JIS X 6279:2011 情報交換用90mm/1.3GB 光ディスクカートリッジ | ページ 7

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X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)
L55
-X-
R14
6
L52
L5 L53
-Y-
4
R14
L5
-X-
L52
L53
6
6
5
5
L
L
-Y-
-Z-
L52
L53
-Y-
図12−ラベル領域

――――― [JIS X 6279 pdf 31] ―――――

                                                                                             27
X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)

11 ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

11.1 ディスクの概要

  ディスクは,円い基板で構成され,一方の面にはハブが,もう一方の面にはコーティングを施した記録
層がある。記録層は,保護層によって環境的影響から保護されている。基板のフォーマット領域は,基板
を通して記録層に光ビームを集光できるように透明とする。円形のハブは,記録層の反対側の中心に取り
付ける。ハブは,駆動軸と係合し,ディスクの半径方向の位置合わせ及びハブの吸着力を発生する。

11.2 ディスクの基準軸及び基準面

  ハブの寸法は,ディスク基準面Pを基準とする。ディスク基準面Pは,理想的なスピンドルの完全に平
らで環状の取付面に平行かつ同一の平面と定義される。そして,ディスクの基板の境界面であり,スピン
ドルの回転軸に垂直である。
スピンドルの回転軸Aは,ハブの中心孔の中心を通り,ディスク基準面Pに垂直である。

11.3 ディスクの寸法

(図13参照) ディスクの寸法は,測定環境条件で測定する。使用環境条件におけるディスクの寸法は,ここで規定す
る寸法から割り出す。
0 mmとする。厚さは,面振れ(11.4.5参照)を含めず,ハブのない状態
ディスクの外周直径は, 860.−5.0
で1.4 mmを超えてはならない。ハブが付いていないディスクの中心孔の直径(D4)は,6.0 mm以上とす
る。
11.3.1 ハブの寸法(図13参照)
ハブの中心孔の直径は,次による。
D5=4.004 +0.012
0
mm
ハブの外周直径は,次による。
D6=15.0 −00.2
mm
ハブの高さは,次による。
h1=1.2 −00.2
mm
ディスク面からの磁性面の位置は,次による。
h2=1.2 −00.15
mm
基準面Pから中心孔上部までの高さは,次による。
h3≧0.8 mm
ハブの中心孔の高さは,次による。
h4≧0.15 mm
ハブの中心孔の内部の角には,45°で0.2±0.1 mmの面取り(C1)を付けるか,又は次の半径で丸める。
R15=0.2±0.1 mm
ハブの外部の角には,45°で0.4±0.1 mmの面取り(C2)を付けるか,又は次の半径で丸める。
R16=0.4±0.1 mm
ディスクをクランプするための磁性体の外周直径(D9)及び内周直径(D10)は,次による。
D9≧13.0 mm
D10≦6.0 mm
ハブの吸着力は,附属書Mによって測定したとき,3.04.5 Nとする。
11.3.2 クランプゾーン(図13参照)
クランプゾーンの外周直径(D7)及び内周直径(D8)は,次のとおりとする。

――――― [JIS X 6279 pdf 32] ―――――

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D7≧21.0 mm
D8≦16.0 mm

11.4 機械的特性

  ここで規定する機械的特性は,使用環境条件下で満足しなければならない。
11.4.1 材料
ディスクの材料は,この規格の条件を満たす場合,材質を問わない。この規格で材料の特性を規定して
いるのは,ハブの磁気特性(附属書M参照)及び情報ゾーンの基板の光学特性(11.5参照)だけである。
11.4.2 質量
ディスクの質量は,24.0 g以下とする。
11.4.3 慣性モーメント
軸Aに関連するディスクの慣性モーメントは,0.020 g・m2以下とする。
11.4.4 アンバランス
軸Aに関連するディスクのアンバランスは,0.006 g・m以下とする。
11.4.5 軸方向の振れ
ディスクの軸方向の振れは,記録層の軸方向の変位で規定する。振れは,基板の厚さのばらつき,屈折
率のばらつき,及び基準面Pからの入射面のずれによって生じる。基準面Pに対する記録層の公称位置は,
基板の公称厚さによる。情報ゾーンでの基準面Pに垂直な方向の記録層の公称位置からのずれは,9.5で
規定する回転周波数で回転しているとき,±0.15 mm以下とする。
φD7
φD8
φD6
φD9
φD10
φD5
C1 又はR15
1
2
h
h
C2 又はR16
-P-
4
3
h
h
φD4
-A-
図13−ハブの寸法及びクランプゾーン

――――― [JIS X 6279 pdf 33] ―――――

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11.4.6 軸方向の加速度
附属書Nに示すディスクの軸方向の最大許容エラー量(emax)は,9.5で規定する回転周波数で回転して
いるとき,基準サーボでサーボがかかった状態で±0.8 μm以下とする。このとき,モータの定常的な外乱
は,無視する。この測定は,次の伝達関数(Hs)をもつサーボ系によるか,又は50 Hz170 kHzの帯域で,
|1+Hs|が示す値の±20 %以内の値をもつ|1+H|のサーボ系による。このとき,ディスクの面振れに
よる軸方向の加速度は,22 m/s2以下とする。
3i
2 1
1 0 0
Hs i
3 i i
1
3 0
ここに, 2πf
0
1 450 Hz

i 1
11.4.7 半径方向の振れ
情報ゾーンでのトラックの半径方向の振れは,基準駆動装置の光学ヘッドを用いて測定する。このため,
回転軸と基準軸Aとの差,基準軸Aに対するトラックの偏心,及び屈折率の変動によって生じる偏心の影
響も含む。
半径方向の振れは,トラックの1回転の間の中心からの最大距離と最小距離との差で,9.5で規定する回
転周波数で回転しているとき,40 μm以下とする。
11.4.8 半径方向の加速度
附属書Nに示すディスクの半径方向のトラッキングエラーの最大許容量(emax)は,9.5で規定する回転
周波数で回転しているとき,基準サーボでサーボがかかった状態で±0.09 μm以下とする。このとき,モ
ータの定常的な外乱は,無視する。測定は,次の伝達関数(Hs)のサーボ系によるか,又は50 Hz170 kHz
の帯域で,|1+Hs|が示す値の20 %以内の|1+H|をもつサーボ系による。このとき,ディスクの半径
方向の加速度は,7 m/s2以下とする。
3i
2 1
1 0 0
HS i
3 i i
1
3 0
ここに, 2πf
0
2 430 Hz

i 1
11.4.9 チルト
ディスクのチルトは,入射面上の1 mm径の面積で平均した入射面の垂線と基準面Pの垂線との角度と
し,情報ゾーンで次のとおりとする。
半径方向のチルト ≦5.2 mrad
接線方向のチルト ≦1.5 mrad
1回転中の合成チルトの変動 ≦3.0 mradp-p

――――― [JIS X 6279 pdf 34] ―――――

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11.5 光学特性

11.5.1 屈折率
情報ゾーンでの基板の屈折率は,1.461.60の範囲内になければならない。
11.5.2 基板の厚さ
基板の厚さ(t)の公称値は,情報ゾーンで入射面から記録層までの基板の厚さとし,次による。
3 2
n n .0265 0
.0509 32 2 .005 mm
n 1 n .0592 9
ここに, n : 屈折率
11.5.3 複屈折
基板の複屈折の効果は,25.2に示す基準駆動装置のチャネル2の信号の非対称性に影響する。
11.5.4 垂直複屈折
垂直複屈折の値は,次の範囲内とする。
|Np−Nz|≦500×10−6
ここに, Np : ディスク面内方向の屈折率
Nz : ディスク面に垂直な方向の屈折率(附属書S参照)
11.5.5 反射率
11.5.5.1 概要
反射率Rは,基板を通して測定する,ディスクのデータゾーンのうち未記録のグルーブ領域のランド上
の反射率の値であり,入射面の反射率は含まない。
反射率の公称値Rは,制御トラックのバイト3及びバイト19において,製造者が規定する(附属書E
参照)。
11.5.5.2 測定値
反射率の測定値Rmは,分割フォトディテクタ(I1+I2) OLを使用して,9.2 a)9.2 f)の条件下及び20.2.2の
条件下で測定する。
測定は,エンボスデータフィールドのないトラックのデータゾーンで行う。
11.5.5.3 要件
9.2で規定する標準波長でのRの値は,0.150.30の範囲とする(附属書L参照)。
データゾーンのどの点においても,測定反射率Rmは,R(1±0.15)に等しく,かつ,上記のRの許容範
囲内になければならない。
この要件は,Rの値が同じ全てのディスクについて,Rmの許容範囲を規定する。さらに,Rmの偏差は,
次の要件を満たさなければならない。
Rm max Rm min
≦ .013
Rm max Rm min
ここに, Rm max : データゾーンの測定反射率の最大値
Rm min : データゾーンの測定反射率の最小値

12 ODCと駆動装置とのインタフェース

12.1 クランプ方法

  ODCを駆動装置に挿入すると,ケースのシャッタが開き,モータ駆動軸がディスク中心孔に入る。ディ
スクは,ハブの磁性体(附属書M参照)及び駆動軸に装着されている磁石によって生じる吸着力で駆動軸
に保持される。ディスクの半径方向の位置決めは,ハブの中心軸合わせ機能による。ディスクの軸方向の

――――― [JIS X 6279 pdf 35] ―――――

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  • ISO/IEC 17346:2005(IDT)

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