JIS Z 1655:1993 規格概要
この規格 Z1655は、輸送・運搬・保管に,繰り返し使用することを目的としたプラスチック製通い容器(断熱材入り・中仕切り付き及びふた付きのものを除く。)について規定。
JISZ1655 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1655
- 規格名称
- プラスチック製通い容器
- 規格名称英語訳
- Plastic returnable containers
- 制定年月日
- 1984年2月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.180.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 包装 2020, 物流 2019
- 改訂:履歴
- 1984-02-01 制定日, 1989-03-01 確認日, 1993-08-01 改正日, 1998-10-20 確認日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS Z 1655:1993 PDF [8]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 1655-1993
プラスチック製通い容器
Plastic returnable containers
1. 適用範囲 この規格は,主として輸送・運搬・保管に,繰り返し使用することを目的としたプラスチ
ック製通い容器(断熱材入り・中仕切り付き及びふた付きのものを除く。以下,容器という。)について規
定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS K 6900 プラスチック用語
JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態
JIS K 7211 硬質プラスチックの落錘衝撃試験方法通則
JIS Z 0105 輸送包装系列寸法
JIS Z 0108 包装用語
JIS Z 0202 包装貨物の落下試験方法
JIS Z 0212 包装貨物及び容器の圧縮試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900及びJIS Z 0108によるほか,次による
(図13参照)。
(1) ネスティング形容器 容器の側面に上開きの傾斜がつき,落とし込みによる積重ねが可能なもの。取
っ手金具等を用いて積み重ねるタイプと,容器を回転させて積み重ねるタイプとがある。
(2) スタッキング形容器 おおむね直方体の容器で,重箱式に積重ね可能なもの。折りたたみできるもの
もある。
(3) 長側面 容器の長さと高さとで囲まれた面。がわ面ともいう。
(4) 短側面 容器の幅と高さとで囲まれた面。つま面ともいう。
(5) かど 長側面,短側面及び底面の交わる部分。
(6) 上縁 容器開口部周縁。
(7) 取っ手部 容器を持ち上げるために,対向する短側面に設けた手掛け部。
(8) 取っ手金具 ネスティング形容器の側面上縁付近に装着する金属製取っ手であって,容器を積み重ね
るときの支持金具。
(9) 水抜き孔 容器に入った水を抜く孔。
(10) 積重ねストッパリブ ネスティング形容器を,落とし込みで積重ねをするときに生じる,容器相互の
くい込みを防止するためのリブ。
(11) 総質量 内容量及び容器質量の合計。
――――― [JIS Z 1655 pdf 1] ―――――
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Z 1655-1993
3. 容器各部の名称 容器各部の名称を図1及び図2に示す。
図1 ネスティング形容器の例
図2 スタッキング容器の例
――――― [JIS Z 1655 pdf 2] ―――――
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Z 1655-1993
図2 (続き)
4. 種類及び記号 容器の種類及び記号は,形状及び形式によって表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種類 記号
形状 形式
ネスティング形 金具式 N
回転式 T
スタッキング形 一体式 S
折りたたみ式 C
5. 性能
5.1 ネスティング形容器
(1) 4個以上のストッパリブをもち,空容器を落とし込み積み重ねたときに,容易に取外しができること。
(2) ネスティング形容器に取り付ける取っ手金具は,使用上十分な強度をもち,容器本体から容易に外れ
ないこと。
5.2 スタッキング形容器
(1) 容器を積み重ねたときに,上段容器の底部が下段容器上縁の内側に落ち込み,水平移動を防止できる
こと。
(2) スタッキング形折りたたみ式容器の折りたたみ接合部分は,使用上十分な強度をもち,容易に折りた
たみ機能を損なわないこと。
5.3 圧縮強さ 圧縮強さは,表2に示す圧縮荷重種別に従って,各々10.2の試験を行ったとき,破損,
座屈などの異常がないこと。
――――― [JIS Z 1655 pdf 3] ―――――
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Z 1655-1993
表2 圧縮荷重種別
圧縮荷重種別 備考
1.5M 主に手荷役によって1.5m程度に積み重ねられる容器。
4M 主に機械荷役によって4mまでに高積みされる容器。
5.4 かど落下強さ かど落下強さは,10.3の試験を行ったとき,破損及び著しい変形がないこと。
5.5 衝撃強さ 衝撃強さは,10.4の鋼球落下試験を行ったとき,破損がないこと。
5.6 懸垂荷重強さ 懸垂荷重強さは,10.5の試験を行ったとき,破損及び著しい変形がないこと。
6. 総質量 総質量は,30kg以下とする。
7. 大きさ 大きさは,次のとおりとする。
(1) 容器の大きさは,長さ×幅×高さによって表す(図3参照)。
(2) 容器の平面寸法は,JIS Z 0105による。
(3) 容器の高さは,受渡当事者間の協定による。
(4) 長さ及び幅の寸法許容差は,±0.7%とする。
図3 大きさの表し方
8. 衛生性 容器を食品用に使用する場合には,10.6によって試験を行ったとき,食品衛生法に定める食
品添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)に適合しなければならない。
――――― [JIS Z 1655 pdf 4] ―――――
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Z 1655-1993
9. 材料 容器に使用するプラスチックの素材は,資源として再利用できるもので,ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ABS樹脂,ポリカーボネート,AS樹脂,メタクリル樹脂及びポリアミド樹脂か又はこれら
と同等以上の品質をもつものとする。
10. 試験方法
10.1 試験条件 試験は,容器をJIS K 7100に規定する標準温度状態2級の温度23±2℃で2時間以上放
置した後,速やかに行う。
なお,試験に用いる容器は,成形後48時間以上経過したものを用いる。
10.2 圧縮試験 圧縮試験は,JIS Z 0212の5.2(方法B)を用いて,容器を3段に重ねた後,表2の圧縮
荷重種別によって,表3.1及び表3.2に示す圧縮試験荷重を加え,容器の破損,座屈などの異常の有無を調
べる。ただし,試験速度は10±2mm/minとする。
表3.1 圧縮荷重種別が1.5Mの場合の圧縮試験荷重
単位 N
容器の高さ 総質量
(cm) 10kg未満 10kg以上 15kg以上 20kg以上 25kg以上
15kg未満 20kg未満 25kg未満 30kg以下
4以上 6未満 15 000 22 000 29 000 36 000 44 000
6以上 8未満 9 400 14 000 19 000 24 000 28 000
8以上10未満 7 100 11 000 14 000 18 000 21 000
10以上12未満 5 500 8 200 11 000 14 000 16 000
12以上14未満 4 700 7 100 9 400 12 000 14 000
14以上16未満 3 900 5 900 7 800 9 800 12 000
16以上18未満 3 500 5 300 7 100 8 800 11 000
18以上20未満 3 100 4 700 6 300 7 800 9 400
20以上22未満 2 700 4 100 5 500 6 900 8 200
22以上24未満 2 400 3 500 4 700 5 900 7 100
24以上26未満 2 400 3 500 4 700 5 900 7 100
26以上28未満 2 000 2 900 3 900 4 900 5 900
28以上30未満 2 000 2 900 3 900 4 900 5 900
30以上32未満 1 600 2 400 3 100 3 900 4 700
32以上34未満 1 600 2 400 3 100 3 900 4 700
34以上36未満 1 600 2 400 3 100 3 900 4 700
36以上 1 600 2 400 3 100 3 900 4 700
――――― [JIS Z 1655 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1655:1993の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 1655:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6900:1994
- プラスチック―用語
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK7211:1976
- 硬質プラスチックの落錘衝撃試験方法通則
- JISZ0105:2015
- 包装貨物―包装モジュール寸法
- JISZ0108:2012
- 包装―用語
- JISZ0202:2017
- 包装貨物―落下試験方法
- JISZ0212:1998
- 包装貨物及び容器―圧縮試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方