この規格ページの目次
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Z 0130-6 : 2015 (ISO 18606 : 2013)
チック材料の崩壊度の求め方
注記 対応国際規格 : ISO 16929,Plastics−Determination of the degree of disintegration of plastic
materials under defined composting conditions in a pilot-scale test(MOD)
JIS K 6953-1 プラスチック−制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方−発生二
酸化炭素量の測定による方法−第1部 : 一般的方法
注記 対応国際規格 : ISO 14855-1,Determination of the ultimate aerobic biodegradability of plastic
materials under controlled composting conditions−Method by analysis of evolved carbon dioxide−
Part 1: General method(MOD)
JIS K 6953-2 プラスチック−制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方−発生二
酸化炭素量の測定による方法−第2部 : 実験室規模における発生二酸化炭素の質量測定方法
注記 対応国際規格 : ISO 14855-2,Determination of the ultimate aerobic biodegradability of plastic
materials under controlled composting conditions−Method by analysis of evolved carbon dioxide−
Part 2: Gravimetric measurement of carbon dioxide evolved in a laboratory-scale test(MOD)
JIS K 6954 プラスチック−実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の
求め方
注記 対応国際規格 : ISO 20200,Plastics−Determination of the degree of disintegration of plastic
materials under simulated composting conditions in a laboratory-scale test(MOD)
JIS Z 0108 包装−用語
注記 対応国際規格 : ISO 21067,Packaging−Vocabulary(MOD)
JIS Z 0130-1 包装の環境配慮−第1部 : 一般的要求事項
注記1 対応国際規格 : ISO 18601,Packaging and the environment−General requirements for the use of
ISO standards in the field of packaging and the environment(IDT)
注記2 対応国際規格のミスプリントのため,引用規格として追記した。
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0108及びJIS Z 0130-1によるほか,次による。
3.1
コンポスト(compost)
有機土壌調節材。主として,種々の植物残さ,場合によっては,他の有機物質からなる混合物の生分解
によって得られ,限られた無機物質を含有する。
3.2
コンポスト化(composting)
堆肥(主として植物残さから成る混合物の生分解によって得られ,場合によっては他の有機物質及び一
部の無機物質を含有する土壌調節材)を製造するために設計された好気的プロセス。堆肥化ともいう。
3.3
崩壊(disintegration)
物質の極めて小さい破片への物理的な分解。
3.4
全乾燥固形物(total dry solids)
試験材料又はコンポストの既知量をとり,105 ℃で乾燥して一定質量(恒量)になったときの固形物。
――――― [JIS Z 0130-6 pdf 6] ―――――
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Z 0130-6 : 2015 (ISO 18606 : 2013)
3.5
究極生分解性(ultimate biodegradability)
微生物による,酸素の存在下で有機化合物が,二酸化炭素,水,及び存在する他の元素の無機塩(無機
質化)並びに新たなバイオマスへ分解する性質,又は酸素が存在しない状態で二酸化炭素,メタン,金属
塩及び新たなバイオマスへ分解する性質。
3.6
揮発性固形分(volatile solids)
既知量の試験材料又はコンポストを約550 ℃で燃焼した後の残さを,同じ試料の全乾燥固形物から差し
引いて得られる固形物。
注記 揮発性固形分の含有量は,有機物の量の尺度である。
3.7
包装の部品(packaging component)
手又は簡単な物理的手段によって切り離すことができる包装の一部。
3.8
包装の成分(packaging constituent)
手又は簡単な物理的手段によって切り離すことができない,包装又はその部品の一部。
3.9
有機的リサイクル(organic recycling)
微生物の活動による,好気的分解(コンポスト化)及び嫌気的消化(メタン生成)の工業的プロセス。
注記 埋立て及び散乱・放置は,有機的リサイクルに当てはまらない。
3.10
嫌気的消化(anaerobic digestion)
生分解性包装材料を,メタンを主成分とするバイオガスと消化物とに分解する,中温又は高温を好む嫌
気性菌及び通性菌にとって適した温度下で,自由酸素がなく,管理された状態で行われる,制御された分
解。
4 原則
この規格の目的は,その包装が有機的リサイクルによってリサイクル可能と主張するための要求事項を
規定することである。有機的リサイクルは,工業的な堆肥化プラント又は嫌気的消化プラントで行う。
全ての部品が有機的リサイクルに適していれば,包装は有機的リサイクルに適しているとみなされる。
また,包装の個々の部品がそれぞれ規格の要求事項に適合しているならば,それらは有機的リサイクルに
よってリサイクル可能とみなされる。包装の部品及び包装の材料の適合性は,この規格に規定する試験手
順で確認する。
5 基本的要求事項
5.1 成分の制限
包装又はその材料が有機的リサイクル可能と分類されることを意図しているものにあっては,附属書A
に示す物質に加えて,環境に有害であることが分かっているか又はそうであると予期される成分を意図的
に使用してはならない。
――――― [JIS Z 0130-6 pdf 7] ―――――
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Z 0130-6 : 2015 (ISO 18606 : 2013)
5.2 評価
5.2.1 一般
5.3での規定を除く,包装及びその部品の生物学的処理の可能性の評価には,最小限,次の五つの評価手
順を踏まなければならない。
− 特性分析(5.2.2)
− 生分解性(5.2.3)
− 生物学的処理プロセスに対する影響を含む崩壊性(5.2.4)
− コンポスト品質(5.2.5)
− 識別性(5.2.6)
5.2.2 特性分析
検討対象の包装材料は,試験に先立ち,少なくとも次の点について確認し,特性分析をしなければなら
ない。
− 包装材料の成分に関する情報及び特定
− 環境に有害な物質,特に,規制されている金属の存在の判定
− 生分解試験及び崩壊性試験に使用する包装材料の有機炭素含有量,全乾燥固形物及び揮発性固形分の
測定
注記 揮発性固形分の化学的特性に加え,規制されている金属が全く存在しないということはあり得
ないので,規制されている金属の合格レベルの例を,附属書Aに示す。
5.2.3 生分解性
有機的リサイクル可能と判定されるためには,包装,包装の材料又は包装の部品は,実験室での試験で
究極的に生分解性であることが示されなければならず,また6.3に示しているレベルに合格しなければな
らない。
5.2.4 崩壊
有機的リサイクル可能と判定されるためには,包装,包装の材料又は包装の部品は,生物学的処理プロ
セスにおいて,いかなる目に見える悪影響を与えることもなく,6.4に示す合格レベルまで崩壊しなければ
ならない。
5.2.5 コンポスト品質
有機的リサイクル可能と判定されるためには,生物学的処理に適用しようとする包装,包装の材料又は
包装の部品は,6.5に規定にされるコンポストの品質の評価において悪影響があると評価されてはならない。
5.2.6 識別性
生物学的処理に投入しようとする包装又は包装の部品は,適切な手段によって最終使用者が有機的リサ
イクル可能ということを認識できるようにしなければならない。
5.3 試験を必要としない例外事項
5.3.1 等価的な形状
有機的リサイクル可能と証明しようとする包装の材料が,以前に異なる形状でリサイクル可能と判定さ
れていれば,それと比較して単位表面積当たりの質量及び/又は肉厚が,同等又は小さければ,有機的リ
サイクル可能と認める。
5.3.2 天然由来の材料
木材,木材繊維,木綿繊維,でん粉,紙パルプ,バガス,麻などの天然素材で化学的に変性していない
包装の材料及び包装の部品は,5.2.2の特性分析を行い,6.4の崩壊性及び6.5のコンポスト品質の基準を
――――― [JIS Z 0130-6 pdf 8] ―――――
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Z 0130-6 : 2015 (ISO 18606 : 2013)
満たしていれば,6.3の試験をすることなく,生分解可能と認める。
6 詳細要求事項
6.1 一般
この規格の要求事項に適合させるためには,包装又は包装の材料は6.26.5に規定している全ての特性
を具備していることを証明しなければならない。
6.2 包装の特性分析
6.2.1 規制されている金属その他の物質
包装中に含有する規制されている金属その他の環境に有害な物質の濃度は,その包装が,最終製品とし
て上市又は廃棄される国で定められた,附属書Aに示される上限を超えてはならない。金属,その他の元
素,及び環境に有害な物質を取り扱う国家又は地域の適用可能な規制に従うことが使用者の責任である。
6.2.2 最小揮発性固形分
包装又は包装の部品の最低50 %は,揮発性固形分でなければならない。
6.3 究極生分解度
6.3.1 好気的生分解度
好気的生分解度の究極レベルは,管理された条件下での試験で確定しなければならない。
JIS K 6953-1又はJIS K 6953-2に従って試験をした場合,6.3.1.2に規定した期間内で6.3.1.1に規定した
最小生分解率に達した包装は,生分解度について十分な速度及びレベルであるとみなされる。
究極好気的生分解度は,全ての材料又は各有機成分に対して測定しなければならない。乾燥質量に対し
て110 %の割合で存在する成分については,別々に生分解度のレベルを決定しなければならない。
1 %未満の濃度で存在する成分については,生分解度は測定しなくてもよい。しかし,そのような成分
の総量は5 %を超えてはならない。
包装の材料又はその中の特徴的な有機成分の究極生分解度に関する明確な情報を提供する生分解度試験
だけを用いなければならない。試験する材料のタイプ及び特性に対して不適切でない限り,制御された好
気的コンポスト化試験(JIS K 6953-1又はJIS K 6953-2)を用いなければならない。代替試験法が必要な
場合には,国際的に標準化された生分解度試験法を選択するのがよい。高分子材料の場合は,JIS K 6950
及びJIS K 6951による。
6.3.1.1 二酸化炭素への転換
絶対的生分解度を示すためには,有機炭素の90 %が,試験期間の終了時には二酸化炭素に転換されてい
なければならない。代替法として,標準物質中の炭素から二酸化炭素への転換に対する,試料中の炭素か
ら二酸化炭素への転換の比率が90 %以上あれば,相対的生分解度があるとすることができる。
標準物質及び試料の両方とも同じ期間でコンポスト化を行い,両方の活性が横ばい状態に達した後の同
じ時点で結果を比較する。用いる標準物質はマイクロクリストランセルロース(微結晶セルロース粉体)
とする。標準物質は,この生分解度試験方法が用いられた認証基準に適合しなければならない。
注記 生分解試験では高分子から二酸化炭素への転換に加えて,繊維質バイオマス及び腐植物質への
転換も含まれるが,これらの転換生成物を定量化するための標準試験方法又は仕様はない。そ
のような試験方法及び仕様が入手できるようになれば,この規格は改正されることが望ましい。
6.3.1.2 試験期間
試験期間は,180日間を超えてはならない。
――――― [JIS Z 0130-6 pdf 9] ―――――
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Z 0130-6 : 2015 (ISO 18606 : 2013)
6.3.2 嫌気的生分解
嫌気的生分解のレベルは,ISO 14853又はJIS K 6960を用いた制御された条件における試験によって,
最初の嫌気的処理期に回収されたバイオガスの量から立証される。
多くの商業的バイオガス化プラントでは,続いて好気的コンポスト化処理を行うため,嫌気的生分解の
程度に関する合否要求基準はない。この規格の要求事項に適合させるため,包装又は包装の材料は,6.2
6.5に規定している基準に適合しなければならない。
6.4 崩壊
6.4.1 一般
包装は,包装の残さが最終的なコンポストにおいて他の有機物質と容易に識別できないようになるまで,
生物学的処理において崩壊しなければならない。つまり,コンポスト化試験終了後のふるい分け試験で,
ふるい上に残ったもののうち著しい量が包装の材料に由来するものであってはならない。
制御されたコンポスト化試験において,12週間後に2 mmのふるいでふるい分けした後,ふるい上に残
った大きなかけらが全固形量の10 %以下であれば,包装は十分に崩壊性があると見なされる。残さの粒及
び小片の色,構造,大きさ,湿り気,明るさ及び光沢がコンポストと差がなければ,全体をコンポストで
あると認められる。
この試験は,JIS K 6952のパイロットスケール試験に従って行うものとする。代替法としてJIS K 6954
のラボスケール試験も用いることができる。結果が異なる場合は,JIS K 6952の結果を優先しなければな
らない。
さらに,フルスケールの工業的なコンポスト試験は,それが確立された方法であり,かつ,試験期間,
サンプル濃度,崩壊の分析的評価が同等である場合に限り,使用することができる。しかし,フルスケー
ル試験には標準的な方法が存在しないため,得られた結果には詳細な資料を添付するのがよい。
注記1 典型的な天然素材を工業的にコンポスト化する場合,代表的なものの試験期間は12週間であ
る。
包装及び内容物とからなる完成品の形で試験を行う場合,試験は使用しようとするものと同じ形の完成
品で始めなければならない。フィルム,容器及び発泡体のように幾つかの異なる厚さ及び密度をもつ製品
及び材料に対しては,化学的組成及び構造が同じであるならば,最も厚いか又は最も密度の高い製品及び
材料だけ試験すればよい。
注記2 コンポストの外観的な見方に特別な注意を払わなければならない。使われた包装材料のコン
ポスト化残さによって,コンポストの外観が顕著に変化し,美観的な受容性が減少してはな
らない。
6.4.2 試験期間
試験期間は,12週間(84日)とする。
6.5 植物成長を支えるコンポスト能力に対する負の影響の確認
6.5.1 一般
試験の開始時点で対象包装材料を添加した試験コンポストと添加してないブランクのコンポストとを比
較した際,対象の包装材料は,植物成長を支えるコンポストの能力に負の影響をもってはならない。包装
のコンポスト化が最終的なコンポスト又は環境に対していかなる有害な影響をももたず,また,該当する
国又は地域の規制及び法律に適合するためには,6.5.2に規定している全ての要求事項を満たさなければな
らない。
――――― [JIS Z 0130-6 pdf 10] ―――――
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JIS Z 0130-6:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 18606:2013(IDT)
JIS Z 0130-6:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 0130-6:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6950:2000
- プラスチック―水系培養液中の好気的究極生分解度の求め方―閉鎖呼吸計を用いる酸素消費量の測定による方法
- JISK6951:2000
- プラスチック―水系培養液中の好気的究極生分解度の求め方―発生二酸化炭素量の測定による方法
- JISK6952:2008
- プラスチック―パイロットスケールにおける規定されたコンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方
- JISK6953-1:2011
- プラスチック―制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方―発生二酸化炭素量の測定による方法―第1部:一般的方法
- JISK6953-2:2010
- プラスチック―制御されたコンポスト条件下の好気的究極生分解度の求め方―発生二酸化炭素量の測定による方法―第2部:実験室規模における発生二酸化炭素の質量測定方法
- JISK6954:2008
- プラスチック―実験室規模の模擬コンポスト化条件下でのプラスチック材料の崩壊度の求め方
- JISZ0108:2012
- 包装―用語
- JISZ0130-1:2015
- 包装の環境配慮―第1部:一般的要求事項