JIS X 6322-2:2011 識別カード―非接触(外部端子なし)ICカード―近接型―第2部:電力伝送及び信号インタフェース | ページ 3

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X 6322-2 : 2011 (ISO/IEC 14443-2 : 2010)
t3
[1/fc]
PICC
18
16
14
12 PCD
10
8
6
4
2
t1−t2
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 [1/fc]
図4−ビット伝送速度fc/128のPauseAのタイミングパラメタ
PICCは,動作磁界がHINITIALの5 %を超えた後で60 %を超える前に,PauseAの終わりを検出しなければ
ならない。PauseAの終わりの規定を図5に示す。この規定は,全ての変調波形の包絡線のタイミングに適
用する。
図5−ビット伝送速度fc/128に対するPauseAの終わり
8.1.2.2 ビット伝送速度fc/64,fc/32及びfc/16の変調方式
ビット伝送速度fc/64(約212 kbit/s),fc/32(約424 kbit/s)及びfc/16(約848 kbit/s)に対するPCDから
PICCへの通信は,図6に示すようにPauseAを発生させるために,動作磁界強度についてASK(異なる“a”
の値で)変調方式を用いなければならない。
PCDが生成する動作磁界強度の包絡線は,表5に規定するパラメタ“a”の最大値まで単調減少させな
ければならない。さらに,PCDの磁界強度の包絡線が単調減少でない場合には,(同じPauseA内の)極大

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X 6322-2 : 2011 (ISO/IEC 14443-2 : 2010)
値と,その極大値の直前の最小値との振幅差が,初期振幅と直前の最小値との振幅差の0.09倍を超えては
ならない。
パラメタ“a”は,PauseAの最小値とする。
ビット伝送速度fc/64,fc/32及びfc/16のPauseAを,図6に示す。
オーバシュートがある場合,動作磁界は,HINITIAL×(1−hovs) からHINITIAL×(1+hovs) までの間になけれ
ばならない。
図6−ビット伝送速度fc/64,fc/32及びfc/16のPauseA
PCDは,表5に規定するタイミング及び振幅パラメタのPauseAを生成しなければならない。

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X 6322-2 : 2011 (ISO/IEC 14443-2 : 2010)
表5−PCDの送信信号 : ビット伝送速度fc/64,fc/32及びfc/16のPauseA
パラメタ ビット伝送速度 最小値 最大値
a fc/64 0 0.18
fc/32 0 0.38
fc/16 0.22 0.58
t1 fc/64 16.5/fc 20/fc
fc/32 8.0/fc 10/fc
fc/16 4.0/fc 5/fc
t5 fc/64 t1/2+4/fc t1
fc/32 t1/2+1/fc t1
fc/16 t1/2 t1
t6 fc/64 図7の関連する要求事項を参照する。
fc/32 図8の関連する要求事項を参照する。
fc/16 図9の関連する要求事項を参照する。
hovs fc/64,fc/32及びfc/16 0 [1−t6/(2×t6, max, PCD) ]×0.10×(1−a)
注記1 t5の最小値及び最大値は,t1の測定値の関数である。
注記2 PCDの伝送するhovsの最大値は,t6及びt6, max, PCDの測定値の関数である(図7,図8又は図9
の関連する要求事項を参照する。)。
注記3 PCDの動作は,t1=n/fc(nは整数)の値をもつPauseAを生成するように限定してもよい。
したがって,t1の測定値は,1/fc単位で最も近いnに丸めることが望ましい。
PICCは,表6に規定するタイミングパラメタをもつPauseAを受信できなければならない。
表6−PICCの受信信号 : ビット伝送速度fc/64,fc/32及びfc/16のPauseA
パラメタ ビット伝送速度 最小値 最大値
a fc/64 0 0.2
fc/32 0 0.4
fc/16 0.2 0.6
t1 fc/64 16/fc 20/fc
fc/32 8/fc 10/fc
fc/16 4/fc 5/fc
t5 fc/64 t1/2+3/fc t1
fc/32 t1/2+1/fc t1
fc/16 t1/2 t1
t6 fc/64 図7の関連する要求事項を参照する。
fc/32 図8の関連する要求事項を参照する。
fc/16 図9の関連する要求事項を参照する。
hovs fc/64,fc/32及びfc/16 0 [1−t6/(2×t6, max, PICC) ]×0.11×(1−a)
注記4 t5の最小値及び最大値は,t1の設定値の関数である。
注記5 PICCの受信するhovsの最大値は,t6及びt6, max, PICCの設定値の関数である(図7,図8又は図
9の関連する要求事項を参照する。)。
注記6 PauseAのt1の長さは,包絡線振幅の立下がりの[a+0.9×(1−a)]値点から立上がりの[a+
0.1×(1−a)]値点までの時間である。
a) ビット伝送速度fc/64 ビット伝送速度fc/64に対応するために,PCDは,立上がり時間t6のPauseA
を生成しなければならない。

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X 6322-2 : 2011 (ISO/IEC 14443-2 : 2010)
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fc又は(t1−t5)−3/fcのいずれよりも大きい。
− (t1−t5)+8/fc又はt6, max, PCD=11/fcのいずれよりも小さい。
ビット伝送速度fc/64に対応するために,PICCは,立上がり時間t6のPauseAを受信できなければなら
ない。
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fc又は(t1−t5)−4/fcのいずれよりも大きい。
− (t1−t5)+9/fc又はt6, max, PICC=12/fcのいずれよりも小さい。
注記7 (t1−t5) の最小値及び最大値は,表5及び表6に規定するt1及びt5の最小値及び最大値から導
かれる。
PCD及びPICCのタイミングパラメタを,図7に示す。
t6
[1/fc]
12
PICC
11
10
9 PCD
8
7
6
5
4
3
2
1
t1−t5
0 1 2 3 4 5 6 7 8 [1/fc]
図7−ビット伝送速度fc/64のPauseAのタイミングパラメタ
b) ビット伝送速度fc/32 ビット伝送速度fc/32に対応するために,PCDは,立上がり時間t6のPauseA
を生成しなければならない。
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fcより大きい。
− (t1−t5)+8/fc又はt6, max, PCD=9/fcのいずれよりも小さい。
ビット伝送速度fc/32に対応するために,PICCは,立上がり時間t6のPauseAを受信できなければなら
ない。

――――― [JIS X 6322-2 pdf 14] ―――――

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X 6322-2 : 2011 (ISO/IEC 14443-2 : 2010)
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fcより大きい。
− (t1−t5)+8/fc又はt6, max, PICC=10/fcのいずれよりも小さい。
PCD及びPICCのタイミングパラメタを,図8に示す。
注記8 (t1−t5) の最小値及び最大値は,表5及び表6に規定するt1及びt5の最小値及び最大値から導
かれる。
図8−ビット伝送速度fc/32のPauseAのタイミングパラメタ
c) ビット伝送速度fc/16 ビット伝送速度fc/16に対応するために,PCDは,立上がり時間t6のPauseA
を生成しなければならない。
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fcより大きい。
− (t1−t5)+4/fc又はt6, max, PCD=5.5/fcのいずれよりも小さい。
ビット伝送速度fc/16に対応するために,PICCは,立上がり時間t6のPauseAを受信できなければなら
ない。
立上がり時間t6は,次の全ての範囲とする。
− 0/fcより大きい。
− (t1−t5)+4.5/f又はt6, max, PICC=6/fcのいずれよりも小さい。
注記9 (t1−t5) の最小値及び最大値は,表5及び表6に規定するt1及びt5の最小値及び最大値から導
かれる。

――――― [JIS X 6322-2 pdf 15] ―――――

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JIS X 6322-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 14443-2:2010(IDT)

JIS X 6322-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧

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