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X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
附属書H(参考) 輸送条件
この附属書(参考)は,カートリッジの望ましい輸送条件を記述するもので,規定の一部ではない。
H.1 環境条件 カートリッジの輸送時の環境条件は,次によることが望ましい。
温度 : −40℃45℃
相対湿度 : 5%80%
湿球温度 : 26℃以下
カートリッジの内部及び表面は,結露してはならない。
H.2 カートリッジの輸送条件 カートリッジの輸送は,次による。
H.2.1 衝撃及び振動 輸送中のカートリッジへの損傷を最小限にするために,次のような対策を取ること
が望ましい。
a) カートリッジを変形させるおそれがある機械的な荷重を加えてはならない。
b) カートリッジは,1mを超える高さから落下させてはならない。
c) カートリッジは,十分な衝撃吸収材をもった強固な箱の中に収納する。
d) カートリッジの収納箱は,内部が清浄で,かつ,じんあい(塵埃),水などの侵入がない構造とする。
e) カートリッジの収納箱内での収納方法は,テープリールの中心軸が水平になるようにする。
f) カートリッジの収納箱は,正しい方向(天地)に置けるように明確な表示をする。
H.2.2 極端な温度及び湿度
a) 温度及び湿度の急激な変化は,いかなる場合でも可能な限り回避する。
b) 輸送されたカートリッジは,必ず使用環境条件に最低24時間放置する。
H.2.3 誘導磁界の影響 カートリッジとカートリッジ収納箱の最外壁との距離は,外部磁界の影響による
信号破壊の危険性を最小限にするため,80mm以上とする。
――――― [JIS X 6146 pdf 101] ―――――
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X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
附属書J(参考) 記録時再生 (RAW)
この附属書(参考)は,記録時再生について記述するもので,規定の一部ではない。
記録時再生 (RAW) は,フレームを記録した後に,正しく記録できたかどうかを検査し,正しく記録で
きていないときは,再記録するために,直ちに,そのフレームを再生することである。RAWは,フレーム
単位で行う。RAWを行うときは,テープのデータ領域だけで行うこととし,アンブルフレームで行っては
ならない。RAWを行うときは,他のフレームに適用したか否かにかかわらず,個々のフレームごとに適用
するかどうかを決めてもよい。RAW検査で,フレームか正しく記録できていないと判断するとテープに沿
い,その先にフレームを再記録する。再記録するフレームが,元のフレームを重ね書きすることはない。
RAW検査の第一の目的は,テープの欠陥によって発生する多量の誤りを含むフレームの検出である。し
たがって,すべてのチャネルビットが正しく再生できなくても必ずしも再記録を行う必要はない。データ
交換の信頼性は,記録品質及びデータデコード品質だけに十分な余裕をもつことが最小の要求事項である。
フレームの品質を検査する方法の例としては,ミッシングパルスの長さ,レベル及びレベルの分布,C1
符号又はC2符号によって検出された欠陥の数を数えること,記録及び再生のチェックサムを比較するこ
と,記録及び再生データの比較をサンプル期間又は常時行うことなどである。
フレームを再記録するときは,テープ上に複数の同じフレームが存在する可能性がある。それに引き続
く再生によって,フレームのデータが複数の部分から再生した場合,前に再生したフレームのデータは,
記録の失敗の可能性があるので,最後に再生したデータを使用することを推奨する。
――――― [JIS X 6146 pdf 102] ―――――
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X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
附属書K(参考) 基本グループ0の内容の例
この附属書(参考)は,基本グループ番号0の内容の例を記述するもので,附属書K図1に示すものと
し,規定の一部ではない。
バイト位置1バイト位置400のすべてのエントリの後に (00) が続き,残りのフィールドは (00) で埋
める。
バイト位置 フィールドID 内容の説明
0127 製造業者名 パーティションの初期化又は記録を行ったテープ装置の製造業者の
名前
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
128159 モデル番号 パーティションの初期化又は記録を行ったテープ装置のモデル番号
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
160191 シリアル番号 テープ装置のシリアル番号
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
192223 改定番号 テープ装置構成部品の改定番号
192199 サブアセンブリ1
200207 サブアセンブリ2
208215 サブアセンブリ3
216223 サブアセンブリ4
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
224255 ホストインタフェースの型 SCSIや接続アドレスなどの,ホストインタフェースの型式
式とアドレス 224239 ホストインタフェース型式
240255 アドレス
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
256271 日時 パーティションの初期化又は記録を行った日時
YYMMDDHHMMSS 256257 YY年=1996+YY
258259 MM月
260261 DD日
262263 HH時間
264265 MM分
266267 SS秒
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
272399 テープラベル又はID パーティションの内容を示すインジケータ
ASCII文字列,ヌルで終わりパディングされる。
40022 271 確保 すべてのバイトを0に設定
22 272801 792 製造業者用データ 規定しない
附属書K図1 基本グループ0の内容の例
――――― [JIS X 6146 pdf 103] ―――――
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X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
附属書L(参考) チップの例
この附属書(参考)は,MICに使用するICについて記述するもので,規定の一部ではない。
この附属書では,この規格で規定するカートリッジに有効な市場で流通している2種類のICチップ,
Serial I2C EE-PROM ST24E16及びST25E16について記述する。これらの2種類のICチップの信号,デバ
イス走査及び読出し/書込みの詳細な技術情報は,次のSTMicroelectronicsのURLから入手できる。
http://www.st.com
http://www.st.com/stonline/index.htm
後者のURLでは,シリアルSerial EEPROM I2Cバス類を選択しパーツリストの中にST24E16 SERIAL
EXTENDED ADDRESSING COMPATIBLE WITH 12C 16K (2K×8) EPROMを検索することができる。
附属書L図1は,2種類のEEPROMの論理ダイアグラムを示し,右側の信号名は本体8.2.2に規定する
アクセス孔の配置を示す。
附属書L図1 アクセス孔とICチップとの接触の関連
アクセス孔IDは,この規格では使用しない(附属書L図1参照)。
URLで使用している “K” の表現は,1 024と等価とし,MICチップの容量は,2 048バイトとする。
――――― [JIS X 6146 pdf 104] ―――――
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X 6146 : 2001 (ISO/IEC 18809 : 2000)
JIS X 6146(8mm幅,ヘリカル走査記録,情報交換用磁気テープカートリッジ,
AIT-1・MIC様式)原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 大 石 完 一
(幹事) 富 田 正 典 トータルシステム株式会社
(幹事) 荒 木 学 日本ユニシス株式会社
高 山 佳 久 ソニー株式会社
中 島 郁 志 ソニー株式会社
船 越 正 次 TDK株式会社
竹 内 正 株式会社トリム・アソシエイツ
村 上 恒 夫 日本システムハウス株式会社
吉 岡 雄 日本ストレージ・テクノロジー株式会社
川 田 道 孝 日本電気株式会社
益 田 憲 明 株式会社日立製作所
渡 谷 誠 治 日立マクセル株式会社
稲 垣 博 康 富士通株式会社
橋 本 進 財団法人日本規格協会
和 泉 章 経済産業省商務情報政策局
八 田 勲 経済産業省産業技術環境局
(事務局) 鈴 木 尋 士 社団法人電子情報技術産業協会
JIS X 6146:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 18809:2000(IDT)
JIS X 6146:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6146:2001の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称