JIS Z 2307:2017 放射線透過試験用複線形像質計による像の不鮮鋭度の決定

JIS Z 2307:2017 規格概要

この規格 Z2307は、放射線透過画像の像の不鮮鋭度を決定する方法について規定。

JISZ2307 規格全文情報

規格番号
JIS Z2307 
規格名称
放射線透過試験用複線形像質計による像の不鮮鋭度の決定
規格名称英語訳
Determination of the image unsharpness value using duplex wire-type image quality indicators
制定年月日
2017年4月20日
最新改正日
2017年4月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 19232-5:2013(MOD)
国際規格分類

ICS

19.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
溶接 I(基本) 2021, 溶接 II(製品) 2021, 非破壊検査 2020
改訂:履歴
2017-04-20 制定
ページ
JIS Z 2307:2017 PDF [7]
                                                                                   Z 2307 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 複線形像質計・・・・[2]
  •  4.1 形状,寸法及び構造並びに線対の材質・・・・[2]
  •  4.2 線対の番号,対応する像の不鮮鋭度,針金の径及び針金と針金との間隔並びにそれらの径及び間隔の許容差・・・・[2]
  •  4.3 記号表示・・・・[3]
  •  5 像の不鮮鋭度の決定・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[4]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 2307 pdf 1] ―――――

Z 2307 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本非破壊検査協会(JSNDI)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 2307 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 2307 : 2017

放射線透過試験用複線形像質計による像の不鮮鋭度の決定

Determination of the image unsharpness value using duplex wire-type image quality indicators

序文

  この規格は,2013年に第2版として発行されたISO 19232-5を基とし,我が国の実情を反映し,技術的
内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,放射線透過画像の像の不鮮鋭度を決定する方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 19232-5:2013,Non-destructive testing−Image quality of radiographs−Part 5: Determination of
the image unsharpness value using duplex wire-type image quality indicators(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
3.1
複線形像質計(duplex wire-type image quality indicator)
像の不鮮鋭度を評価するために用いられる,高密度の金属で作られた線対の系列から成る像質計。
3.2
像の不鮮鋭度(image unsharpness value)
透過画像の識別性に影響する因子。分離して識別できない最小の線対の番号で表す。
注記 像の不鮮鋭度に対応する線対の番号は,表1を参照。

――――― [JIS Z 2307 pdf 3] ―――――

2
Z 2307 : 2017

4 複線形像質計

4.1 形状,寸法及び構造並びに線対の材質

  複線形像質計は,図1に示すように透けて見える固形の樹脂のホルダーに13組の線対からなる系列を埋
め込んだ構造とする。それぞれの線対は,円形断面をもった同径の針金で構成する。D1D3の線対(表1
参照)の材質はタングステンとし,その他の線対は白金とする。
寸法は,図1による。
単位 mm
A : 識別できる記号の表示される領域
B : 固形の樹脂のホルダー
C : 線対(最も太い針金径の対をD1とし,小さい対をD13とする。)
d : 針金の径及び針金と針金との間隔
図1−複線形像質計の形状,寸法及び構造
4.2 線対の番号,対応する像の不鮮鋭度,針金の径及び針金と針金との間隔並びにそれらの径及び間隔
の許容差
線対の番号,対応する像の不鮮鋭度,針金の径及び針金と針金との間隔並びにそれらの径及び間隔の許
容差は,表1による。

――――― [JIS Z 2307 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 2307 : 2017
表1−線対の番号,対応する像の不鮮鋭度,針金の径及び針金と針金との間隔並びにそれらの径
及び間隔の許容差
単位 mm
線対の番号 対応する 針金の径及び 針金の径及び
像の不鮮鋭度 針金と針金との間隔 針金と針金との間隔の
u d 許容差
D13 0.10 0.050
D12 0.13 0.063
D11 0.16 0.080 ±0.005
D10 0.20 0.100
D9 0.26 0.130
D8 0.32 0.160
D7 0.40 0.200
D6 0.50 0.250 ±0.01
D5 0.64 0.320
D4 0.80 0.400
D3 1.00 0.500
D2 1.26 0.630 ±0.02
D1 1.60 0.800

4.3 記号表示

  複線形像質計は,識別できる記号が表示された像質計を使用する(図1参照)。
なお,像質計の番号に限っては,表示する領域を図1の表示領域に限定しない。

5 像の不鮮鋭度の決定

  像質計による像の不鮮鋭度の決定方法は,次による。
a) 複線形像質計は,JIS Z 2306に規定する針金形透過度計,有孔形透過度計又は有孔階段形透過度計と
ともに使用することが望ましい。
なお,検出器固有の不鮮鋭度を測定する場合は,複線形像質計だけを直接,検出器の上に配置する。
b) 複線形像質計の配置は,試験対象物の線源側とし,放射線束の中心軸にできるだけ直角とする。
c) 複線形像質計の像の評価は,デジタルラジオグラフィのプロファイル機能又はフィルム上では4倍ま
での拡大鏡によって行う。
d) 線対で2本の離れた針金の像から,隙間のない1本の状態となっている線対のうち像の最も大きい線
対を分離識別できない上限とする。デジタルラジオグラフィの場合,プロファイル機能を使用し,二
つのピークの大きさに対するディップが20 %以下となる最初の線対とする。対応する針金(像)の径
及び針金と針金との間隔(図1及び表1参照)をdとした場合,その値は像の基本空間分解能とみな
すことができ,像の不鮮鋭度の値(u)は2dで与える。
注記 複線形像質計は,像の不鮮鋭度だけに関わるもので,針金形透過度計,有孔形透過度計又は
有孔階段形透過度計の代用とはならない。

――――― [JIS Z 2307 pdf 5] ―――――

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JIS Z 2307:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19232-5:2013(MOD)

JIS Z 2307:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 2307:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ2300:2009
非破壊試験用語
JISZ2300:2020
非破壊試験用語
JISZ2306:2015
放射線透過試験用透過度計