JIS X 6279:2011 情報交換用90mm/1.3GB 光ディスクカートリッジ | ページ 8

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X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)
位置決めは,駆動軸のターンテーブルによってディスクのクランプゾーンを支えることによる。

12.2 クランプ力

  駆動軸とハブとの吸着力は,5 N以下とする。

12.3 キャプチャシリンダ

(図14参照) キャプチャシリンダは,10.4.4の可とう(撓)性をもつODCを駆動装置に挿入し,駆動軸にディスクを
クランプしようとする場合,ハブの中心があると期待される空間である。ハブの中心は,軸A上のP面か
ら距離h1の位置とする(11.3.1及び図13参照)。
キャプチャシリンダの寸法は,ケースの内部空間でのディスクの許容遊び量を規定する。キャプチャシ
リンダは,駆動装置の正確な寸法のアライメントピン及び位置決めピンの,正確な位置を基準として定義
するが,ケースのサイズ,これらのピンの間のディスクのサイズ,及びハブの中心には,許容誤差を含ん
でいる。
シリンダの底部は,基準面Zから次の距離で,基準面Zに平行に配置される。
L57≧0.7 mm
シリンダの上部は,基準面Zから次の距離で配置される。
L58≦2.3 mm
シリンダの半径は,次による。
R17≦1.4 mm
中心は,L29及びL32の公称値で定義する。

12.4 使用環境条件におけるディスクの位置

(図14参照) ディスクが使用状態にあるとき,ディスクの基準面Pの位置は,ケースの基準面Zから次の位置になけ
ればならない。
L59=2.4±0.1 mm
さらに,回転軸が,L29及びL32の公称値を中心とする次の半径の円内にあるとき,使用状態で9.5に規
定する回転周波数を保つために,ディスクにかかるトルクは,0.01 N・m以下でなければならない。
R18≦0.1 mm

――――― [JIS X 6279 pdf 36] ―――――

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X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)
C
9
7
5
8
L
5
5
L
L
-Z-
-Y-
L29
-X-
L2
3
R17 R18
8
7
5
5
L
L
-P-
L9
5
-Z-
C部詳細図
図14−キャプチャシリンダ及び使用環境条件下でのディスクの位置

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X 6279 : 2011 (ISO/IEC 17346 : 2005)
第3章 フォーマット

13 トラックの寸法

13.1 トラックの形状

  情報ゾーンは,連続トラッキングサーボ方式のためのトラックからなる。
フィジカルトラックは,グルーブ・ランド・グルーブの組合せで構成され,各グルーブを隣接するフィ
ジカルトラックと共有する。グルーブは溝状であり,その底部の位置は,ランドよりも入射面に近い。フ
ィジカルトラックの中心,すなわち,記録が行われる部分は,ランドの中心とする。グルーブは連続とす
る。各フィジカルトラックは,連続的なスパイラルの360度分とする。
グルーブの形状は,箇条21の規定を満足するように定める。

13.2 トラックスパイラルの方向

  ディスクの回転方向は,光ヘッド側から見て反時計方向とする。トラックは,外周から内周へと内に向
かってら(螺)旋を描く。

13.3 トラックピッチ

  トラックピッチは,隣接するトラックの中心線間の距離として半径方向で測定し,0.90±0.05 μmとする。
10 000フィジカルトラックの幅は,9.00±0.10 mmとする。

14 トラックフォーマット

  エンボスチャネルビット長は,MOチャネルビット長の2倍とする。

14.1 ロジカルトラック番号

  各ロジカルトラックは,ロジカルトラック番号で識別する。トラック番号0は,データゾーンの最初の
ロジカルトラックとし,半径41.00±0.10 mmに位置する。
トラック番号0よりも内周側のロジカルトラックのトラック番号は,各トラックにつき,1ずつ増加す
る。
トラック番号0よりも外周側のロジカルトラックのトラック番号は,負の数とし,各トラックにつき,1
ずつ減少する。負のトラック番号は,2の補数で与え,トラック−1は,(FFFF)とする。

14.2 ロジカルトラックレイアウト

  各ロジカルトラック上には,セクタが17存在する。
制御ゾーンのセクタは2 694バイトからなり,他の全てのセクタは2 631バイトからなる。1バイトはデ
ィスク上で12チャネルビットで表される。
セクタは,セクタの最初のチャネルビットと次のセクタの最初のチャネルビットとの距離が,制御ゾー
ンでは,32 328チャネルビット±5チャネルビットに,その他のゾーンでは,31 572チャネルビット±5
チャネルビットとなるように,トラック全体に等しく配置する。

14.3 クロック周波数及び周期

  回転周波数50 Hzの場合の,各データ帯域に対する公称クロック周波数及び周期を,表2に示す。
ヘッダのクロック周波数は,ギャップ及び制御ゾーンを除く記録フィールドの半分となる。絶対周波数
及び周期は,次の公式によって,1フィジカルトラックのチャネルビット数が正確になるように,調整す
る。
(41−1×データバンド番号)×12×2 631
ここに,12は,バイト当たりのチャネルビット数であり,2 631は,セクタ当たりのバイト数である。

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表2−クロック周波数及び周期
フォーマット ヘッダ ギャップ及び記録フィールド
ゾーン及びバンド クロック周波数 周期 T クロック周波数 周期 T
MHz ns MHz ns
バッファゾーン 33.14 30.18 66.27 15.09
リードインゾーン
試験ゾーン 33.14 30.18 66.27 15.09
バンド 0 33.14 30.18 66.27 15.09
バンド 1 32.33 30.93 64.66 15.47
バンド 2 31.52 31.73 63.04 15.86
バンド 3 30.71 32.56 61.42 16.28
バンド 4 29.90 33.44 59.81 16.72
バンド 5 29.10 34.36 58.19 17.19
バンド 6 28.29 35.35 56.57 17.68
バンド 7 27.48 36.39 54.96 18.20
バンド 8 26.67 37.50 53.34 18.75
データゾーン
バンド 9 25.64 39.00 51.73 19.33
バンド 10 25.05 39.92 50.11 19.96
バンド 11 24.25 41.24 48.49 20.62
バンド 12 23.44 42.66 46.88 21.33
バンド 13 22.63 44.19 45.26 22.09
バンド 14 21.82 45.83 43.64 22.91
バンド 15 21.01 47.60 42.03 23.79
バンド 16 20.21 49.48 40.41 24.75
バンド 17 19.40 51.55 38.79 25.78
制御ゾーン 19.40 51.55 19.40 51.55
試験ゾーン 18.59 53.79 37.18 26.90
リードアウトゾーン バッファゾーン 18.59 53.79 37.18 26.90
イニシャルゾーン 18.59 53.79 37.18 26.90

14.4 半径方向のアライメント

  セクタのヘッダは,各データバンド,リードインゾーン又はリードアウトゾーン内で,隣接するトラッ
クのセクタの最初のチャネルビット間の角距離が,±5チャネルビットより少なくなるように,半径方向
にそろえる。

14.5 セクタ番号

  ロジカルトラックのセクタには,0から16まで連続した番号を付ける。

15 セクタフォーマット

15.1 セクタのレイアウト

  セクタは,ヘッダ,ギャップ及び2 048ユーザデータバイトを記録できる記録フィールドで構成する。
ヘッダは,エンボスデータとする。記録フィールドは,空白,ユーザ記録データ,又はエンボスデータで
あってもよい。セクタ長は,制御ゾーンで2 694バイト,その他のゾーンで2 631バイトとする。14.2で
規定する許容差は,バッファ,すなわちセクタの最終フィールドに充てられる。ヘッダフィールド長は,
63バイトとし,ギャップ長は,20バイトとする。
セクタのレイアウトを図15に示す。数値はバイトで表した各部のフィールド長である。

――――― [JIS X 6279 pdf 39] ―――――

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SM1 VFO1 AM ID1 VFO2 AM ID2 PA
8 26 1 5 16 1 5 1
エンボスヘッダ(63バイト)
記録フィールド
エンボスヘッダ ギャップ VFO3 Sync データフィールド PA バッファ
63 20 27 4 2 458 1 121
制御ゾーンのセクタフォーマット(2 694バイト)
記録フィールド
エンボスヘッダ ギャップ VFO3 Sync データフィールド PA バッファ
63 20 27 4 2 458 1 58
データゾーン及びリードイン/リードアウトゾーンのセクタフォーマット(2 631バイト)
図15−セクタフォーマット

15.2 セクタマーク(SM)

  セクタマークは,96チャネルビット長とし,データゾーンでは発生しないパターンのエンボスデータと,
VFO1フィールドへのリードインとからなる。
図16aに,奇数バンドと偶数バンドとを識別するための2種類のセクタマークを示す。図16aに示すT
は,ヘッダ部の1チャネルビットの時間に相当する。マークからの反射レベルは,スペースからの反射レ
ベルよりも小さい。リードインは,奇数バンドではチャネルビットパターン000101,偶数バンドでは000001
とする。
リードインゾーンのセクタマークの種類はバンド0と同一とし,制御ゾーンのセクタマークの種類はバ
ンド17と同一とする。リードアウトゾーンは,偶数バンドとする。

――――― [JIS X 6279 pdf 40] ―――――

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JIS X 6279:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 17346:2005(IDT)

JIS X 6279:2011の国際規格 ICS 分類一覧