JIS Z 1651:2017 非危険物用フレキシブルコンテナ

JIS Z 1651:2017 規格概要

この規格 Z1651は、非危険物の粉粒状貨物の輸送に用いるフレキシブルコンテナについて規定。

JISZ1651 規格全文情報

規格番号
JIS Z1651 
規格名称
非危険物用フレキシブルコンテナ
規格名称英語訳
Flexible intermediate bulk containers (FIBCs) for non-dangerous goods
制定年月日
1976年12月1日
最新改正日
2017年1月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 21898:2004(MOD)
国際規格分類

ICS

55.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
包装 2020, 物流 2019
改訂:履歴
1976-12-01 制定日, 1979-12-01 確認日, 1981-02-15 改正日, 1986-02-01 確認日, 1988-12-01 改正日, 1994-06-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2002-08-20 改正日, 2008-03-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2017-01-20 改正
ページ
JIS Z 1651:2017 PDF [54]
                                                                                   Z 1651 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類,記号及び静電気災害防止処理に関する分類・・・・[6]
  •  4.1 コンテナの種類及び記号・・・・[6]
  •  4.2 静電気災害防止処理に関する分類・・・・[6]
  •  4.3 コンテナの形式分類・・・・[6]
  •  4.4 形式分類記号・・・・[7]
  •  5 性能・・・・[7]
  •  5.1 コンテナの材料性能・・・・[7]
  •  5.2 コンテナの製品性能・・・・[9]
  •  6 構造・・・・[11]
  •  7 形状,寸法,最大容量,最大充質量及び充設計高さ 117.1 コンテナの形状及び寸法・・・・[11]
7.2 コンテナ容積及び最大充質量 11
7.3 充設計高さ 11
  •  8 外観・・・・[12]
  •  9 試験方法・・・・[12]
  •  9.1 コンテナの材料試験方法・・・・[12]
  •  9.2 コンテナの製品性能試験方法・・・・[12]
  •  9.3 寸法の測定・・・・[14]
  •  10 検査・・・・[14]
  •  11 表示・・・・[14]
  •  12 取扱説明書・・・・[15]
  •  附属書A(規定)耐候性試験・・・・[17]
  •  附属書B(規定)繰返し頂部つり上げ試験・・・・[19]
  •  附属書C(規定)圧縮試験及び積重ね試験・・・・[26]
  •  附属書D(参考)コンテナの選定及び使用の手引・・・・[27]
  •  附属書E(参考)コンテナの構造・・・・[32]
  •  附属書JA(規定)引張強さ試験・・・・[38]
  •  附属書JB(規定)引裂強さ試験・・・・[39]
  •  附属書JC(規定)つり部の引張強さ試験(つりベルト,つりロープ)・・・・[40]
  •  附属書JD(規定)耐熱性試験・・・・[41]
  •  附属書JE(規定)耐寒性試験・・・・[42]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 1651 pdf 1] ―――――

Z 1651 : 2017

pdf 目次

ページ

  •  附属書JF(規定)耐もみ性試験・・・・[43]
  •  附属書JG(規定)寸法の測定・・・・[44]
  •  附属書JH(規定)落下衝撃試験・・・・[45]
  •  附属書JI(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[46]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 1651 pdf 2] ―――――

                                                                                   Z 1651 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本フレキシブル
コンテナ工業会(JFC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)
である。
これによって,JIS Z 1651:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年1月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS Z 1651:2008によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS Z 1651 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 1651 : 2017

非危険物用フレキシブルコンテナ

Flexible intermediate bulk containers (FIBCs) or non-dangerous goods

序文

  この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 21898を基とし,我が国の実情に合わせるため技術
的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JIに示す。

1 適用範囲

  この規格は,非危険物の粉粒状貨物の輸送に用いるフレキシブルコンテナ(以下,コンテナという。)に
ついて規定する。
なお,この規格は,組込式又は取外し可能な装置によって,つ(吊)り上げるように設計したコンテナ
に適用する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 21898:2004,Packaging−Flexible intermediate bulk containers (FIBCs) or non-dangerous goods
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7514 直定規
JIS B 7522 繊維製巻尺
JIS B 7753 サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
JIS B 7754 キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
JIS C 2170 静電気電荷蓄積を防止する固体平面材料の抵抗及び抵抗率試験方法
JIS C 61340-4-4 静電気−第4-4部 : 特定応用のための標準的試験方法−フレキシブルコンテナの静
電気的分類
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS L 2703 ビニロンロープ
JIS L 2704 ナイロンロープ

――――― [JIS Z 1651 pdf 4] ―――――

2
Z 1651 : 2017
JIS L 2705 ポリエチレンロープ
JIS L 2706 ポリプロピレンロープ
JIS L 2707 ポリエステルロープ
JIS Z 0212 包装貨物及び容器−圧縮試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 12048,Packaging−Complete, filled transport packages−Compression and
stacking tests using a compression tester(MOD)
ASTM G 154-98,Standard practice for operating fluorescent light apparatus for UV exposure of nonmetallic
materials

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 一般
3.1.1
フレキシブルコンテナ,FIBC(flexible intermediate bulk container)
織布,樹脂フィルム又は紙のような柔軟な材料で作られた胴部,つり上げるためのつり部,注入・排出
ができる開口部などを備えた中型容器。
注記 直接に内容物又は内装袋(内袋)と接触するように設計し,空袋のときには折り畳めるように
なっている。
3.1.2
ランニングI形(heavy-duty reusable flexible intermediate bulk container type I)
繰り返し充・排出が行えるように設計し,修理する場合,その時点の母材強度と同等の引張強さを満
足させるコンテナ。
3.1.2A
ランニングJ形
繰り返し充・排出が行えるように設計し,耐候性及び防水性に優れた修理可能なコンテナ。修理する
場合,その時点の母材強度と同等の引張強さを満足するコンテナであるが,材料設計の違いによって,耐
候性及び防水性に優れ,修理した場合,それらの性能(5.1.2参照)を保持するように設計したコンテナ。
注記 ランニングJ形には,1種及び2種があり,本体材料の設計及び加工法の違いがある。1種は,
通常,本体材料をゴム又はプラスチック引布で製造し,接着又は高周波溶着で加工する。2種
は,ポリオレフィン系織布で製造し,熱風融着で加工する。
3.1.3
クロススタンダード形(standard-duty reusable flexible intermediate bulk container)
充・排出回数を数回又は1年を限度として使用するように設計したコンテナ。
なお,この分類に該当するコンテナは,破損したものを使用したり,修理したりしてはならない。ただ
し,取外し可能な内装袋(内袋)の交換,及びベルトなどの部品の交換は,修理とはみなさない。
3.1.4
クロスシングル形(single-trip flexible intermediate bulk container)
充を一回しか行わないことを意図して設計したコンテナ。
3.1.5
コンテナの形式(FIBC type)

――――― [JIS Z 1651 pdf 5] ―――――

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JIS Z 1651:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 21898:2004(MOD)

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