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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
チャネルビットの列は,RZ変調方法によって変調する(図H.4参照)。低反射のストライプは,RZ変
調後のパルスに対応して形成する。その幅は,チャネルビットの半分を超えてはならない。
H.3 BCA符号の構造 BCA符号は,プリアンブル,データフィールド及びポストアンブルによって構成
する。
図 H.2 BCA符号の構造
BCAプリアンブルは,SBBCAと表示したBCA同期バイトを先頭にして,(00)に設定したPR0からPR3ま
での4バイトによって構成する。
BCAのデータフィールドは,次によって構成する。
− (16×n)−4の情報バイト,I0,I1······I16n5
− 誤り検出符号EDCBCAの4バイト,D0,D1,D2及びD3
− C0,0からC3,0まで,C0,1からC3,1まで,C0,2からC3,2まで及びC0,3からC3,3までの順序で記録した誤り
訂正符号ECCBCAの16バイトCi,j
− nは,1≦n≦12の整数
− リシンクバイトRSBCAiをIiバイトの各4バイト行の前に4行ごとに変えながら挿入する(図H.3参
照)。
――――― [JIS X 6242 pdf 61] ―――――
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
BCAポストアンブルは,(55)に設定したPO0からPO3までの4バイトで構成し,それの前にリシンク
バイトRSBCA14と後にリシンクバイトRSBCA15を加える。
H.4 誤り検出符号EDCBCA D0からD3までの4バイトは,情報バイトIiの後に続く。多項式EDCBCA(x)
及びIBCA(x)は,次の式による。
31
EDC BCA (x) bixi
i 0
128n 1
I BCA (x) bixi
i 32
ここで,iは0で開始するビット番号とし,EDCBCAの最後のバイトのlsbから情報データの最初のバイ
トのmsbまでカウントする。i番目のビットの値は,biで表す。多項式EDCBCA(x)は,次の式による。
EDC BCA (x )
I BCA (x) od G (x)
ここに,G(x) x31+x4+1
H.5 BCA誤り訂正符号ECCBCA 4方面のインタリーブをもつリードソロモンECC符号を情報データ及
びEDCBCAに適用する。多項式RBCAj(x)及びIBCAj(x)は,次の式による。
3
R BCAj (x) C j,ix3 i
i 0
4n 2
I BCAj (x) ( jx51 i
4i) D jx524n
i 0
ここで,Imは,m番目の情報データバイトを表し,Dkは,k番目のEDCBCAバイトを表す。多項式RBCAj(x)
は,次による。
I BCAj (x) od G pBCA (x)
R BCAj (x)
3
k
G pBCA (x) (x )
k 0
ここで, 原始多項式Gp(x) x4+x3+x2+1の原始根とする。
H.6 SBBCAバイト及びRSBCAバイトのビットパターン BCAシンクバイトSBBCA及びリシンクバイト
RSBCAiは,図H.3に示すパターンをもつ。
――――― [JIS X 6242 pdf 62] ―――――
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
図 H.3 SBBCAバイト及びRSBCAバイトのビットパターン
H.7 BCA信号規格(図H.4参照) BCAからの読取り信号は,次の要求事項を満たさなければならない。
− 低反射のストライプに対応した信号である振幅レベルIsは,I14L又はI14H/5を超えてはならない。
− マイクロ秒で表されたBCAチャネルビットのチャネルビット長は,1 440 rpm(24 Hz)の回転速度
で8.89 μsとする。
− BCA信号のエッジ位置は,BCA信号がIsとI14Hの間の平均レベルを交差する位置とする。
− 低反射のストライプに対応するパルス長は,3.00 μs±1.50 μsとする。
− 連続する立ち上がりエッジ間の時間間隔変動は,2.00 μsを超えてはならない。
− 連続するパルスの中心間の時間間隔変動は,1.50 μsを超えてはならない。パルスの中心は,立ち上
がりエッジと立ち下がりエッジ間の中間点とする。
――――― [JIS X 6242 pdf 63] ―――――
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
図 H.4 BCAからの読取り信号
――――― [JIS X 6242 pdf 64] ―――――
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
附属書J(規定) ソース識別コード(SID)
J.1 一般事項 この附属書の規定は,DVDオーディオフォーマットを用いるDVD−再生専用ディスク
にだけ適用される。
ソース識別コード(SID)は,ディスクの内周に記録する。このコードは,例えば登録商標(TM),デ
ィスクを製造するレーザビーム記録機の登録番号又は成形機の登録番号などの文字からなる。
SIDコードは,二つの部分 : マスタリングコードとモールドコードからなる。マスタリングコードは,
レーザビーム記録機(LBR)を用いて作るので,スタンパ上に存在する。モールドコードは,金型,望ま
しくは鏡面ブロックに刻み込む。基板が複製される際に,マスタリングコードは,基板のエンボス信号ピ
ットが記録される側に記録され,モールドコードは,その反対側に記録される。この附属書は,必す(須)
となるSIDコードの領域とディスク製造者の名前などその他の文字を記録してもよい附属領域を規定する。
J.2 施行の要求 この附属書の規定は,DVDオーディオフォーマットを用いるDVD−再生専用ディス
クにだけ適用される。この附属書を用いるのはオプションである。もし用いるならば,この附属書のすべ
ての要求事項を満たさなければならない。
J.3 推奨 オーディオ用途以外のDVD−再生専用ディスクにもSIDコードを記録することを推奨する。
J.4 マスタリングコード
J.4.1 位置 マスタリングコードは,最大半径22.5 mmで限定されたゾーンの内側に記録しなければな
らない。このコードは,反射層が存在する領域になくてはならない。もしBCAオプション(附属書H参
照)を記録するなら,マスタリングコードの位置は,BCAと重ならないようにディスクの内周側に移動す
る。
J.4.2 判読 マスタリングコードの高さは,最小0.5 mmとする。マスタリングコードは,拡大せずに判
読できなくてはならない。このコードは,ディスクの入射面から見て右から左へ読めなくてはならない。
スタックリングの位置は,マスタリングコードに重ならないように選ぶ。
J.4.3 構造と配置 マスタリングコードを記録する領域は,二つの部分に分割される(図J.1)。
最初の部分は,IFPI (International Federation of Photographic Industry)の文字を大文字で記録するか,又は
IFPIのロゴを記録する。
二つ目の部分は,LBR識別子を4文字の英数字で記録する。
マスタリングコードを記録する領域は,最大30°の円弧とする。マスタリングコードは,他の文字と明
確に分離されていなければならない。
その先の30°の円弧は,将来使用するための予備とする。
――――― [JIS X 6242 pdf 65] ―――――
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JIS X 6242:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 16449:2002(IDT)