JIS X 9401:2016 情報技術―クラウドコンピューティング―概要及び用語

JIS X 9401:2016 規格概要

この規格 X9401は、用語及び定義の一式に加えてクラウドコンピューティングの概要を示す。あらゆる形態の組織(例えば,営利企業,政府機関,非営利団体)で適用。

JISX9401 規格全文情報

規格番号
JIS X9401 
規格名称
情報技術―クラウドコンピューティング―概要及び用語
規格名称英語訳
Information technology -- Cloud computing -- Overview and vocabulary
制定年月日
2016年12月20日
最新改正日
2016年12月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 17788:2014(IDT)
国際規格分類

ICS

01.040.35, 35.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
リスク・セキュリティ・事業継続 2019, 情報セキュリティ・LAN・バーコード・RFID 2019
改訂:履歴
2016-12-20 制定
ページ
JIS X 9401:2016 PDF [19]
                                                                X 9401 : 2016 (ISO/IEC 17788 : 2014)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  3.1 他の規格で定義されている用語・・・・[1]
  •  3.2 この規格で定義する用語・・・・[2]
  •  4 略語・・・・[7]
  •  5 表記法・・・・[8]
  •  6 クラウドコンピューティングの概要・・・・[8]
  •  6.1 はじめに・・・・[8]
  •  6.2 主な特徴・・・・[8]
  •  6.3 クラウドコンピューティングのロール(roles)及びアクティビティ(activities)・・・・[9]
  •  6.4 クラウド能力型(cloud capabilities type)及びクラウドサービス区分(cloud service category)・・・・[10]
  •  6.5 クラウド配置モデル(Cloud deployment models)・・・・[10]
  •  6.6 クラウドコンピューティングの横断的特性(cross cutting aspects)・・・・[11]
  •  附属書A(参考)クラウドサービス区分・・・・[14]
  •  附属書JA(参考)ISO/IEC 17789:2014 Information technology−Cloud computing−Reference architectureの用語及び定義・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 9401 pdf 1] ―――――

X 9401 : 2016 (ISO/IEC 17788 : 2014)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項に基づき,一般社団法人情報処理学会(IPSJ)及び一般財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 9401 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 9401 : 2016
(ISO/IEC 17788 : 2014)

情報技術−クラウドコンピューティング−概要及び用語

Information technology-Cloud computing-Overview and vocabulary

序文

  この規格は,2014年に第1版として発行されたISO/IEC 17788を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項であ
る。

1 適用範囲

  この規格は,用語及び定義の一式に加えてクラウドコンピューティングの概要を示す。これはクラウド
コンピューティング規格群のための用語基盤の一つである。
この規格は,あらゆる形態の組織(例えば,営利企業,政府機関,非営利団体)で適用される。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 17788:2014,Information technology−Cloud computing−Overview and vocabulary(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  なし

3 用語及び定義

3.1 他の規格で定義されている用語

  他の規格で定義されている用語は,次による。
次の用語は,JIS Q 27000で定義されている。
3.1.1
可用性(availability)
認可されたエンティティが要求したときに,アクセス及び使用が可能である特性。
3.1.2
機密性(confidentiality)
認可されていない個人,エンティティ又はプロセスに対して,情報を使用させず,また,開示しない特
性。

――――― [JIS X 9401 pdf 3] ―――――

2
X 9401 : 2016 (ISO/IEC 17788 : 2014)
3.1.3
情報セキュリティ(information security)
情報の機密性(3.1.2),完全性(3.1.4)及び可用性(3.1.1)を維持すること。
注記 さらに,真正性,責任追跡性,否認防止,信頼性などの他の特性を維持することを含めること
もある。
3.1.4
完全性(integrity)
正確さ及び完全さ(completeness)の特性。
次の用語は,ITU-T勧告 Y.101で定義されている。
3.1.5
相互運用性(interoperability)
二つ,又はそれ以上のシステム又はアプリケーションが情報を交換し,交換された情報を相互に使用で
きる能力。
次の用語は,ISO/IEC 27729で定義されている。
3.1.6
パーティ(party)
自然人又は法人。組織又はグループに属しているか否かは問わない。
次の用語は,JIS Q 20000-1で定義されている。
3.1.7
サービスレベル合意書,SLA(service level agreement,SLA)
サービス及びサービス目標を特定した,クラウドサービスプロバイダとクラウドサービスカスタマとの
間の合意文書。
注記1 サービスレベル合意書は,クラウドサービスプロバイダと,供給者,供給者として活動する
内部グループ又はクラウドサービスカスタマとの間でも締結することができる。
注記2 サービスレベル合意書は,契約書又は他の種類の合意文書に含めることができる。
注記3 この規格では,サービス供給者をクラウドサービスプロバイダ,顧客をクラウドサービスカ
スタマとする。

3.2 この規格で定義する用語

  この規格で定義する用語は,次による。
3.2.1
アプリケーション能力型(application capabilities type)
クラウドサービスカスタマ(3.2.11)がクラウドサービスプロバイダ(3.2.15)のアプリケーションを利
用することができるクラウド能力型(3.2.4)。
3.2.2
クラウドアプリケーション可搬性(cloud application portability)
アプリケーションをあるクラウドサービス(3.2.8)から別のクラウドサービス(3.2.8)へ移植できる能
力。

――――― [JIS X 9401 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 9401 : 2016 (ISO/IEC 17788 : 2014)
3.2.3
クラウド監査人(cloud auditor)
クラウドサービス(3.2.8)の供給及び利用について監査を行う責任のあるクラウドサービスパートナ
(3.2.14)。
3.2.4
クラウド能力型(cloud capabilities type)
クラウドサービス(3.2.8)がクラウドサービスカスタマ(3.2.11)に対して提供する機能を,使われるリ
ソースに基づいて分類したもの。
注記 クラウド能力型には,アプリケーション能力型(3.2.1),インフラストラクチャ能力型(3.2.25)
及びプラットフォーム能力型(3.2.31)がある。
3.2.5
クラウドコンピューティング(cloud computing)
セルフサービスのプロビジョニング(provisioning)及びオンデマンド管理を備える,スケーラブルで伸
縮自在な共有できる物理的又は仮想的なリソース共用へのネットワークアクセスを可能にするパラダイム。
注記 リソースの例には,サーバ,OS,ネットワーク,ソフトウェア,アプリケーション及びストレ
ージが含まれる。
3.2.6
クラウドデータ可搬性(cloud data portability)
あるクラウドサービス(3.2.8)から別のクラウドサービス(3.2.8)へのデータ可搬性(3.2.21)。
3.2.7
クラウド配置モデル(cloud deployment model)
クラウドコンピューティング(3.2.5)を物理的又は仮想的なリソースの管理及び共有によって体系づけ
る方法。
注記 クラウド配置モデルには,コミュニティクラウド(3.2.19),ハイブリッドクラウド(3.2.23),
プライベートクラウド(3.2.32)及びパブリッククラウド(3.2.33)が含まれる。
3.2.8
クラウドサービス(cloud service)
定義されたインタフェースを使って呼び出されるクラウドコンピューティング(3.2.5)経由で提供され
る一つ以上の能力。
3.2.9
クラウドサービスブローカ(cloud service broker)
クラウドサービスカスタマ(3.2.11)とクラウドサービスプロバイダ(3.2.15)との関係を取り決めるク
ラウドサービスパートナ(3.2.14)。
3.2.10
クラウドサービス区分(cloud service category)
品質に関するある共通の組合せをもつクラウドサービス(3.2.8)のグループ。
注記 クラウドサービス区分は,一つ以上のクラウド能力型(3.2.4)の能力を含むことができる。
3.2.11
クラウドサービスカスタマ(cloud service customer)
クラウドサービス(3.2.8)を使うためにビジネス関係にあるパーティ(3.1.6)。

――――― [JIS X 9401 pdf 5] ―――――

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