又はOTDRの機能をもったいかなる測定器で測定した光ファイバ長とも
一致しない可能性がある。その差は,ケーブル構造によるものと光ファイバの群屈折率の設定の誤りによ
るものとがある。
11.4 光ファイバ端面の検査
附属書Bを参照する。
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11.5 光ファイバコアサイズ
コネクタ端面に光を当てた状態で光ファイバの端面を検査する(附属書B参照)と,光ファイバのクラ
ッド及びコアの相対的な径の比較から,光ファイバのコアサイズを確認できる。
――――― [JIS X 5151 pdf 38] ―――――
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附属書A
(規定)
マルチモードファイバ配線を試験するための入射モード条件
測定点である入射側試験コードの出射口における入射モード条件は,IEC 62614及びIEC 61280-4-1の要
件に適合しなければならない。測定点での基準光コネクタのコアから出射した光の入射モード条件は,色々
な方法によって得られる。
適切なエンサークルドフラックスモード条件は,次の方法で得られる。
a) 適切な試験コード及びモード調整部品をもつ検証済みの機器の使用
b) モード条件が不明な機器を用いる場合は,検証済みのモード調整部品をもつ入射側試験コードの使用
c) モード選択が可能な光源をもつ機器の使用及び基準光コネクタの出射口において,IEC 61280-1-4に従
って測定する入射側モード条件によって制御された光源をもつ機器の使用
入射側試験コードは,IEC 61280-4-1の要件に適合した基準品質の光コネクタをもっていなければならな
い。
次の入射側条件が,規定されている。
a) 850 nm(コア径50 mの光ファイバに対して)
b) 1 300 nm(コア径50 mの光ファイバに対して)
c) 850 nm(コア径62.5 mの光ファイバに対して)
d) 1 300 nm(コア径62.5 mの光ファイバに対して)
――――― [JIS X 5151 pdf 39] ―――――
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附属書B
(規定)
光コネクタの目視検査基準
光コネクタの目視検査基準は,IEC 61300-3-35の要件に従って行わなければならない。
この附属書は,ISO/IECの情報配線規格及び種々の変化に影響される全ての関連試験コードに従ったコ
ネクタの端面検査に対するIEC 61300-3-35(箇条4及び箇条5)の要件を適用する。
JIS X 5150,ISO/IEC 24764及びISO/IEC 24702に従ったシングルモードPC研磨光ファイバ接続器具は,
最低35 dBの反射減衰量をもつ必要がある。IEC 61300-3-35:2009には,35 dBの反射減衰量の仕様をサポ
ートする検査要件は含まれていない。後日これらの要件が含まれるまでは,IEC 61300-3-35:2009の表5の
内容(26 dBの反射減衰量の仕様をサポートする検査要件)が,利用可能である。
――――― [JIS X 5151 pdf 40] ―――――
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JIS X 5151:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 14763-3:2014(IDT)
JIS X 5151:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.200 : インタフェース及び相互接続設備
JIS X 5151:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5961:2005
- 光ファイバコネクタ試験方法
- JISC6803:2013
- レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
- JISX5150:2016
- 構内情報配線システム