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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
直径d6から直径d7までの領域は,次のように用いる。
− タイプA及びB,タイプC及びDにおけるPTPモードでの対のレイヤ又はOTPモードでのレイヤ0
に対するリードイン開始領域であること。
− タイプC及びDにおけるOTPモードにあっては,レイヤ1のリードアウトゾーンの終了領域である
こと。
最初の場合,リードインゾーンは,データゾーンの開始点である直径d8までの領域で終了する。
二番目の場合,データゾーンは,ディスクの中心に向けて直径d8を超えてはならない。リードアウトゾ
ーンは,データゾーンの後で開始し,直径d6及び直径d7の間で終了する。
データゾーンは,直径d8のリードインゾーン終了直後から始まり直径d9まで広がっている。
直径d9及び直径d10の間のゾーンは,タイプA及びB,PTPモードでのタイプC及びDの場合でのリー
ドアウトゾーン及びOTPモードのタイプC及びDでのミドルゾーンを構成する。
PTPモードでのリードアウトゾーン及びミドルゾーンは,データゾーンの後で開始し,表1に示すよう
にデータゾーンの長さに依存する直径d10で終了する。
表 1 情報ゾーンの終了
データゾーンの長さ 直径d10の値
68.0 mm以下 最小70.0 mm
68.0 mm75.0 mm データゾーン長さ+最小2.0 mm
75.0 mm76.0 mm 最小77.0 mm
直径d11から直径d12の領域は,BCAを設ける場合に使用する(附属書H参照)。
直径d7,d8及びd9の値は,次による。
d7≦45.2 mm
0
d8 480. mm mm
4.0
d9≦76.0 mm
10.6.2 トラックの寸法 情報ゾーンでのトラックは,360°回転のスパイラルによって構成する。
トラックピッチは,0.74 μm±0.03 μmとする。
データゾーンの全体にわたる平均トラックピッチは,0.74 μm±0.01 μmとする。
10.6.3 トラックモード トラックは,平行トラック経路(PTP)又は対向トラック経路(OTP)の二つの
異なるモードで記録される。図5は,PTP及びOTPモードの例を示す。実際上,両レイヤのデータゾーン
の長さは互いに独立である。
タイプA及びタイプBは,PTPモードだけで記録され,タイプC及びタイプDでは,いずれかのモー
ドによって記録される。
PTPモードでは,トラックは,情報ゾーンの内径から外径に向かって読み取られ,これは,タイプC及
びDのレイヤ0及びレイヤ1の両方に対して適用する(図5a参照)。二つのレイヤで,トラックのスパイ
ラルは,内側から外側へ向けて進む。
OTPモードで,トラックは,レイヤ0の情報ゾーンの内径から読取りを開始し,続いてレイヤ1で外径
から内径へ読み取られる。このように両方のレイヤの外径にミドルゾーンが存在する(図5b参照)。トラ
ックのスパイラルは,レイヤ0では内側から外側に向かって進み,レイヤ1では,その反対方向に向かっ
て進む。
レイヤ0及びレイヤ1の間の情報ゾーンの外側のエッジの半径方向の位置ずれは,0.5 mm以下とする。
OTPモードで,レイヤ0及びレイヤ1の間のデータゾーンの外側のエッジの半径方向の位置ずれは,0.5
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mm以下とする。
10.6.4 チャネルビット長 情報ゾーンでは,CLVモードでデータを記録する。データゾーンの全体にわ
たる平均チャネルビット長は,次による。
− タイプA及びBに対して,133.3 nm±1.4 nm
− タイプC及びDに対して,146.7 nm±1.5 nm
10.7 リム領域
リム領域は,直径d10から直径d1の領域とする(図8参照)。
この領域では,ディスクの上面は,基準面Qから高さh5高くなってもよい。ディスクの下面は,基準面
Pから高さh6低くなってもよい。
高さh5及びh6の値は,次による。
h5≦0.1 mm
h6≦0.1 mm
この領域の全厚さは,1.50 mm,すなわち,e1の最大値より大きくてはいけない。
リム端の厚さ(e3)は,次による。
e3≧0.6 mm
ディスクの外周エッジは,丸み半径最大0.2 mmで丸めるか又は次に示す高さh7,h8にわたり面取りし
なければならない。
h7≦0.2 mm
h8≦0.2 mm
10.8 許容差についての注意
10.5で規定したhiで示すすべての高さは,相互に独立した値とする。例え
ば,第3遷移領域の上側の面がh2だけ基準面Qから下がっている場合,この領域の下側の面が必ずしも
h3だけ基準面Pから上がっていなくてもよいことを意味している。寸法が同じ数値−一般的には最大値−
であるところでは,これは,実際の値が同一でなければならないということを意味していない。
10.9 振れ量
10.9.1 軸方向の振れ量 軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつPUHと走査速度でのディスク
回転で測定するとき,基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,0.2 mm以下とする。軸方
向トラッキングのための基準サーボを用いて測定した10 kHz以下の残留トラッキングエラーは,0.23 μm
以下とする。測定用フィルタは,バタワースLPF,fc(−3 dB) : 10 kHz,傾斜 : −80 dB/decade。
10.9.2 半径方向の振れ量 ディスクの外周のエッジの振れは,0.3 mm(P-P)以下とする。
トラックの半径方向の振れは,100 μm(P-P)以下とする。
半径方向のトラッキングのための基準サーボを用いて測定した1.1 kHz以下の残留トラッキングエラー
は,0.022 μm以下とする。測定用フィルタは,バタワースLPF,fc(−3 dB) : 1.1 kHz,傾斜 : −80 dB/decade。
半径方向トラッキング基準サーボを用いて20 msの積分時間で測定した1.1 kHzから10 kHzまでの周波
数帯域での残留エラー信号のノイズ実効値は,0.016 μm以下とする。測定用フィルタは,バタワースBPF,
周波数範囲(−3 dB) : 1.1 kHz,傾斜 : +80 dB/decade周波数範囲(−3 dB) : 10 kHz,傾斜 : −80 dB/decade。
10.10 レーベル
レーベルは,ディスクの情報をアクセスする入射面のある基板とは反対側の基板に設け,
ディスクの外面又はディスクの内面の接合面かのいずれかに設ける。前者の場合,レーベルは,クランプ
ゾーンにかかってはならない。後者の場合,レーベルは,クランプゾーンに及んでもよい。いずれの場合
でも,レーベルは,中心孔の縁及びディスクの外周エッジからはみ出してはならない。
11. 機械的パラメータ
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
11.1 質量
ディスクの質量は,6 gから9 gの範囲内とする。
11.2 慣性モーメント
回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大0.010 g・m2とする。
11.3 ダイナミックインバランス
回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大0.004 5
g・mとする。
11.4 回転方向
ディスクの回転方向は,光学的システムからみて反時計方向とする。
12. 光学的パラメータ
12.1 屈折率
透明基板の屈折率(IR)は,1.55±0.10とする。
スペーサの屈折率は,(IR±0.10)とする。
12.2 透明基板の厚さ
透明基板の厚さは,屈折率の関数とし,図9は,タイプA及びBを,図10は,
タイプC及びDを規定する。
12.3 タイプC及びDのスペーサの厚さ
タイプC及びDのスペーサの厚さは,55 μm±15 μmとする。
附属書Kにこの厚さの2種類の測定方法を示す。1枚のディスクの中ではこの厚さは,20 μmを超えて変
動してはならない。1回転内ではこの厚さは,8 μmを超えて変動してはならない。
12.4 角度偏差
角度偏差は,平行光の入射光と反射光との間の角度 ё 0.3 mmから3.0
mmの直径をもつものとする。角度偏差は,入射面によるゆがみ及び反射層の非平行を含む(附属書A図
A.1参照)。その値は,附属書Aによって測定したとき,次による。
半径方向で : 懿 0.80° 以内
接線方向で : 懿 0.30° 以内
12.5 透明基板の複屈折
透明基板の複屈折は,附属書Bによって測定したとき,100 nm以下とする。
12.6 反射率
附属書Dによって測定したとき,記録層の反射率は,次による。
タイプA及びB : 4585 %(PBSをもつPUH)
タイプA及びB : 6085 %(PBSをもたないPUH)
タイプC及びD : 1830 %(PBSをもつPUH)
タイプC及びD : 1830 %(PBSをもたないPUH)
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
図 5a 平行トラック経路(PTP)
図 5b 対向トラック経路(OTP)
図 5 タイプC及びDのトラック経路の例
図 6 組立ディスクの孔
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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
図 7 ディスクの領域
図 8 リム領域
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