JIS Z 3316:2017 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼のティグ溶接用ソリッド溶加棒及びソリッドワイヤ | ページ 5

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Z 3316 : 2017
JB.8 再試験
再試験は,次による。
a) いずれかの試験結果が,その規定に適合しなかった場合には,適合しなかった全ての試験について倍
数の試験を行い,いずれの結果もその規定に適合しなければならない。
なお,分析試験において,当初の試験結果が規定に適合した成分は,再試験を行わなくてもよい。
再試験のための試験片は,当初の試験材の残材から採取するか,新たな試験板を用いて作製した試験
材から採取する。
b) 試験片の作製から試験の実施を通して正規の手続がなされていない試験は,試験の進行状況又は結果
のいかんにかかわらず無効とする。無効となった試験は,正規の手続に従って繰り返さなければなら
ない。ただし,この場合は,倍数の再試験を行わなくてもよい。
JB.9 技術的受渡条件
製品の技術的受渡条件は,ISO 544及びISO 14344による。
JB.10 分類記号の表示
溶加材の分類記号は,次の例に示す原則に従って表示しなければならない。
例1 マグ溶接及びミグ溶接(G)の溶着金属が,耐力620 MPa(62)以上,−60 ℃(6)でのシャ
ルピー吸収エネルギーの平均値47 J以上で,混合ガスシールド(M)でソリッドワイヤ
Mn4Ni1Moを使用した場合は,次のように表示する。
ISO 16834-A-G 62 6 M Mn4Ni1Mo
表JB.3でMn4Ni1Moの化学成分条件に対応するソリッドワイヤは,次のように表示する。
ISO 16834-A-G Mn4Ni1Mo
ここに,
ISO 16834-A : 耐力及びシャルピー吸収エネルギー47 Jによって分類する規格番号
G : マグ溶接及びミグ溶接用のソリッドワイヤ及び/又は溶着金属の記号(JB.4.1参照)
62 : 引張特性の記号(表JB.1参照)
6 : 衝撃特性の記号(表JB.2参照)
M : シールドガスの種類の記号(JB.4.4参照)
Mn4Ni1Mo : ソリッドワイヤの化学成分の記号(表JB.3−溶加材の化学成分 参照)
例2 ティグ溶接(W)の溶着金属が,耐力550 MPa(55)以上,−60 ℃(6)でのシャルピー吸収
エネルギーの平均値47 J以上で,アルゴンシールドにて溶加材Mn4Ni1Moを使用し,決められ
た溶接後熱処理(T)を実施した場合は,次のように表示する。
ISO 16834-A-W 55 6 Mn4Ni1Mo T
表JB.3でMn4Ni1Moの化学成分条件に対応するソリッドワイヤ又はソリッド溶加棒は,次
のように表示する。
ISO 16834-A-W Mn4Ni1Mo
ここに,
ISO 16834-A : 耐力及びシャルピー吸収エネルギー47 Jによって分類する規格番号
W : ティグ溶接用のソリッドワイヤ,ソリッド溶加棒及び/又は溶着金属の記号(JB.4.1
参照)

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55 : 引張特性の記号(表JB.1参照)
6 : 衝撃特性の記号(表JB.2参照)
Mn4Ni1Mo : ソリッドワイヤ又はソリッド溶加棒の化学成分の記号(表JB.3−溶加材の化
学成分 参照)
T : 溶接後熱処理ありの記号(JB.4.6参照)

――――― [JIS Z 3316 pdf 22] ―――――

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附属書JC
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
ISO 636:2015,Welding consumables−Rods, wires and deposits for tungsten inert gas
JIS Z 3316:2017 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼のティグ溶接用ソリッド溶加棒及
びソリッドワイヤ welding of non-alloy and fine-grain steels−Classification
ISO 16834:2012,Welding consumables−Wire electrodes, wires, rods and deposits for gas
shielded arc welding of high strength steels−Classification
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 ISO 636 1 System A及びSystem B 削除 JISは,System Bを採用して規定し対応国際規格では,System A及び
ISO 16834 について規定 た。 /又はSystem Bを使用できる。
耐候性鋼用並びにマグ溶接及びミ
グ溶接用は,別のJISで対応する。
3 用語及び JIS G 0203,JIS Z − − 追加 JISでは,専門用語及び定義の規格
定義 3001-1及びJIS Z を引用した。
3001-2を引用
4 種類及び ISO 636 3 溶着金属の機械的性質 追加 JISでは,引張特性の記号35並び 日本市場の実情に合わせ追加し
記号の付け ISO 16834 と溶加材の化学成分と 削除 に化学成分の記号10及びN3M2J た。
方 の組合せを規定 削除は,1の(V)欄に記載
を追加し,耐候性鋼用の成分を削除
した。
ISO 636 4.4 溶加材の化学成分の記 変更 JISでは,ISO 16834に合わせて, 日本市場の実情に合わせた。
号を規定 先頭の“W”を削除した。
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(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
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規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 番号 の評価
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5 品質 5.1 溶加材の寸法及ISO 636 8 追加
寸法,許容差及び製品の JISでは,ISO 544にない寸法のス 日本市場の実情に合わせた。
びその許容差並び ISO 16834 状態についてISO 544 プールを規定している。
に製品の状態 を引用
5.2 溶加材の化学成ISO 636 4.4 溶加材の化学成分を規 追加 JISでは,化学成分の記号10及び 1の(V)欄及び4の(V)欄に記
分 ISO 16834 4.5 定 削除 N3M2Jを追加し,耐候性鋼用の成 載
分を削除した。
表2 ISO 636 4.4 追加 JISでは,規定していない成分を検技術的差異はない。
ISO 16834 4.5 出した際の処置を明記した。また,
めっきの銅についての処置を記載
した。
5.3 溶着金属の機械ISO 636 4.2 溶着金属の引張特性を 追加 JISでは,引張特性の記号35を追 日本市場の実情に合わせた。
的性質 ISO 16834 4.2 規定 加した。
6 試験方法 6.2 溶加材の分析試ISO 636 6 適切な方法であればよ 選択 JISでは,選択できる適切な方法とJISでは国内で使用されている方
験 ISO 16834 いが,疑義ある場合は確 法を規定した。
して,JIS G 0320,JIS G 0321に規
立され公開されている 定されている方法とした。
方法とすると規定 技術的な差異はない。
製品と変わらない成分は,製造工程
上流で検査する方法を選択できる
とした。
6.3 溶着金属の引張ISO 636 5 溶着金属と異なる成分 変更 JISでは,JIS Z 3111を引用し,バ技術的な差異はない。
試験及び衝撃試験 ISO 16834 の試験板は,2層以上の タリングの厚さを3 mm以上と追加
バタリングを行って使 している。
用してもよいと規定
c) 試験板の形状及 ISO 636 5 試験板は,ISO 15792-1変更 JISでは,ISO 16834に合わせて, 日本市場の実情に合わせた。
び寸法 の記号1.3と規定 記号1.1と規定した。
ISO 636 5 溶接方法は,ISO 15792追加 JISでは,表5において試験板の種 日本市場の実情に合わせた。
ISO 16834 -1によると規定 類を指定し,適切な種類がない場合
の処置を記載した。
溶接条件を規定 追加 JISでは,表7において1.6 mmφの 日本市場の実情に合わせた。
溶接条件を追加した。

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Z 3316 : 2017
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
8 製品の呼 ISO 636 9 追加
径及び長さ,又は径及び JISでは,径及び長さ,又は径及び日本市場の実情に合わせた。
び方 ISO 16834 質量を含む場合の呼び 質量を含む場合の呼び方も規定し
方の規定はない。 た。
9 表示 8 一致
10 包装 一致
11 検査証 検査証明書を規定 一致
明書
附属書JA JISでは附属書(参 ISO 636 本体でSystem Aを規定 対応国際規格では,System A及び
(参考) 考)とした。 /又はSystem Bを使用できると
附属書JB ISO 16834 あり,System Bを規定し,System A
(参考) を参考とした。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 636:2015,ISO 16834:2012,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS Z 3316:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16834:2012(MOD)
  • ISO 636:2015(MOD)

JIS Z 3316:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3316:2017の関連規格と引用規格一覧