JIS C 6950-1:2016 情報技術機器―安全性―第1部:一般要求事項

JIS C 6950-1:2016 規格概要

この規格 C6950-1は、電気的な事務機器及び関連機器を含み,主電源又は電池で動作する,定格電圧が600V以下の情報技術機器の安全性について規定。

JISC6950-1 規格全文情報

規格番号
JIS C6950-1 
規格名称
情報技術機器―安全性―第1部 : 一般要求事項
規格名称英語訳
Information technology equipment -- Safety -- Part 1:General requirements
制定年月日
2009年4月20日
最新改正日
2016年12月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60950-1:2005(MOD), IEC 60950-1:2005/AMENDMENT 1:2009(MOD), IEC 60950-1:2005/AMENDMENT 2:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

35.020, 35.260
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気安全 2019
改訂:履歴
2009-04-20 制定日, 2012-01-20 改正日, 2014-08-20 改正日, 2016-12-20 改正
ページ
JIS C 6950-1:2016 PDF [266]
                                                                                 C 6950-1 : 2016

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  0 安全性の原則・・・・[1]
  •  0.1 安全性の一般原則・・・・[1]
  •  0.2 危険・・・・[2]
  •  0.3 材料及びコンポーネント・・・・[5]
  •  1 総則・・・・[5]
  •  1.1 適用範囲・・・・[5]
  •  1.1A 引用規格・・・・[7]
  •  1.2 用語及び定義・・・・[7]
  •  1.3 一般要求事項・・・・[23]
  •  1.4 試験に関する一般条件・・・・[24]
  •  1.5 コンポーネント・・・・[28]
  •  1.6 電源インタフェース・・・・[34]
  •  1.7 表示及び指示・・・・[35]
  •  2 危険からの保護・・・・[43]
  •  2.1 感電及びエネルギーによる危険に対する保護・・・・[43]
  •  2.2 SELV回路・・・・[51]
  •  2.3 TNV回路・・・・[53]
  •  2.4 制限電流回路・・・・[56]
  •  2.5 有限電源・・・・[57]
  •  2.6 接地及びボンディングの規定・・・・[59]
  •  2.7 一次回路における過電流及び地絡に対する保護・・・・[65]
  •  2.8 安全インタロック・・・・[67]
  •  2.9 電気絶縁・・・・[70]
  •  2.10 空間距離,沿面距離及び絶縁物を通しての距離・・・・[74]
  •  3 配線,接続及び電源の供給・・・・[96]
  •  3.1 一般要求事項・・・・[96]
  •  3.2 主電源への接続・・・・[99]
  •  3.3 外部導体接続用の配線端子・・・・[105]
  •  3.4 主電源からの遮断・・・・[107]
  •  3.5 機器の相互接続・・・・[109]
  •  4 物理的要求事項・・・・[110]
  •  4.1 安定性・・・・[110]
  •  4.2 機械的強度・・・・[111]
  •  4.3 設計及び構造・・・・[115]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 6950-1 pdf 1] ―――――

C 6950-1 : 2016

pdf 目次

ページ

  •  4.4 危険な可動部に対する保護・・・・[122]
  •  4.5 温度に関する要求事項・・・・[124]
  •  4.6 エンクロージャの開口・・・・[127]
  •  4.7 耐火性・・・・[133]
  •  5 電気的要求事項及び異常状態の模擬・・・・[140]
  •  5.1 タッチカレント及び保護導体電流・・・・[140]
  •  5.2 耐電圧・・・・[147]
  •  5.3 異常動作及び故障状態・・・・[151]
  •  6 ネットワーク線への接続・・・・[154]
  •  6.1 機器内に生じる危険からの,ネットワーク線サービス従事者及びネットワーク線に接続する他の機器の使用者の保護・・・・[155]
  •  6.2 ネットワーク線からの過電圧に対する機器使用者の保護・・・・[156]
  •  6.3 ネットワーク配線システムの過熱保護・・・・[159]
  •  7 ケーブル分配システムとの接続・・・・[159]
  •  7.1 一般要求事項・・・・[159]
  •  7.2 機器内に生じる危険電圧からの,ケーブル分配システムのサービス従事者及びこのシステムに接続する他の機器の使用者の保護・・・・[160]
  •  7.3 ケーブル分配システムからの過電圧に対する機器使用者の保護・・・・[160]
  •  7.4 一次回路とケーブル分配システムとの絶縁・・・・[161]
  •  附属書A(規定)耐熱性試験及び耐火性試験・・・・[163]
  •  附属書B(規定)異常状態でのモータに対する試験・・・・[166]
  •  附属書C(規定)変圧器・・・・[171]
  •  附属書D(規定)タッチカレント試験の測定器・・・・[174]
  •  附属書E(規定)巻線の温度上昇・・・・[176]
  •  附属書F(規定)空間距離及び沿面距離の測定・・・・[177]
  •  附属書G(規定)最小空間距離を決める代替手段・・・・[185]
  •  附属書H(規定)電離放射線・・・・[191]
  •  附属書J(規定)電気化学による電位表・・・・[192]
  •  附属書K(規定)温度調節器・・・・[193]
  •  附属書L(規定)事務用電気機器の通常負荷状態・・・・[195]
  •  附属書M(規定)呼出シグナルに関する判断基準・・・・[197]
  •  附属書N(規定)インパルス発生器・・・・[201]
  •  附属書P(規定)引用規格・・・・[203]
  •  附属書Q(規定)電圧依存抵抗器(バリスタ : VDR)・・・・[209]
  •  附属書R(参考)品質管理プログラムのための要求事項の例・・・・[210]
  •  附属書S(参考)インパルス試験手順・・・・[213]
  •  附属書T(参考)水の浸入防止の指針・・・・[215]
  •  附属書U(規定)介在絶縁物なしで用いる絶縁巻線・・・・[216]
  •  附属書V(規定)交流電力系統・・・・[219]

(pdf 一覧ページ番号 2)

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                                                                             C 6950-1 : 2016

pdf 目次

ページ

  •  附属書W(参考)タッチカレントの総量・・・・[225]
  •  附属書X(参考)変圧器試験の最大温度影響・・・・[228]
  •  附属書Y(規定)紫外線処理試験・・・・[230]
  •  附属書Z(参考)過電圧カテゴリ・・・・[231]
  •  附属書AA(規定)マンドレル試験・・・・[232]
  •  附属書BB(参考)第2.2版の変更点・・・・[235]
  •  附属書CC(規定)集積回路(IC)電流制限器の評価・・・・[236]
  •  附属書DD(規定)ラックマウント形機器の搭載手段に関する要求事項・・・・[239]
  •  附属書EE(規定)家庭用及び家庭・オフィス兼用の文書・メディアシュレッダ・・・・[241]
  •  附属書JA(規定)シュレッダに対する要求事項・・・・[242]
  •  附属書JB(参考)過電圧及び過電流に関する設置環境の現状及び対処方法・・・・[245]
  •  参考文献・・・・[248]
  •  附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[251]

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS C 6950-1 pdf 3] ―――――

C 6950-1 : 2016

pdf 目次

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人ビジ
ネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案
を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が
改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS C 6950-1:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 4)

――――― [JIS C 6950-1 pdf 4] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 6950-1 : 2016

情報技術機器−安全性−第1部 : 一般要求事項

Information technology equipment-Safety-Part 1: General requirements

序文

  この規格は,2005年に第2版として発行されたIEC 60950-1,Amendment 1(2009)及びAmendment 2
(2013)を基とし,国内の電源事情などを考慮し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
ただし,追補(amendment)については,編集し,一体とした。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。また,附属書JA及び附属書JBは対応国際規格にはない事
項である。

0 安全性の原則

  次の原則は,この規格の対応国際規格を作成する過程でIEC(国際電気標準会議)のTC108委員会が採
用したものである。
これらの原則には,機器の性能及び機能上の特性は含まれていない。

0.1 安全性の一般原則

  安全な製品を作るためには,設計者が安全性要求事項の基盤となる原則を理解することが不可欠である。
これらの原則は,この規格の個々の要求事項の代替とならないが,それらの要求事項のよりどころとな
っている原則について,正しい理解を設計者にもってもらうようにすることにある。機器が,ここでは触
れていない技術,コンポーネント,材料又は構造手法を用いている場合,機器の設計は,ここに記載する
安全性の原則と同等以上の安全レベルを備えることが望ましい。
注記 新しい状況に対処するために詳細な要求事項の追加が必要になった場合は,IECの関連する委
員会に速やかに申し出ることが望ましい。
設計者は,機器の通常動作状態だけでなく,起こる可能性がある故障状態,更に引き続き生じる故障,
予見可能な誤使用,並びに温度,高度,汚損,湿気,及び主電源,ネットワーク線又はケーブル分配シス
テムにおける過電圧のような外部からの影響を考慮しなければならない。絶縁距離を設定する場合は,製
造ばらつきによって起こる減少,又は製造,輸送及び通常使用中に起こる取扱い,衝撃及び振動によって
起こる変形の可能性を考慮することが望ましい。
どの設計手段を採用するかの決定は,次の順序で行うことが望ましい。
− 可能な場合は,危険を除去し,危険を減少させ,又は危険から保護する設計基準を明らかにする。
− 機器の機能が妨げられるため上記の事項が実際的でない場合,機器に依存しない別の保護手段[例 個
人用防具(この規格では触れてはいない。)の使用]を明らかにする。
− 上記のいずれの手段も実際的でない場合,又はそれらの手段に加えて,残留リスクに対して表示及び
/又は指示の内容を明らかにする。

――――― [JIS C 6950-1 pdf 5] ―――――

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JIS C 6950-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60950-1:2005(MOD)
  • IEC 60950-1:2005/AMENDMENT 1:2009(MOD)
  • IEC 60950-1:2005/AMENDMENT 2:2013(MOD)

JIS C 6950-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6950-1:2016の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0205-2:2001
一般用メートルねじ―第2部:全体系
JISB0205-3:2001
一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
JISC0448:1997
表示装置(表示部)及び操作機器(操作部)のための色及び補助手段に関する規準
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2814-1:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第1部:通則
JISC3662-1:2009
定格電圧450/750V以下の塩化ビニル絶縁ケーブル―第1部:通則
JISC3663-1:2010
定格電圧450/750V以下のゴム絶縁ケーブル―第1部:通則
JISC4003:2010
電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
JISC5101-14:2014
電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
JISC60068-2-78:2015
環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
JISC6065:2016
オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
JISC60695-10-2:2018
耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
JISC60695-10-3:2005
耐火性試験―電気・電子―第10-3部:異常発生熱―成形応力解放変形試験
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC60695-11-20:2018
耐火性試験―電気・電子―第11-20部:試験炎―500W試験炎による燃焼試験方法
JISC60695-11-3:1997
環境試験方法 ― 電気・電子 ― 耐火性試験 公称500W試験用炎及び指針
JISC60695-11-3:2014
耐火性試験―電気・電子―第11-3部:試験炎―公称500W炎―試験装置及び炎確認試験方法
JISC60695-11-4:2014
耐火性試験―電気・電子―第11-4部:試験炎―公称50W炎―試験装置及び炎確認試験方法
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
JISC60695-2-20:2001
環境試験方法―電気・電子―耐火性試験 グローイング/ホットワイヤ試験法:ホットワイヤ巻付け線による材料の着火性試験
JISC6575-2:2016
ミニチュアヒューズ―第2部:管形ヒューズリンク
JISC6802:2014
レーザ製品の安全基準
JISC6803:2013
レーザ製品の安全―光ファイバ通信システムの安全
JISC6804:2008
レーザ製品の安全―情報伝送のための光無線通信システムの安全
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8712:2015
ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性
JISK7110:1999
プラスチック―アイゾット衝撃強さの試験方法
JISK7111:1996
プラスチック ― シャルピー衝撃強さの試験方法
JISK7127:1999
プラスチック―引張特性の試験方法―第3部:フィルム及びシートの試験条件
JISK7161-1:2014
プラスチック―引張特性の求め方―第1部:通則
JISK7161-2:2014
プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
JISK7164:2005
プラスチック―引張特性の試験方法―第4部:等方性及び直交異方性繊維強化プラスチックの試験条件
JISK7165:2008
プラスチック―引張特性の求め方―第5部:一方向繊維強化プラスチック複合材料の試験条件
JISK7171:2016
プラスチック―曲げ特性の求め方
JISK7341:2006
プラスチック―小火炎に接触する可とう性フィルムの垂直燃焼性試験方法
JISK7350-1:1995
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法 第1部:通則
JISK7350-1:2020
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第1部:通則
JISK7350-2:2008
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第2部:キセノンアークランプ
JISK7350-4:2008
プラスチック―実験室光源による暴露試験方法―第4部:オープンフレームカーボンアークランプ