JIS X 6320-4:2017 識別カード―ICカード―第4部:情報交換のための構成,セキュリティ及びコマンド | ページ 35

168
X 6320-4 : 2017 (ISO/IEC 7816-4 : 2013)
附属書H
(参考)
対象DOに対する拡張ヘッダの分析
この附属書に記載する手続きは,拡張ヘッダの次の三つのユースケース(適用例)について説明する。
− 参照された構造化DOを知って,8.4.5に従って,完全な拡張ヘッダを構築する。
− 8.4.5に従って,参照したDO(更新された)の前の値フィールドを知って,構築する。これは,結果
として拡張ヘッダ及びその対象DOの異なる構造になってもよい。
− 拡張ヘッダを短くして,割愛するDOに対する余分な参照なしに構築する。
手順に従うために,附属書F(ヘッダテーブルの各線上に一つのヘッダ,DOテーブルの各線上に一つ
のDO)のように拡張ヘッダ及び対象DOを表示する。線の順序は,ヘッダ及びDOの順序を示し,世代
は欄の移動として示す。次の規則は,“···の処理へ進む。”と言及しない場合,連続して適用しなければな
らない。
1) 少なくとも一つのテーブルが空の場合,手順は,完了している。
2) 拡張ヘッダが一つのDOだけを参照する場合で,基本DOで割愛されない一致(ヘッダ中でL≠“80”),
又は構造化DOで完全一致(ヘッダ中でL=“80”)が達成されている場合は,手順は,完了している。
3) ヘッダテーブルの最初(最上)の線上を読み,DOテーブルでヘッダの一致を検索する。もし他の方
法[8)参照]で記載がない場合,検索は,DOテーブルの最初(最上)の線上で行われなければなら
ない。
4) 一致(同じタグ,同世代で)が達成される場合,10)の処理へ進む。
5) O世代がヘッダ世代よりも下位の場合,7)の処理へ進む。
6) 検索がDOテーブルの最終の線に達していない場合,検索は,次の線に続き,1)の処理へ進む。
注記 テンプレートを検索するとき,より上位の世代又は間違ったタグのDOは無視する。
7) 検索した一致が基本DOに存在した場合,ヘッダテーブルから線を削除し,1)の処理へ進む。
注記 参照されたDOは,検索したテンプレートに決して存在はしていなかった,又は一致の後で
削除された[10)参照]。
8) 検索した一致が構造化DOに存在した場合,割愛(ヘッダのL=“00”)又は完全(ヘッダのL=“80”)
のいずれかで,ヘッダテーブルから横線を削除する。1)の処理へ進む。
注記 参照したDOは,検索されたテンプレートに決して存在はしていなかった,又は一致の後で
削除された[10)参照]。
9) ヘッダテーブルから,構造化DO及びその内容を参照している横線を削除し,1)の処理へ進む。
注記 参照した構造化DOは,検索されたテンプレートに決して存在はしていなかった,又は一致
の後で削除された[10)参照]。内容の参照は,役に立たない。
10) 8.4.6を適用する。両方のテーブルから一致する横線を削除する。DOテーブルでは,もし存在すれば,
上の全ての横線を削除する。
注記 バイト列に対するそれら削除されたDOの寄与は,拡張ヘッダによって指示された順序に一
致していない。
11) 基本DOとの一致が達成された場合,1)の処理へ進む。
12) 構造化DOで,割愛された一致(ヘッダのL=“00”)又は完全一致(ヘッダのL=“80”)が達成され

――――― [JIS X 6320-4 pdf 171] ―――――

                                                                                            169
X 6320-4 : 2017 (ISO/IEC 7816-4 : 2013)
た場合,DOテーブルから一致しているDOの値の全ての横線を削除する。1)の処理へ進む。
13) 構造化DOで別の一致が達成された場合,1)の処理へ進む。
注記 構文解析及び検索は,次の世代で行う。

――――― [JIS X 6320-4 pdf 172] ―――――

170
X 6320-4 : 2017 (ISO/IEC 7816-4 : 2013)
参考文献
[1] EN 14890-1:2008,Application Interface for smart cards used as Secure Signature Creation Devices−Part 1:
Basic services
[2] EN 14890-2:2012,Application Interface for smart cards used as Secure Signature Creation Devices−Part 2:
Additional Services
[3] JIS X 0304:1999 国名コード
注記1 対応国際規格 : ISO 3166-1:1997,Codes for the representation of names of countries and their
subdivisions−Part 1: Country codes(IDT)
注記2 ISO 3166-1は,2013年版が最新版である。また,JIS X 0304は,2011年版(対応国際国際
規格の2006年に対応)が最新版である。
[4] JIS X 6301:2005 識別カード−物理的特性
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 7810:2003,Identification cards−Physical characteristics(IDT)
[5] ISO/IEC 7812-1:2000,Identification cards−Identification of issuers−Part 1: Numbering system
[6] JIS X 6320規格群 識別カード−ICカード
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 7816 (all parts),Identification cards−Integrated circuit cards
注記2 ISO/IEC 7816は,第1部第13部及び第15部によって構成されているが,対応JISは,
第1部第6部,第8部,第9部,第11部,第13部及び第15部での部編成となっている。
[7] ISO/IEC TR 9577:1999,Information technology−Protocol identification in the network layer
[8] ISO/IEC 9796 (all parts),Information technology−Security techniques−Digital signature schemes giving
message recovery
注記 ISO/IEC 9796は,第2部及び第3部で構成している(第1部はない。)。ISO/IEC 9796:1991
に対応してJIS X 5054:1996(セキュリティ技術−メッセージ復元を可能にするディジタル署
名方式)があったが,対応国際規格での部編成とする改訂に伴い2000年に廃止された。
[9] ISO/IEC 9797 (all parts),Information technology−Security techniques−Message Authentication Codes
(MACs)
注記 ISO/IEC 9797は,第1部第3部で構成している。対応JISとして,JIS X 5055-1[セキュ
リティ技術−メッセージ認証符号(MACs)−第1部 : ブロック暗号を用いる機構]及びJIS
X 5055-2[セキュリティ技術−メッセージ認証符号(MACs)−第2部 : 専用ハッシュ関数を
用いる機構]があったが,いずれも2015年に廃止された。
[10] ISO/IEC 9798 (all parts),Information technology−Security techniques−Entity authentication
注記 ISO/IEC 9798は,第1部第6部で構成している。対応JISとして,JIS X 5056-1JIS X 5056-5
(セキュリティ技術−エンティティ認証)があったが,JIS X 5056-1JIS X 5056-3は2012
年に,JIS X 5056-4及びJIS X 5056-5は2015年に廃止された。
[11] ISO/IEC 9979:1999,Information technology−Security techniques−Procedures for the registration of
cryptographic algorithms
注記 この規格は2006年に廃止となっている。対応国際規格の1991年版に対応したJIS X
5060:1994(データ暗号技術−暗号アルゴリズムの登録手続)も,2009年に廃止された。
[12] ISO 9992-2:1998,Financial transaction cards−Messages between the integrated circuit card and the card

――――― [JIS X 6320-4 pdf 173] ―――――

                                                                                            171
X 6320-4 : 2017 (ISO/IEC 7816-4 : 2013)
accepting device−Part 2: Functions, messages (commands and responses), data elements and structures
[13] JIS X 5053 セキュリティ技術−nビットブロック暗号の利用モード
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 10116:1997,Information technology−Security techniques−Modes of
operation for an n-bit block cipher(IDT)
[14] ISO/IEC 10118 (all parts),Information technology−Security techniques−Hash-functions
注記 ISO/IEC 10118は,第1部第4部で構成している。対応JISとして,JIS X 5057-1JIS X
5057-4(セキュリティ技術−ハッシュ関数)があったが,いずれも2015年に廃止された。
[15] ISO/IEC 10536 (all parts),Identification cards−Contactless integrated circuit(s) ards−Close-coupled cards
注記 ISO/IEC 10536は,第1部第3部で構成している。対応JISとして,JIS X 6321-1JIS X
6321-3(外部端子なしICカード−密着型)があったが,JIS X 6321-1は2012年に,JIS X 6321-2
及びJIS X 6321-3は2010年に廃止された。
[16] JIS X 0221 国際符号化文字集合(UCS)
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 10646,Information technology−Universal Coded Character Set (UCS)
注記2 対応国際規格は,2014年版が最新版であるが,JIS X 0221は,対応国際規格の2012年版
に対応したものが最新版である。
[17] JIS X 5058規格群 セキュリティ技術−かぎ管理
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 11770 (all parts),Information technology−Security techniques−Key
management
注記2 ISO/IEC 11770は,第1部第6部によって構成されているが,対応JISは,第1部及び
第2部での部編成となっている。両JIS共に対応国際規格の1996年版に対応した規格で,
対応国際規格の最新版(第1部は2010年版,第2部は2008年版)には対応していない。
[18] JIS X 6322規格群 識別カード−非接触(外部端子なし)ICカード−近接型
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 14443 (all parts),Identification cards−Contactless integrated circuit
cards−Proximity cards
注記2 対応国際規格及びJIS共に第1部第4部での構成であるが,JISは,対応国際規格の最
新版(いずれも2016年版が最新である。)には対応していない。
[19] ISO/IEC 14888 (all parts),Information technology−Security techniques−Digital signatures with appendix
注記 ISO/IEC 14888は,第1部第3部で構成している。対応JISとして,JIS X 5061-1JIS X
5061-3(セキュリティ技術−添付型ディジタル署名)があったが,いずれも2012年に廃止さ
れた。
[20] JIS X 6323規格群 識別カード−非接触(外部端子なし)ICカード−近傍型
注記1 対応国際規格 : ISO/IEC 15693 (all parts),Identification cards−Contactless integrated circuit
cards−Vicinity cards
注記2 対応国際規格及びJIS共に第1部第3部での構成であるが,JISの第3部(最新は,対
応国際規格の2009年版に対応した2011年版)は,対応国際規格の最新版には対応してい
ない。対応国際規格の第3部では,2009年版に対しAmd 2:2015及びAmd 3:2015が発行さ
れている。
[21] ISO/IEC 18033 (all parts),Information technology−Security techniques−Encryption algorithms
[22] JIS X 5211 システム間の通信及び情報交換−近距離通信用インタフェース及びプロトコル
(NFCIP-1)

――――― [JIS X 6320-4 pdf 174] ―――――

172
X 6320-4 : 2017 (ISO/IEC 7816-4 : 2013)
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 18092,Information technology−Telecommunications and information
exchange between systems−Near Field Communication−Interface and Protocol (NFCIP-1)(IDT)
[23] ISO/IEC 24727 (all parts),Identification cards−Integrated circuit card programming interfaces
[24] ISO/IEC 24727-2,Identification cards−Integrated circuit card programming interfaces−Part 2: Generic card
interface
[25] ISO/IEC 24727-3,Identification cards−Integrated circuit card programming interfaces−Part 3: Application
interface
[26] IETF RFC 1738:1994,Uniform resource locators (URL)
[27] IETF RFC 2396:1998,Uniform resource locators (URL): General syntax

JIS X 6320-4:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 7816-4:2013(IDT)

JIS X 6320-4:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6320-4:2017の関連規格と引用規格一覧