JIS X 5211:2015 システム間の通信及び情報交換―近距離通信用インタフェース及びプロトコル(NFCIP-1) | ページ 6

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X 5211 : 2015 (ISO/IEC 18092 : 2013)
されている。fc/64及びfc/32の受動通信モードにおいては,NFCID3iをNFCID2tで置き換える。
バイト11 (DIDi) : DIDバイトは,二つ以上のターゲットをもつ多重データ転送プロトコル活性化に対し
て使われる。DIDiの範囲は,114の間で定義される。DIDiがデータ転送プロトコルで使われない場合に
は,このバイトは,値“0”に設定する。この規格では他の値を禁止する。
バイト12 (BSi) : イニシエータデバイスは,BSiバイトの中で,サポートする送信伝送速度(D)を規定
しなければならない。図17に示すようにビット符号化する。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” “0” “0” DSi DSi DSi DSi
図17−BSiバイトの符号化
− ビット8ビット5 : “0”に設定し,他の全ての値は,将来使用するため予約(RFU)とする。
− ビット4 : D=64の能力をもつときDSi=“1”に設定する。
− ビット3 : D=32の能力をもつときDSi=“1”に設定する。
− ビット2 : D=16の能力をもつときDSi=“1”に設定する。
− ビット1 : D=8の能力をもつときDSi=“1”に設定する。
バイト13 (BRi) : イニシエータデバイスは,BRiバイトの中で,サポートする表1に示す受信伝送速度
を規定しなければならない。図18に示すようにビット符号化する。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” “0” “0” DRi DRi DRi DRi
図18−BRiバイトの符号化
− ビット8ビット5 : “0”に設定し,他の全ての値は,将来使用するため予約(RFU)とする。
− ビット4 : D=64の能力をもつときDRi=“1”に設定する。
− ビット3 : D=32の能力をもつときDRi=“1”に設定する。
− ビット2 : D=16の能力をもつときDRi=“1”に設定する。
− ビット1 : D=8の能力をもつときDRi=“1”に設定する。
バイト14 (PPi) : PPiバイトは,イニシエータデバイスによって使われるオプションのパラメタを決める。
ビット符号化を図19に示す。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
SECi RFU LRi LRi RFU RFU Gi NAD
図19−PPiバイトの符号化
− ビット8 : SECi。“1”に設定したときNFC-SECの能力をもち,“0”に設定したときNFC-SECの能力
をもたない。
− ビット7 : RFU。イニシエータは“0”に設定しなければならない。ターゲットはこのビットを無視し
なければならない。
− ビット6及びビット5 : LRi (Length Reduction Value)。表4参照。

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X 5211 : 2015 (ISO/IEC 18092 : 2013)
表4−LRiの定義
LRi 定義
b “00” バイト1から64だけが転送データとして有効
b “01” バイト1から128だけが転送データとして有効
b “10” バイト1から192だけが転送データとして有効
b “11” バイト1から252だけが転送データとして有効
− ビット4及びビット3 : RFU。イニシエータは,“0”に設定しなければならない。ターゲットはこの
ビットを無視しなければならない。
− ビット2 : 汎用バイトの利用が可能なとき“1”に設定する。
− ビット0 : イニシエータがノードアドレス(NAD)を使うとき“1”に設定する。
バイト15バイトn [Gi(1) Gi(n-14) ] : 汎用バイトは,任意選択とし,汎用情報を指定する。ATRREQ
命令の最大長から必須バイト数を差し引くと,汎用バイトの最大バイト数になる。
12.5.1.2 属性応答(ATRRES)
ATRRESは,ATRREQに対する応答であり,選択されたNFCIP-1ターゲットデバイスだけが送信しな
ければならない。この命令の構造を図20に示す。
CMD1 CMD2 バイト 1 ··· ··· バイト n
バイト 10 バイト 11 バイト 12 バイト 13 バイト 14 バイト 15 バイト 16
“D5” “01” nfcid3t1 ··· nfcid3t10 DIDt BSt BRt TO PPt [Gt(1) ] ··· [Gt(n-14) ]
図20−ATRRESの構造
12.5.1.2.1 ATRRESの各バイトの定義
CMD1 : “D5”に設定しなければならない。
CMD2 (ATRRES) : ATRRESバイトは,イニシエータが発行したATRREQに対するターゲットの属
性応答命令を意味する。このバイトの値は,“01”に設定しなければならない。
バイト1バイト10 (NFCID3t) : 10個のnfcid3tバイトは,ターゲットの乱数識別子NFCID3tを定義す
る。NFCID3は,アプリケーションによって生成されたIDとする。NFCID3の内容は,NFCID1又は NFCID2
の内容と同じでもよい。
バイト11 (DIDt) : DIDtバイトは,二つ以上のターゲットをもつ多重データ伝送プロトコル活性化に使
われる。DIDtは,DIDiと同じ値をもつ。全ての他の値は,この規格では禁じられている。DIDtの用途に
ついては12.5.1.1.1を参照。
バイト12 (BSt) : BStバイトは,ターゲットデバイスが対応可能な伝送速度を示す。図21に示すように
ビット符号化する。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” “0” “0” DSt DSt DSt DSt
図21−BStバイトの符号化
− ビット 8ビット 5 : “0”に設定する。
− ビット 4 : D=64の能力をもつときDSt=“1”に設定する。
− ビット 3 : D=32の能力をもつときDSt=“1”に設定する。
− ビット 2 : D=16の能力をもつときDSt=“1”に設定する。
− ビット 1 : D=8の能力をもつときDSt=“1”に設定する。

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X 5211 : 2015 (ISO/IEC 18092 : 2013)
バイト13 (BRt) : BRtバイトは,ターゲットデバイスが対応可能な伝送速度を示す。図22に示すように
ビット符号化する。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” “0” “0” DRt DRt DRt DRt
図22−BRtバイトの符号化
− ビット 8ビット 5 : “0”に設定する。
− ビット 4 : D=64の能力をもつときDRt=“1”に設定する。
− ビット 3 : D=32の能力をもつときDRt=“1”に設定する。
− ビット 2 : D=16の能力をもつときDRt=“1”に設定する。
− ビット 1 : D=8の能力をもつときDRt=“1”に設定する。
バイト14 (TO) : TOバイトは,データ伝送プロトコルに対するターゲットNFCIP-1デバイスのタイムア
ウトを示す。タイムアウトの計算は,イニシエータによって送信された最後のビットで始まり,ターゲッ
トによって最初に送信されたビットで終了する。タイムアウトは,図23で与える。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” “0” “0” WT WT WT WT
図23−TOバイトの符号化
− ビット 8ビット 5 : “0”に設定する。
− ビット 4ビット 1 : 待ち時間(WT)。
応答待ち時間[Response Waiting Time (RWT)]は,次の式によって計算する。
RWT=(256×16/fc)×2WT
ここで,WTの値は,014の範囲とし,15は,RFUとする。WTのデフォルト値は,14とする。
WT=0の場合,RWT=RWTMIN (302 s)
WT=14の場合,RWT=RWTMAX (4 949 ms)
バイト15 (PPt) : PPtバイトは,図4に示すターゲットデバイスによって使われる任意選択パラメタを規
定する。図24に示すようにビットを符号化する。
ビット 8 ビット 7 ビット 6 ビット 5 ビット 4 ビット 3 ビット 2 ビット 1
“0” “0” LRt LRt “0” “0” Gt NAD
図24−PPtバイトの符号化
− ビット8及びビット7 : “0”に設定する。
− ビット6及びビット5 : 表5に規定するLRt。
表5−LRtの定義
LRt 定義
b “00” バイト1から64だけが伝送データとして有効
b “01” バイト1から128だけが伝送データとして有効
b “10” バイト1から192だけが伝送データとして有効
b “11” バイト1から252だけが伝送データとして有効

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X 5211 : 2015 (ISO/IEC 18092 : 2013)
− ビット 4及びビット 3 : “0”に設定する。
− ビット 2 : 汎用バイトを利用するとき“1”に設定する。
− ビット 1 : ターゲットがノードアドレス(NAD)を使うとき“1”に設定する。
バイト16バイトn [Gt(1) Gt(n-14) ] : Gtバイトは,任意選択とし,汎用情報を含む。ATRRES命令
の長さから必須バイト長を差し引くと,汎用情報のバイト数となる。
12.5.1.3 ATRREQ及びATRRESの取扱方法
12.5.1.3.1 イニシエータ規定
イニシエータがATRREQ命令を送信し有効なATRRES命令を受信するとき,イニシエータは,動作
を継続する。
他の場合,イニシエータは,12.7で規定する非活性化手順を使う前にATRREQ命令を再送する。
非活性化手順を失敗した場合には,fc/128での受動通信モードだけHLTA命令を使用してもよい。HLTA
命令は,JIS X 6322-3の6.4.3で規定されている。
12.5.1.3.2 ターゲット規定
ターゲットが最後の命令(受動通信モードでだけ有効)を選択した場合,次による。
a) 有効なATRREQ命令を受け取ると,ターゲットは,次の動作を行わなければならない。
− 受信したATRREQ命令に対するATRRES命令を送信する。
− 引き続いて,ATRREQ命令を受信できないようにする。
b) c/128での受動通信モードだけ,HLTA命令(12.5.1.3.1参照)を除く他の有効な又は無効なフレーム
を受信すると,ターゲットは,次の動作を行わなければならない。
− ブロックを無視する。
− 受信モードにとどまる。
12.5.1.4 タイムアウトTOの取扱方法
はじめに選択されたモードによって,通信は能動又は受動として定義される。タイムアウトの取扱いは
能動通信モードか受動通信モードかによって異なる。
12.5.1.4.1 能動通信モードにおける取扱方法
能動通信モードでの通信フローは,搬送波周波数を切り替えて取り扱われる。
イニシエータ : イニシエータは,ターゲットデバイスからの応答がATRREQ命令の中のTOバイトを
使って計算されたRWTを超えるターゲットを無視し,動作を継続しなければならない。
ターゲット : ターゲットは,共通通信を許したTO値を使用し,定義されたRWTを延長するタイムアウ
ト拡張を含む管理PDUを使用しなければならない(12.6.1.1.1参照)。
12.5.1.4.2 受動通信モードにおける取扱方法
受動通信モードでの通信は,通信フローによってだけ取り扱われる。搬送波周波数は,切り替わらない。
イニシエータ : イニシエータは,はじめに誤り処理を行い,応答がなければ指定されたタイムアウトを
超えるターゲットデバイスを無視し,動作を続行しなければならない。
ターゲット : ターゲットは,共通通信を許したTO値を使用し,定義されたRWTを延長するタイムアウ
ト拡張を含む管理PDUを使用しなければならない(12.6.1.1.1参照)。
12.5.1.5 DIDの取扱方法
12.5.1.5.1 能動通信モード及び受動通信モードにおけるDIDの取扱方法
イニシエータは,値が“0”に等しいDIDを含むATRREQ命令を送信した場合,次による。
a) 値が“0”に等しいDIDを含むATRRES命令を受信した場合。

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X 5211 : 2015 (ISO/IEC 18092 : 2013)
− DIDを含まないPDUをターゲットに送る。
− 当該ターゲットが選択解除されていない間は,任意の他のターゲットを活性化しない。
b) 値が“0”でないDIDを含むATRRES命令を受信した場合。
− エラー処理を継続する。
イニシエータは,値が“0”でないDIDを含むATRREQ命令を送信した場合,次による。
a) 同じ値のDIDを含むATRRES命令を受信した場合。
− DIDを含むPDUをターゲットに送る。
− 任意の他のターゲットに対してDIDを使用しない。
− 任意の他のターゲットに対してDID=0を使用しない。
b) 任意の他の値のDIDを含むATRRES命令を受信した場合。
− エラー処理を継続する。
12.5.2 起動要求及び起動応答命令
起動要求及び起動応答命令は,能動通信モードのためにだけ規定する。
12.5.2.1 起動要求(WUPREQ)
図25は,属性WUPREQについてのパラメタバイトを含む起動要求を定義する。イニシエータは,能
動通信モードにいるときだけWUPREQをターゲットへ送信する。WUPREQは,DSL命令によって非活
性化された明確なターゲットデバイスをNFCID3によって再活性化するのに適用される。
CMD1 CMD2 バイト 1 ··· バイト 10 バイト 11
“D4” “02” nfcid3t1 ··· nfcid3t10 DID
図25−WUPREQの構造
12.5.2.1.1 WUPREQの各バイトの定義
CMD1 : “D4”に設定しなければならない。
CMD2 (WUPREQ) : WUPREQバイトは,イニシエータが発行する起動要求命令を意味する。このバ
イトの値は“02”でなければならない。
バイト1バイト10 (NFCID3t) : 10個のnfcid3tバイトはターゲットの乱数識別子として定義される。
WUPREQ命令に対し,イニシエータは,ターゲットを起動するために既知のNFCID3t乱数識別子を送る。
バイト 11 (DID) : DIDバイトは,二つ以上のターゲットをもつ多重データ伝送プロトコルの活性化に使
われる。DIDの範囲は,114の間で定義される。DIDがデータ伝送プロトコルの間で使われない場合に
は,このバイトは,値0が設定される。この規格では他の値を禁止する。最後のDSL命令の前に使われる
ときには,イニシエータは,ターゲットに対して異なる値を割り当ててもよい。
12.5.2.2 起動応答(WUPRES)
図26は,WUPRESの属性に対する起動応答の構成を規定する。WUPRESは,WUPREQへの応答で,
選択されたNFCIP-1ターゲットデバイスによって送信しなければならない。
CMD1 CMD2 バイト 1
“D5” “03” DID
図26−WUPRESの構造
12.5.2.2.1 WUPRESの各バイトの定義
CMD1 : “D5”に設定しなければならない。

――――― [JIS X 5211 pdf 30] ―――――

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JIS X 5211:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 18092:2013(IDT)

JIS X 5211:2015の国際規格 ICS 分類一覧

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