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Z 2343-2 : 2017 (ISO 3452-2 : 2013)
6.20 水分含有量
6.20.1 試験方法
方法A及び方法Eの浸透液並びに方法Dの乳化剤の原液の水分含有量は,定められた手順によって正
確に測定しなければならない。手順の参考例は“参考文献”に記載されている。
6.20.2 要求事項
水ベースでない浸透液の水分含有量は,5 %(体積分率)未満でなければならない。水ベース浸透液の
水分含有量は,探傷剤製造業者の仕様書の規定に合致していなければならない。
水ベース乳化剤の水分含有量は,5 %未満でなければならない。
7 包装及びラベル表示
包装及びラベル表示は,全ての適用される規制などに基づかなければならない。容器は探傷剤に対して
有害であってはならない。容器には,関連文書及び使用日時のトレーサビリティを保証するためロット番
号を表示しなければならない。
――――― [JIS Z 2343-2 pdf 21] ―――――
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Z 2343-2 : 2017 (ISO 3452-2 : 2013)
附属書A
(規定)
蛍光光度の比較
A.1 装置
A.1.1 蛍光光度計 ろ紙試験片(A.2参照)の保持及び試料室の内部の遮光ができるとともに,波長365 nm
±10 nmを励起できる機能があり,CIE 1)応答曲線と同様な応答特性のあるセンサを備えたもの。
注1) IEは国際照明委員会の略称。
A.1.2 ガラス製器具 50 mLビーカに4 %の溶液を正確に調整するのに適したピペット及びメスシリンダ
ー。
A.1.3 適正な吸湿性のあるろ紙 例えば,ワットマン(R)No.4 2)のような非蛍光のろ紙で2 cm×2 cm又
は蛍光光度計に適した寸法に切断したもの(A.1.1参照)。これらのろ紙は,使用するまでデシケータ内で
乾燥しておかなければならない(A.1.5参照)。
注2) ワットマン(R)No.4は,市販されている適正な製品の実例である。この情報はこの規格使用
者の便宜のため提供されたものであり,当該製品を保証するものではない。
A.1.4 ろ紙乾燥用スタンド ろ紙試験片を垂直に保持するための“わに口クリップ”又は類似品などを取
り付けたもの。
A.1.5 デシケータ A.1.4で説明したろ紙の保管に適したもの。
A.1.6 乾燥剤 A.1.5で説明したデシケータ内で使用できるシリカゲルなど。
A.1.7 有機溶剤 浸透液とよく混ざり,素早く乾く100 %揮発性,非蛍光で水分を含まないもの。
A.2 ろ紙試験片の作製
A.2.1 適切な有機溶剤を用いて,試験用浸透液及び標準浸透液の4.0 %の溶液を別々に正確に計量する。
A.2.2 各有機溶剤は試験用と標準用とを別個のビーカに注入し,それぞれに1回に1枚ずつ5枚のろ紙試
験片を入れそれぞれを5秒間浸せきする。
A.2.3 各ろ紙試験片を乾燥させるためにデシケータ内で約5分間“わに口クリップ”又は類似品にろ紙試
験片をつるす。
A.3 蛍光光度測定
蛍光光度計は,安定させた後に装置のゼロ点調整を行う。さらに,サンプル保持器に1枚ずつろ紙試験
片を入れる。遮光蓋を閉め,蛍光光度計内で試験片を発光させ蛍光光度を測定する。
A.4 計算
A.4.1 5枚の標準試験片の測定値の平均(S)を計算する。
A.4.2 5枚の試験用試験片の測定値の平均(T)を計算する。
A.4.3 試験対象の蛍光光度=(T/S)×100 %
――――― [JIS Z 2343-2 pdf 22] ―――――
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Z 2343-2 : 2017 (ISO 3452-2 : 2013)
附属書B
(参考)
蛍光浸透指示模様の視認性を決めるための装置
B.1 装置の構成
装置は,左右45度方向から試験片の表面にA領域紫外線を照射できるテーブルから構成されている。
浸透指示模様を適切な解像力で再現できるビデオカメラを使用することができる。カメラは,波長450
650 nmの可視光に対して十分な感度があればよい。
B.2 画像処理
浸透指示模様の画像は,パーソナルコンピュータを通して画像処理システムに入力される。試験片の対
象領域において指定いき(閾)値以上の輝度は明暗階調として,主要項目(連続性,長さ)が表示される。
B.3 評価基準
基準浸透液と供試用浸透液の相対比較には,対象とする浸透指示模様の視認性を比較する。これには浸
透指示模様の長さ又は蛍光光度を比較する。基準浸透液と供試用浸透液とを同じ割れを用いて比較する場
合には,同じ条件で続いて実施しなければならない。同等の一対の試験片を使用する場合には,同時に処
理し,浸透指示模様を比較しなければならない。
――――― [JIS Z 2343-2 pdf 23] ―――――
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Z 2343-2 : 2017 (ISO 3452-2 : 2013)
参考文献
[1] ISO 760,Determination of water−Karl Fischer method (General method)
[2] ISO 6296,Petroleum products−Determination of water−Potentiometric Karl Fischer titration method
[3] ISO 10336,Crude petroleum−Determination of water−Potentiometric Karl Fischer titration method
[4] ISO 10337,Crude petroleum−Determination of water−Coulometric Karl Fischer titration method
[5] ISO 12937:2000,Petroleum products−Determination of water−Coulometric Karl Fischer titration method
[6] EN 10204,Metallic products−Types of inspection documents
[7] EN 13267,Surface active agents−Determination of water content−Karl Fischer method
[8] JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2342:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
JIS Z 2343-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISQ17025:2018
- 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
- JISQ9001:2015
- 品質マネジメントシステム―要求事項
- JISZ2305:2013
- 非破壊試験技術者の資格及び認証
- JISZ2323:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験及び磁粉探傷試験―観察条件
- JISZ2343-1:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
- JISZ2343-3:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第3部:対比試験片
- JISZ2343-5:2012
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第5部:50℃を超える温度での浸透探傷試験
- JISZ2343-6:2012
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第6部:10℃より低い温度での浸透探傷試験