JIS X 6242:2004 80 mm DVD―再生専用ディスク | ページ 5

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X 6242 : 2004 (ISO/IEC 16449 : 2002)
図 9 タイプA及びB用の基板の厚さ
図 10 タイプC及びD用の基板並びにスペーサの厚さ

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第3章 動作信号

13. 高周波信号 (HF)

   F信号は,四分割フォトディテクタの電流の和である。これらの電流は,記録層
の情報を表すピットにおける光ビーム線の回折によって変調される。ジッタを除く測定は,波形等化前の
HF信号によって行う。

13.1 変調振幅

 変調振幅I14は,最大ピット長及びランド長によって発生した値(P-P)とする(図11)。
ピーク値I14Hは,高域フィルタ前のHF信号のピーク値とし,最短ピット及びランド長の値(P-P)は,
I3とする。
0レベルは,ディスクを挿入しないときの測定装置から得る信号レベルとする。
これらのパラメータは,次による。
I14/I14H≧0.60
タイプA及びBに対して I3/I14≧0.15
タイプC及びDに対して I3/I14≧0.20
I14 Hmin /) 14 Hmax ] の最大値は,表2による。
[(I14 Hmax
表2 [(I14H maxI14H min /) 14H max ] の最大値
ディスク片面の読取り面内 1回転内
PBSをもつPUH 0.33 0.15
円偏向でPBSをもたないPUH 0.20 0.10

13.2 信号の非対称性

 信号の非対称性は,次による(図11参照)。
.005≦[(I14HI14L 2/)(I3H I3L /]2/) 14H ≦ .015
I14 L 2/) は,I14の中心値とし, (I3H
ここで, (I14 H I3L 2/) は,I3の中心値とする。

13.3 クロストラック信号

 クロストラック信号は,光ビームがトラックを交差するときのHF信号をカッ
トオフ30 kHzの低域フィルタで帯域制限したものである(図12参照)。低域フィルタは,1次フィルタで
ある。クロストラック信号は,次による。
IT IH IL
IT/IH≧0.10
ここに,IHは,この信号のピーク値とし,ITは,P-P値とする。

13.4 HF信号の品質

13.4.1 ジッタ ジッタは,波形等化器を通過した2値化データの時間変動の標準偏差                 ち上が
りエッジと立ち下がりエッジのジッタをPLLクロックで測定し,チャネルビットクロック周期によって正
規化する。
ジッタ 附属書Fによって測定するとき,8.0 %以下とする。
13.4.2 ランダムエラー PIエラーの数は,少なくとも1バイトのエラーをもつ,ECCブロック(18.参照)
の行の数である。どの8連続ECCブロックにおいても,エラー訂正前のPIエラーの数は,280以下とす
る。
13.4.3 欠陥 欠陥は,気泡及び黒点である。欠陥の直径は,次の条件を満たすものとする。
− 気泡については,最大100 μmとする。
− 複屈折を発生させる黒点については,最大200 μmとする。
− 複屈折を発生させない黒点については,最大300 μmとする。
さらに,トラックの走査方向の80 mmの距離内で,次の条件を満たすものとする。
− 30 μmより大きい欠陥の長さの総和の最大値は,300 μmとする。

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− 30 μmより大きい欠陥の数は,最大6個とする。

14. サーボ信号

 図13に示す四分割ディテクタの出力電流は,Ia,Ib,Ic及びIdとする。

14.1 位相差トラッキングエラー信号

 位相差トラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを交差す
るとき,ディテクタの対角の対間の位相差 : 位相(Ia+Ic)−位相(Ib+Id)から導く(図13参照)。位相差トラ
ッキングエラー信号は,30 kHzのカットオフの低域フィルタをかける(附属書C参照)。この信号は,次
の要求事項を満たすものとする(図14参照)。
振幅 正のゼロ交差において,半径方向オフセット0.10 μmがあるとき, t T =0.51.1。ここで,t
ディテクタの対角の対間の位相差から導く平均時間差とし,Tは,チャネルビットクロック周期とする。
非対称性(図14) 非対称性は,次による。
T1 T2
≦ 2.0
T1 T2
ここに,
− T1は, t T の正のピーク値。
− T2は, t T の負のピーク値。

14.2 接線方向のプッシュプル信号

 この信号は,差動出力 (Ia+Id)−(Ib+Ic) の瞬時レベルから導く。こ
の信号は,次による(図15参照)。
Ia Id Ib Ic pp
0≦ ≦ 9.0
I14
図 11 変調振幅
図 12 クロストラック信号

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図 13 四分割ディテクタ
図 14 位相差トラッキングエラー信号
図 15 接線方向のプッシュプル信号

第4章 データフォーマット

15. 概要

 主データと呼ぶホストから受け取ったデータは,ディスクに記録する前に,次の各ステップに
変換し,フォーマットを行う。
− データフレーム
− スクランブルドフレーム
− ECCブロック
− 記録フレーム
− 物理セクタ
これらのステップは,次の項で規定する。

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16. データフレーム(図16)

 データフレームは,図16に示すように,各行172バイトを含む12行の配
列に配置した2 064バイトによって構成する。最初の行は,4バイトからなる識別子(ID),2バイトから
なるID誤り検出符号(IED), 6バイトからなる著作権管理情報(CPR_MAI)及び160バイトの主デー
タによって構成する。次の10行は,各172バイトの主データとし,最後の行は,168バイトの主データ及
び4バイトの誤り検出符号(EDC)によって構成する。2 048バイトの主データは,D0からD2 047とする。
図 16 データフレーム

16.1 識別子 (ID)

 このフィールドは,4バイトで構成し,そのビットは,最下位ビット(lsb)をb0とし,
最上位ビット(msb)をb31とする連続した番号付けをする(図17参照)。
図 17 識別子(ID)
図 18 識別子(ID)のセクタ情報
ビットb0からb23の最下位3バイトは,セクタ番号を2進表示で表す。16セクタのECCブロックの最初
のセクタ番号は,16の倍数とする。
セクタ情報である最上位バイトのビットは,次による。
ビットb24 2層ディスクのレイヤ0のとき,0に設定する。

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  • ISO/IEC 16449:2002(IDT)

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