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X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)
附属書F
(規定)
再同期パターンの決定
この附属書は,再同期パターンの決定について規定する。
DSV(デジタル総計値)を,次の記述で使用する。他の頭文字は,PLL(位相同期ループ),PPM(パル
ス位置変調)及びPWM(パルス幅変調)を含む。
F.1 再同期パターンの条件
再同期パターンは,次の特性をもち,その要求機能を満たす。
a) 再同期パターンは,0ビットが7個連続し,その後1ビットにRLL(1,7)変調符号では発生しない6
個の0ビットが続く不規則なチャネルビットパターンとする。
b) 二重PLLを使用するときに,前縁又は後縁のいずれか一つだけを用いて,再同期パターンの不規則性
を検出することができる。
c) 再同期パターンの中の1という数字は,セクタのデータフィールドのデータパターンの直流レベルの
変動を最小化するために,奇数から偶数に,又は偶数から奇数に変更することができる。
d) 再同期パターンの長さは,2バイトとする。
F.2 再同期パターン
直流レベルの変動を最小化するために,次に示す二つの再同期パターンのうち一つを選択する。
選択基準をF.5に示す。
データ1 再同期領域 データ2
再同期パターン
再同期1 0x0 100000001000000100 00y
再同期2 0x0 100000001000000101 00y
ここに, x=0又は1
y=0又は1
――――― [JIS X 6279 pdf 81] ―――――
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F.3 再同期パターンの生成アルゴリズム
表F.1−再同期パターンの生成アルゴリズム
前の 再同期領域 次のデ
データ1 ータ2
データ チャネル 00 仮定データビット 01 データ
ビット ビット ビット
x1x2 0x0 再同期パターン z 00y x3x4
00 0 001 010 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
00 1 001 010 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
01 0 001 010 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
01 1 010 000 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
10 0 101 010 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
10 1--- 発 生しない
11 0 010 000 100 000 001 000 000 100 001 0x
100 000 1x
101 001 0x
101 000 1x
11 1--- 発 生しない
注記1 次の情報ビットが00であると仮定して,x1及びx2を符号化する。
注記2 これらの情報ビットの値は,符号化用の仮定値とする。
注記3 このチャネルビットは,不規則パターンを生成するために,符号化後に変更される。
注記4 再同期領域の最後の3ビットの値は,次によって決定する。
1) 前のチャネルビットを0と仮定する。
2) 二つの情報ビットを01と仮定する。
3) データ2情報ビットx3の状態は,表3の(1,7)符号化による。
――――― [JIS X 6279 pdf 82] ―――――
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F.4 直流レベルの最小化
直流レベルの変動を最小化するために,再同期パターン1又は再同期パターン2のいずれを選択するか
の基準は,データ領域のチャネルビット及び再同期領域の0x0,00yに基づく。
データ 再同期領域 データ
再同期パターン
100000001000000100
データブロック 0x0 (再同期パターン1) 00y データブロック
100000001000000101
(再同期パターン2)
ここに, x=0又は1
y=0又は1
F.5で記述する手順に従って,再同期パターン1又は再同期パターン2のいずれを選択するかを決定す
る。
F.5 再同期パターンの決定
使用する再同期パターンを次の手順で決定する。
a) 処理を簡単にするために,PPMデータで記述するチャネルビットをPWMデータに変換する。例えば,
PPMデータが次とする。
···0010100010010···
この場合,PWMデータは,次となる。
···0011000011100···
注記 対応国際規格には記載がないが,次のPWMデータとなることがある。
···1100111100011···
DSV計算は,“0”=−1,“1”=+1など,PWMデータによって定義する(図F.1a参照)。
(1, 7)チャネルビット 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
(PPMデータ)
PWM データ 0 1 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 1
ディスク上の
記録マーク
+5 −4 +8 −5
図F.1a−ブロックDSVmと再同期DSVmとの計算例
DSVmの計算は,次による。
DSVm=(+5−4+8−5···)
――――― [JIS X 6279 pdf 83] ―――――
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b) 再同期領域を二つの部分(RS||INV)に分割する。この場合,両部分とも次のように連結する。
PPMデータで,RS=0x010000000100000010
PPMデータで,INV=000y(INV1)又は100y(INV2)
c) ユーザデータフィールドを次のように連結する。
VFO3||SYNC||B0||RS1||INV1又はINV2||B1||RS2···.
···||INV1又はINV2||Bm||RSm+1||··· ···||INV1又はINV2||BN
ここに, m=1N
N=39(図F.1b参照)
d) PMデータストリームである項(z)が,(z)項でデータに先行するPWMデータの最後のPWMの状
態に基づき,結果としてPWM DSV総計となるように,DSV(z) 関数を定義する。
e) 次のアルゴリズムを用いて,ステップmでINV1又はINV2を選択する。
P0=DSV(VFO3||SYNC||B0||RS1)
Pm=Pm−1+DSV(INV1||Bm||RSm+1)又は
Pm=Pm−1+DSV(INV2||Bm||RS)
INV1又はINV2を選択して,|Pm| を最小化する。
PN=PN−1+DSV(INV1||BN)又は
PN=PN−1+DSV(INV2||BN)
INV1又はINV2を選択して,|PN| を最小化する。
m=1からNまでこの手順を繰り返す。この場合,N=39とする。|Pm| が再同期パターン1でも再
同期パターン2でも同じである場合は,再同期パターン1を選択しなければならない。
――――― [JIS X 6279 pdf 84] ―――――
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再同期領域
再同期パターン
直流レベル変動ビット
VFO3
VFO3 Sync Data 0 0x0 Resync1 00y Data 1 0x0 Resync2 00y
INV 1 or
VFO3
VFO3 Sync B0 RS1 INV 1 or INV 2B1 RS 2 INV 2
P0 P1
直流レベル変動ビット
0x0 Resync(m+1) Resync
0x0 Resyncm 00y Data m 00y 0x0 00y Data 39
39
INV 1 or INV 1 or INV 1 or
RSm INV 2 Bm RSm+1 INV 2 RS INV 2 B39
Pm P1
図F.1b−再同期バイトの例
――――― [JIS X 6279 pdf 85] ―――――
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JIS X 6279:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 17346:2005(IDT)