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X 6232 : 2017 (ISO/IEC 30192 : 2017)
pdf 目次
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
− 氏名 : 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 知財管理本部
− 住所 : 〒244−0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地
− 氏名 : パナソニック株式会社 知的財産センター
− 住所 : 〒540−6207 大阪府大阪市中央区城見2丁目1−61 OBPパナソニックタワー
− 氏名 : パイオニア株式会社 知的財産部
− 住所 : 〒212−0031 神奈川県川崎市幸区新小倉1−1
− 氏名 : ソニー株式会社 知的財産センター
− 住所 : 〒108−0075 東京都港区港南1−7−1
上記の特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施の
許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対し
ては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
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日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 6232 : 2017
(ISO/IEC 30192 : 2017)
情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体−
120 mm単層(25ギガバイト/ディスク)及び
2層(50ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク
Information technology-Digitally recorded media for informationinterchange and storage-120 mm Single Layer (25.0 Gbytes per disk) ndDual Layer (50.0 Gbytes per disk) D Rewritable disk
序文
100社以上が参加するブルーレイディスクアソシエーション(BDA)で作成された,ブルーレイディス
クTMの物理フォーマットをベースに,四つの記録形ディスクのISO/IEC物理規格が作成された。この規
格は,2016年に第2版として発行され,2017年にCorrected versionが発行されたISO/IEC 30192を基に,
技術的内容及び構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
BDレコーダブルディスクにビデオの記録再生を行うためには,この国際規格以外にBDMV,BDAVな
どBDAで規定したフォーマットが必要となる。これらのBDA規定の応用関連フォーマット,ファイルシ
ステムフォーマット又は著作権保護フォーマットは,ディスク,情報生成システム,及び情報受領システ
ムに必要である。更に詳細なBDフォーマットに関する情報が必要な場合は,http://www.blu-raydisc.infoを
参照。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,記録容量25ギガバイト(GB)及び50 GBの120 mm書換形光ディスクの機械的特性,物
理的特性及び光学的特性を規定するとともに,そのディスクを用いての情報交換を可能にする記録及び未
記録の信号品質,データのフォーマット及び記録方法について規定する。使用者データは,可逆的方法に
よって何回でも記録,読取り及び上書きをすることができる。このディスクを,BD書換形ディスクと称
する。
この規格は,次の項目について規定する。
− このディスクに関する二つの異なるタイプ
− 適合条件
− このディスクの使用環境及び保存環境
− データ処理システム間の機械的互換性のためのディスクの機械的特性及び物理的特性
− トラック及びセクタの物理的配置を含むディスク上の情報フォーマット
− エラー訂正符号及び使用した符号化方法
− データ処理システムがディスクからデータの読取りを可能にする,ディスクに記録した信号の特性
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X 6232 : 2017 (ISO/IEC 30192 : 2017)
この規格は,ディスクドライブ間のディスクの互換性を与える。ボリューム及びファイル構造の規格と
ともに,データ処理システム間の完全なデータ互換性を与える。
注記1 この規格では,GBは,109バイトとしている。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 30192:2017,Information technology−Digitally recorded media for information
interchange and storage−120 mm Single Layer (25,0 Gbytes per disk) nd Dual Layer (50,0
Gbytes per disk) D Rewritable disk(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 適合性
2.1 光ディスク
この規格への適合の主張には,製造対象のディスクのタイプを明示する。光ディスクは,製造対象のデ
ィスクのタイプの全ての要求事項に適合する場合に,この規格に適合する。
2.2 製造システム
製造システムは,製造する光ディスクが2.1に適合する場合に,この規格に適合する。
2.3 情報受領システム
情報受領システムは,2.1に適合する両方のタイプの光ディスクを取り扱うことができる場合は,この規
格に適合する。
2.4 互換性表示
製造システム及び情報受領システムがこの規格に適合するというためには,他のサポートする規格の一
覧の表示を含むものとする。この表示は,規格の番号,サポートする光ディスクのタイプ,並びに読取り
だけをサポートするのか,又は記録及び読取り両方をサポートするのかを明示する。
3 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6950-1 情報技術機器−安全性−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60950-1,Information technology equipment−Safety−Part 1: General
requirements
JIS C 60068-2-2 環境試験方法−電気・電子−第2-2部 : 高温(耐熱性)試験方法(試験記号 : B)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-2,Environmental testing−Part 2-2: Tests−Test B: Dry heat
JIS C 60068-2-30 環境試験方法−電気・電子−第2-30部 : 温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試
験方法(試験記号 : Db)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-30,Environmental testing−Part 2-30: Tests−Test Db: Damp heat,
cyclic (12 h + 12 h cycle)
JIS K 7204 プラスチック−摩耗輪による摩耗試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 9352,Plastics−Determination of resistance to wear by abrasive wheels
JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
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X 6232 : 2017 (ISO/IEC 30192 : 2017)
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 646,Information technology−ISO 7-bit coded character set for
information interchange
JIS Z 8901:2006 試験用粉体及び試験用粒子
4 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
4.1
アプリケーション(Application)
ビデオ応用のような,著作権保護及び欠陥管理システムのためのディスク上の領域を要求する,BD(4.2)
用に規定した応用。
4.2
BD
約0.1 mmの厚さのカバー層(4.4)及び約1.1 mmの厚さの基板(4.37)をもち,NA=0.85のレンズ及
び波長405 nmのレーザダイオードを用いる光学ピックアップユニットで,ディスク上にデータを読み書
きするディスク。
注記 ディスクに記録する使用者データは,17PP変調及びLDC+BIS符号でフォーマットされる。
4.3
チャネルビット(Channel bit)
ディスク上の,ピット(4.24)又はマーク(4.18)を使いスペースとの組合せで,2値の“0”又は“1”
を表す要素。
4.4
カバー層(Cover Layer)
ディスクの入射面に一番近い記録層を覆う,精密に制御した光学特性をもつ透明な層。
4.5
データゾーンn(Data Zone n)
Ln層(4.17)にある内側ゾーンと外側ゾーンとの間の領域。
4.6
欠陥クラスタ(Defective Cluster)
信頼できない又は訂正できないとして欠陥リストに登録された,使用者データ領域(4.41)中のクラス
タ。
4.7
デジタル総計値,DSV(Digital-Sum Value, DSV)
“1”に設定したチャネルビットに10進数の数値“+1”を,“0”に設定したチャネルビット(4.3)に
10進数の“−1”を割り当てることによって,ビット列から得られた算術和。
4.8
ディスク基準面(Disk reference plane)
その上でディスクのクランプゾーンがクランプされる,理想スピンドルの完全に平らな環状表面で規定
する,回転軸に対して垂直な面。
4.9
エンボスHFM領域(Embossed HFM Area)
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X 6232 : 2017 (ISO/IEC 30192 : 2017)
ディスクの製造中に,HFMグルーブ(4.13)によって情報が保存されたディスク領域。
4.10
入射面(Entrance surface)
光ビームが最初に入射する,ディスクの表面。
4.11
消去グルーブ(Erased Groove)
トラックにOPCアルゴリズムで決めたPE10及びPE20の消去パワーレベルだけを使い照射することによ
って消去した空のグルーブ。
4.12
グルーブ(Groove)
記録層に連なる,ディスクの溝状構造。
注記 グルーブは,単層ディスクの場合は,基板(4.37)に形成可能で,2層ディスクの場合は,一つ
は基板に,他はスペーサ層(4.35)又はカバー層(4.4)に形成できる(図1及び図2参照)。グ
ルーブは,トラック(4.38)の位置決めをするために用いられる。グルーブは,マスタリング
で光スポットを照射した場所に相当する。通常,グルーブは,構造体の中にくぼみ又は突起の
形をとり得る。グルーブがランドよりも入射面(4.10)に近い場合(図54参照),記録方法は,
“オングルーブ記録”と呼ばれる。グルーブがランドよりも入射面(4.10)に対して遠い場合,
記録方法は,“イングルーブ記録”と呼ばれる。BD書換形システムでは,次の3種類のグルー
ブがある。
− アドレスをもつ書換領域中のウォブルグルーブ(4.43)
− 不変制御情報データをもつエンボスHFM領域(4.9)のHFMグルーブ(4.13)
− BCAゾーンの無変調の直線グルーブ
4.13
高周波変調グルーブ,HFMグルーブ[HFM (High-Frequency Modulated) roove]
比較的高い帯域幅の信号で,半径方向に変調されたグルーブ(4.12)。
注記 HFMグルーブは,転写記録する情報のための十分な容量及び転送スピードのデータチャネルを
作っている。
4.14
情報領域(Information Area)
情報を記録できるディスク上の領域。
4.15
情報ゾーン(Information Zone)
情報領域(4.14)で記録された部分。
4.16
ランド(Land)
連続して渦巻くグルーブ(4.12)の間の記録層の表面。
4.17
Ln層(Layer Ln)
数字nで識別される記録層。
注記 L(n+1)層は,Ln層よりも入射面(4.10)に近い。
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JIS X 6232:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 30192:2017(IDT)
JIS X 6232:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6232:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-2-2:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC6950-1:2016
- 情報技術機器―安全性―第1部:一般要求事項
- JISK7204:1999
- プラスチック―摩耗輪による摩耗試験方法
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合