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L116=4.00mm005+.0
mm
+
L117=5.6mm02.0 mm
深さは,L113に等しいとする。アラインメント穴の下方の空げきは,少なくともL114まであるとする。
空げきの寸法は,少なくともL116及びL117あるものとする。
リードインエッジは,半径R104で丸くするものとする。
8.1.4 基準面
(図4参照) ケースのB面上に,四つの基準面S1,S2,S3及びS4があるものとする。基準面S1及びS2は,次の直径をもつ円とする。D102=最小7.0mm
基準面S1は,ロケーション穴上に中心があり,基準面S2は,アラインメント穴上に中心がある。
基準面S3及びS4は,次の寸法をもつ長方形であるものとする。ただし,オートローディングのための
ディテントの領域を除く。
基準面Yから
L118=最大8.2mm
L119=最大110.2mm
基準面Xから
L120=最大87.0mm
L121=最大108.0mm
8.1.5 挿入スロット
(図5参照) ケースは,対称に配置された二つの挿入スロットをもつものとする。スロットの底部は,基準面Xから次の距離の位置にあるものとする。L122=60.0mm±0.2mm
ケースの側面からの深さは,次による。
L123=2.0mm02.0+
mm
基準面Zに平行なスロットの面は,基準面Zから次の距離にあるものとする。
L124=2.5mm±0.1mm
スロットの幅は,次による。
L125=3.0mm02.0+
mm
スロットは,次の値によって規定されるリードインスロープをもつものとする。
ケースの上部からの長さは,次による。
L126=7.0mm±0.2mm
角度は,次による。
愀 7.5°±1.0°
8.1.6 ディテント
(図5参照) ケースは,オートローディングのために対称に配置された二つのディテントをもつものとする。ディテントは,A面からB面まで貫通するものとする。ディテントの位置及び寸法は,次による。
L127=100.5mm±0.3mm
L128=93.0mm±0.3mm
L129=3.3mm±0.1mm
L130=2.5mm±0.1mm
ディテントの内側のエッジは,次の半径で丸くする。
R105=最大0.5mm
――――― [JIS X 6244 pdf 11] ―――――
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ディテントの外側のエッジは,次の半径で丸くする。
R106=0.5mm±0.1mm
ケースの底部は,垂直使用の場合にカートリッジを保持するために対称に配置された二つのディテント
をもつものとする。これらの寸法は,次による。
L131=3.0mm±0.1mm
L132=3.0mm±0.1mm
L133=1.0mm±0.1mm
これらのディテントの一つの中心は,基準面Yにあり,他の一つの中心は,基準面Yから次の距離にあ
る。
L134=102.0mm±0.3mm
両方の中心は,基準面Zから次による。
L135=41.0mm±0.1mm
8.1.7 グリッパスロット
(図5参照) ケースは,対称に配置された二つのグリッパスロットをもつものとする。スロットは,A面からB面まで貫通するものとする。スロットはケースの側面から次の深さをもつものとする。
L136=3.0mm03.0+
mm
幅は,次による。
L137=4.0mm03.0+
mm
スロットの上部エッジは,基準面Xから次による。
3.00
L138=11.0mm − mm
スロットのコーナーは,次の半径で丸くするものとする。
R107=0.5mm±0.2mm
8.1.8 書込み禁止穴
(図6参照) 両面ディスクをもつケースは,A面及びB面の両方に書込み禁止穴をもつものとする。片面ディスクをもつケースは,B面だけに書込み禁止穴をもつものとする。書込み禁止穴はその穴を開閉する書込み禁止機構をもつものとする。ケースのB面の右側の穴は,ディスクのA面
に対する書込み禁止穴である。ディスクの書込み禁止面は,ケース上の記載によってか又はディスクのA
面に対応する書込み禁止機構がケースのA面から操作可能であることによって,識別される。
ディスクのA面に書込み及び消去が許されない場合,書込み禁止穴は,開いているものとする。
書込み禁止穴は,次の直径をもつものとする。
D103=最小3.0mm
その中心の位置は,ケースのB面で,次によって規定する。
L139=18.5mm±0.2mm
L140=9.0mm±0.2mm
穴は,D103に少なくとも等しい直径をもち,次の値だけ基準面Zの下方まである。
L141=最小5.0mm
ディスクの書込み及び消去が許される場合,書込み禁止穴は,書込み禁止機構で閉じるものとする。書
込み禁止機構は,基準面Zから0.3mmを超えてくぼんではならない。
8.1.9 センサホール
(図6参照) ケースは,B面に三つのセンサホールをもつものとする。ケースのB面上にあるA1,A2及びA3は,ディスクのA面に対応する。ホールは,次の直径をもつものとする。D104=最小3.0mm
――――― [JIS X 6244 pdf 12] ―――――
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中心の位置は,L140及び次の値で規定するものとする。
L142=7.5mm±0.2mm
L143=3.5mm±0.2mm
L144=2.0mm±0.2mm
ホールの下方の空げきは,基準面Zの下方に次の値まであるものとする。
L145=最小5.0mm
空げきの直径は,少なくともD104に等しいものとする。ホールは,A面まで貫通することが許される。
ディスクのA面用のホールが閉じているとき,閉そく(塞)部は,基準面Zから0.3mmを超えてくぼ
んではならない。
ケースのA面は,直径D104からなるセンサホールB1,B2及びB3をもつものとする。センサホールの
機能は,表1に規定する。
表1 センサホールの用途
センサホール 機能 条件
閉 開 両面ディス 片面ディス
クのケース クのケース
A1 元のディスクを取り出したか
元のディスクを取り出して 閉 閉
いない 又はディスクを入れた
A2 動作面 非動作面 閉 閉
A3 予備 閉 閉
B1 元のディスクを取り出したか
元のディスクを取り出して 閉 閉
いない 又はディスクを入れた
B2 動作面 非動作面 閉 開
B3 予備 閉 閉
8.1.10 センシング領域
(図6参照) ケースは,ドライブがカートリッジの検出のために使用できる二つのセンシング領域をB面上にもつものとする。第一の領域は,基準面X及びY,ケースの底部及び右側面によって囲まれる領域とする。第二の領域は,基準面X,L115の距離で基準面Yに平行な面,ケースの底
部及び左側面によって囲まれる領域とする。これらの領域は,基準面S1及びS2,グリッパスロット及び
センサホールを除いて,基準面Zから0.3mmを超えてくぼんではならない。
8.1.11 スピンドル窓及びヘッド窓
(図7参照) 窓の寸法は,基準面Yから次の距離に位置する中心線を基準とする。L146=51.0mm±0.1mm
窓はケースの上部から次の位置まであるものとする。
L147=最大50.0mm
窓の幅は,次による。
L148=19.5mm02.0+
mm
L149=19.5mm02.0+
mm
窓の上部は,次の半径で与えるものとする。
R108=最小60.7mm
この中心は,L146と次の値との交点とする。
L150=40.0mm±0.1mm
L147からL150までの窓の幅は、次による。
L151=最小17.0mm
――――― [JIS X 6244 pdf 13] ―――――
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L152=最小17.0mm
窓の底部は,窓の側面になめらかにつながる半円弧とし,次の半径で規定するものとする。
R109=最小17.0mm
その中心は,L146とL150との交点とする。
R108及びケースの上部に囲まれる領域は,窓の幅にわたり次の値だけ基準面Zからくぼんでいるものと
する。
L153=最小2.55mm
8.1.12 シャッタ形状
(図8参照) ケースは,ドライブに装着されていないとき,スピンドル窓及びヘッド窓を完全に覆うスプリング付きのシャッタをもつものとする。シャッタは,ケースに形成されたくぼみ領域内を移動できるものとする。シャッタは,基準面Z又はZ'を超えて0.15mm以上突き出てはならない。
ドライブに挿入されるとき,シャッタは,スピンドル窓及びヘッド窓を開けるように動作するものとす
る。シャッタは,ドライブのシャッタ開放機構によってシャッタ開放動作を可能にする一対のガイドエッ
ジ及びオープナエッジをもつものとする。シャッタは,右側又は左側に向かって移動することができるも
のとする。
各ガイドエッジは,基準面Xから次の位置にあるものとする。
−+4.02.0
L154=112.0mm mm
シャッタが閉じているとき,右側のオープナエッジは,基準面Yから次の位置にあるものとする。
L155=38.0mm±0.4mm
左側のオープナエッジは,基準面Yから次の位置にあるものとする。
L156=64.0mm±0.4mm
各オープナエッジの深さは,L154から次による。
L157=3.0mm02.0+
mm
そして上部は,次の半径で丸くするものとする。
R110=最大0.5mm
対応するオープナエッジから測定したガイドエッジの長さは,各オープナエッジから次による。
L158=最小7.0mm
ガイドエッジ及びオープナエッジの交線は,次の半径で丸くするものとする。
R111=最大0.5mm
ガイドエッジ及びオープナエッジの他のコーナは,次の半径で丸くするものとする。
R112=最大1.0mm
8.1.13 シャッタオープナの経路
(図9及び図10参照) 左側オープナエッジが基準面Yから次の距離(L159) にくるまで,シャッタが右方向に移動するとき,窓はL146からの距離 (L160),L146とL150との交点を中心とする半径 (R113) に円弧にわたって開く。その寸法は,次のとおりとする(図9参照)。
L159=26.5mm
L160=最小16.5mm
R113=最小17.0mm
左側オープナエッジは,シャッタが右側終端位置にあるとき,基準面Yから次の位置にあるものとする。
l161=最大26.0mm
右側オープナエッジの対応する位置が次の値であるとき,窓は,L146からL160で開き,L146とL150との交
点を中心とする半径R113をもつものとする(図10参照)。
――――― [JIS X 6244 pdf 14] ―――――
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L162=最大75.5mm
右側オープナエッジの位置は,シャッタが左側終端位置にあるとき,基準面Yから次の位置にあるもの
とする。
L163=最小76.0mm
8.1.14 レーベル領域
(図11参照) ケースは,A面,B面上及び底部に,次の寸法をもつ三つのレーベル領域をもつものとする。A面及びB面 :
L164=10.0mm±0.2mm
L165=13.0mm±0.2mm
L166=76.0mm±0.3mm
R114=2.0mm±0.2mm
底部 :
L167=13.0mm±0.2mm
L168=76.0mm±0.3mm
L169=5.0mm±0.2mm
L170=97.0mm±0.3mm
L171=1.0mm±0.2mm
L172=6.0mm±0.2mm
レーベル領域は,すべての三つの面で,最小0.2mmくぼんでいるものとする。
8.1.15 A面及びB面の識別マーク
(図12参照) ケースは,A面とB面を識別するための識別マークをもつ。A面の識別マークは凹面部とその中央部に形成された一つの小丸突起部からなる。B面の識別マークは凹面部とその中央部に形成された二つの小丸突起部からなる。その位置及び寸法は,次による。
A面 :
L173=0.5mm01.0+mm
L174=7.0mm±0.3mm
L175=5.0mm±0.3mm
L176=0.6mm01.0+mm
R115=0.5mm01.0+mm
R116=18.0mm±1.0mm
B面 :
R115=0.5mm01.0+mm
R116=18.0mm±1.0mm
L173=0.5mm01.0+mm
L174=7.0mm±0.3mm
L175=5.0mm±0.3mm
L176=0.6mm01.0+mm
L177=3.2mm±0.3mm
――――― [JIS X 6244 pdf 15] ―――――
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JIS X 6244:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6244:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX6243:1998
- 120 mm DVD―書換形ディスク(DVD-RAM)