JIS Z 2340:2002 目視基準ゲージを用いた浸透探傷試験及び磁粉探傷試験の目視観察条件の確認方法

JIS Z 2340:2002 規格概要

この規格 Z2340は、目視基準ゲージを用いてPT又はMTにおいて得られた指示模様を直接的又は間接的に目視観察する条件を確認する方法について規定。

JISZ2340 規格全文情報

規格番号
JIS Z2340 
規格名称
目視基準ゲージを用いた浸透探傷試験及び磁粉探傷試験の目視観察条件の確認方法
規格名称英語訳
Confirmation method of calibration by visual calibration gauge on magnetic particle and liquid penetrant testing
制定年月日
2002年3月20日
最新改正日
2016年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

19.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
熱処理 2020, 非破壊検査 2020
改訂:履歴
2002-03-20 制定日, 2007-01-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS Z 2340:2002 PDF [9]
Z 2340 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本非破壊検査協会 (JSNDI) /財
団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。

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――――― [JIS Z 2340 pdf 1] ―――――

                                                                                   Z 2340 : 2002

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 一般事項・・・・[2]
  •  5. 観察・・・・[2]
  •  5.1 目視基準ゲージ・・・・[2]
  •  5.2 観察面の状況・・・・[3]
  •  5.3 目視基準ゲージを用いての観察条件の確認・・・・[3]
  •  6. 再観察・・・・[5]
  •  7. 記録・・・・[5]
  •  8. 判定基準・・・・[5]

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――――― [JIS Z 2340 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 2340 : 2002

目視基準ゲージを用いた浸透探傷試験及び磁粉探傷試験の目視観察条件の確認方法

Confirmation method of calibration by visual calibration gauge on magnetic particle and liquid penetrant testing

序文

 この規格は,目視基準ゲージを用いた浸透探傷試験(以下,PTという。)及び磁粉探傷試験(以下,
MTという。)での目視観察条件の確認方法について規定する。

1. 適用範囲

 この規格は,目視基準ゲージを用いてPT又はMTにおいて得られた指示模様を直接的又
は間接的に目視観察する条件を確認する方法について規定する。JIS Z 2343-1の8.6(観察)又はJIS G 0565
の8.6(磁粉模様の観察)に替えてこの規格を適用してもよい。
なお,この規格の適用,試験の具体的内容及び評価については,試験発注者と受注者との間で取り決め
るものとする。また,あらかじめ仕様書,規格など(以下,仕様書などという。)で目視観察条件が指定さ
れている場合は,それによることができる。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2343-1 非破壊試験−浸透探傷試験−第1部 : 一般通則 : 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の
分類
JIS Z 2343-2 非破壊試験−浸透探傷試験−第2部 : 浸透探傷剤の試験
JIS Z 2343-3 非破壊試験−浸透探傷試験−第3部 : 対比試験片
JIS Z 2343-4 非破壊試験−浸透探傷試験−第4部 : 装置
JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示

3. 定義

 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
a) 直接目視 被検査面を直接的に肉眼で観察する方法及び鏡,拡大鏡などの光学機器を用いて観察する
方法。
b) 間接目視 CCD,TVカメラなどの画像機器を用いて被検査面を間接的に観察する方法。
c) 目視基準ゲージ 目視で必要とする分解能を確認するため,類似する色調を用いたラインペアを透明
な素材に印刷した基準ゲージ。
d) ラインペア 明度の異なる一対の線条の組合せ。

――――― [JIS Z 2340 pdf 3] ―――――

2
Z 2340 : 2002
e) ラインペア値 分解能を表す一方法として使われる数値で,1mm当たりのラインペアの数で表される
値。1LP/mmを例として黒線の幅を計算すると,図1のように0.5mm [1mm/ (1.0×2) ] となる。
図1 1LP/mmを例とした黒線の幅

4. 一般事項

 目視観察時の一般事項は,次による。
a) 必要とするラインペアが識別できる観察明るさ,観察距離及び観察速度において分解能を確認し,同
一条件において目視観察を行う。
b) 分解能を確認するラインペアの指示は,きず指示模様と類似する色調とする。

5. 観察

5.1 目視基準ゲージ

a) 目視基準ゲージの具備すべき条件
1) 分解能の識別用として,必要とするラインペアをもっていること。
2) ラインペアの表本色は,染色(赤色)PTの場合,赤色浸透液と類似する色調[JIS Z 8721に規定す
る色票(以下,JIS色票という。) : 1R4/14又はマンセル色票 : 1R4/14]の赤色とする。PT及びMT
で蛍光探傷剤を使用する場合,使用する紫外線照射装置(ブラックライト)は320400nmの近紫
外線を通すフィルタをもつものであって,この波長によって蛍光探傷剤と類似する蛍光色(波長 :
540±30nm)を発光するものでなければならない。MTで黒色磁粉を使用する場合,磁粉と類似す
る色調(JIS色票 : N1又はマンセル色票 : N1)の黒色とする。MTで灰色磁粉を使用する場合,磁
粉と類似する色調(JIS色票 : N5.5又はマンセル色票 : N5.5)の灰色とする。
3) 目視基準ゲージは透明な素材とし,染色(赤色)PTの場合,現像剤の白色の色調が目視基準ゲージ
を通して確認できなければならない。また,蛍光MT,蛍光PT,黒色MT及び灰色MTの場合,目
視基準ゲージを通して金属の表面色などが確認できなければならない。
4) 目視基準ゲージには,1mmピッチのスケール目盛をもたなければならない。
b) 目視基準ゲージの寸法・形状 図2に大型目視基準ゲージを,図3に小型目視基準ゲージを示す。
1) 染色(赤色)PT用
− 大型目視基準ゲージ(呼称 : RD・V-1) (Red・Visual-1)
− 小型目視基準ゲージ(呼称 : RD・V-2) (Red・Visual-2)
2) 蛍光PT及び蛍光MT用
− 大型目視基準ゲージ(呼称 : FL・V-1) (Fluorescent・Visual-1)
− 小型目視基準ゲージ(呼称 : FL・V-2) (Fluorescent・Visual-2)
3) 黒色MT用
− 大型目視基準ゲージ(呼称 : BK・V-1) (Black・Visual-1)

――――― [JIS Z 2340 pdf 4] ―――――

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Z 2340 : 2002
− 小型目視基準ゲージ(呼称 : BK・V-2) (Black・Visual-2)
4) 灰色MT用
− 大型目視基準ゲージ(呼称 : GY・V-1) (Gray・Visual-1)
− 小型目視基準ゲージ(呼称 : GY・V-2) (Gray・Visual-2)
c) 目視基準ゲージの退色確認及び廃棄 目視基準ゲージに印刷されたインクの赤色,黒色,蛍光の緑色
及び灰色は紫外線の影響や時間経過とともに退色するため,使用に際してそん色のないことを色見本
と比較して確認しなければならない。
1) 染色(赤色)PT用目視基準ゲージ(呼称 : RD・V-1及びRD・V-2)の退色確認方法 JIS色票 (1R4/14),
マンセル色票 (1R4/14) 又は相当色の色見本の上に目視基準ゲージを置き,色調を比較し,類似す
る色調とみなされることを確認しなければならない。暴露試験の結果,3年間有効(使用時間を30
分/日として算出)であるが,有効期間が過ぎても色見本と比較して類似する色調であれば使用し
てもよい。
2) 蛍光PT及び蛍光MT用目視基準ゲージ(呼称 : FL・V-1及びFL・V-2)の退色確認方法 紫外線強
度1 000 圀一 視基準ゲージのラインペア指示が確認できなければならない。暴露試験の結果,
3年間有効(使用時間を30分/日として算出)であるが,有効期間が過ぎてもJIS色票 (4G5.5/10.5),
マンセル色票 (4G5.5/10.5) 又は相当色の色見本と比較して類似する蛍光色であれば使用してもよ
い。
3) 黒色MT用目視基準ゲージ(呼称 : BK・V-1及びBK・V-2)の退色確認方法 JIS色票 (N1),マン
セル色票 (N1) 又は相当色の色見本の上に目視基準ゲージを置き,色調を比較し,類似する色調と
みなされることを確認しなければならない。暴露試験の結果,3年間有効(使用時間を30分/日と
して算出)であるが,有効期間が過ぎても色見本と比較して類似する色調であれば使用してもよい。
4) 灰色MT用目視基準ゲージ(呼称 : GL・V-1及びGL・V-2)の退色確認方法 JIS色票 (N5.5),マン
セル色票 (N5.5) 又は相当色の色見本の上に目視基準ゲージを置き,色調を比較し,類似する色調
とみなされることを確認しなければならない。3年間有効(使用時間を30分/日として算出)であ
るが,有効期間が過ぎても色見本と比較して類似する色調であれば使用してもよい。

5.2 観察面の状況

 PTの場合,JIS Z 2343-1,JIS Z 2343-2,JIS Z 2343-3及びJIS Z 2343-4によって試
験を行い,適正な指示模様が作成されていなければならない。MTの場合,JIS G 0565によって試験を行
い,適正な指示模様が作成されていなければならない。

5.3 目視基準ゲージを用いての観察条件の確認

a) 直接目視観察 目視観察に際して,市販の解像力チャート又は5.1に示すPT及びMT用の目視基準ゲ
ージを観察面に置き,必要とするラインペア値の線条群中の各線が分離して確認できる最適目視観察
条件(観察明るさ,観察距離,観察速度)で指示模様の観察を行う。必要とするラインペア値は,表
1から選択し,試験発注者と受注者との問で取り決めることができる。

――――― [JIS Z 2340 pdf 5] ―――――

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JIS Z 2340:2002の関連規格と引用規格一覧