37
X 7362 : 2010 (ISO/IEC 29362 : 2008)
附属書D
(参考)
定義された用語
次に示す用語は,このプロファイルで有効な定義をもつ。
content-idへのパート名エンコーディング (content-id part encoding)
content-idへのパート名エンコーディングは,次の構成要素を連結したものである。
・ mime:content要素によって参照されるwsdl:part要素のname属性の値。ただし,content-id
ヘッダで禁止された文字(0x7Fを超えるコードポイントで表現される非ASCII文字)は,次の
方式でエスケープする。
○ それぞれの禁止された文字を1バイト以上のUTF-8に変換する。
○ 禁止された文字を構成する各バイトをURIエスケープ方式でエスケープする(すなわ
ち,%HHの形式に変換する。ただし,ここでHHはバイト値の16進数表現である。)。
○ 元の文字をエスケープ結果の文字列で置き換える。
・ 文字 '=' (0x3D)。
・ UUIDのような,大域的に一意な値。
・ 文字 '@' (0x40)。
・ メッセージを生成する実体の管理下にある,有効なドメイン名。
――――― [JIS X 7362 pdf 41] ―――――
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X 7362 : 2010 (ISO/IEC 29362 : 2008)
附属書E
(参考)
謝辞
(対応国際規格では,規格策定の貢献者を列挙しているが,この規格では不要であり,不採用とした。)
――――― [JIS X 7362 pdf 42] ―――――
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X 7362 : 2010 (ISO/IEC 29362 : 2008)
附属書JA
(参考)
用語集
この附属書は,用語の使用方法の例を示すものであり,規定の一部ではない。
JA.1
バインディング (binding)
バインディングは,サービスの仕様を表現したインタフェースと,インタフェースで定義されたメッセ
ージを伝送するための具体的な伝送プロトコル及びデータフォーマットとを関連付けるものである。バイ
ンディングの指定はSOAPバインディング,HTTPバインディングなどそれぞれの箇所で行う。
JA.2
中継ノード (intermediary)
SOAPメッセージを中継するノード。SOAPメッセージは,メッセージの発信ノードから最終的な受信
ノードまでの間に複数のノードを中継することが考慮されており,発信ノードと最終的な受信ノードとの
間にあるノードを中継ノードと呼ぶ。中継ノードとしては,単にメッセージのルーティングをするもの,
メッセージの一部を処理して変更するものなどがある。
JA.3
メディア型 (media-type)
HTTPプロトコルにおいて,やり取りされるデータの形式及びその記述法。MIMEタイプとも呼ばれる。
例 text/html,text/xml,application/xml,image/png及びimage/gifがある。HTTPメッセージの
Content-Typeなどで指定される。
JA.4
名前空間 (namespace)
特定のXML標準スキーマによって定められた要素名及び属性名の集合。XMLインスタンスでは,要素
を“名前空間接頭辞 : 要素名”,属性を“名前空間接頭辞 : 属性名”という形式で記述する。名前空間接頭
辞によって,要素及び属性がどの名前空間に属するかを見分ける。この書き方を使って,複数のXMLス
キーマで定義された要素及び属性を,一つのXMLインスタンス内で混在させて使うことができる。
JA.5
シリアライゼーション,シリアル化 (serialization)
SOAPでRPCを行うためには,メソッドの引数及び戻り値に使われる変数,配列,オブジェクトなどを
XML文書に変換したり,元に戻したりする必要がある。データをXML文書に変換することを“エンコー
ド”又は“シリアライズ”,元に戻すことを“デコード”又は“デシリアライズ”という。シリアライゼー
ションは,シリアライズする行為である。
――――― [JIS X 7362 pdf 43] ―――――
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X 7362 : 2010 (ISO/IEC 29362 : 2008)
JA.6
抽象的なインタフェース仕様 (abstract contract)
対応国際規格において,WSDLのportTypeを,abstract contractを定義するものと表現している。WSDL
は,送信者と受信者との間でメッセージをやり取りするときの取り決めのようなものなので,contractとい
う表現となっている。また,portTypeはオペレーション及び入出力メッセージを抽象的なレベルで定義し
ており,それらはbindingによって具体化されるものであるため,abstractが使われている。
この規格においては,文章を分かりやすくするため,portTypeの意味をくみ取って,“抽象的なインタフ
ェース仕様”と訳した。
JIS X 7362:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 29362:2008(IDT)
JIS X 7362:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.100 : 開放型システム間相互接続(OSI) > 35.100.05 : マルチレイヤアプリケーション
JIS X 7362:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX5810-1:2008
- 多目的インターネットメール拡張(MIME)―第1部:インターネットメッセージ本体のフォーマット
- JISX5810-2:2008
- 多目的インターネットメール拡張(MIME)―第2部:メディア型